東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

そろばんの夏休みが終わって

2012-08-24 23:53:59 | そろばんに関する中身
 そろばんの夏休みが終わって1週間がたちました。

 例年、休み明けの授業では、特に初歩の生徒がわからなくなっていることが多いんですが、今年は少なかったように感じます。そしてそうした生徒には共通点がありました。

その1 夏休みチャレンジ(各学年ごとに出している、古文。銘文の暗誦課題)をクリアしているか、挑戦中であること

その2 毎日の課題であるわりざんマスター(余りのある割り算を休むことなく毎日こなすという課題)をさぼっていないということ

その3 学校の夏休みの宿題はほぼすべて終わっているということ

 こうやって書いてみると、毎日の積み重ねがきちんとできている生徒は、そろばんも学力も伸びていく。という当たり前のことが改めて浮き彫りになりました。

 「そろばんだけできたって、計算がはやくなるだけでしょ」とか、「そろばんは直接的には学力には寄与しない」なんて考えている保護者の皆様には、ぜひ見ていただきたい子供たちの伸びです。
 そして「そろばんと勉強はあんまり関係ない」と思っている子供たちも、自分の伸びに驚いている節があります。

 子供たちの能力の伸びは、私たち指導者が引き出すのではありません。あくまでもそのきっかけを与え、そして手助けをしているにすぎません。最終的には、ご家庭のご協力が絶対に必要になります。
 こどもたちは、どんな小さな山でも超えたときに認めてもらえると、自然と次へ向かう活力があふれでてくるものです。そしてその「認め」は、私たちではなくご家庭でしていただくものに勝るものはありません。

 今日、6年生とお話をするなかで、うれしいことを聞きました。6年生の夏休みチャレンジは「日本格憲法前文」なんです。これをつまることなく一発でクリアした生徒に「家で褒められた?」と聞くと、「うん、お母さん泣きそうになっとった!」ですって!!
なんてすばらしい褒め方なんでしょうか!。体全体でうれしさを表現していただきました。この言葉をしゃべるときの、本人のドヤ顔は、素晴らしいものでした。子供たちの自信や・前に進む力はこうして育つんだと改めて確信しました。

 気楽に、省エネでお子様を伸ばす方法なんてない!。私はこう考えています。しんどくても、泥臭くても目の前のことから一歩ずつ前に進む。今の教育にはそんな昭和の臭いが必要なのかもしれませんね。
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