イスタンブールからトロイ遺跡に向かう途中で
ちょっと変わった日本では有り得ない事がありました!
高層ビルに高速道路が整備された大都市イスタンブールの郊外
朝、道路脇の至る所で大勢の人が立っています???
知り合いの車とか安価な乗り合いバスを待っているようですが
ちゃんとしたバス停でもない処で不確定、不効率な行動に疑問
が湧いたままです・・・・
ダーダネルス海峡を渡るフェリー乗り場での公衆電話が
カモメの形をしていて愛嬌たっぷりでした!
日本ではお目に掛かれない光景でした
イスタンブールからバスで五時間半の移動でチャナッカレに到着
更に30分ほど走ってトロイ遺跡のあるトロイアに着きました!
世界文化遺産でギリシャ神話に登場する都市遺跡はドイツの
ハインリッヒ・シュリーマンにより1870年から3年を要して
発掘された遺跡です
遺跡の入口には神話を元に複製された「トロイの木馬」があり
ギリシャの詩人ホメロスが書き残した叙事詩「イリアス」に書
かれたトロイ戦争とトロイの木馬が最も有名になっています
叙事詩「イリアス」によるとトロイは王妃ヘレネをめぐって
ギリシャと10年に及ぶ戦争(トロイ戦争)となり、トロイの木馬
の計略により一夜にして没落した伝説の都と云われています
ローマ時代には様々な儀式が行なわれた場所で
井戸のようなものは生贄の血を貯めていたと云われ
この時代には生贄の風習や文化があったようです
オリーブの木が茂り、古代の大理石が敷き詰められていました
遺跡は第一市から第九市まで九段の層になっていて第一市は
紀元前3000年頃の初期青銅器時代のもので第九市は紀元前
350年頃のローマ時代に築かれたとされています
「トロイの跡 丘に染み付く戦士の涙 九たび興り九たび滅びぬ」
と詠まれてもいます
トロイは初期の集落から古代ローマ時代まで約3000年の間に
9度起こり、9度滅んだと云われ9層の遺跡が見られますが
なぜ10回目の復興が成されなかったのか?
なぜトロイ人はギリシャと戦い敗れて世界に
散って行ってしまったのか?
その訳が知りたいと思った遺跡拝観でした