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進化する魂

フリートーク
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民主党には猛獣(亀井大臣)使いが必要だ

2009-12-09 07:12:00 | 政治
当Blogの想定通り菅直人氏が亀井静香氏とやりあっている。
菅氏くらいしか闘える大臣がいないというのは情けないことだが・・

ふと思った。

亀井静香大臣の的外れな暴走を批判する意見が多いが、彼の話を聞いていると、彼の信念だけは認めたくなる。
彼が一生懸命だからだ。
方法論を横に置くと、彼は彼なりの政治的背景を背負っていて、中小企業や地方をなんとかしようとする心意気だけは認められていいと思う。

いや、正確にいうと「認めたくなる」というより「もったいない」という表現が私の印象により近い。
彼は社会主義者かもしれないし、小泉・竹中両氏を心底憎んでいるようだが、それは結局、彼が方法論を知らないからで、彼が狂っているからではない。
彼は彼なりの正義に向かって残り少ない人生をかけて突き進んでいる。

私は、こういうのを見ると「もったいない」と思う。

「正義」に向かっているということは、イコール「なんとでも操作できる」ということを意味している。
なぜなら、「正義」というのは相対的な価値基準で実態がなく、時代や環境とともに変わっていくものだからだ。
そんなアヤフヤな価値基準を妄信するのは人間として最も危険な行為であるが、それと同時に最も有用である。
「正義」をちょちょんと変えてあげればいいのだ。

逆に最も組しがたいのは、正義を信じないタイプの人間だ。
こういうタイプとは、正しさを共有するのに骨が折れる。
時としてこういう人間を「冷徹な」というのだろう。
その代わり、最も合理的な戦略をとれるのはそういう人間だ。

民主党に亀井大臣を使える若手政治家がいないということが、民主党の弱さだと思う。
亀井氏に合理的で説得的なレクチャーができれば、状況がうまく動かせるはずだ。
こういう武闘派や大物権威者をうまく使うというのは、どの分野でも行われている。
嫌らしいと言われるかもしれないが、これは個人の処世術ではなく、自分達のためのチームプレーだ。
個人プレーで行うと、亀井氏が失脚すると共倒れのリスクがあるが、あくまでも党としてやれば戻り先もあり安泰だ。

民主党の次世代エースの大塚耕平氏(金融副大臣)がそれを見込んで当てられているのかわからないが、若手政治家の教育としても間違いなく使える。

小沢一郎が、新人議員を選挙と研修付けにすることについて「新人でもベテランでも同じ給料もらっているのだから」と言って批判する人達が多いが、こういう権威主義というか妬みで人を批判するのはやめた方がいい。
そっちの方がよりよい結果をもたらす可能性についての考慮が抜け落ちてしまっている。

そういうことなど考えると、亀井静香につけて修行させた方が得るものがあるのかもしれない。
小沢一郎が田中角栄から学んだように。

余計な心配はいらない。
弟子は師匠を超えられないかといえば、そんなことはないだろう。
小沢一郎と田中角栄とはまるで違う政治家であるように。


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