東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

懇談をさせていただいて気付くこと~オススメすることの難しさ~

2022-03-16 10:44:21 | 日記
 最近空きテナントに新しい飲食店が開店することが増えてきているように感じます。新しい飲食店はほぼすべてと言っていいくらいに持ち帰り需要に対応しておられます。とはいえ、持ち帰り時の味がお店で出来立てを飲食した味と同じかと言われると難しいものがあります。

 持ち帰りの味がそのお店の味のすべてだと思うと、そのお店の本当の味を知ることなく足が遠のくことになってしまうと思います。つまり、本来の味を知っていただく前に評判だけが独り歩きしてしまう可能性があるわけです。もちろん、できる限りの味を提供されているとは思うのですが。

 5年も前に私はこんなブログを書いています。風評というものはその発信元が特定できることが大切だと書きましたが、もう一つ「どのような状況でその情報を手に入れたのか?」を確認することはとても大切です。

 よくない風評が流れているときに、(もちろん云われなき誹謗中傷である場合は断固として抗議すべきですが)その風評がなぜ流れているかをよく考えねばなりません。自分自身の言動がもとでそうなっていないのか?ということです。私の耳に入ってくるのはとくに習い事・学習塾の関係が多いんですね。私がブログやTwitterで発信することは基本的に「複数の情報源から同じ中身が聞こえてきたとき」と「当事者から『直接』その事実を聞いた時」に限定しています。あとはチラシやホームページなどで当事者が発信している場合もありますが、これは当事者がオープンにしている中身ですから問題ないと思っています。

 私はあくまで事実ベースでのお話をしています。習い事・学習塾について、昔はオススメしていたのに今はオススメしていないことは少なくありません。その習い事・学習塾の取り組みが昔と今とでは大きく異なっている場合があります。その変化が「私にとって」オススメできないものである場合は、オススメすることを辞めてしまいます。ただし、その取り組み(生徒にとって明らかな害悪であれば別ですが)を否定することはありません。だから「オススメを辞める」だけのことです。

 もちろん、ダメな言動や取り組みが確認できれば否定することもないわけではありません。どんな場合かの具定例を挙げておきます。

・授業中生徒に「こんなんもわからんの?死んだらええねん」と言い放つ
・おたくのお子さん頭おかしいので(←ホントにこう言われたそうです)うちの塾辞めてくださいと言う
・今月で塾辞めたいんですけど→今月分のお月謝は納入されてますか→はい→じゃあ今日から来なくていいです。と電話で言い放つ
・数年間で取り組み(方針)が何度も変わる
・塾を辞める生徒に「うち辞めたら成績下がる一方やで」と言い放つ
・懇談に来た保護者に「〇〇さんにどう接すればいいのか分かりません」と言い放つ
・志望校の難易度を下げた途端に塩対応になる

 などなどはさすがに私は問題だと思うので、懇談で具体的な習い事・学習塾のお名前が出た時に「こういう事実は確認しています。あとは実際に見て、責任者と直接お話をして保護者様がご自分で判断されるのがいいと思います」とお伝えしています。これをするのはなぜか?

 私は、私の価値観で指導をしています。当然私の価値観が受け入れがたいものであれば教室を辞めるとう選択をすることができます。そうされずに何年も継続してお子様をお預けいただき、そして懇談を数度もしていただくということは、価値観が(少なくとも)遠いわけではない。こう考えるので、私の価値観に基づいた情報をお伝えするわけです。
 ただし難しいのは、この事実が「レアケース」である場合があるということです。これ自体は事実だけれど、普段はこんなことがないということもあります。またこんなことをしてしまった後に猛省して二度としないと心を入れ替えておられるかもしれません。だから「直接ご自身でご確認をしてください」とお願いするわけです。

 飲食店の味も、習い事も学習塾も。最終的にはご自身のご判断を尊重すべきですよという、なんとも当たり障りのないブログになってしまいました。
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