きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

昔のドラマ『ハゲタカ』とぬるま湯

2020-11-05 17:40:27 | 組織
私がいくつか所属した会社では、必ずこういったセリフを吐いた人が存在しました。

『ぬるま湯でぬくぬく育ちやがって』と。



これ、吐いた人自身がじつはぬるま湯で育っていたというオチは別として(笑)

ぬるま湯かどうかは別として、長くその環境にいれば、多少のブラックはあったとしても案外と温室な環境ではあるようです。

このドラマ『ハゲタカ』がNHKで放送された頃、まだブラック企業という言葉は出てきてませんでしたから。

サントラ『ハゲタカ』 Hagetaka 'The Vulture' OST


サントラ『ハゲタカ』 Hagetaka 'The Vulture' OST


「ハゲタカ」のテーマ曲 大森南朋 柴田恭兵


リーマンショックを振り返る。feat.「ハゲタカ」名曲選


たしか90年代後半から2000年代前半。

構造改革という名でやたらと改革が叫ばれた頃。

リーマンショックだか知りませんが、業績不振で私が所属した部門を譲渡するって話が出て、結果的には破談して独立したものの、まさに『ハゲタカ』のような現実を経験しました。

これってどういう意味だと思います?

たとえ資格やコネがあろうとも、使う側から利用価値が無ければ即解雇の立場ってわけです。

当時、本当に『ノウハウさえ奪えば不要』と云われてました。

本当に『使い捨て』の現実があったわけです。

でね、そんなこと(その後の教育業界でもろくな目には遭いませんでしたが(笑))を経験すると、ヒトってどうなるかわかります?

それはね、組織に対してもずっと用心深くなるんです。

そりゃそうですよ、利用して捨てられる存在だったんですからね。

まぁ、荒んだ環境を経験したからとも思われるでしょうが、この経験がいい意味でも作用します。

それは、こんな経験してるので、多少の逆境なんぞ大丈夫だろうと思われること。

そりゃ結果を求めることには強いかもしれませんが、これでも組織全体をみるようにはなりました。

『腐ったこの国を買い叩く』

嫌というほどどん底に突き落とされたり、ブラック企業で苦労ばかりとぼやいたりはしましたけど、それも次への肥しと考えれば必要な経験なのかもしれません。

あの『ぬるま湯でぬくぬく育ちやがって』と吐き捨てていた人は現在、どうしているのだろう?

ふと思い出した言葉とドラマのお話でした。

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