雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

「青き炎」氷川編

2015-03-22 00:49:27 | 面白い...パワスポ寺社
「一宮=いちのみや」というのは、
古来よりその地域の中で「最も社格が高い」とされている神社のこと。
しかし、その選定に関しては、実は明確な規定は無いようです。
なので神社によっては、そこが本当に一宮なのか?どうなのか?
様々な意見の交錯や相違が今もってあるようです。
ただ、多くの場合、
実際に「一宮とされる神社」に足を運んでみると......

「ムムム......なるほどぉぉ。。。(@。@)」

と唸らされてしまう雰囲気や力!?
を感じさせられる所が多いようにも思えています。
僕の住んでいる地域の「一の宮」は、
埼玉県の「大宮」というところにある「氷川神社」となるのですが、
今年はまだ毎年行っている初詣に行けずにいて、
やっと今日、チロリと行くことができました。
写真は古い携帯電話のモノで......( ̄。 ̄;A ......
こんな感じの神社さんです......





コレは結構やばい写真ですが......(*・ω・)



ソモソモ埼玉の「大宮」という地名は、

「この大いなる宮が有る地だから......」

ということでついたワケなのですが。
もう少し記せば、
「氷川」という神社名にもちゃんとした由来があって。
実は、それは、既にココでも幾度か記して来た、
偉大なる「古代出雲国」とリンクする名前ともなるのです。
そして、この話もまた「青き炎」のシリーズとなるような話ともなるのです。

そもそも、島根県の出雲市内に「斐伊川=ひいがわ」という川があって。
その川の流れる平野地域は「斐川=ひかわ」と呼ばれていたりします。
この出雲の「斐伊川」というのは、
川底が周辺の大地より高い位置にある、
いわゆる「天井川=てんじょうがわ」と呼ばれるタイプの川で。
古代より洪水や氾濫災害で有名な川でした。

「なぜ川底が周辺の土地より高くなるのか?」

というと、源流地域で流れ込む土砂の量が
とても多いことに起因していたりするのですが、
この出雲の「斐伊川」で言えば、
古の昔より上流地域で良質の砂鉄が採れた為、
採掘で切り崩した山の土砂や砂鉄をフルイにかけた後、
その土砂等を多量に川に流し込んでいたという、
そんな状況もあったようです。
流れ込んだ多量の土砂は平野部で川底に沈み。
ドンドンと積もり重なって。
そうして川底は上がって行って、
周辺の土地より高くなっていきます。
そんなところに大雨が降れば、周囲の低い土地に即!水が溢れ出し、
浸水し......という循環にもなっていくというわけなのです。

そんな「暴れ川」を当時の最先端知識と技術を使った
工事でもって治水した人というのが、
実は「素戔嗚尊=スサノオノミコト」さんで。
言わずと知れた出雲国、そして初期日本国伝説の大王でもあります。

斐伊川はその暴れ狂う姿が
人々には頭の沢山ある蛇や龍のようにも見えたようで、
その形を例えて「ヤマタノオロチ=八股の蛇」ともされたようでも?
あります。

もしそうなら、

スサノオさんは神話の通り、

暴れ狂う八岐大蛇を退治した......

というわけです。

ただ、その斐伊川の流域にある神社や史跡をつぶさに回ってみれば、
上記もした、上流域で行われていた製鉄業で発生する
多量の赤い鉄サビなども川に流れ込んでいたようであって。
そんな鉄サビでもって、時折、

「川の水の色が真っ赤に染まった......」

なんていうこともあったようなのです。
そんなことから

「火の川=ひかわ」

と呼ばれていた様なことも想像出来てしまいますが、
古事記では「肥川=ひのかわ」という記述も見られるようです。
僕、個人としては「氷川」はこの「火の川」派でしょうか(^^)

そして、スサノオさん以前の古代出雲には
「鉄を独占していた強力な部族」
というのが確かに存在もしていたようで、

「若い娘を出せやぁ~。えーへっへ。。
クシナダちゃんがいいのぉー。おーほっほ。。」

なんて言っていたその部族の長をやっつけて、
鉄や「タタラ」と呼ばれる製鉄技術や工場を奪ったのもまた、
スサノオさんの真実ではないか?とも感じられます。
そんなスサノオさんがやっつけてしまった
「鉄」を占拠していた部族の長の名前も重ねて
「ヤマタノオロチ」としている様なフシもあります。

「ヤマタノオロチとは、
そんなダブル・ミーニング(double meaning)ではないのか......」

とも、僕は思っていたりもします。

「斐伊川=斐川=氷川」

氷川とはそんな川なのです。

埼玉県の大宮氷川神社近くを流れる川......「荒川」などを何故 ?

そんな ”ひかわ” とイメージを重ねたのか?

それに関しては、砂鉄などの鉱物資源を求め
秩父地域に移り住んできた出雲族が徐々に平地の方に降り進み。
農耕でもって住み着いて。
治水に苦労する川や湖沼周りの地に、
同じような特徴を持つ故郷の川「斐川=氷川」の名を
郷愁と愛着を込めてつけたようにも思われます。
秩父にある神社の名前や祭神名を見てみると、
そんなことを容易に想像することもできます。

関東に点在する多くの氷川神社が、
洪水の沢山あったであろう沼地や河川の流域近くに多いのも、
そんな理由に寄るのだと思いますし、何より、
その主たる祭神が出雲系の神々や、
暴れ川を抑えたと言われるスサノオさんであることからも、
そんな「斐伊川」との関連性をイメージ出来たりもします。

だから大宮氷川神社や、
関東中心に全国各地にも散らばる「氷川」の名は、
本来は「斐川」や「火川」であったと思われ。
それが後の世の政権=大和朝廷によって、
前政権のカリスマ!であった
須佐之男(スサノオ)や、
饒速日命(ニギハヤヒノミコト)の痕跡や記憶を消し去りたいがために、
文字だけをサラリと入れ替えていった......

とも思われます。
既に民衆に広く深く定着していた地名であり河川名ですから、
違和感や反発感をなるべく無くし、防ごうと、
文字だけをさりげなく入れ替えていく様な手段をとったのかもしれません。



「政治家のいつもの手口。。」



と言っても良いのか!?な、と......



僕は思っています。



そんなこんなで訪れた、今年の大宮氷川神社は、
なんだかいつもの年より力を増している!?様にも感じられ。
境内ではトテモ色々な事々に思いを馳せてしまいました。
きっと、これまで記してきた
スサノオさんにまつわる様々なことが関係しているのではないか......
ナドとも思え。
また改めて天地統合の世紀や、
そんな時代への更なる加速を感じてしまいました。
なんだか勇気を貰える様な出来事も幾つかあって、
改めての深い感謝を捧げつつ、

「また明日から頑張っていかねばなんねーど......」

と、強く思わされた次第なのです。(^^)



出雲市の西方、日本海にほど近いところにある「神西湖=かんざいこ」
古(いにしえ)の出雲国、神話世界にトリップしてしまいそうな原風景。
なんだか......僕には「安らぎ」みたいなものを
感じられる地であったりもします (*´ー`)

暴れ川「斐伊川」は、
近年更なる治水工事で河口を日本海から宍道湖に変えられてしまいましたが、
元は、この神西湖の辺りからその流れを幾重にも......
八股に?分けながら
海に注いでいました。
その流域近くには今でも葦(あし)が沢山生い繁る沼や湿地が多く。
「記紀神話=ききしんわ」で神々が降り立った地として記される
「葦原中津国=あしはらなかつくに」という地名をも彷彿させます。

大宮氷川神社の周りも昔はこんな感じだったのではないでしょうか......

ンンン???

斐伊川より先に氷川!?の可能性は!?

んんん???


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4 コメント

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ゆきさんへ。 (amenouzmet)
2015-04-17 01:12:11
(^ω^)
返信する
 (ゆき)
2015-04-16 22:21:14
ありがとうございます^^
納得です。

スサノオさんというより、
きっと古代神や自然神のご神気が、自分好みのご神気で、日頃は鈍い感覚も、
「とにかく(?)何か良いものだ」
と反応して、同じに感じたのだと思います。
或いはどちらも古来からの、お社としての配置の形式などが、周囲の環境も含め、よい状態で今も尚続いて残されている所があって、
私はそこを同じと感じたのかもしれません。

記事のお写真の青い光、キレイですね。
スサノオさん。。
青といえば青色の埼玉西武ライオンズ。
まさか。。
^^

「鏡の池」私も念を落としました
龍神さんに、申し訳ないです!
奈良の明日香村の岡寺も、
自分好みのご神気が奥の院に漂っていて、大好きでして。。
龍と関わりがあるそうなのですが、こちらの龍は封じ込められているとの事で、龍は皆神様と思いこんでいた私は、
龍さん封じ込めちゃっていいの?
とハラハラした気持ちでいます。

こっちの世界もあっちの世界も、わからないことだらけです;

長文を失礼しました。

ありがとうございました。
レス不要です^^*
返信する
ゆきさんへ。 (amenouzmet)
2015-04-16 02:14:18
初めまして!(^^)
ねーさんの!所からですか。
ありがとうございます。
姪浜は素晴らしい所ですよね。うらやますぃ!

そうですね。確かにどちらも似てますね。
スサノオさんというよりどちらも多くの古代神や自然神の強い気が漂っている......という所が似ていると感じさせるのでしょうか。

「鏡の池」の方は龍神さんの気がとても強い様にも思います。
池とあの「場」に落とされる多くの人の願いゴトの念があまりに強く、多くありすぎて龍さんもカナリ辛い思いをされている様にも感じます。。

その辺りが山野辺と少し違うのでしょうか。

僕的にはそんな感じでしょうか(^^)
返信する
初めまして (ゆき)
2015-04-15 22:11:42
初めまして。
M子さんのブログからお邪魔しております。
ゆきと申します。

「青き炎」をはじめ記事1つ1つが奥が深く、
私などは理解に追いつかず、
このままROMさせて頂くつもりでしたが、
「小戸大神宮=おどだいじんぐう」、
自分がつい数年前にこの辺(姪浜)に
住んでいたこともあり、記事をみてカキコせずに
いられなくなってしまいました^^

いろいろな神社へ行かれてて、M子さんの
ブログでは、ニギハヤヒ様とご縁のお方との事で、
M子さんともどもああ自分のような庶民とは
ほど遠い方なのだ と感じていますが、
個人的に私が神社仏閣の中で一番大好きな
「石上神宮」「長谷寺」の記事をみて、
また興奮してしまっています!

「石上神宮」から山の辺の道へ向う所の森林と、
島根の「八重垣神社」奥の院(鏡の池の所)
のご神気は、ほぼ同じだと私は直感で感じたのですが、
amenouzmetさま、Iさま的にはいかがかな
と想いまして。。
距離は離れてのになぜなのかが不思議で。

やはり、須佐様系列の「何か」があるかな と。

突然の書き込みを失礼しました。
また、お邪魔させてきます^^

それでは
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