脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

炎症を引き起こすタンパク質「MCP-1」

2012年03月07日 | 情報

3月7日

NHKニュース (ニュースの動画が見られます。)

 以下NHKニュースより

『ストレスが、

炎症を引き起こすタンパク質を増加させ、血液に固まりが出来やすくなるなどのメタボリックシンドロームの原因になることを、名古屋大学のグループが動物を使った実験で解明し、

ストレスに関係する病気の治療法の開発につながると期待されています。

実験を行ったのは、名古屋大学医学部の室原豊明教授と竹下享典講師らの研究グループです。


グループでは、マウスを1日2時間、狭い筒の中に入れてストレスを与えながら2週間飼育し、経過を調べました。


その結果、ストレスを与えたマウスは、炎症を引き起こす「MCPー1」というタンパク質が

正常なマウスに比べて大幅に増加し、炎症を示す反応が正常なマウスの2倍から3倍になっていました。


そして、糖尿病になりやすくなったり、血液に固まりが出来やすくなったりして、メタボリックシンドロームと同じ症状が出ていました。


一方、「MCP-1」の働きを抑える治療をすると、症状はいずれもほぼ回復したということです。


竹下講師は「ストレスが実際に病気を引き起こすことが確認できた。

ストレスが原因で病気になった場合の治療薬の開発などにつながると期待している」と話しています。

以上NHKニュースより。

__________________________

 

ニュース聞いて、ふと考えた。

脳脊髄液減少症のマウスを作ったとしても、

そのマウスが感じている不定愁訴や痛みや体調不良は、外見からわからないから、

人間がそのマウスの感じている視覚、聴覚、触覚、味覚などの異常や症状を把握して、

研究するのは難しいんだろうな・・・・と。

 

その異常を感じているであろうマウスに起っている、その異常を証明するような物質が

なんらかの検査で出てこないとダメなんだろうな・・・と。

髄液漏れのないマウスと、髄液漏れを起こしているマウスを比べて、

なにか、検査結果に差がでることでしか、

異常をとらえられないんだろうな・・・と。

 

でも、人間なら、自分の感じている異常を言葉で表現できる。

人の言葉に信ぴょう性がもてないというなら、

同時に、うつ病などの検査で使われる光トポグラフィーなどの検査など、

考えつく限りのありとあらゆる脳や人体の検査結果と比べて、

より科学的なデータを出せば、

きっと何かがわかってくると思う・・・。と

 

脳脊髄液が減った人間の脳は、それ自体が脳にとってとてつもないストレスなはずだから、

そういう視点で「脳脊髄液減少症」を研究すれば、

何かわかるような気がするんだけど・・・・。

 

脳脊髄液減少症専門医により、

脳脊髄液減少症の診断がついた患者の体を、脳外科医だけでなく、

循環器内科の医師が、徹底的に内科的視点で調べたり、詳しく聞き取り調査や、

脳外科医や精神科医と協力しながら、

脳波や、うつ病の検査に用いられるような光トポグラフィ―などを駆使して

脳脊髄液減少症という病態を研究すれば、

 

ブラッドパッチ治療前と治療後の検査結果を比較してみたりすれば、

きっと、何かわかると思うんだけど・・・・。

 

先日の

「神経の再生にかかわるSVHというたんぱく質の発見」のニュースもそうだけど、

日本中の研究者や医師が、

脳脊髄液減少症にもっと関心を持ってくださったら、

脳脊髄液減少症についての解明だけでなく、

今まで未解明だった、いろいろなことがわかってくると思うんだけど・・・・・。

 

今回のNHニュースで紹介された、

室原先生も、

竹下先生も、循環器内科の先生なんですね・・・・。

脳脊髄液減少症でも循環器内科分野の症状がでるってこと、ご存じないのかもしれないと思いました。

脳脊髄液減少症でも、

頻脈や、不整脈や、除脈や、血圧が不安定になる、異常になる、低血圧になる、

狭心症のような胸の締め付け感、心筋梗塞のような胸の痛みなど、

ご存じないんでしょうね・・・きっと・・・・

 

「ストレスによって起こる、さまざまな病気を、根幹から抑える治療法」

というなら、

「脳脊髄液が減少することに寄って起こる、さまざまな症状を、根幹から抑える治療法=

脳脊髄液減少症の治療法」の研究もしてほしいと思いました。

循環器内科の先生も、

脳脊髄液減少症にもっともっと関心を持っていただきたいと思いました。

 

また、

脳脊髄液減少症の研究班には、現在の整形外科や脳神経外科の医師だけではなく、

 

内科の医師も、精神科の医師も、参加しないと、

脳脊髄液減少症の全体像の解明は絶対にありえないと

改めて思いました。

 

現段階では、多くの医師たちが、まだ、

「脳脊髄液減少症は専門ではない自分には関係ないし、

自分が診察の中で日常的に出くわす病ではないから関係ない。」と思いこんでいるのではないでしょうか?

だとしたら、大きな誤りです。

 

すでに、それらの医師たちの前に、

「不定愁訴」「原因不明の症状をしつこく訴える患者」として、何度も何度も

脳脊髄液減少症患者と遭遇しているはずなんですから。

昨日も書いたけど、脳外科医や整形外科医だけでなく、

眼科医も、耳鼻科医も、循環器内科医も、婦人科医も、

自律神経にかかわる学会所属の医師たちも、

すべての医師が脳脊髄液減少症に関心をもち、

 

すべての分野の医師が、脳脊髄液減少症の研究にかかわって、

それぞれの医師の所属の学会で、

どんどん脳脊髄液減少症の研究発表をしてくれれば、

もっともっと、確実に、医師たちの関心がひろがり、

それにより、

もっともっと、確実に

脳脊髄液減少症の全体像が早く見えてくると思うんだけど・・・・・。

 

こんなことを正直につぶやいてくれてる心療内科医師と

脳脊髄液減少症について勉強不足と思われる「後輩」医師もいるみたいだし・・・。

まだまだだね・・・。医師の脳脊髄液減少症の正しい認知は・・・。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする