前回の「富士山上々」でも少し書きましたが、
富士登山の後、
うちのスタッフの「zaki」さんが
登山というものにかなりハマってしまったらしく。
次の機会をチロチロと物色しているようなのです。
「筑波山に登ってみたいと思うんですよ(^ν^)地元の山なんで」
なんて、オフィスでものたまわっておりますが、
彼の山の師匠である「KU」さん同様、
「山をナメんなよぉー。チミィぃ。」
なんて言葉を返して、
もてあそんでいたりします( ̄∀ ̄)Ψケケケ......
どーも、登山というのはハマる人はビシッ!とハマっちゃうようです。
往々にして一番最初に登った時の状況や環境に
印象や気持ちが大きく左右されるとも思いますが、
それを抜いても、山には「エ」も言われぬ魅力というものがある様です。
時にそれは魔力と言ってもいいくらいのもののようでして。
ま、ハマる時はとことんハマった方が良いかと思いますけど。
そんな好きなことで学べる様なことがあれば、
それはサイコーに贅沢なコトだと思います。
登山の魅力ってなんだろう?......と、少しだけ考えてみるに、
それは「無」の自分と出会えて、
向き合うことが出来るトコロなのだろうかと、そんなふうに思います。
不思議な充足感と楽しさの根本にはソンナコトがあるのではないか?と。
雑多で複雑で混沌たる日常から距離を置いた世界で、しかも、
すぐ側にはシンプルに、
ただ命を育むコトにだけに集中している動植物の世界があって。
そのシンプルで根元的な世界と空気と風景とを肌身に感じ。見せられ。
同時に自分の命を脅かすような強大な自然の力も感じられ。
それは日常生活ではあまり感じることがない、
自らの生命の根幹や、生命体としての本能に直接差し込んでくるような力であって。
しかも、人はそんな力に対して身を守る術やモノも完全には持ち合わせていなくて。
だからこその、
自分で自分の身を守るコトの大切さも危機感も、力の無さも感じられて。
様々な考えや力が引き出しの奥深くから自然とひっぱり出されてくる......
命には水が大事なんだ。
空気って、
これが本来の空気なんだ。
一人の限界を感じる。
一人の素晴らしさも感じる。
自分の体力って、コレだけか。
持てるものって、コレだけか。
これだけあれば十分なのか。
そうか。
これでもいいんだ。
身一つ。
世界や自然との境界ってこんなにも近いのか。
自分は.......離れすぎていたのかもな......
色んなモノと。。
体も自然と鍛えられて、清められる......
削ぎ落としてるのに、何かを取り戻しているようだ。
そんな清々たる感覚や気持ちを味わったり、
発見しちゃったりなんかすると、
雑多な世界に戻った後は、余計に、
またそんなシンプルで清廉な世界に戻りたくなったりもするのでしょうか。
そして、そんな世界と感覚とは、
「魂の故郷」と似ている世界なのではないかとも思うのです。
きっと魂は知っているのです。
登山の世界が、
山の世界が、
自分の故郷とよく似ているということを。
だから、
山登りの感覚というのは魂の故郷に近づく感覚で、
里帰りの感覚。
郷愁。
山を降りた時、
魂は顕在意識にこう訴えてくるのです。
「また、故郷に帰ろうよ。ね!故郷に似たところにさ!」
きっとうちのスタッフのzakiさんにも、
魂からのそんな声が顕在意識に届いているように思えます。
もちろん本人はマッタク気づいてないと思われますが( ̄ー+ ̄)ニヤリ
素直で綺麗な心の彼は、真っ直ぐにリアクションしている様です。
彼を見ていると、そんな感じがします。
んん!?
如何にオフィスが汚れてるのか!?( ̄O ̄;)
ってコトじゃね!?
いろんな意味で。
もしかして!?
ってね(・ω・)ええ。ええ。
つい先日まで東京、銀座で開かれていた
故、星野道夫さんの没後20年、特別展「星野道夫の旅」
僕が大の星野さん好き!
という事を良く知っている漫画家の友達からお誘いをいただいて、
イソイソと一緒にお出かけしてきました。
星野さんの事は以前も
「星の道」
「星の道 2」
という記事で記していましたが、
僕の最も尊敬するカメラマンさんの一人で。
同時に山やアウトドアのエキスパートでもあります。
そんな星野さんがカメラマンとしての生涯の全てを捧げた地は、
人が「無心」に触れやすく、帰りやすくもなるような極北の地、アラスカ。
魂の世界にとても近い?そんなイメージの所。
今回、その展覧会最大の目玉として展示されていたのは、
アラスカにある星野さんの自宅から遥々、海を超え、
初めて日本に持ち込まれたという彼が長年愛用していた大切な品々。
中でも、僕の目が釘付けになってしまったのは......カヤックでした。
僕の感覚では、
ソコにはハッキリと星野さんの魂が乗っていました。
その展示室だけマッタクの異空間となっていました。
星野さんから伝わりくる様々なこと。
頭を揺らす様々な言葉......
僕の家の書棚には彼の著作が沢山揃っているのですが、
最後に、また、その中から少しだけ、
今日の記事に寄り添う星野さんの宝のような言葉を————————————
いつか友人が、この土地の暮らしについてこんなふうに言っていた。
「寒さが人の気持ちを緩かくさせる。
遠く離れていることが、人と人とを近づけるんだ。」
と。
偶然の一致に意味を見出すか、それとも一笑に付すか、
それは人間存在のもつ大切な何かに関わっていた。
その大切な何かが、たましいというものだった。
人の心は深く、そして不思議なほど浅い。
きっと、その浅さで、人は生きてゆける。
大切なことは、出発することだった。
—————————————星野道夫。
富士登山の後、
うちのスタッフの「zaki」さんが
登山というものにかなりハマってしまったらしく。
次の機会をチロチロと物色しているようなのです。
「筑波山に登ってみたいと思うんですよ(^ν^)地元の山なんで」
なんて、オフィスでものたまわっておりますが、
彼の山の師匠である「KU」さん同様、
「山をナメんなよぉー。チミィぃ。」
なんて言葉を返して、
もてあそんでいたりします( ̄∀ ̄)Ψケケケ......
どーも、登山というのはハマる人はビシッ!とハマっちゃうようです。
往々にして一番最初に登った時の状況や環境に
印象や気持ちが大きく左右されるとも思いますが、
それを抜いても、山には「エ」も言われぬ魅力というものがある様です。
時にそれは魔力と言ってもいいくらいのもののようでして。
ま、ハマる時はとことんハマった方が良いかと思いますけど。
そんな好きなことで学べる様なことがあれば、
それはサイコーに贅沢なコトだと思います。
登山の魅力ってなんだろう?......と、少しだけ考えてみるに、
それは「無」の自分と出会えて、
向き合うことが出来るトコロなのだろうかと、そんなふうに思います。
不思議な充足感と楽しさの根本にはソンナコトがあるのではないか?と。
雑多で複雑で混沌たる日常から距離を置いた世界で、しかも、
すぐ側にはシンプルに、
ただ命を育むコトにだけに集中している動植物の世界があって。
そのシンプルで根元的な世界と空気と風景とを肌身に感じ。見せられ。
同時に自分の命を脅かすような強大な自然の力も感じられ。
それは日常生活ではあまり感じることがない、
自らの生命の根幹や、生命体としての本能に直接差し込んでくるような力であって。
しかも、人はそんな力に対して身を守る術やモノも完全には持ち合わせていなくて。
だからこその、
自分で自分の身を守るコトの大切さも危機感も、力の無さも感じられて。
様々な考えや力が引き出しの奥深くから自然とひっぱり出されてくる......
命には水が大事なんだ。
空気って、
これが本来の空気なんだ。
一人の限界を感じる。
一人の素晴らしさも感じる。
自分の体力って、コレだけか。
持てるものって、コレだけか。
これだけあれば十分なのか。
そうか。
これでもいいんだ。
身一つ。
世界や自然との境界ってこんなにも近いのか。
自分は.......離れすぎていたのかもな......
色んなモノと。。
体も自然と鍛えられて、清められる......
削ぎ落としてるのに、何かを取り戻しているようだ。
そんな清々たる感覚や気持ちを味わったり、
発見しちゃったりなんかすると、
雑多な世界に戻った後は、余計に、
またそんなシンプルで清廉な世界に戻りたくなったりもするのでしょうか。
そして、そんな世界と感覚とは、
「魂の故郷」と似ている世界なのではないかとも思うのです。
きっと魂は知っているのです。
登山の世界が、
山の世界が、
自分の故郷とよく似ているということを。
だから、
山登りの感覚というのは魂の故郷に近づく感覚で、
里帰りの感覚。
郷愁。
山を降りた時、
魂は顕在意識にこう訴えてくるのです。
「また、故郷に帰ろうよ。ね!故郷に似たところにさ!」
きっとうちのスタッフのzakiさんにも、
魂からのそんな声が顕在意識に届いているように思えます。
もちろん本人はマッタク気づいてないと思われますが( ̄ー+ ̄)ニヤリ
素直で綺麗な心の彼は、真っ直ぐにリアクションしている様です。
彼を見ていると、そんな感じがします。
んん!?
如何にオフィスが汚れてるのか!?( ̄O ̄;)
ってコトじゃね!?
いろんな意味で。
もしかして!?
ってね(・ω・)ええ。ええ。
つい先日まで東京、銀座で開かれていた
故、星野道夫さんの没後20年、特別展「星野道夫の旅」
僕が大の星野さん好き!
という事を良く知っている漫画家の友達からお誘いをいただいて、
イソイソと一緒にお出かけしてきました。
星野さんの事は以前も
「星の道」
「星の道 2」
という記事で記していましたが、
僕の最も尊敬するカメラマンさんの一人で。
同時に山やアウトドアのエキスパートでもあります。
そんな星野さんがカメラマンとしての生涯の全てを捧げた地は、
人が「無心」に触れやすく、帰りやすくもなるような極北の地、アラスカ。
魂の世界にとても近い?そんなイメージの所。
今回、その展覧会最大の目玉として展示されていたのは、
アラスカにある星野さんの自宅から遥々、海を超え、
初めて日本に持ち込まれたという彼が長年愛用していた大切な品々。
中でも、僕の目が釘付けになってしまったのは......カヤックでした。
僕の感覚では、
ソコにはハッキリと星野さんの魂が乗っていました。
その展示室だけマッタクの異空間となっていました。
星野さんから伝わりくる様々なこと。
頭を揺らす様々な言葉......
僕の家の書棚には彼の著作が沢山揃っているのですが、
最後に、また、その中から少しだけ、
今日の記事に寄り添う星野さんの宝のような言葉を————————————
いつか友人が、この土地の暮らしについてこんなふうに言っていた。
「寒さが人の気持ちを緩かくさせる。
遠く離れていることが、人と人とを近づけるんだ。」
と。
偶然の一致に意味を見出すか、それとも一笑に付すか、
それは人間存在のもつ大切な何かに関わっていた。
その大切な何かが、たましいというものだった。
人の心は深く、そして不思議なほど浅い。
きっと、その浅さで、人は生きてゆける。
大切なことは、出発することだった。
—————————————星野道夫。
コントラストが素晴らしくて、この人の眼は宇宙と繋がっているんだ。空は心なんだなと感じました
ゴマちゃんもイイんですよ。ゴマちゃんも。ええ。ええ。