きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

辞めてもいいんです、会社や仕事だけが人生ではありませんから~雌伏の時~

2016-11-14 18:21:51 | ブログ
現在は病気療養に専念するので、会社勤めを辞めている私。
じつは社会人になってからこれまで、今回を含めて3回ほど失業といいますか浪人生活を経験しております。
20代初めに1回、30代中盤頃に1回、30代後期から現在で1回。
そのうち今回は病気療養のための浪人。
それ以外は勤務先の倒産などによる浪人です。

再就職活動って、けっこう体力を使います。
体力も使いますしお金も使います。
なんといっても交通費などは経費で落ちませんからね(笑)
それに面接までこぎつけても、志望動機やらの質問攻め。
オープンな会社さんだと、こちらの質問に答えてくれますが、そうでない場合はあからさまに嫌そうな態度、表情を表します。
こういう経験をしているおかげで、少しは人を見る目を養うこともできましたが。

さて、昨今は頑張りすぎて心や身体を壊してしまう方が多いと思います。
生活面や将来に対しての不安があるからなかなか踏み切れないと思いますが、でも「辞めてもいい」んですよ。
仕事やお金、また信用は時間をかけていけば挽回できる可能性は高いですが、生命は挽回できません。
生命は一つしかありませんし、代えはありません。
なので、きつくなったら時には撤退という選択もありです。
生命があれば、挽回も可能ですからね。

私は今年、入院いたしました。
担当してくれた医師、看護師に言われたこと。
「体調を著しく崩してまで続ける会社でしょうか?無理をしないで今は休むことだけを専念してください」
何気ない言葉だったんですけど、この言葉が私の心にずっと問い続けたんですよ。
無理してまで頑張る意味があるのだろうか?と。

もちろん目の前の生活や経済面で不安があるのは事実ですが、生命にかかわるとなればそれ以前の問題。
病気が発覚する以前から、かなり生活面も荒れていましたし、どこかでリセットしないといけないという考えがずっと頭の片隅にありました。
全面的に生活や今後について立て直しをするいい機会じゃないだろうか?と。
それだけ行き詰っていたのも事実でした。
そして選択した撤退という選択。
撤退はしますが、消極的な撤退ではなく、あくまでも次に進むための撤退です。
撤退後はしばらく体力回復と療養に専念すること。
そのため、故郷に戻る選択もしました。

私は読書が趣味の一つなんですが、こんな考えが出たのもとある本を20代の時に何度も読み返していたからです。
その本は人生訓といいますか、いわゆるビジネス文庫だったんですけど、その中に「人は大成するには時に浪人や挫折を経験することが必要、その時に力を蓄えることも忘れるな」という一節がありました。
なるほど、今がその時なんでしょう。
何度となく読み返してますからよく覚えています。
「雌伏の時」という言葉もあります、私にとってはこれまでもそうなんですが現在もそうなんでしょうね。

私はいわゆるブラック企業に勤めてました。
ブラック企業って、なかなか退職させないんですよ案外と。
それは「みんなでこの泥船にいようよ、お前だけ逃がしはしないぞ」という心理が働くからなんでしょう。
なので、出てくる言葉は「みんないい人達ばかりでしょ、こんな職場は他にないよ」「辞めていく人は負け犬だ」と。
そう言ってる人たちも自分がもっと良い職場を見つけたらさっさと出ていくだろうに。
私は倒産した会社にいた経験もありますが、その時も同様の言葉を吐いていた人達はさっさと倒産する会社から逃げ出していました。
言葉というものは、うわべだけを言っているとどんな言葉も軽く感じられます。

こんな経験もいわゆる雌伏ってことなのでしょうね。
明石家さんまの言葉「生きてるだけで丸儲け」。
まさに的を得ています。
生命を無くしては何もなりません。
今回は時に撤退も立派な戦略になるというお話でした。
最後にブラック企業に勤めている人の面白いブログがありますのでご紹介いたします。
ブラック企業で働く社員のブログ
元職場仲間の方ですが、相変わらずの環境をわかりやすく解説してくれていて、面白いブログですのでヒマつぶしの時にでも読んでみてくださいm(__)m

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