やっている薬膳は、食事と合わせて養生法も習います。
養生法のひとつに睡眠の環境、時間が意外と出てきます。
いわゆる“生活リズム” のことなのですが、(五季が) 冬
の頃には、「早く寝て、遅めに起きる」 としていましたが、
立春(五季の春) 以降は「普通の時間に寝て、早起きする」
と変わりました。
それから食事。
春は「肝」の働きが弱る、にぶる季節になります。
「肝」の機能を高めたり、保護をするために、
(五味の) 酸味のあるものを摂ると「肝」の働きを
助け、予防になると考えます。
それから、冬の間に排出し切れなかった溜まった毒の
排出(解毒)。落ちた代謝を上げる。滞った気をめぐらせる。
などをやっていきます。
特に解毒は、「肝」の働きを活発にしないと出来ないよう
なので、解毒を助ける食材を取り入れます。
酸味の他におすすめの五味は「辛」い と「甘」いもの。
ならば!と、どちらの五味も併せ持つ “大根” を使って
魚醤煮にしました。使った魚醤は、ふるさと大分の鮎魚醤!
塩けと旨みが足りない味をカバー。
美味しく完成しました。
「肝」のケアには、良質のたんぱく質もよいそうです。
(植物性、動物性どちらでも!)
「大豆があった」と、節分用にゆでた大豆を使いました。
ゆで汁も使った大豆ごはん。
春の のぼせ(気が首から上に昇る状態) が体調を狂わす
お年頃。めちゃ予防したいと思います(笑)。