二人暮らし 日々諸々。

共通の楽しみも多い夫婦二人暮らし
日々諸々のblogです。

'12 10月 秋から初冬の養生教室

2012-10-20 11:29:29 | 薬膳教室

秋の二十四節気もあと2つ。そのあとは立冬。
習ったのは晩秋から初冬の薬膳です。

今時期は季節が移行するころ。“土用” というそうです。
夏だけではなく、春も秋も冬も土用があるのですね。
であれば季節が移行するころに精をつける食材を
食べたら良いのかも。うなぎに限らず(笑)。

 

先生のご旅行土産“なつめ茶” をいただきながら中医学
の勉強。

いまの季節、“里は実り、山は紅葉する”。
景色が浮かびます~。

秋の入口、秋の本番、そして晩秋。
食べ物はたくさんの実りがあって、日ごとに色づく
山や葉がキレイです。

豊かな実りと、鮮やかな色は、(冬に向って) 一気に気が
上がっている姿なのだそうです。ものの盛りの時期。
盛りのうちに収穫され、落ち、散る。
全てをゼロにして冬ごもりの時を迎えるのだそうです。

わたしたちも冬に向う準備です!!

 

中医学は(薬膳はその中のひとつ)、
“自然界とわたしたちの臓器はリンクし、機能が盛んになる”
という考え方をすると習います。

秋は「肺」、冬は「腎」。
これらに効くとされる食材で膳を構成します。
秋は保湿、乾燥対策。冬に向うために血の不足を補う対策、
また(季節をまたぐ) 土用の頃なので、脾胃をいたわる対策
です。必ず食べたい食材と、味覚の組み合わせも習います。

二杯目のお茶をどうぞ と先生。
雰囲気からすると種実類Mixのお茶! 飲み方って?

 

・・・書いてた(笑)。

 

「テラスから取ってきて~」 と先生。煮物と汁物に使うきのこを
干していました。干すと効果が上がるそうです。
この日も秋ならではの青空! マンションの最上階、最高ぉ♪

 

わたしは2品担当。里芋まんじゅうから。丸めました。

 

毎月「うわぁーキレイ!」 と歓声が上がる先生の薬膳料理。
中医学の理論や養生法と一緒に美しさも教えてもらって
います♪ 本当にキレイです。里芋まんじゅうは、あんで
仕上げます。あんに “赤い柚子胡椒” を加えました。
唐辛子と柚子皮の赤と黄。紅葉してま~す♪

 

試食の時に皆さんから褒められちゃった!
具がJust真ん中! (笑)。

 

それからデザート。包みました。

 

春巻きの皮に、生薬 竜眼肉、レーズン、バナナ、砕いた
くるみをのせて生薬キョウニン(杏仁パウダーのこと) を
ふりかける。ふ振り過ぎた(笑)。

 

鶏肉、栗、しめじ、生薬チンピ(陳皮、干した温州みかんの皮
のこと、無農薬であれば自家製可能) の煮物。
冬の臓器「腎」 に有効な鶏肉。土用の臓器「脾胃」 に有効な
栗、しめじ。どちらにも有効なチンピの組み合わせ。
こっくりとしたしょうゆ味です。

 

柿、にんじん、えのきの白和え。
「白和えに 柿って大丈夫?」 と恐る恐る。ハマりました(笑)。
和え衣は厚揚げ。秋の臓器「肺」 に有効な柿、にんじん、
厚揚げ(豆腐)。「脾胃」、補気、補血に有効なえのき。

 

サラダ。パッと見、コールスロー。
これに生薬カイショウシ(松の実のこと) をMix!!

 

カイショウシは秋の臓器「肺」 に有効。たちまち秋バージョン
のコールスローに変身(笑)。カイショウシは種実類。
ローストすると美味しい。アクセントになって好みでした。

 

生薬サンヤク(山芋・長いものこと) はおやきで。

 

むかごご飯。むかごはサンヤク(山芋) の葉のつけ根に
出来る小豆大の小さな芋(珠芽)。小さいけれど効能たっぷり。

 

スープはきのこのみそ汁。だしは干したきのこで十分。
生薬ショウキョウ(生姜、ショウガのこと) を千切りにして
水から入れているので風味が深い!
家の豚汁もこの方法にします(笑)。

 

今月の試作スイーツは、薬膳ロールケーキ!!
秋の臓器「肺」 に有効な白ゴマをビスキュイとクリームに
形態を変えて使ってみました。薬膳酒も入っています。

 

生薬リッシ(栗子、マロンのこと) をメインに巻きました。
巻く腕前はいまいちですが、白ごまがGood Job!!

最近読んだ薬膳の専門書に 『例えばお米。空腹を満たす
ために食べると「食材の米」になるけれど、疲れやすい、
無気力などの場合に食べると気を補う“補気類” の薬となる』
とありました。薬膳史の横に書道史を並べて読んでみました。
面白ぉ~い!!

Oct 19.


10月の野菜宅配♪

2012-10-20 09:48:21 | 旬をゴチになる

 

ごちそうさまでした。
ベジタブルズ http://vegetaberus.com/?tid=4&mode=f24 
から届いた野菜さんたち(笑)。

お届け内容が書いてあるペーパーを見るのも楽しみ。
栽培方法の表示がより詳細になってる!!

 

新しょうが。通っている薬膳のクラスでは、食材のもつ
性質に合わせて最適な味付けの方法を習います。
新しょうが(辛) は酸(酢)! 甘酢漬けにしました。

 

メークインは煮物にしました。うっかりしていて、あと1分
遅かったら鍋底を焦がしてしまうところでした。
超ぎりぎりセーフ。しかし、この超ぎりぎりセーフが
まさかのミラクル! 粉ふきの状態に仕上がってました(笑)。

 

煮物に加えた水菜はいよいよ季節♪
晩秋から冬は美味しさ倍増!! 塩漬けにしました。

 

新米のおむすびに添えると消えます(笑)。

 

追熟を待っていたトマトが食べ頃。卵と炒めました。行方は・・・

 

ごはんの上!!
ベジタブルズのたまごは “純粋,Pureたまご”。
卵にさほど興味がなかったのですが、丁寧に飼育されて
いる、安全安心、ということで時々は食べるようになりました。
たまごだけの料理本(松田美智子著・たまごの本) が
手元にあるので、いろいろ試してみることにします。

 

気温的にグラタンが恋しい!! 小松菜はここに使いました。
他の具材は山芋とゆでた鶏だんご。

 

ホワイトソースはSOYで作りました。ゆるめだったので
食べるとさらさら。チーズと山芋の糸が びよ~ん とのびて
大ヒットでした☆

 

ゆでた鶏だんごは、冬の常備菜です。