最近の地上波では、本当に時代劇って少なくなりましたよね。
衛生放送や日中の地上波ではなぜか韓国の時代劇ドラマが放映されることが多い。
たぶん、放映する費用が安いからってのもあるのでしょうね。
そんな中、NHKは衛星でも地上波でも時代劇を頑張ってくれてます(ちなみに民放の衛星放送でも「時代劇専門チャンネル」(スカパー)など再放送などしてくれてます)。
私が最近のお気に入りだったのはやはり大河ドラマ「真田丸」ですね。
三谷幸喜の脚本ってこともあり、面白いのですが、俳優陣もまた脂ののった部隊出身の俳優さんなども出演されていて、見ていても演技に飽きがありませんでした。
それに、けっこう時代考証をしっかりと取り組まれていたので、歴史マニアにも耐えられる作りだったと思います(例えば、諱ではなく仮名(真田信繁なら「源次郎」や官位(真田昌幸は安房守)で呼ぶとか「豊臣秀吉(とよとみひでよし)」を「とよとみ(の)ひでよし」と名乗らせるとか)。)
「豊臣」って苗字ではなく「姓(かばね)」。
例えば「足利尊氏」の「足利」は苗字で本姓は「源」なので、正式には「源尊氏(みなもとのたかうじ)」なんです。
本姓で名乗るときは「(姓)の(名)」と名乗るのが習わしですから。
あとNHKだと木曜時代劇の「ぼんくら」
衛星放送の「雲霧仁左衛門」
どちらも俳優陣がこれまた脂ののったベテランぞろい。
しかも、雲霧の場合はチャンバラシーンの刀の音などもリアルでした。
重みのあるまさに日本刀と日本刀のぶつかる音(もちろん本物を手にしたことはありませんよ、あくまでもイメージですけど)、いいですねぇ。
なかでも、雲霧演じる中井貴一と火付け盗賊改方、安倍式部演じる国村隼人の殺陣や頭脳&心理戦は見ごたえありました。
まるでルパンと銭形警部の関係のようでした。
さて、民放の時代劇でお気に入りといえば、私は「八丁堀の七人」です。
主人公の北町奉行所同心、仏田八兵衛(片岡鶴太郎)と上司の与力、青山久蔵(村上弘明)、そしてその仲間達の活躍を描いた時代劇なんですが、それまでの町奉行ものに出てこなかった捕り物の際の服装や「捕り物出役」って用語。
このドラマで知りました。
そりゃね、あの着流し姿では相手を追いかけるにも動きづらいでしょうから。
お次は「鬼平犯科帳」。
私はやはり中村吉右衛門演じるシリーズがお気に入りです。
他の方のシリーズも再放送で観ていて、それぞれに味わいもあるのですが、中村吉右衛門や江戸家猫八などが出演しているシリーズがなんだかしっくりとくるんですよね。
それに食事やお酒を呑むシーンがまたどれもいい。
江戸の風情を感じることができます。
それにこのシリーズでとくに気に入っているのがエンディングテーマ。
ジプシーキングス - インスピレーション
時代劇といえば演歌ってパターンの中でこのセレクション、センスがいいです。
次は「必殺仕事人」。
やはり藤田まこと演じる「八丁堀の同心 中村主水(なかむらもんど)」。
昼行灯を装っているけれど、じつは頭脳明晰でかなりの手練れ。
中村主水のしているマフラー風の着こなしがかっこよかった(*´▽`*)
先日お亡くなりになった松方弘樹さんの代表作の一つ。
「名奉行 遠山の金さん」
松方さんの江戸弁の語りや殺陣が本当に冴えてます。
そして「銭形平次」ですね。
子供の頃、銭形平次ってお金持ちなのかと思ってました。
だって、小銭とはいえ、銭を投げて犯人を捕まえるんですから。
実際は奥さんが貯めた小銭を投げていて、投げ終わった後は(捕り物が終わった後)子分の八ちゃんや平次本人が回収していたとか。
だったら銭を投げなければいいのに・・・(笑)
もっとも、銭を投げるから「銭形平次」なのであって、小石とかじゃ様にならない。
銭形警部も苗字が変わってしまいますしね。
岡っ引きって、実際は町奉行所属の同心の私的な雇われ人で、元は犯罪人などが多かったようです。
立場的には半官半民って感じですかね。
同心から小遣い程度の給金しかない(同心も役人の年収としては低い)のですが、同心も岡っ引きも副業や付け届けなどでかなり金回りは良かったようです。
役人は基本的に現在と同じく兼業不可と幕府からの決まりはありますが、それだけでは喰えない現状がありますので、役宅を勝手に賃貸させたりして収入を増やしていたそうです。
幕府も見て見ぬふりをしていたとか。
賃上げできませんからね、だったら見て見ぬふりして問題ないならいいだろうと、なかなか賢いやり方です。
役宅に関してのうんちくを一つ。
鬼平こと長谷川平蔵と遠山の金さんこと遠山金四郎影元の役宅は同じ家だったそうです。
鬼平が寛政の改革の頃に活躍して遠山の金さんはちょうど天保の改革の頃に活躍。
活躍の時期も改革の頃ってのも興味深いものです。
衛生放送や日中の地上波ではなぜか韓国の時代劇ドラマが放映されることが多い。
たぶん、放映する費用が安いからってのもあるのでしょうね。
そんな中、NHKは衛星でも地上波でも時代劇を頑張ってくれてます(ちなみに民放の衛星放送でも「時代劇専門チャンネル」(スカパー)など再放送などしてくれてます)。
私が最近のお気に入りだったのはやはり大河ドラマ「真田丸」ですね。
三谷幸喜の脚本ってこともあり、面白いのですが、俳優陣もまた脂ののった部隊出身の俳優さんなども出演されていて、見ていても演技に飽きがありませんでした。
それに、けっこう時代考証をしっかりと取り組まれていたので、歴史マニアにも耐えられる作りだったと思います(例えば、諱ではなく仮名(真田信繁なら「源次郎」や官位(真田昌幸は安房守)で呼ぶとか「豊臣秀吉(とよとみひでよし)」を「とよとみ(の)ひでよし」と名乗らせるとか)。)
「豊臣」って苗字ではなく「姓(かばね)」。
例えば「足利尊氏」の「足利」は苗字で本姓は「源」なので、正式には「源尊氏(みなもとのたかうじ)」なんです。
本姓で名乗るときは「(姓)の(名)」と名乗るのが習わしですから。
あとNHKだと木曜時代劇の「ぼんくら」
衛星放送の「雲霧仁左衛門」
どちらも俳優陣がこれまた脂ののったベテランぞろい。
しかも、雲霧の場合はチャンバラシーンの刀の音などもリアルでした。
重みのあるまさに日本刀と日本刀のぶつかる音(もちろん本物を手にしたことはありませんよ、あくまでもイメージですけど)、いいですねぇ。
なかでも、雲霧演じる中井貴一と火付け盗賊改方、安倍式部演じる国村隼人の殺陣や頭脳&心理戦は見ごたえありました。
まるでルパンと銭形警部の関係のようでした。
さて、民放の時代劇でお気に入りといえば、私は「八丁堀の七人」です。
主人公の北町奉行所同心、仏田八兵衛(片岡鶴太郎)と上司の与力、青山久蔵(村上弘明)、そしてその仲間達の活躍を描いた時代劇なんですが、それまでの町奉行ものに出てこなかった捕り物の際の服装や「捕り物出役」って用語。
このドラマで知りました。
そりゃね、あの着流し姿では相手を追いかけるにも動きづらいでしょうから。
お次は「鬼平犯科帳」。
私はやはり中村吉右衛門演じるシリーズがお気に入りです。
他の方のシリーズも再放送で観ていて、それぞれに味わいもあるのですが、中村吉右衛門や江戸家猫八などが出演しているシリーズがなんだかしっくりとくるんですよね。
それに食事やお酒を呑むシーンがまたどれもいい。
江戸の風情を感じることができます。
それにこのシリーズでとくに気に入っているのがエンディングテーマ。
ジプシーキングス - インスピレーション
時代劇といえば演歌ってパターンの中でこのセレクション、センスがいいです。
次は「必殺仕事人」。
やはり藤田まこと演じる「八丁堀の同心 中村主水(なかむらもんど)」。
昼行灯を装っているけれど、じつは頭脳明晰でかなりの手練れ。
中村主水のしているマフラー風の着こなしがかっこよかった(*´▽`*)
先日お亡くなりになった松方弘樹さんの代表作の一つ。
「名奉行 遠山の金さん」
松方さんの江戸弁の語りや殺陣が本当に冴えてます。
そして「銭形平次」ですね。
子供の頃、銭形平次ってお金持ちなのかと思ってました。
だって、小銭とはいえ、銭を投げて犯人を捕まえるんですから。
実際は奥さんが貯めた小銭を投げていて、投げ終わった後は(捕り物が終わった後)子分の八ちゃんや平次本人が回収していたとか。
だったら銭を投げなければいいのに・・・(笑)
もっとも、銭を投げるから「銭形平次」なのであって、小石とかじゃ様にならない。
銭形警部も苗字が変わってしまいますしね。
岡っ引きって、実際は町奉行所属の同心の私的な雇われ人で、元は犯罪人などが多かったようです。
立場的には半官半民って感じですかね。
同心から小遣い程度の給金しかない(同心も役人の年収としては低い)のですが、同心も岡っ引きも副業や付け届けなどでかなり金回りは良かったようです。
役人は基本的に現在と同じく兼業不可と幕府からの決まりはありますが、それだけでは喰えない現状がありますので、役宅を勝手に賃貸させたりして収入を増やしていたそうです。
幕府も見て見ぬふりをしていたとか。
賃上げできませんからね、だったら見て見ぬふりして問題ないならいいだろうと、なかなか賢いやり方です。
役宅に関してのうんちくを一つ。
鬼平こと長谷川平蔵と遠山の金さんこと遠山金四郎影元の役宅は同じ家だったそうです。
鬼平が寛政の改革の頃に活躍して遠山の金さんはちょうど天保の改革の頃に活躍。
活躍の時期も改革の頃ってのも興味深いものです。
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