雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

大祓

2020-06-19 00:01:11 | 勇気
「いやー、、、今、あちこちを旅してまちて。
プラプラと。ええ。
なので、身なりはこんな感じで。ズタボロで。
ちょっとホームレス!?な雰囲気もあるんすけど、
ほんとーわ!
けっこーいいヤツなんですの。アチキ。ええ。
働き盛りで。体も強いし。ええ。ええ。
なので、一晩だけでいいのでこちらに泊めてもらえませんかね?
長旅で、かなりヘロッちゃってるんす。なう。
なんとか。一晩だけでも。
この辺ではあなた様のお家が一番大きくて、
お金持ちさんだとも聞いていますので、どーか、
なんとか、お願いしたく......」



と、その旅人は、
そのエリアで一番裕福そうな家の男に一夜の宿のお願いをしました。
————————この国の、むかーし、むかしの物語。
そして、宿のお願いをされたその家の男は......



「いや!なに言ってんのさ!
うちはビンボーなんだよ!ムリムリ!そんなの。
他をあたってくれ!」



と、嘘をつき、旅人の願いを断ります。



「こまったなぁ......嘘までつかれちゃったわぁ......あ!?
アソコの小さな家はどうかな!?
この辺で一番貧しそうな感じもするけど......
泊めてくれるかなぁ......どーかなぁ......」



と、今度は、その貧しそうな家の主人に相談してみると、



「どうぞどうぞ(^^)
うちは小さくて、汚くて、何のおもてなしも出来ませんが......
ゆっくりしていってください。
粟(あわ)しかありませんが、これでよければ食べてお休みください」

「ええ!?マジっすか!
ありがたいっすぅぅぅぅーーーーっ!
助かったっすぅぅーーっ!」



翌日。
その旅人は、心を込めて尽くしてくれた貧しい家の主人に、
お礼のシルシに、と、不思議な「珠(タマ)」を渡します。



「いやー、、、食事まで頂いちゃって。
本当にありがとうございます。
コレ、かなりイケてるタマなんすけど、
お礼として受け取ってくださいまし......
このタマを持っているとお金持ちになっちゃったりするんす。
ええ。ええ。マジっす。
心優しい人にしかその力は発揮されないんすけど。
ソコ、ポイントで。
でも、あなた様なら大丈夫。是非とも。ええ。
あ!!!
あと!
これから、この辺り一帯にとんでもねー疫病が流行るっす。
予言しちゃうっす。
なので、茅(かや)を輪にして、家の戸口に飾っとくと良いっす。
その茅の輪(ちのわ)のある家だけは疫病にかからないっす。
是非とも!そうしておくんなさいまし。
そんな感じで!
とにかく!
色々とありがとうございました!
また旅の帰りにでも寄ってみるっすーぅ♪
今度は8人の子供も連れてくるっすー(^^)」



その後、その旅人が言った通り、
その辺り一帯にはひどい疫病(えきびょう)が流行り、
多くの人が亡くなってしまいました。
しかし、旅人にもてなしをしたその男の家族や、男が事情を話し、
男の言うとおりに家の戸口に「茅の輪(ちのわ)」を
飾っていた人々だけは助かりました。
しかも、その後、その男はアレよアレよと豊かな暮らしが出来るようになり。
子々孫々まで栄えることが出来ました。

そんな、
心やさしき幸運の男の名は「蘇民将来(そみんしょうらい)」

旅人を追い返し、
不幸になってしまったという男の名は「巨旦将来(こたんしょうらい)」
実は、蘇民将来の兄。

そして、一夜の宿を頼んだ旅人とは「武塔神(むとうしん)」
別名、牛頭天王(ごすてんのう)。スサノオノミコト。須佐男。素戔嗚......
この国を最初にまとめあげた偉大なる大王。神。



毎年、6月30日に全国の神社の境内などに設置される
「茅の輪(ちのわ)」
上の写真は、京都の貴船神社さんのものですが、
その茅の輪には上記した様な民間伝承があります。
伝承の元は備後国風土記(びんごのくにふどき)のようなのですが、
日本神道では、

「大祓(おおはらえ、おおはらい)」

と呼ばれる儀式の1つとなってもいて、
天下万民の罪穢(つみけがれ)を祓う(はらう)
という意味で行われるもののようです。
エリアによっては、伝承を元に、軒先に「蘇民将来」と書いた
木札と茅(かや)飾りをつけるような所もありますが、
それも上に記した様な伝承に基づいています。
伝承は土地土地によって色々なバリエーションもあるようで、
茅の輪でなく、茅の芽だとか、菖蒲の葉だとか。
茅の輪の話でなく、珠(タマ、玉)の話であったり。その両方だったり。
旅人は再び蘇民将来の家に立ち寄った......なんて話だったり。
疫病でなく、旅人が悪い人達を皆殺しにした.......なんて話だったり。
まぁ、色々の様です。
なので、最初に記したお話は、勿論!
最大公約数的なアレンジを効かせたモノとなりますので、
イイ加減な文体も含めて、そこだけはお許しをいただき。
ポイントとしては話の「筋」や「本質」の部分でしょうか。
興味の湧いた!?方は、
様々な文献や伝承を当たってみても面白いかも?しれません(^^)

コロナウイルスに関しては各所で「アマビエ(あまびヱ)」
なる妖怪の話が持ち上がっていたりもしますが、
この国における疫病の神とは、本来、スサノオさんです。
トップです。
アマビエさんもひれ伏します!?遣われてます!?
以前、記した「観察者効果」という記事にあるように、
コロナに関しては、神々は最初、静観の様子でした。
が、その後はスサノオさんを中心に、
沢山の神々が強く動いてくれたような感じでして......
この国のウイルス被害を最小限に食い止めてくれている様に感じます。

となると。

6月30日。

大祓(おおはらい)の日というのがコロナ禍の転換点ではないかと。

この辺のフィールドにめっぽう強い、
スーパー神職の「Mさん」もそう申しておりますし。

「普通の年はともかく、今年は茅の輪くぐっといたほうがいいですよー。
ウチの神社特製の茅の輪も送っちゃいますので、待っててくださーい。
今年は家にも掛とくとよいかとー(^^)」

とか、言われちゃったり。
是非!送ってくださいませぇーーーー、と。ええ。



「21日の夏至(げし)が転換点です。
今年は部分日食も重なりますし。
夏至に日食が重なるのは372年ぶりなので......」



なんて。そんなことも一部サイバーズの間で飛び交っている?
という話も聞くのですが......
うーーーーーんんんん......
それって、毎年、普通に転換点だと思われます......が......ね。
大自然の。
本来の、太陽と地球の正しき暦(こよみ)ですし。
なので、
特殊案件のコロナ禍とは直接の関係は無いであろうとも推察され。
もし、この国の神様が動いてくれていたのだとしたら......
やはり、大祓(おおはらえ)だろうなぁ.......と。
夏越の祓(なごしのはらい)。
蘇民将来。
聖書における過越祭(すぎこしさい)。
祇園祭(ぎおんまつり)。
的な。
ええ。
夏至の日食は露払い。
なので僕さん。
6月30日には、ハードな動きをしてくれていた、
スサノオさんを筆頭とする古代神の皆様への感謝を捧げてみようかと。
近くの神社で茅の輪をシッカリとくぐっておこうかと。
個人的にはそんな感じなのです。
「茅の輪」の力もいただきつつ、6月の末までもう少し!
なんとか頑張りたく(^^)☆



八海山。
新潟のお酒なのですが、濁酒と共に、なぜか!?
スサノオさんはこのお酒がお好きの様でして。
大吟醸とか、純米吟醸とか、種類も沢山ありますが、ここぞ!守って!
......なんていう、危ないところに行く時とかは、結構、
スサノオさんを頼って持っていっちゃったりもします。はいー。(^^)


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コメント (24)
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