岐阜県北方町の西順寺はちょっと変わったお寺でした!
西順寺は西暦1260年に創建された岐阜の古寺ですが・・・・・
このモダンな建物が本堂と気付くまでかなり時間が掛かりました。
建物の正面に掲げてあるプレートの文字を読んで・・・・・
「本当かよ??」の思いでした!!
更には・・・・「時の太鼓」という看板に???
「時の太鼓」の説明版をじっくり読んでやっとやっとな~るほど・・・と思えました!
北方町の初代領主、旗本五千石の戸田内蔵助光賢は元禄10年(西暦1697年)に五代将軍
徳川綱吉の御前で見事な馬術を披露したことから恩賞として「時の太鼓」の使用・冠木門の
設置・鮫鞘の3間槍の使用を将軍より直々に賜り許されたそうです。
以来、西順寺の「時の太鼓」は明治維新まで約170年間、町に響く太鼓の音で刻を
明け六つから暮れ六つまで知らせ続けたそうです。
太鼓は直径90㎝、胴回り約330㎝、胴長さ約115㎝の大太鼓で現在は6月10日の
時の記念日にだけ関係者が裃に正装して昔ながらに太鼓を打っているそうです。
鐘楼と梵鐘を見て・・・・やっぱりお寺さんだと思いました!
境内を眺めるとサツキの丸刈りや石庭がきれいに整えられていました。
モダンな今風の建物の本堂に入ってご本尊を拝みたくもなりました!