さて、ゲネプロへ・・・なのですが、
ここでひとつ、説明をさせて下さい。
今回の公演のキャスティングが、
ちょっと珍しいほど、複雑なものだったんです。
私も、経験したことがありませんし、
あんまり観たこともないんじゃないかなぁ。
3種類、あったんです。
まず、普通のシングルキャスト。
同じ役で、ずっと出演します。
それから、普通のダブルキャスト。
A・B両チームに分かれて、
どちらかにしか出演しません。
今回、女子は、1人を除いて、全員ダブルでした。
そして、もうひとつ、
2役、というのがあったんですね~。
つまり、AチームとBチームで、
役が変わるという。
これがですねぇ、
かなりややこしいんですが、
面白い現象も生み出しました。
2役になったキャストは2組。
1組は、出ずっぱりの主役・恭平と、チョイ役のガードマン。
この話は、こちらでもけっこう語りました。
・・・が、
この2人は、取っ組み合いをするんですね。
それがどういうことか、というと、
どっちも主役の恭平であり、
どっちもガードマンであるわけで。
ここに絡むのが、ダブルで叔母さん役の私たち。
いや、いつものメンバーなら、
慣れてるから、いいんですけど・・・、
一度、稽古で、
私がAチームの叔母さんの代役を、
やったことがあったんです。
ということは、
・・・どうなるかというと、
いつもガードマン役で絡んでいるみつるくんに、
「叔母さん」
と呼びかけられ、
(え?なんで?)
と、一瞬きょとん。
(あ、このチームでは、彼が恭平なんだ)
と思い直しながらも、
いつもの癖で、つい、
自分のチームの恭平である太郎くんに、
恭平のセリフをかけてしまう。
でも、彼はこのときはガードマン。
(うわ、違った!)
などとやってるうちに、
関係性がごじゃごじゃに
まぁ、代役だから仕方なかったけど、
それに、全員ジャージ姿だったから、
衣裳で判断できなかったんだけど、
同じ顔で、役だけ反対って、
こんなに混乱すると思いませんでした
そしてもう1組が、
草野球チーム・イールスの清次と、
老人の息子、政伸。
「通し稽古ラスト」のところにも書きましたが、
これがまた、陰と陽の極端な2役だったんです。
(つづく)
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