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進化する魂

フリートーク
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多くの悲劇を無駄にしないために 今、明日の日本のためを考えよう

2011-03-29 18:43:15 | 社会
大学は東電に「汚染」されている (純丘曜彰)
http://agora-web.jp/archives/1291655.html

総額およそ5億円。これほどの大金が、東京電力から東京大学大学院の工学研究科に寄付口座としてだけでも流れ込んでいる。これは、東大の全86寄付口座の中でも、単独企業としてあまりに突出した金額だ。その内訳は、以下のとおり。

建築環境エネルギー計画学  ・・・  単独で1億4000万円
都市持続再生学  ・・・  14社で1億5600万円
ユビキタスパワーネットワーク寄付口座  ・・・  3社で1億5000万円
核燃料サイクル社会工学  ・・・  単独で1億5000円
低炭素社会実現のためのエネルギー工学寄付研究ユニット  ・・  単独で1億5000万円


気持ちはわかる。
こういう事実認識は必要だ。
だが、こういう話で世論をリードするのは間違い。

これだと「政治とカネ」の政局話と同じレベルだからだ。
金、愛人、利権などを巡る話で主要メンバーがパージされれば、真っ当な議論ができなくなる。
それはこれまでも幾度と無く繰り返されてきた日本の政治の悲劇だ。

原子力利権構造があるのは確かだろうし、その利権を欲しいままに貪ってきた既得権益者も大勢いるのだろう。
幾人かの識者は、日本の原子力政策が決してクリーンではなく、明らかな誤りが存在し、そのことが日本にとって負の要素を持つと指摘する。
そのことについて憤りを感じるのは、決して間違っていない。


だが、その話と、今後のエネルギー政策を議論することとは"別"の話だ。
我々には、もうそういう政局話に付き合うほどの余力はないのだ。
誰の言葉であっても、その言葉が有意なものであれば真剣に耳を傾け、どんな洞察にも敏感に反応し、皆で議論を深め、最も有用な答えを導き出す。
そういう誠実さ、真なる意味での前向きさが、今の日本に最も求められるものではないのか。

これまでのことを水に流してとは言わない。
ただ、それが、亡くなった多くの人たち、今も厳しい状況の中で必死に耐え忍ぶ多くの人たち、国や国民のため命を賭す覚悟で努力をする人たちの気持ちに応えるということではないか。
新しき日本、悲しみをただの悲しみで終わらせない日本、叶えられなかった夢を叶えられる日本、笑顔に溢れ前向きに生きていける日本、皆で喜びを分け合える日本。
彼らの死や努力や想いを無駄にしないために、今我々は眼を見開いて、自分という殻を脱しよう。
明日の夜明けを、新しい日本の夜明けにするのだ。

今回の地震は日本にエネルギー政策が国の根本に関わることだということを広く知らしめてくれた。
今後のエネルギー政策を議論するにあたって、このような政局化は絶対に回避しなければならない。


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