世の中の動きをあきらかに

人の動きは、海のように・・暖流と寒流、強いものと弱いもの。

中国、基軸通貨国の狙い=無限の資金源を獲得

2010-05-06 23:04:58 | 指定なし
基軸通貨国。
ただ単に、経済の中心国家、というイメージだけではない。

現在米国のドルが、為替レートの中心、交換の単位になっていて、
米ドルなくして、外貨準備なくして貿易ができない、というだけではない。
実は、機軸通貨国はお金が不足したとき、
単純に印刷するだけで、外国との貿易につかえる、という最大の特権がある。

もちろん、流通紙幣の量が多くなれば、だんだん紙幣の価値はその分減少する。
でも、米国はこれをやってきて、赤字を解消してきた。

もし、中国が基軸通貨国になったら、これだけではとどまらない。
今までのやり方を見ると、資本主義を強引に利用して、経済を発展させてきた。
自由経済、株式、為替。地下・海底資源の買占め・占領から、世界支配へ。

たとえば、まだ経済が小さいとき、輸入関税100%だった。
先進国は将来の中国の可能性を見て、100%関税でもかまわず、輸出した。
早い話が、100%だから、国は支払った金額と同じ金額の外貨を得ている。
プラスマイナス=0。損してない。

日本から、中国へ出て行った企業。最初は優遇されたが、何年かして技術を中国人が習得したころ、
給料上げてくれとか、工業団地の税金を上げるとか、
できなければ契約違反だとかいわれて、締め出された日本企業。

基軸通貨国とは、紙幣印刷可能。中国に無限の資金力を与えることになる。

外国の企業の株価操作、買収は簡単だ。
日本の国家予算が120兆なら、赤字国債を全部買って、突然売りますよ、と言えばいい。
国債暴落、国家経済破綻だ。
それを回避しようとするなら、中国のいいなりになるしかない。

米国はそこまではやらない。自由主義、民主主義の国だ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿