東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

指導方針~瓢箪山教場~

2016-01-23 18:28:42 | 瓢箪山教場
 当教場は「珠算」教室ですが、「珠算」だけを教える教室ではありません。

 「珠算」以外に指導している内容と、指導をしている意味をお話します。

 ① パソコンを使った四則計算の演習。

 ご家庭でも、計算の練習は簡単にできます。計算ドリルの類は数多販売されています。小学校低学年(3年の夏休み開始まで)に四則計算の基礎を徹底的に固めておくことは、4年生以降の算数で躓かないために最重要なことです。
 そして学校の現場では「100ます計算」がわりと行われています。これは11ます×11ますの方眼紙の左縦一列と、上の横一列に0~9の数字を書き込み、縦横ぶつかったますについて、指定された計算をするというものです。(100ます計算でネット検索すれば簡単にわかります)
 この「100ます計算」。致命的な弱点があります。それは「やっている時を観察しておかないと、計算力が身についていないのに、好タイムで満点を出せてしまう」ということなんです。

 なぜか? たしざんでしたら、まず「+0」の列を計算します。次に「+1」の列を計算します。次に「+2」の列を計算する。としていくと、1列前の答えに「1をたす」だけで、すべての列が計算で来てしまいます。これでは「+1」の計算しかうまくなりません。プリント指導教室の中には(全部ではありませんが)授業参観などでよい成績を出してもらうために、生徒たちに「こうすると早く100点が取れるよ!」とこのやり方を教えている方もいるようです。

 これでは、真の計算力は育ちませんよね。こんなやり方を指導するとは本当にびっくりです。パソコンの計算では、出題は完全ランダムです。しかも間違いの履歴が残りますから、1から順番に答えを押していてもわかってしまいます。また、パソコンの画面上で行う計算練習は、紙の計算よりもゲーム感覚が若干あるようで、生徒たちは楽しんで頑張ってくれています。無味乾燥な計算練習がちょっと楽しいのも、パソコンでの計算練習のよさではないでしょうか?

 長くなりそうなので、この指導内容の紹介、シリーズ化します!
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