雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

定義徒然

2024-02-15 00:00:21 | 美味い...パワスポ寺社
杜の都(もりのみやこ)仙台の街中から
車を走らせること50分ほど。
待ち受けるのは「定義とうふ店」さんの誇る逸品さん♪



三角定義あぶらあげ(さんかくじょうぎあぶらあげ)。
お店の公式サイトでは
「定義三角あぶらげ」
とも記されておりやす。



かの食いしん坊、
サンドイッチマンの伊達みきおさんにして

「死ぬ前に食べるなら、ここの三角揚げ」

と言わしめるほどの油揚げさん。
カロリーゼロ。
天下一品とわこのことっす。
ええ。ええ。



美味しさこの上無し。
お好みでかけるこのだし醤油と
七味唐辛子さんも特別な感じでして。
ヤバイっす。



少々マニア向けのお話をすれば、
油揚げにお醤油をかける前に、
こんな風に箸でつついて沢山穴をあけると良いんス。
つんつん......と。
つんつん......



こうすると分厚い油揚げの中の方にまで
しっかりと醤油が染みるのです。
美味しくなるんス。
マストな作業なんす。
ええ。ええ。
と、そんな定義とうふ店さんは
「定義さん(じょうぎさん)」と呼ばれる寺院さんの
参道にあるのですが、
参道沿いには他にも美味しいものが並んでおりまする。
玉コンニャクさんとか。



名物の味噌おにぎりさんとか。
お米は「ひとめぼれ」で味噌は秘伝のみそ!
とのことで。
にゃにも裏切らないっす。



参道はこんな感じ。



「定義さん(じょうぎさん)」の正式名称は
「浄土宗極楽山西方寺」と言うのだそうです。
流石に貴族系武士、平家の里寺。
全体的にどこか高貴で気品を感じられます。
山門も見事。





むかーし、むかし。源平合戦の世。
壇ノ浦(だんのうら)の戦いで源氏に敗れ、
源氏の追討を逃れながら遥か東北にやってきた平家一族の
平貞能(たいらのさだよし)さんは、
一族の宝物である阿弥陀如来さんの描かれた掛け軸を守りながら
この地に隠れ住むことを決意。
その際、世隠れの為に名前を
「定義(さだよし)」
と改めたのだそうです。
それで、その後、
この地は「定義(じょうぎ)」と呼ばれるようになり、
宝軸の阿弥陀如来さんは
「定義如来(じょうぎにょらい)」
と呼ばれるようになったとのこと。
寺院はそんな貞義(さだよし=定義)さんが亡くなった後、
家臣達がお墓の上に小さなお堂を建てたのが最初で。
その後、お寺へと発展していったのだそうです。
いわば

「平家の隠れ寺」

といったところでしょうか。
賢者が隠居地に選んでしまうほど
とても豊かな地にあるお寺さん。

コチラは、
そのお寺の元となった貞能さんの墓陵の上の御堂。
御廟貞能堂。









誰でも鐘を突くことが出来る鐘楼堂も好印象。



大本堂の方はこんな感じ。









五重塔では日輪と貞能さんの御言葉を?
いただきました。(^^)





池のほとりにはお茶所や展示室などがあります。





とても静かで豊かな地。
地理風水的にも間違いなく龍穴。
流石、貞能さん。
土地を見る知識も力も持っていたのだろうなぁ、と。



最後に、
五重塔の前で日輪越しに貞能さんから頂いた言葉を
ポンチキがてら!?残しておきます。
スマホにメモをしていたもので、
一字一句正確なものではないのですが、
だいたいこんな感じ......
ということで御許しくださいませ。(^^)



———————私は負けたのではない。
逃げてもいない。
ただ、一心に、
どんなことがあろうとも、
自分が大切にしているモノを守り通そうとしたのだ。

戦いとは大切なモノを守るための行為だ。

何かを守るための戦いに勝ち負けなどないのだ。

逃げるとか、
負けるとか、
そういった言葉は大きな間違いだ。
逃げることも戦うことだ。
逃げることで守れるものがあれば、
それは勝利と言っても良いものではないか。

勝とうが負けようが、
守り通すことが大切なのだ。

戦いとは、
戦うために戦うのではない。
戦いのための戦いなど、戦いではない。
ただの暴力だ。

大切なものを護るために戦うのだ。
護るものは人によりさまざまなものがあろう。
自分を守るため。
家族や住居を守るため。
愛する人や信じることや様々なもの。
国であったり自然や動物達であったりもするであろう。
何かを護るための戦いに勝ち負けなどないのだ—————


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