進化する魂

フリートーク
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大切なことはすべて君が教えてくれる

2011-02-22 11:08:32 | 恋愛
大切なことはすべて君が教えてくれた(フジテレビ)
http://www.fujitv.co.jp/kimigaoshietekureta/index.html

久しぶりに"録画"をしてドラマを見ている。
なぜ見始めたのか、それは全くの偶然(第1話の再放送)であったのだが、最近いろいろ考えるところがあって最初から全て見ている。

月9ドラマを見ること自体、かなり珍しく、若者向けのドラマを見ると、ついつい「若いな・・」などと悟ったフリをして冷めた視線で受け流すのが癖ついていたのだが、どうも見方がスパイラル周回したらしく受け取り方が変わってしまった。

決して悪いことではないが、人間には物事を帰納的に考える癖があって、身の回りに起きる事象に関して一般化(法則化、定式化)してしまう。
ブラックスワンのタレブ曰く、後付バイアスによる「プラトン化」というやつだ。
往々にして、これはかなり特殊な前提条件に基づく一般化なので、想定外の事象をうまく包含できない。

恋愛でいえば、人間はある程度の経験をすると、マクロで恋愛を捉えようとして、一定の傾向から、自分なりの恋愛理論を構築してしまう。
一度、恋愛理論が出来上がってしまうと、この理論に基づいてしか恋愛を見ようとしなくなるので、人は想定外の事象については事象の論理を単純化して理論における論理矛盾を回避するか、もしくは事象そのものをなかったことにするという無視作戦をとることになる。

どうすればよいか答えのわからない問題について、人は向き合うことを避けたがる。
(日本の教育が回答の用意されている問題ばかり解かせるから、日本人はこの手の問題が苦手というのもあるだろう)
人は、「どうしたらよいかわからない」という状態に対して「不安」を感じる生き物だからだ。
「知らない恐ろしさ」というやつである。
「不安」は生き残るための危険検出センサーなので、知らない恐ろしさが存在すること自体は生物学的に言って正しい。

しかし、日本の教育は知ることのできることばかり教え、それに答えることができる人を優秀とする傾向が強いので、日本人の多くは「知らない恐ろしさ」に対する耐性がない。
また、全知全能な神を宗教的背景としてもたないし、神道や仏教の影響が薄れ、人間の未成熟さを肯定する素地がないということもあるだろう。

だから、日本人はやたらと「知らない恐ろしさ=不安」を恐れている。
「不安」を排除するために安定的な生活を手にしようと躍起になっている。
日本人は事象をプラトン化して「論理の単純化作戦」と「事象の無視作戦」に全力を傾けるのだ。
そして、時としてそれが不毛な努力になり、人生から幸せを追い出している。

当Blogでは、以前より「恋愛」に焦点を当てている。
何度も言うように、「恋愛」こそ、その日本人のプラトン化を打ち破る鍵だからだ。
凝り固まった自分を破壊し、新しい秩序を求める原動力になる。

恋愛の1つもできないような日本人に何を変えることができる。
この社会の何を、この世界の何を、この文化の何を、変えることができるのだ。

嫌いなことから物事を変えることはできない。
物事を変えることのできる条件は、唯一、それが好きであるということだけである。

答えは、上述したように、人間にとって「好きである」ということが既存の構造を破壊し、新しい秩序を構築するために最も優れた動機となるからだ。

「大切なことはすべて君が教えてくれた」は、全くもってその通り。

大切なことはすべて好きになったものが教えてくれるのだ。
あなたが、大切なことを知る条件はただ一つ、好きになるということ、それだけだ。



ちなみに、ドラマの話ですが、私は佐伯 ひかり(武井 咲)と柏木 修二(三浦 春馬)とがうまくいって欲しいです。
お願いします。

[追記]

勘違いされるかもしれないので補足しておきますが、
ここでいう恋愛とは人と人の恋愛だけにあらず、
人と人と物事すべてとの関係性の話です。

ちなみに、この恋愛話は私の持論で、だいぶ前の学生時代の頃から採用面接時にも語った内容でもあります。
これくらいのことが語れなければ学生した意味がありません。


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