二人暮らし 日々諸々。

共通の楽しみも多い夫婦二人暮らし
日々諸々のblogです。

ふじももキッチン'20 8月終了

2020-08-05 12:25:53 | 薬膳教室

8月の教室は参加予定の生徒さまを対象に
セミナー資料(8月、立秋と処暑の対策)、
家庭薬膳レシピ(初秋の家庭薬膳)、
それから、ワークショップ品の桃のジャム
をお渡しする内容に変更させていただきました。

 

◎来9月の教室につきましては現在
 開催を見合わせています。

 状況が変われば、ご予約をいただいて
 いる方から順に日時、内容等お声掛けを
 させていただきます。

 なお、本日現在ご予約の人数が
 満席に達していますので
 追加の募集はございません。

 

 


ふじももキッチン '20 7月終了

2020-07-09 14:06:22 | 薬膳教室

7月のふじももキッチン。
無事に終了しました。
両日、楽しい気持ちで免疫活性化!

 

七夕の室礼で生徒さまをお迎え。
(七夕の) 別名は笹の節供。

笹の木(竹の空洞) は神様が宿る神聖な木。
冬でも枯れず、青々していることから
病気を祓う力を持つ、あるいはまっすぐ
天に向かって育つ姿から、願いが神様の
近くまで届きやすいなど。

牽牛と織女と梶の葉を1枚。
梶の葉の梶、を天の川を渡る舵とかけて
います。

それから、七夕の頃は夏の収穫期。
田の作物の実りは麦、ということで
(麦製品の) お素麺を飾りました。

七夕に天の川や織女の織り糸に見立てて
食べるお素麺(七夕そうめん) は、無病息災を
願う縁起物、病を防ぐ、などとも。

 

 

菓子とお茶は、朝顔と十薬(どくだみ) 茶。
七夕に咲く朝顔は、牽牛と織女が出会えた
ことの表れ、縁起物だそうですね。

 

 

ワークショップ(仕入れの関係で内容変更)。
梅干しを使った自家製調味料、
本返し(めんつゆの素) をご紹介しました。

梅干しは、和のスーパーフード!
飛鳥時代に伝わり、平安時代には日本最古の
医学書に登場し、戦国時代は陣中食として
傷の消毒や、(戦場では) 食中毒や伝染病予防
として使われました。

現代では疲労回復、食欲増進、殺菌効果、
整腸作用、アンチエイジング。

薬膳として食べる梅は漢方薬の烏梅(うばい)。
唾液を分泌させて口の渇きなどを鎮める、
慢性の下痢を改善する、止血作用など。
手づくりするとなると燻蒸して乾燥させて
と大変なので梅干しで十分だと思っています。

いまだ実習は中止していますので、ご試食と
お持ち帰りで対応させていただきました。


 


季節 / 小暑。
梅雨が明けると急に暑さが身にしみる、
急に蒸し暑い日々に移るなど、
体がその変化についていけない、という
のが(梅雨明け頃の) 過ごしにくさ。

暑さの邪気にやられると、熱がこもるので
(食べもので) 熱を冷ます、その熱を体の
外に出す、潤いを保つ食べものを適度に
摂って不足させないこと。

一方で、熱をこもらせて、(熱を) 悪化
させるもの、熱のもとは控えめに、または
避けることで(熱のこもりを) 防ぎます。


元気不足を感じたら黄色い食べものも
おすすめです。

急に蒸し暑く、湿気の多い日々にも要注意!
外の湿気と胃腸内の水分が一緒になって
脾の湿度を高めて不調をもたらすと
考えるからです。

利水、発散の力のある食べものや飲みものを
摂って、こまめに(湿を) 排出。
ため込まないようにします。

 

 


季節 / 大暑。
夏の土用と重なる二十四節気。

気候に体が負けて、体調を崩さないように
気を付けます。

熱のこもりと胃腸の弱りは秋になって
体調を崩す要因に繋がる、とされています。

また、本来備わっている体温コントロールが
維持できるよう、暑い屋外とクーラーの
効いた場所の行き来に気をつけましょう
(クーラー病)。例えば、体温よりも屋外の
気温の方が高い日などは特に。
冷熱のバランスを維持しましょう。

 

五行説 / 火(夏) と 土(土用)。
(春に芽吹いた新芽が) 夏は花へと変化する。
土用期間は、太陽の光が最高潮に達し
受け取った熱が実につながる など

 

 
お食事。
テーマは晩夏と夏の土用の家庭薬膳。
暑さを祓い、体の冷熱バランスを整えて
体調を維持する。

 

食前のドリンクは青梅とバラのサワー。
 

薬膳トマトソースハンバーグ。
赤い色のものを食べると心を癒します。
添えたなすは、暑気払い効果。


 

きゅうりと緑豆春雨のごま酢。
きゅうりと緑豆・緑豆製品はどちらも
体の熱を奪って体温を下げる効果。
漬け卵をのせました。
味つけは、体を温める漢方食材など。




通年企画はお味噌汁。
具材とみそは、季節と体調をカバーする
組み合わせ。今月は熱冷まし効果。
七夕の行事食お素麺とみょうがを使いました。
夏は赤い色なので、赤みそです。





今月1日は雑節のひとつ半夏生(はんげしょう)。
半夏生の行事食はたこ。
たこごはんを炊きました。
薬膳として食べるたこは、気を養い、不足して
いる血を補うので疲労を回復します。




メロン。
和名を甜瓜と書く、瓜系の果物的野菜。
香りと甘みが夏の疲れを癒やします。
マスカルポーネチーズクリームを絞ってパイに。
難除けの南天(の葉) を飾りました。

さくらんぼとキルシュのジャムはお福分け!
青山椒とはちみつのお茶を添えました。

 

 

ご参加ありがとうございました。

◎次回は8月1日(土)、2日(日)
 二十四節気は立秋と処暑

 

 季節のワークショップ(予定)
  初秋に美味しい自家製ジャム

 

 追加の募集はございません

 

 


ふじももキッチン '20 6月終了

2020-06-10 15:17:25 | 薬膳教室

密対策!
1席減らして再開した6月のふじももキッチン。
無事に終了しました。

両日「虫除け」という室礼で生徒さまをお迎え。
香りの強い花や野菜、苦い味、厄を除ける
黄と赤の色で梅雨時期の家内安全を願います。

 

 

先人は湿度による病「湿邪」を
受けないよう、薬効の高い植物を
生薬として活かしていたそうですね。

この時期に咲くどくだみは正にそう。
実家の庭から拝借したのですが
八重は珍しい!
毒とは言えないかわいさです(笑)。

 

 

新茶の季節。
おひとりおひとり宝瓶を使っていただくスタイルで。
ふわっと香る新茶の香りも癒しのひとつ。
再会の喜び、おいしい笑顔、もう一服いかが
ですか、のお声かけ、明るいピーチクパーチク。
もうぜーんぶ待ち遠しかった~。

夏は苦味もキーワードですよ~
あの~、みなさん聞いていますか~
早速いつもの調子を取り戻す、と(笑)。

 

 

6月は梅雨を含んだ夏。
室礼にも通じるのですが、家庭薬膳でも
湿邪対策が欠かせません。

受けた湿邪を、食材を使ってどのように
体の外に出すか、ということが
テーマのひとつです。

 

ワークショップ(月替わり) では、湿邪対策に
有効な効能を持つ食材をセミナーしました。
緑豆と玄米に注目!
土鍋を使って炊きました。
とはいえ現在は実習もお休み中。
召し上がっていただくだけでは淋しいなあ。
そうだ!お土産にこちらのお弁当をどうぞ(笑)。

 

 

6月の暦。
はじめに芒種(の頃)。
移動の車窓から見た田んぼは、水が満々に
入っていました。田植えが終わっている
というよりも、これから田植えのところがほとんど。

ふじももキッチンでは、田んぼに水が入る季節
あるいは水が入っている期間は、体の中にも余分な
水が入りやすい期間(の目安)としています。

高温多湿、じめじめ、べたべたの湿邪、
その一方にある梅雨寒に気をつけます。

 

次に夏至(の頃)。
湿邪が夏の暑さ(暑邪) とくっつきやすいので、
どちらも食材を使ってかわします。
そうすることで、体を温めて活動させる熱と、
熱を抑制する・体を冷やして潤す水とを
バランスよくすることを目指します。

 

 

これらを踏まえた料理のテーマは
湿気と余熱を祓う、です。


食前のドリンクは甘夏のソーダ。
苦味と、酸味で湿邪と暑邪対策。

ドリンクにトーストを添えました。
青のりバターのトースト。
青のりの利水、バターの補血などを使い
暑邪にやられて体内に熱がこもらないように。

甘糀トースト。
発酵食品で夏の五腑、小腸対策。

 

 

薬膳風の香り揚げ。
薬味、香味野菜、柑橘類、柑橘皮、ハーブなど
香り良し、の食材で湿を体外へ出す。
天ぷら衣に漢方の蘇葉(赤じそ) を加えました。

その他、体を温めて湿を体外へ出す、という
方法もあります。具材で用意しました。

 

 

奴。
湿邪と暑邪をかわすには、体内にたまった湿熱を
消費します。豆腐が該当します。

かけだれにひと工夫。
はじめに薬味で湿対策。
次に発生する香りが全身に作用するように
調味料はしょうゆとナンプラー。
梅雨バテ、夏バテに備え、疲労回復効果も
狙いたいので、酢も加えます。

 

 

お味噌汁。
今年は通年企画でやっています。
季節によって変化する(と考える) 体コンディション
に必要な作用や効能を、だしと具材で摂っています。
今月は利水と健脾のお味噌汁。とうもろこしです。

浮き身はパセリ。
体に熱がこもる原因のひとつに、潤い成分の
血が不足していることもあるようです。
パセリの造血作用や補血の他、香りに含まれる
抗菌作用も梅雨に合うと思います。

 

 

夏の五味、苦味をもつお抹茶は、体の余分な
熱を冷ますという性質も持っています。
利尿作用のある小豆と合わせてトライフルに
しました。
(室礼の際にも触れましたが) 古くから
赤い色には邪気など祓う魔除けの力があると
いわれます。
湿邪に暑邪、ご時世ゆえ疫病も祓うっっっ!

 


漢方ティーは薄荷と生姜。
薄荷(日本薄荷、西洋薄荷、緑薄荷など) は、
熱冷まし、解熱に有効。
その一方で、冷えが気になる方には体を
温めるものと一緒に摂ることをおすすめしています。
代表格は生姜。生姜の新ものは今!
フレッシュさ増し増しでした(笑)。

 

 

大分市で有名な佐藤農園さんの
バナナケーキ。ドクダミの塗り薬。
新ものの桑葉茶。
ありがとうございました!

 

ご参加ありがとうございました。

◎次回は7月4日(土)、5日(日)
 二十四節気は小暑と大暑、夏の土用

 季節のワークショップ
  夏に美味しい自家製ジャム

 両日満席となりました
 追加の募集はございません

 

 


ふじももキッチン '20 5月終了

2020-05-08 12:54:22 | 薬膳教室

あーあー
相も変わらず行動制限は解けませんでした。
辛抱辛抱とがんばっているのにがっかり。

ご予約をいただいていました5月の
ふじももキッチンは引き続き
資料送付対応とさせていただきます。

投函しましたので、中1日でお手元に
届くと思います。

県境を意識しなくてもよい日が
本当に待ち遠しい。
必ず元気でお目にかかりましょう。
笑顔で再会できますように!





ふじももキッチン'20 4月終了

2020-04-04 16:21:56 | 薬膳教室

4月の教室は、4.1現在
参加予定の生徒さまを対象に
資料送付対応とさせていただきました。


4月の暮らし方の参考になりますように。
それから、衛気(免疫力)、肝の不調、
春の土用、これらにおすすめの食品を
使ったメニューレシピ。
お口に合いますように、健康維持へと
つながりますように。


気になるのは、春の土用が明ける頃。
ステルス疲労みたいなことが
重ならないように、そこも今から予防!
実践している方法を載せました。

 

 


ふじももキッチン '20 3月終了

2020-03-23 12:56:01 | 薬膳教室

九州は温暖な分、呼吸器を冷やすリスクが
低い、部屋の換気もしやすい。

満席4名の少人数制でやっているとはいえ
どこまで怖がるか、ということには変わり
なく、しかし一方では、学ぶ楽しみ、
月に1回のリセット日、デドックスの楽しみ、
などと実際にいただいている生徒さまからの
声があり、そこを失くしてしまうのは
どうなのか。。。
あとは現地に移動してからの判断に
しました。


キャンセルが出ても止む無し、として
一部の内容を変更して時間は短め。
デモンストレーションや実習も
お休みにしました。

ふじももキッチンのお料理は
生徒さまと3つテーマを共有しています。
そのひとつが、自己防衛策を持って
免疫弱者にならないこと。

参加していただきましたならば、
通常通り食べて笑って学んで
また笑って。衛気(免疫力) たくさん!

ということで、7日と8日に開催。
ご協力をいただき無事に終了。
ありがとうございました!

 

 

室礼は上巳。桃の節供。
桃の絵柄の花御札と雛折の前には、立ち雛の
形をした博多はじきを飾りました。
妙な疫病をはじく!

 

 

 

お菓子は、よもぎ入りの梅ヶ枝餅と雛あられ。
春は肝の不調に気を付ける季節。
血を作るための食品が少ない、というのも
肝の不調を呼ぶと思うので野草だとか
緑黄色野菜などで蔵血。よもぎの薬効です。

お茶は玄米茶。
緑茶は薬膳では苦味と甘味。
苦味には体内の不要物を外に出す働きが
あります。それから鎮静させる力。
玄米は甘味。元気がつきます。
疫病の報道が続き不安を感じる、デマに混乱する、
気が滅入る。。。
元気がついてイライラしなくなる・なったかも、
と感じでいただければ幸いです。

 

 

 

暦と五行説(木) を活用した春季養生。
仲春の家庭薬膳です。

暦は、啓蟄と春分。
陽気が上昇する候です。
陽気の上昇とともに肝が高ぶって引き起こす
不調を鎮める、祓う。
そして春分の頃でコンディションを確認。
調子が上がっていない場合は過去半年間の
暮らし方を振り返り。

 

 

ワークショップは、春のジャム。
事前に作ったものをお持ち帰りいただきました。

今年は四季ごとに、果物と漢方と共通のスパイス、
そしてお酒で作るジャムを企画しています。
1回目はベリーとシナモンと赤ワイン!

肝が弱った時には酸味(で疲労回復、パワーアップ)。
同時に脾胃を養う甘味。酸っぱいフルーツで作る
ジャムは二味配合の原則そのもの!

 

 

 

食前のドリンクは桃酢。
桃の節供の桃と、春の五味の酢。

たこと豆のバジルサラダ。
補血作用のたこと豆。
バジルの香りで気をめぐらせました。

 

 

 

お肉は鶏肉。
春は気圧の変化が大きく心身に影響を及ぼしやすい。
また、高まった気を発散する(気の) めぐりが悪く
なるとトラブルが起こりやすいと言われています。
トラブルのひとつ、上がってしまった気を下ろす
効能や作用を持つ鶏肉。骨付き肉をレモンロースト
しました。レモンは生徒さまの邸宅庭のもの!

 

 

通年企画のお味噌汁。
3月はめぐりと解毒。
具材は榎茸としめじ。浅葱は多め、がポイント。
見た目に青(緑) の春の五色ながら、補気、補肺、
降気、消食、粘膜強化、かぜ予防、などの効能や
作用を持っています。

 

 

主食は春仕様の香味ピビンパ。
五色の食品と殺菌作用を同時に。

 

 

ヨーグルトとベリーのマーブルバターケーキ。
室礼で飾った雛折(道明寺の羊羹) は直会しました。
漢方ティーはマヌカハニーとカモミールの
ブレンドティー。

 

 

 

ご参加ありがとうございました。

◎次回は4月4日(土)、5日(日)

 二十四節気は清明と穀雨と春の土用

 季節のワークショップは実習なし。
 お持ち帰りのみとなります。 

 お食事、家庭薬膳は晩春がテーマ。
 春の極まり期、春土用に入ります。
 きらきらと花や緑あふれる自然に沿い
 衛気を高めましょう。

 とはいえ、疫病も気になるところ。
 そこは柔軟対応で参ります。
 

 追加の募集はございません。

 

 


ふじももキッチン '20 2月終了 

2020-02-18 13:14:42 | 薬膳教室

2月の教室が無事に、というわけでも
ないのですが、ひとまず終了しました。
日曜日にご予約をいただいていました
皆さま、大変申し訳ございませんでした!

 


室礼は節分と立春。
教室開催日が立春に近かったので
春を呼び込みたく、大きく盛りました。

古い大皿は椿の文様。
椿は、木偏に春と書くことから
春を表す植物とも。

博多枡には柊。
柊は、木偏に冬と書くことから冬の象徴。

節分もまた年迎えの行事。
個人的には昨12月の大晦日まではただただ
慌ただしく追われ、済ませておきたかった
ことが叶いませんでした。

それで、新しい年の変わり目(立春) まで
には済ませておく、と見直しました。

小正月を過ぎれば時間に余裕も
できていましたから、そんなこともあり
今年の立春は気持ちが整っていました(笑)。

 

節分はまた、陰陽五行による風習だとも
思います。冬の特徴「(鬼→隠→) 陰」は
「陽」に対立するもの。

冬の寒気や陰気を祓って、明るい春の
陽気を取り入れる。

対立しつつも交互に消長を繰り返しながら
発展していく感じがつくづくぽいです。


 

 

お菓子は鬼瓦最中と、鬼を退治する
桃太郎のきびだんご。

お茶は加賀棒茶。
棒茶の棒は、鬼を退治するあたり棒(すりこ木)
の見立て。

蓋碗にはタッセルをかけました。
タッセルは筆書きの立春大吉と同じく縁起物!
シンメトリーの蝶、福の文字、ご縁を結ぶ
吉祥結びなどを用意しました。
喜んでくださるのはとても嬉しい。
のっけから心が温まりました。

 

 

 

暦と五行説(木) を活用した春季養生。
2月は初春の家庭薬膳です。

暦は、立春と雨水。
身体を春へとシフトチェンジして
不調を祓う内容としました。

 

 

ワークショップは2月恒例となりました
蒸籠クッキング。

ヘルシー、クイック、旨みや栄養成分が残る
蒸し料理。薬膳では脾胃の働きに影響の
ない調理法となっています。

今年は節分の行事にちなみ、祝志(イワシ) を
蒸しました。

立春の頃とは、土用が明けたばかり。
春が始まったとはいえ一年でもっとも寒いし、
立春の冷えは一年に響くという。

寒波に備えるひとつの効能として
散寒を取り入れました。
ここでは生姜です。

 

 

乾杯は、晩白柚のソーダ。
晩白柚は先1月の室礼で使用。直会です。

塩漬けにしていた大寒卵(大寒の朝に産まれた卵)
は、ゆでてお出ししました。
薬膳風に手づくりをしたマヨネーズを添えて。

 

 

お肉料理は豚肉。
鶯菜(小松菜) と炒めました。

教室は家庭で実践する季の薬膳を学んで
いる場。免疫弱者にならないよう、
未病を防いでいる状態をキープして
持ちこたえていただきたい!

まずは低温と乾燥を遠ざけたいところ。
体のバリア機能を高めたり、体内を乾燥
させなかったりは必須!
加えて抗菌。
強い抗菌作用をもつ芥子が味の決め手に。

 

 

通年企画のお味噌汁。
2月は、排出を促すお味噌汁。
冬の間にたまった体内の滞りを排出します。

具材は、旬に入ったわかめ。
わかめは水分代謝を改善して排出を
促すデトックス食品のひとつ。
旬と欲しい効能が一致する食品です。

体を温める以外では、抗菌作用もある
しょうがをアクセントに。

だしを取った鮭節も具材のひとつとして
お出ししました!


 

 

油揚げと青じそのごはん。
初午の行事食っぽく、なおかつ初春に
欲しい効能を組み合わせました。

油揚げ(豆腐) は、解毒や体を潤す効能。

再び、寒波に備える効能の散寒。
ここでは青じそ。
青じそには解毒の効能もあります。

白ごまで完成!
小さいながら通便や体を潤す効能です。

 

 

ガトーショコラ。
効能的にはカカオ分を考えるので
製菓用チョコレートではビターをチョイス。
効能は活血、補気、利水などです。

飾りはくるみ。
くるみは寒波に備えるため。
腎を温めて守ります。

それからオレンジ。
春は気をめぐらせる対策も考えるので
さわやかな香りの柑橘などを活用します。


 

 

黒ごまラテ。
黒ごまは春の五臓「肝」と、冬の五臓
「腎」を補う食品。肝と腎で肝腎。
古くから日本人は大切なことを「肝腎」と
言っています。重視したい食品です。

組み合わせたクコの実もまた肝や腎の機能を
高める肝腎の食品です。

 

 

ご参加ありがとうございました。

◎次回は3月6(金)、7日(土)、8日(日)

 二十四節気は啓蟄と春分

 季節のワークショップは春のジャム仕事。 

 お食事、家庭薬膳は仲春がテーマ。
 陽気が上昇する候。
 陽気の上昇とともに肝が高ぶって
 引き起こす不調を鎮めましょう、祓いましょう。

 そして迎える春分。
 春分は、冬至と夏至のちょうど真ん中
 (にある二十四節気)。
 昼と夜の長さがほぼ同じ。
 この頃には、わたしたちの体の中も陰陽の
 バランスがよいと言われています。
 遡るのは、昨年の秋分。
 お過ごしになった日々が吉と出ますように。

 
 場所:大分県大分市。
 

 追加の募集はございません。

 


ふじももキッチン '20 1月終了

2020-01-20 17:08:45 | 薬膳教室

2020年の第1回目。
月の教室が無事に終わりました。

新規の通年企画はお味噌汁。
生徒さまからリクエストをいただきました。
季節や効能別に、おすすめのだし・みそ・具材を
ご紹介していきたいと思います。



室礼は大吉の晩白柚。
五色の紐を結び、鈴に見立てています。
それから干支(の土鈴)。
ねずみは大黒様の使い。大黒様と言えば、大きな袋を
背負い、打ち出の小槌を持ち、頭巾をかぶったお姿、
ということで打ち出の小槌を添えました。

 



お菓子とお茶。
子(の掛け紙) の下には・・・

 

 

また子(笑)。
松竹梅の松も縁起物でいいかなあと松露饅頭も。
お茶は一保堂の大福茶。

 

 

 

季節のワークショップ。
三白野菜(葱白、大根、白菜)について。

いずれも旬。
薬膳として食べると、かぜの予防や
ひき始めの症状を緩和したり(葱白)、
乾燥が激しくのどの痛みを感じるときに
むいていたり(大根)、胃腸を整えて消化
促進や通便作用であったり、また百財の
発音とほぼ同じなので吉祥野菜、豊かさの
象徴でもあります(白菜)。

 

 

実習。
三白野菜に、大蒜、生姜の漢方食材を加えて
水キムチを作りました。
辛味のない水に乳酸菌が泳いでいるので
汁ごといただきます。
ご試食分は、あらかじめ仕込んでおいたもの。
お作りになった分はお持ち帰り用。
美味しく発酵しますように。

 

 

暦と五行説(水) を活用した冬季養生。
月は晩冬と冬土用の家庭薬膳です。

暦は、小寒と大寒。
大寒は冬の土用と重なる二十四節気。
暦の上では、
一年で最も寒さが厳しい
となっていますので、
寒さ対策はもちろん、
免疫力低下と乾燥障害、胃腸疲れによる
不調を祓う内容としました。

 

免疫力を高めて維持をしたいので、消化を担う
脾(ひ) を弱めないこと。
脾の低下は、元気をつくる作用も低下させる
と考えるからです。


朝は温かい食事がおすすめ、という話。
起床時は1日の中でも体温が低い時間なので
体温よりも冷たいものを控えます。

薬膳でいう朝は(四季でいうと) 春。
春によい種を蒔かないとよい収穫ができないのと
同じで、よい朝食でよい体を作る、と考えます。


乾燥障害を予防したいので潤いである「陰」を
しっかりと摂る。


また、冬は寒さで陽気が失われがちなので
陽を養う方法など。

 

それから冬土用の対策。
冬の土用とは極まった冬がピークに達し、
春へと転じる。冬の気の中に、春の気が
生じて入り混じって春の始まりを感じる
(という日本の暦の考え方)。


薬膳では、体の中にも自然界と同じ季節が
めぐっていると考えるので、冬土用の考え方と
リンクさせて不調を予防をします。


体がこわばってつるような感覚があれば
緩む前の緊張のピーク。
冬から春へと、季節の変化に体を合わせようと
するので、排毒反応が高まって体内に
滞っているものを排出しようとします。
一日一便!便秘知らずで過ごします。



五行説からは、気(邪、悪) について。
自然界からの邪気(外邪) は、病気の(邪気が
体に侵入する) もと。
一方で、季節の変化に応じて生活をすれば
これを避けることができるとしています。
水は寒。冷えのタイプについてセミナーしました。




お食事。

まずは乾杯!
かりんのソーダです。
皮も実も種も煎じてシロップを作りました。

薬膳風のチーズフォンデュ。
葛粉やスパイスを加えました。

チーズ、牛乳、白ワイン、鴨肉、山芋、人参など
補陰・滋陰の食品が中心です。

各自、個重に盛りつけていただきました。

 

 

通年企画のお味噌汁。
1月は全身に温かさをめぐらせるお味噌汁。
だしは(土用の月なので) 土で育つ野菜のだし。
みそは白みそ。土用の五味、甘味をダイレクトに
味わいます。雑味を上手に飛ばすことがポイント!
具材は大蒜と卵。

 

 

数の子とかつおぶし(本枯れ節) のごはん。

 

 

黒豆のモンブラン。
薬膳として食べる黒豆は以形補形・似類補類の
食品。
どことなく腎の形に似ているので、食べる
ことで(腎の)機能を高める・補うとしています。

腎は冬の五臓。
黒は元気の源である腎の色
土用の色、黄色の芋(きんとん) が隠れています。

 

 

漢方ティーは大棗とチャイ(市販品)。
チャイには漢方薬に使われるスパイスが
いくつかブレンドされているので、
敷居を低くして楽しめると思いマウス、
ねずみ年なだけに(笑)。

甘みは和三盆で調整。
太宰府天満宮の御神鳥、うその和三盆を
添えました。

 

 

お好きな色のうそを選んでいただきました。
悪いことを嘘にして2020年の吉にいたしましょう。
ご参加いただきましてありがとうございました。




◎次回は2月8日(土)、9日(日)

 二十四節気は立春と雨水。

 季節のワークショップは蒸籠クッキング

 お食事、家庭薬膳は初春がテーマ。
 冬から春に移る候。
 立春を境に陽光が春めいてきます。
 丈夫でいることは “マメでいる” と
 いわれたそうです。
 邪を祓い、福を招きましょう。


 場所:大分県大分市。

 追加の募集はございません。




ふじももキッチン '19 12月終了

2019-12-20 14:58:59 | 薬膳教室

今年1年の締めくくり。
12月の教室が無事に終わりました。


室礼は冬至。
ゆず湯につかって、かぼちゃをいただく
風習を形にしました。



お菓子は、ゆず羊羹。

 

 

十八穀入りの葛湯。

 

 

 

季節のワークショップ。
今月は薬膳として食べる木の実、ナッツ(種実類)。
古くから老化防止に有効な食品として、また
便秘解消、美肌・美髪づくりに使われます。

実習はナッツキャラメリゼ。
木の実、ナッツ(種実類) の中から、松の実や
南瓜子などの漢方食材、必須のくるみを
メインに作りました。

 

 



暦と五行説(水) を活用した
冬季養生。
12月は仲冬の家庭薬膳。
テーマは、
寒さに慣れないながらも厳しい冬に
備え、蓄え、
不調を祓う。


12月の暦。
はじめは大雪。
寒さに慣れていない時期でかぜをひきやすい。
まずは、かぜ予防のおすすめから。
たっぷり摂りたい栄養素、薬のように体に
効くとされる身近な漢方食材、ハーブ、
スパイス、薬味などです。

次にカラカラの季節は呼吸器に負担をかけ、
不調を招きやすいということ。

その他、漢方のかぜは季節ごとにカラー、
色と症状が違うことなど。

がしかし。
本来は、かぜ知らず、かぜをひかないことを
目指しているので、そのためには衛気が充実
していること、衛気の生産を低下させないこと、
体のバリア機能を高める食品を日ごろから
プラスすること、などが大切です。

 

 

次に冬至。
寒さと乾燥による疲れがピーク。
香り高い柚子湯にゆったりとつかって疲れを
癒やし、厳しい冬に備え、蓄えます。

向かっているのは来1月に待つ冬の土用。
大切なのは、五臓の腎が弱まって活動量が
落ちる中での腎の強化!弱りや不調を
祓ってお健やかでありますように。

腎は体を温めるストーブのようなもの。
その種火を陽気といいます。
種火まで無くしてしまわないよう、補陽
(陽気の不足を補う効果) の食品を摂りましょう。

 

 

お食事。
まずは、魚を使ったクリスマスカラーのディップ。

アンチョビ、ブロッコリー、にんにく。
補腎、補気、健脾、身近な漢方食材の組み合わせ。

スモークサーモン、レモン、ディル。
補気、補血、理気、とハーブの持つ香り、なかでも
ディルは消化促進効果など。ケーパーも。

 

 

ディップは、食前のドリンクと召し上がって
いただきました。
各自で盛りつける、までが実習。アイデア満載!

 

 

お肉料理は鶏肉。
胃腸を温めて調子を整えることから、通年
食べるとよいとされています。
今回は薬膳風にマリネしてから冷凍ストック
をする、という方法。料理に追われてしまわ
ないよう、あると便利かな♪

冬の家庭薬膳なので高栄養。
配合が覚えやすい。
(解凍後の) 調理に味の影響がない。

以上を満たしたのが、乳製品系の発酵食品、
ヨーグルトをメインに使ったマリネ液でした。

実際に解凍後、ベーコンと椎茸を加えた
クリーム煮を召し上がっていただきました。

 

 

クリーム煮に添えたのは、サフランと干ししめじの
薬膳ピラフ風。サフランは体を温める婦人薬。

 

 

おかわりいただきました!
冬至の月らしく、無病息災を祈って飾ったひょうたん。
クリスマスがよい人は星の形(笑)。

 

 

冬至のかぼちゃスープ。
かぼちゃは粘膜を強くする・抵抗力を
高めるビタミンAが
たっぷり。
薬膳として食べると補気・補中。
体を温めて疲労を回復します。

スープのだしは昆布の「鹹」
鹹は腎の働きをよくする五味で、老廃物の
排泄を促します。

この場合の腎の働きとは、体内の水(と呼ばれる
もの) を蓄え、全身に配分して、尿を作って
排泄させる(ことで水分代謝を管理する、調整する)
こと。弱るとむくみを生じやすくなるといわれます。

冬至の赤い色は小豆。
赤い色が魔除け、邪気を祓うそうです。

添え物は南天(の葉)。
冬至のおまつり、一陽来復のように、苦難が去って、
運が向いてくるよう。難が転じますように!



デサートは各自、バウムクーヘンで作るクリスマス
リース!ワークショップ品(ナッツキャラメリゼ)、
チョコレート、ドライフルーツ、スパイス、ハーブを
デコレーションしていただきました。
自宅近くに工場がある、某バウムクーヘンは
今年、日本上陸100周年!

 

 

漢方ティー。
クリスマスマーケットと言えば、のドリンク
赤いホットワインです。
赤ワインは補陽の食品。そこにフルーツや
スパイスの栄養、漢方薬の薬効成分を加えます。
かぜのひき始めに効果的!

 

 

嬉しいです、生徒サンタさん。
ありがとうございました!

 

 

 

今年もお通いいただきましてありがとうございました。
おかげさまで、石の上にも三年、の3年が終わりました。

新しい年も家庭薬膳の不調なく季節を過ごす、
乗り越える、そしてまた迎えるという
健やかな循環を大切に開催できたらな、と思います。
お伝え不足は来年の課題に(笑)。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

 

 

 

◎次回は新年
 1
月11日(土)、12日(日)、13日(月・祝)

 二十四節気は小寒と大寒、冬の土用。

 ワークショップはシークレット。

 お食事、家庭薬膳は晩冬がテーマ。
 寒さ極まる真冬の候。
 温かくして
不調を祓い、早春を迎えましょう。

 場所:大分県大分市。

 追加の募集はございません。

 

 


ふじももキッチン '19 11月終了

2019-11-14 11:16:42 | 薬膳教室

11月の教室が無事に終わりました。


室礼はふたつ。
まずは、七五三にちなんだ
「柿の七徳」。
柿には、七つの徳があるとされていて
子どもたちが
長じたときに、柿のように
七つの徳を身につける
ことができますように
と願いを込めて。喜び来たる(嘉来=柿) と
当て字する縁起ものでもあります。

つぎに「収穫祭」。
まずは稲穂の収穫、新米。
それから季節の収穫物

秋の実り豊かにたっぷりと。感謝です。

 

 

お菓子は、ゆべし。
陽を補うくるみ、もち米がたっぷり。
秋の新茶によく合いました!

 

 

 

季節のワークショップ。
りんごジャムづくり。

りんごは栄養ではリンゴ酸、リンゴポリフェノール、
食物繊維ほか。

薬膳として食べると、肺を
潤したり、胃腸の調子
を整えたり、余熱を
冷ますなど。

りんごジャムは、切り方や味のバリエーション
が豊富。今回はマッチ棒状にカットをして
皮の色を果肉に移しました。
煮上がりはかわいいピンク色。

瓶詰めの作業は、あらかじめ用意していた
キャラメル味のりんごジャム(茶色) を下に、
上には煮えたばかりのピンク色を。
素敵な2層ジャムが出来ました!

 

 


暦と五行説(水) を活用した冬季養生、初冬の
家庭薬膳は、
進む乾燥と冷え込みによる不調を
祓う内容。
体の冬じたくです!


暦。はじめは立冬。
小春日和の一方で、雨はあまり降らない。
そろそろ冷たい北寄り季節風(木枯らし) が
吹きはじめて乾燥が深まるころ。

潤いを外側から、内側から補います。
家庭薬膳では、食品から潤いを補い、維持を
することで乾燥から起こる不調を予防します。
陰を補う食品、その一方で陰を奪う食品の
摂り方に気をつけます。

 

次に小雪。
木々は日に日に移ろい紅葉へ。
実りのとき。
薬膳としてみる実り、秋の味覚は寒い冬を
乗り切るための栄養源!
気をたっぷり蓄えられる食品が多いのも
特徴なのかなあと思います。

いよいよ気温が下がるので、体温を奪われない
ように体が縮こまります。
流れやめぐりの不調が冷えやこりとして
出てくる、あるいは悪化をするので注意です。

陽を漏らさないこと。
食品では補陽、温性、熱性で対策を。
ただし、体の中は陰と陽(冷と熱の力) の両方の
バランスが取れていることを大切にするので
温める食品ばかりに偏らないように注意します。

それから、五臓の腎。
腎は寒さが苦手なので防寒保温や適度に
ミネラル分を摂って守ります。

 

 

食前のドリンク。
自家製のシトラスフルーツサワー・かぼす。
かぼすは、潤い効果の柑橘です。

 



ドリンクと一緒にお出ししたのは大根餅。
大根に加えた具材は、陰を補う、陽を補う、補腎
する食品。ナッツソースで相乗効果狙い!

 

 

お肉料理は薬膳風の竜田揚げ。
竜田揚げは鶏肉をしょうゆでからめた色を
紅葉になぞる季節らしいお料理。

竜田山に住む竜田姫が秋風に乗って山を下り、
袖をふって木々を染めるという物語も素敵です。

薬膳風としたのは、下味に生薬と補腎の
調味料を使うからです。

 

 

スープも季節ならでは、と紅葉子で。
合わせたのは豆腐。
豆腐の栄養と効能は、潤いづくりに向いています。

 

 

ごはんは収穫祭(の室礼) の直会(なおらい)。
お米は五穀の中でももっとも位が高いと言われていて、
神事や祭事の重要作物。
主食と同時に、年中行事ともかかわりが深い。
薬膳として食べると気を補う食品です。



りんごのコンポート。
りんごジャムをのせて、カルバトスを加えた
クリームソースをかけました。

もみじのクッキーは先の山口県ドライブの
お土産。南天の葉は難除け。
初冬の不調、という難を除けてくださいまし。

アップルティーベースの漢方ティー。
桂花を合わせることで散寒と理気の効能を
プラスしています。とってもりんご三昧(笑)。




 

今月もご参加下さいましてありがとうございました。

◎次回は12月7日(土)、8日(日)

 二十四節気は大雪と冬至。

 ワークショップは「木の実」。
 薬膳における木の実の役割を学びましょう。
 実習はナッツスイーツづくり。
 パーティーシーズンにおすすめです!


 お食事、家庭薬膳は仲冬がテーマ。
 一年で最も昼が短い日、
 一年で一番太陽の力が弱まる
 =陰が極まり陽に転じる日、冬至を迎えます。
 
寒さが増していく候、不調を祓いましょう。 

 

 場所:大分県大分市。

 追加の募集はございません。