「歩いて運動したらおもいっきり呑んで楽しもう」が目的のイベント。
シリーズ化したのは2年前の2012年夏。
栄えある第1回目は東京都
「樋口一葉」の旧宅を巡りながらの神田~本郷~水道橋周辺~九段下~神保町を巡る街歩き(約10キロ)。
第2回目は舞台は神奈川県
「いざ、鎌倉!!」をスローガンに江ノ島~鎌倉までを約10キロの海岸線を走破。
30代半ばを過ぎているおっさん二人にはかなり過酷な旅・・・。
そして今年(2014年)の夏。
過去2回の経験を通してルールを設定しました。
「徒歩は10キロ圏内」
「途中休憩を入れること」
「けして無理はしない」
徐々に年齢を重ねるメンバーとしてはこの原則が重要です。
裏ルールとして
「行き当たりばったりでも文句を言わない」
「歩きが終わったら寛げるお店がある街にする」
この2つも継続するうえで重要です。
べつに「仕事」じゃないですからね。
さて、2014年7月20日午後12時。
世田谷線三軒茶屋駅にて今回のイベント開始です。
まずは世田谷線に乗車して「下高井戸駅」へ。
今回は下高井戸から三軒茶屋へと巡る旅。
しかし、「へたれ」のおっさん二人の車中の会話
「意外と(距離)あるなー・・・」
いやいや、まだ始まってませんから
まだまだ世田谷区を満喫しておりませんからね。
約20分程度で終点「下高井戸」に到着。
京王線(本線)の駅とのターミナル駅です。
じつは東急と京王のターミナル駅。
でも急行は停車しない駅です。
さて、ここから三軒茶屋までテクテクと徒歩の旅開始です。
開始して20分足らずでさっそくのぼやき(笑)
「腰やら膝にけっこうくるんだよなー・・・」
さっそく30代後半のおっさんのぼやきです(笑)
そんなおっさん二人が開始20分で癒されたのがこちらの公園。
公園と街道の間にちょっとした水辺を作ったオシャレな公園です。
いいなー
癒されながらも次の駅「松原」到着。
良かった、とりあえずは沿線の2番目「松原」制覇です。
しかし我々には休憩場所が必要。
ではどこがいいか?
次の「山下」駅がいいでしょう。
ここは小田急電鉄の豪徳寺とのターミナル駅。
しかも商店街が発達しております。
目標が決定すると人は意外と頑張れます(笑)
そして到着。
この界隈はハイソな雰囲気の町並みです。
いいですなー、ドラマ(昼のメロドラマ)とかで使いたい雰囲気の町並み。
いよいよ豪徳寺駅周辺で休憩場所探索です。
ちょっこと歩くといい感じのお店を発見。
tabelog.com/tokyo/A1318/A131813/13123132
ここのお店は狭い空間をうまく利用しているお店。
ここで私は加賀100万石の小豆とほうじ茶のゼリーを選択。
あまり甘くなくスイスイと食べられる夏向きのスイーツでした。
一呼吸を入れた我々。
再び三軒茶屋へと徒歩で向かいます。
山下周辺の商店街を歩きます。
低層住宅が林立する界隈。
どこか昭和な雰囲気をかもし出す町並み。
どこか昭和50年代な感じです。
そんな感じでててきたのが「世田谷八幡宮」
立派な神社です。
www.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai/12_setagaya/12001.html
そして「宮坂駅」に到着。
八幡宮のそばにあるから「宮坂」なんでしょうね。
ここの駅には世田谷線で活躍した旧車両が安置されております。
さっそく車内へ。
うーん、なんとも懐かしい雰囲気のある車内。
ちなみに車内は空調設備はまったくありませんので蒸し暑い。
1997年頃、このタイプではありませんが、やはり旧式の車両が世田谷線にて活躍してました。
当時、三軒茶屋にある会社に勤めていた私は世田谷区役所や社会保険事務所などに行く際によく利用してました。
しかし、非冷房車。
夏場などは窓全開で扇風機を回していても車内は停車していては蒸し暑かったものです。
一緒に今回のイベントに参加している友人は「なんか昔の木原線(現いすみ鉄道)みたいだな」と感慨深げに言ってました。
旧車両を観た後、近くに「豪徳寺」があるのに気づきました。
そう、小田急線の駅「豪徳寺」の駅名由来のお寺。
せっかく近くまで来たのですからとそぞろ歩く我々。
宮坂駅から歩いて大体10分弱。
住宅街の中から現れました。
とても世田谷区とは思えない、京都とかの雰囲気をかもし出してます。
なんとも立派です。
どうです?
とても世田谷とは思えません。
なんだか京都にでも来た感じです。
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YouTube: JR東海「そうだ 京都、行こう。」1993-2012
今度からは「そうだ、豪徳寺、行こう」ですね。
このお寺、徳川四天王の井伊家とゆかりがあるとのこと。
井伊家といえば、井伊直弼さん。
友人より井伊直弼さんは何したの?と聞かれまして。
「大老となり、当時「決められない政治」状態だった日本を「泥かぶる」ってことで問題解決していった人」と説明しました。
安政の大獄でこの後登場してきます吉田松陰とかを処刑します。
でも、私はこの人の評価はもっと良くなっていい思いますよ。当時、誰も責任を取らない(取りたくなかった)ことを自分ひとりでかぶって頑張ったんですから。
ちなみに友人より「吉田松陰って何したの?」と聞かれて答えたのがこちら。
「基本的にテロリスト」と。
吉田松陰さん、すっごく頭の良い人(回転の速い)で純粋だったんだと思います。
教育といえば、この人は教えるのがうまい人でしょうね。
当時のはみ出し者を教育したのですから。
そんな話をしながら世田谷城址公園に到着。
中世の城跡です。
「センゴク」を愛読している私などは生で城跡を見られるのでうれしい瞬間です。
ちなみに私と友人(今回の企画提案者の一人)は出身地が千葉県大多喜町。
大多喜城を持つ自治体の出身なので、「城」となると心が躍るわけです。
実際の公園は一部のようです。
今は憩いの場所となってますが、土塁などまだまだ観て見たいと思わせる公園でした。
公園付近の幹線道路「城山通り」。
この世田谷城にちなんだ名称なのでしょう。
三軒茶屋へとテクテク歩いていると面白いものに出くわしました。
烏山緑道。
かつての「烏山川」の暗渠です。
ここもかつての橋跡ですが、今回の世田谷線の旅ではいくつかかつての「橋」跡を見てきました。
街歩き(とくに東京)では、こういったかつての川を巡る歴史ってのも面白いものです。
www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/106/157/691/d00014275.html
そして「上町駅」到着。
ここ上町は世田谷通りとなんとか通りの分岐点。
商店街も奮発したかちょっとしたモニュメントを設置してました。
「上町銀座会」
この通りには焼肉屋がやたらと多いのも特徴です。
世田谷駅到着。
そろそろ喉がかわいてきました。
近くで第2回目の休憩です。
「アンジェリーナ」
www.setagaya-joho.com/post/post-8508.html
カキ氷機がなかなかかわいい。
ここではオレンジジュースを注文しました。
絞りたてのオレンジジュース。
私はオレンジの種まで食べてしまい苦い思いをしました。
さて出発です。
しばらく歩くと駅は「松蔭神社前」です。
ここから松蔭神社へと向かいます。
松蔭神社へ向かう途中の道路です。
珍しいと思ったのは、通常は路肩に下水を作りますが、この道は道路の真ん中に下水が集中するように作られてます。
なので道路の真ん中に下水路が見えます。
かなり立派です、「松蔭神社」
そして本殿そばに作られた松下村塾のレプリカ。
なかなかな風情ですな。
この後、雨が降ったりしてきましたので、途中雨宿りしながらも次の駅へと歩きます。
若林駅。
ここは環七との交差点でもあります。
そこからテクテクと歩き次は西太子堂駅。
いよいよ終点三軒茶屋です。
ここで発見したのがこちら。
「目青不動尊」
ja.wikipedia.org/wiki/最勝寺_(世田谷区)
ここから三軒茶屋まであと少し。
そして到着。
13時出発して16時到着。
ありがとう、世田谷線。
この後、我々は食事まで時間があったので三軒茶屋のキャロットタワーの展望室にて景色を眺めながら体を癒しました。
今回はさほど気温も高くなく、疲労感もさほど出てない良い旅でした。