さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

トルコの奇岩地帯カッパドキア

2018年04月07日 | 旅行

     コンヤの街で博物館観光した後、

バスはカッパドキアへと向かいました! 

 途中、車窓から「トルコの富士山」と呼ばれている

ハッサン山(3268m)が見えました!

(現地ガイドの説明を聞き間違えているかも・・・)

 トルコの「洞窟の家」

ホテルも警察署も民家もみんな岩で出来た住居が立ち並び

その中で一軒の洞窟民家を訪問して来ました!

 

 洞窟の中は奥様が編んだトルコ絨毯がびっしり敷かれて部屋

の中は年間を通じほぼ一定の温度が保たれて快適に過ごせます

しかし上下水道に難があり昔は遠くまで水くみに行ったそうで

トルコ紅茶の熱い熱い「チャイ」を頂きながらの楽しいひと時

を過ごせれました!

 ホテルに向かう途中、ライトアップされた洞窟住居が

幻想的で初めて観た光景でした!

カッパドキアで二泊した洞窟ホテル

ホテルにチェックインする前、ツアー客同士でジャンケンを 

して部屋決めするという風変わりな事をしました!

 洞窟の中に入り込んだ各部屋はそれぞれに部屋の間取りや内装が

全く異なり良し悪しの喧嘩を避けるためのジャンケンでした!

この添乗員の粋な計らいでいろんな部屋を見て廻る事が出来て

ツアー客同士の距離感が一気に縮まったグッドアイデアでした!

         

世界遺産のカッパドキアは奇岩地帯と呼ばれ、柔らかい地層と

硬い地層が重なり合い、侵食し合った結果、出来たキノコのよ

うな形をした不思議な巨岩が乱立する地域のことです

 「スリーシスターズ」 (三姉妹の岩) 

「パシャバー」 (しめじ岩) 

「らくだ岩」

「ギョレメの谷」

 4世紀頃、キリスト教の修道士達が掘り出した洞窟協会や

修道院跡があり、修道士たちにとって外敵から身を守り

信仰を続けながら生活する貴重な地域であったそうです

   

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内陸のコンヤで博物館めぐり

2018年04月05日 | 旅行

  温泉保養地のパムッカレから更に内陸へと

進んでコンヤという街に向かいました! 

 パムッカレを離れる時、かつてはトルコ観光の

目玉でもあった熱気球に出会いました

 日本の約二倍の広さの国土を持つトルコは

広々として解放感豊かな感じがしました

 延々と続く小麦畑・・・

バスが30~40分走っても同じ景色が続きました

「コンヤという街」

 トルコ内陸の主要都市で人口規模でトルコ第6の都市です

高層ビルが立ち並び、街の中を電車も走り、若い人が多い

活気ある街にみえました

 イスラム教徒独特の女性の服装姿が目立つようになりました

 「メヴラーナ博物館」

 イスラム教神秘主義のメヴラーナ教団の総本山で始祖の

メヴラーナの霊廟でもあり、熱心な教徒たちが思い思いに

真剣な祈りを捧げている姿がみられました

家族でお墓参りに来ている中で若い息子が年老いた両親を

連れて霊廟を案内する姿もありました  この光景を見て

日本の長野善光寺、高野山奥之院、比叡山延暦寺のような

聖地にお参りに来ているかの思いがしました

 館内は13世紀の装飾を基調に美しい天井や壁に目が奪われます 

外観ではトルコ石で出来た青い屋根が印象に残りました

 

メヴラーナは宗教を問わず人間として仲良くすべきと説き、人助けや

奉仕の心は惜しまずにと説いたことで広く国民から尊敬されている

指導者と聞き多くの人々が訪れる理由が解ったような気がしました

 

         

 そしてバスで同じ景色の中をまたまた走り続けました

 「インジェミナーレ博物館」

1267年に出来たイスラム教の神学校の建物で現在は彫刻の

博物館になっています  インジェ(細い)+ミナーレ(塔)と

名前が付けられたそうです   でもその細い塔は落雷で焼け

落ちて今は観ることが出来ませんでした

             

人助けや奉仕の心は惜しむことなく、流れる川のように・・・

情け深さと優しさは、太陽のように・・・

他人の落ち度や秘密には、夜のように・・・

苛立ちや怒りには、死人のように・・・

慎み深さには、大地のように・・・

寛大な心は、海のように・・・・

メヴラーナの霊廟を巡って教えられた気持ちの持ち方の数々は

日本の仏教の教えに通じるものがあり、なるほどと納得しつつ

バスに乗り込み次の観光地へと向かいました

  

 


 

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トルコの温泉地は世界遺産です

2018年04月04日 | 旅行

     トルコの温泉地パムッカレは世界遺産でもあり

ローマ時代の温泉郷が遺跡にもなっていました!

バスがパムッカレに入ると一部だけ真っ白な丘が見えて

目の錯覚かと思いました! 

パムッカレとはトルコ語で「綿の宮殿」という意味で

昔から良質な綿花の一大産地でもあったそうです

 白いのは綿でも雪でも氷でもなく温泉成分の石灰が沈殿して

純白の棚田のような景観を創り出しているのです

弱酸性の雨水が大地に浸透し、炭酸カルシウム(石灰)を含んだ

地下水が地熱で温められ地表に湧き出て温泉となり、その温泉

が石灰華段丘を創り純白の棚田の景観を創り出したのです

流れ出る温泉に足を付けて足湯をしっかり楽しんで来ました!

この温泉は動脈硬化、皮膚病など様々な病気に効くそうです

         

パレッカレ石灰棚の段丘の上には「ヒエラポリス遺跡」と

いうローマ帝国時代の温泉保養地の遺跡がありました 

劇場や大浴場などがあった温泉郷は

1354年の大地震で完全廃墟と化したそうです 

 ヒエラポリスは紀元前190年にベルガモン王国の都市として

建設された古代都市ですがローマ帝国に征服された以後は

温泉保養地として多くの人が集まり繁栄を極めたそうです

トルコ共和国を訪ねて知った事ですが、トルコは日本と

同様に火山国で随所に温泉が湧き出るそうです

 温泉を下方の町に供給する水路が残っていました

今で云う温泉のパイプラインでしょうか

 パレッカレとヒエラポリスの丘からは

あの伝説の「アララット山」が望めました!

 アララット山は標高5165mもあってトルコ最高峰の山で

旧約聖書に記された有名な伝説上の「ノアの箱舟」が辿り

着いたとされる神秘の山と云われています

     

 

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トルコの世界遺産「エフェソス」

2018年04月03日 | 旅行

  三年前に登録されたばかりの新しい

トルコの世界遺産「エフェソス」を観て来ました!!

 エフェソスは旧約聖書にも登場する古代都市のことです

 古代ローマ遺跡の中でも随一の美しさを誇り、最も栄えたローマ

時代の建物が2000年以上も経った今に姿を見せてくれています

 世界最大級と云われる古代都市の遺跡は未だ30%ほどの発掘で

まだまだ多くの建物が山の中に埋もれているそうです

大理石で出来た石畳の道路には所々に滑り止めの

工夫がされていました!

「メミウスの碑」 

 「ニケのレリーフ」

勝利の女神と云われてスポーツブランドのナイキの会社名の

由来になったそうです ナイキ=NIKE(ニケ)

 「クレテス通り」

なだらかな下り坂で景色も良く遺跡の大きさに驚きました!

 「トラヤヌスの泉」

西暦102年頃に建てられて

皇帝トラヤヌスに捧げられた泉だそうです

 「モザイク装飾された道路」

「ハドリアヌス神殿」 

 「セルシウス図書館」

 西暦117年に建設された大理石造りの図書館は10,000冊以上の

蔵書があったと云われ、アレキサンドリア、ベルガモンと並び

世界三大図書館の一つです

 「大劇場」

25,000人も収容可能な大劇場は音響効果が抜群でした!

現在も実際にコンサート会場として利用されており、たまたま

一人の男性がカンツォーネを声量たっぷりに歌っていました

歌の上手さは別にして音響効果の素晴らしさには感心しました! 

 約2000年以上も昔にこれほどの建造物がよく造れたものと思い

つつ、イタリヤのボンペイ遺跡やエジプトのカルナック神殿や

ルクソール神殿等々と比べてもエフェソスの古代都市遺跡の規模

の大きさには大変驚き、トルコにも凄い凄~い遺跡があることを

知り、世界遺産にも登録されたことを嬉しく思えました!

    

 

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世界遺産の中で子育ての「鸛」

2018年04月02日 | 旅行

  トルコで三番目に大きな都市のイズミールと

世界遺産のアルテミス神殿跡を観光して来ました!

 エーゲ海に面した港湾都市のイズミール

トルコで三番目に大きな都市のイズミール 

 イスタンブールの次にイズミールを訪れましたがトルコには

セブンやローソンのようなコンビニが全くありませんでした

代わりに屋台でキヨスク風の小さな店が少しありました

 「コナック広場」

エーゲ海の海辺にある広場で大きな建物は市役所です

 街のシンボルの「時計台」でドイツ皇帝から

贈られた時計をモニュメントにした時計台です

「コナック・モスク」

時計台の脇にあって1748年に建てられた小さな

可愛らしいモスクでした! 

エーゲ海に面した公園は遊覧船も就航していて

鳩がたくさんいる市民の憩いの広場でした! 

次はエフェソスの世界遺産を観光しました! 

 「アルテミス神殿跡」

 「セルチュク城砦」

 アヤスルクの丘に石とレンガで築かれた城跡は14世紀の

東ローマ帝国時代に築かれ16世紀のオスマン帝国時代まで

使用されたと伝わっています

 その神殿跡の石柱のてっぺんに何と鸛(コウノトリ)が

巣を造って子育ての真っ最中でした!

      

 

 

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