脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

掃除機がけ困難 1

2007年08月06日 | 症状の説明
毎日暑いです。
でも、夏だなぁと感じます。
短い夏をいろいろと楽しみたいと思います。

暑いので朝から窓を開けていると、
毎朝6時半、決まって隣の家から、掃除機の音が聞こえてきます。

私はどんなにだるくても、朝6時半前にはなんとか起きて、
居間に移動し、居間にしいた布団にしばらく横になっています。

そして、次第に体を目覚めさせ、
ゆっくりと体を動かせる状態にもっていきます。

体温をはかり、ゆっくり起きて座って血圧を測り、
起きて水分を取り、
私の朝がはじまします。

その時にきまって、隣の家から掃除機の音が聞こえてくるのです。

毎朝きまって早朝。
朝の掃除機がけが隣の奥様の習慣らしいです

どうやら、夏休みで子供たちが
寝ているうちか、ラジオ体操に行っているうちに、
奥さんが掃除をしてしまうらしいです。

朝、横になりながら、隣の家の掃除機がけの音を聞くのが私の日課です。

その音を聞き終わった後、
自分の腕も重く、他人の腕のように感じる腕を少しずつ動かしながら、
ゆっくりと起き出します。

けっこう音がうるさく、早朝から迷惑といえば迷惑ですが、
私はすでに目が覚めているのであまり気にはなりません。

それよりも、
その音を横になりながらぼんやりと聞くたびに、いつも
「すごいなぁ」と関心しています。

何がすごいって、
朝から掃除機がけできるってことが・・・・・。

私は起きてすぐはひどい低血圧もあり、
起きた時から激しい倦怠感で、トイレにいくのも必死です。

朝はだるくて、テキパキ動けず着替えもできないので、
私は、決してパジャマでは寝ないほどです。

朝起きてすぐ動ける服を着て夜寝ます。

そうでないと、
朝の自分の着替えという行為ですらも、
ただでさえだるい朝のよけいな仕事となり、
負担に感じてしまうから・・・。

私の朝は自分の体を起こすのと、
家族の朝食の準備を時間内になんとか手抜きでするのが精一杯です。

もちろん自分にご飯を食べさせる自分の世話の仕事もけっこう疲れます。

家事は私の代わりにやってくれる人がいないとはいえ、
交通事故の後遺症で立てないころから、足に装具をつけて立ち、
休まずこなしてきました。

やらざるを得なかった、というのが正直なところです。
人は、それぞれに置かれた自分の環境を受け入れなければなりません。

毎朝必死で自分の体を起こし、
健康な人には些細な労働を重労働に感じながら、
朝の家事をこなしてきました。

そういう状態ですから、
起きてすぐ、朝食前に掃除機がけをするなんてことは、
私にはとても無理なのです。

なのに隣人は簡単に毎朝やってのけている。

つくづく、健康人と、
見た目健康そうで、中身は重病人のようなだるさ痛さ、苦しさの状態の
「脳脊髄液減少症」患者との違いを改めて思い知ります。

私にとって、「掃除機がけ」という行為は本当に重労働なのです。

(つづく)

コメント (13)
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