二人暮らし 日々諸々。

共通の楽しみも多い夫婦二人暮らし
日々諸々のblogです。

ふき味噌

2016-02-04 17:23:09 | 旬をゴチになる

節分から一夜明け本日は立春。
ほぼ15日ごとに廻る七十二候も、振り出しに戻りました。

「東風解凍/ はるかぜ こおりを とく」。

北風が去って、東から春を知らせる風が吹いて
(雪の下では) 春の草が芽吹き、張りつめていた氷が
とける頃、です。


いちばん早く顔を出す山菜はふきのとう!
ふき味噌を作ることにしました。

ふきのとうは「肝」によい山菜。
解毒、整腸、疲労回復の作用があります。

ただし、ふきのとうは雪解けを待たずに、あるいは、
雪の中からでも顔を出す強力パワーの持ち主。

そのパワーを加工したとはいえ、まだ冬の体、
冬眠しているところにたくさん入れては(食べては)、
逆に「毒」にもなるそう。

余寒が続く季節なので、春の訪れを思いつつ
苦味を味わうことにします。
ま ず は 焼おむすびかなあ♪



 

 

 


節分

2016-02-04 15:32:10 | おうち歳時記

焼いたイワシ、大豆のスープ、恵方巻。
この3点セットがわが家の節分献立です。

買った恵方巻に手を加えたのは、薄焼き卵とカット海苔。
鬼のパンツではなく、阪神タイガースです(笑)。

イワシは、焼く煙で厄除け、なのですが、
そんなことをしたら狭いキッチンは大変!
フライパンにふたをして焼きました。

 

 

大豆は訪道のお土産に持たせてもらった新大豆。
室礼のひとつとして飾っていました。

 

 

新大豆は直会(なおらい/飾った=供えたものを
わが身にいただくこと) としていただきました。



節分は、春夏秋冬の節目の日。
特に春前の節分は、新しい年の変わり目、立春で
一年が始まると考えていたので、立春を前に、
(前年の) 邪気をはらい(鬼は外)、無事に新年が迎え
られるようにと福を招き入れる(福は内) としたそうです。

邪気は節分に生じると考えられていたようで、
豆をまくことで邪気をはらう、はらえる、としたのですね。

豆が魔目(まめ=鬼の目) に通じ、豆を炒るは、魔目を射る、
つまり鬼、邪気退治。これからから出てくる厄災の目も
つぶして祓ってしまおう、と先人たちは目に見えないものでも
存在を信じて一生懸命に生きていたのだと想像します。

 

ちょうど新豆が美味しい時季でもあるので、豆=魔目。
言葉遊びでもしたのでしょうか。

あるいは、大豆は(陰陽五行説の) 五穀のひとつ。
「水」や「冬」にあたります。

・・・マニアックになるのでここらへんで止めますが、
由来は、平安時代の「方違え(かたたがえ)の豆打ち」の
行事。節分の日に、翌年の恵方に行って一夜の宿泊をし、
邪気を避けたそうですよ。

おやつも、食後のおデザも節分(笑)。


「わが家の鬼は、(節分のいろいろ)こんなのを見つける
のが楽しそうだ」とオット。

おやおや。こっちの鬼も角 出すぞ!(爆)。