以前、このブログでも紹介いたしましたかつての仕事仲間のSくん。
私がインフルエンザだったこともあり、メールが届いてもなかなか返事を返すことができませんでした。
ただ、返事を返さなくても二、三日に一回の割合でメールを送ってきます。
ここ最近のメールの内容を紹介いたします。
「原因不明の肩痛、診断結果は四十肩だった」
「仕事がつまらない、ヒマ・・・」
「会社内で信用されてないようだ、転職サイトに登録した・・・」
等々、基本的にネガティブな内容ばかり。
メールを見ただけで思わずため息がでてしまうくらいです
ここまで自分にネガティブキャンペーンされてると、もっと虐めてほしいのかと思ってしまうくらいです。
本人もいったん落ち込むと自分をどんどんネガティブな方向へ追い込んでいく傾向があると自覚はあるようで、それを改善していきたいとは考えているようなのですが、ここまでだと慰めてほしいのか、それとももっと追い込んでほしいのかとイジワルな私はむしろ後者を選ぼうとしてしまいます
むしろ突き落としてほしいのかなと。
Sくんの場合、職場環境にももちろん問題があるとは思いますが、本人自身にも問題があるように思います。
それは、本人がどちらかといえば受身で物事に対して斜に構える傾向がやや強いこと。
口癖は「どうせ自分は・・・」「世の中は腐ってる」「この組織は無駄が多い」等。
さすがに全ての物事を肯定的に捉えろとはいいませんが、根本的にこのような態度ではなかなかストレスなど軽減はできません。
こういうタイプって熱中することが少ないのも特徴です。
Sくんの場合はとくに態度と顔にわかりやすいくらいに表れてしまいますからね
社会人を15年以上やってますと、なんとなくでも世の中の仕組みがわかってきます。
基本は人間関係。
そして人間関係で重要なのは「愛嬌」だと思います。
例えば、どんなに仕事ができる人だとか、奇麗な人、かっこいい人でも「愛嬌」がないとなかなか人はついてきてはくれませんし、協力を得るのも難しいものです。
でも、「愛嬌」があるだけで多少仕事ができなくともカバーできる場面が多いのもまた事実です。
この「愛嬌」。人柄だとか人望だとかのいわゆる「徳」の一つだと思います。
例えば、愚痴やぼやきでもそれが笑い話になるパターンがあります。同じ愚痴でも笑えない人と笑える人。
Sくんの場合は残念ながら笑えないんですよね。笑い飛ばすことができないくらい暗いイメージが出てしまうんです。
そんなに落ち込んで人生が楽しいのだろうか?
そして、そんな状態でお酒を呑んでも本当に美味しいんだろうか?
Sくんを見ていると「ミスター不景気」って言葉が思い浮かんでしまいます。
こっちまで気分が暗くなってしまう・・・
Sくんは再び職場環境を変えようと転職を考えているようですが、気分も一新してもう少しポジティブにならないとまたいつか来た道となるでしょう。
失敗を笑いながら修正し、ぼやいても面白いと感じられるようになれば彼のストレスも少しは軽く感じられるようになると思うのですが。
あとはバカになることでしょうね。
私など、しょっちゅうバカやってますから
でも、少しでも頭の良い人ってのはこのバカができないんですよね。
「バカと天才は紙一重」っていいますけど、エリート意識が多少でもある人やちょっと頭の良さそう(本当に頭がいいかは別)な人は突飛なことはしませんしできません。
あと、陽気に物事を考えることができると失敗が些細なことに感じることもできます。次はこうしたらうまくいくと気づくことができますし、時間をかけてくよくよしませんから。
Sくんにはもう少し内面的に明るくなって「ミスター好景気(むしろバブル)」といわれるくらいになってもらいたいもんです。