東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

愛のあるメッセージ

2013-01-11 00:48:07 | 日記
 先日ネットでちょっと愛のあるお母さんから息子への手紙を見つけました。早く紹介しようと思っていたのですが、忙しさにかまけて更新を怠っている間に日本テレビの朝の情報番組「スッキリ」でも取り上げられたようです。

 そのお手紙とは、クリスマスプレゼントにと、13歳の息子に「アイフォン」を買い与えたお母さんが息子に与えた使用契約書です。
 ブロゴスというサイトで、このお手紙が紹介されていたのでURLを貼っておきますね

http://blogos.com/article/53423/?axis=g:0


 このお手紙から感じられるのは、お母さんのあふれんばかりの愛情です。そしてアメリカはよく「自己責任主義の国」と言われます。お母さんが社会人への階段を一歩ずつ登る息子に対して、社会への扉を開ける義務をきちんと果たしながら、息子に社会へ巣立つ準備をさせていることがわかります。

 私は、子供に携帯電話を持たせることには否定的な考えです。それは、携帯電話は簡単に外界とつながるのに対して、子供たちの持つ知識が物事の善し悪しが判断できないほどあまりにも脆弱だからです。その結果として陰湿ないじめにつながったり、時には犯罪に巻き込まれることもあります。そんな危険なツールを簡単に持たせることには私は躊躇してしまいます。

 しかしながら、このお手紙は「アイフォンを持つ権利」と、「自分で責任を取れない子供が親の言うことに従う義務」が表裏一体の関係であることを実に明確に書いています。そして、お母さんがわが子を信頼しながら、ゆっくりと社会の大海原へと航海を始めるきっかけにしようとしている姿が手に取るようにわかります。

 このお手紙を読んだ息子さんの反応までは分かりませんが、きちんとこの契約を守ってくれることだと思います。

 子供に携帯電話を与えることはたくさんの問題点をはらんでいます。

 ・ ゲームと同じで、自分自身で使用にブレーキをかけることが難しい(俗に言う携帯中毒)
 ・ メールが来ると返信しないといけないという強迫観念から逃げられず、常にメールをしてしまう
 ・ ネットの世界においてのいじめ(裏掲示板など、陰湿化しています)
 ・ 顔を合わせることのない世界なので、親が気づいた時にはとんでもない交友関係になっている

 などなど、あげればキリがありません。携帯電話を持つときに約束はありませんでしたか?。そしてその約束はないがしろになっていませんか?。今一度携帯電話を使用するときの約束を文書化し、約束を破ったときは携帯電話の使用を停止する。それが、子供たちをネットの海で遭難してしまうことから守る方法のひとつなのかもしれません。

 そうですね。書いていて思いました。教室のルールも子供たちと契約書にしようかな…。と一瞬思いましたが、みんな何度かきちんとお話すればいまのところ約束をまもってくれる素敵な生徒ばかりなので、当分は今のまま楽しくやっていくことにしま~す。
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