粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

山本太郎議員のデマ直訴

2013-11-01 09:05:00 | プロ市民煽動家

おそらく、山本太郎参議院議員に投票した有権者の多くは今になって後悔していることだろう。こんな非常識男を国会に送り出したことを。

秋の園遊会で山本議員が天皇陛下に手紙を直接渡したという報道を読んで自分自身本当に呆れてしまった。象徴天皇制の現憲法にあって天皇には権威はあっても権力はないことは、中学生でもわかることだ。山本議員の行為は憲法を逸脱した非常識な政治利用であることは明らかだ。

明治天皇に直訴した田中正造を意識したのだろうか。あるいは藩の苛政に耐えかねて、徳川将軍に訴え出た佐倉宗吾か。かれらは直訴に命を賭けたが、特に宗吾は夫婦で磔になったいわれる。山本太郎議員にはそんな命がけの決心などさらさらない。あるのは、自分の浅はかな考えを世間に認めてもらいたいという子どもじみたパフォーマンスだ。

本議員は、手紙の内容について次のことを語っている。

「内容ですか。現状をお伝えするという内容ですね。例えば、いま子供たちの被曝(ひばく)、この先進んでいくと本当に健康被害がたくさん出てしまうといことですね。それだけでなく、食品の安全基準という部分でもすごく危険な部分があるんです、という話だとか、あとやっぱり、原発の収束作業員ですね。

この人たちが本当に最悪の労働環境で収束作業をやってくださっているということですよね。本当に劣悪な環境の中で、しかも、搾取されながら労働の対価というものを手にすることなく、命をはりながら、命を削りながらやっているにもかかわらず、健康管理とか放射線管理がずさんなままにされている実情ですか。そのようなことを手紙の中にしたためたという感じです」

これは山本議員の勝手な持論でしかなく、そのほとんどは反原発派特有のデマといってよい。特に子どもたちが将来健康被害を受けるとか、食品の安全基準が危険だとかは全くもって科学的根拠に乏しい。実際は専門の権威ある機関の多くが事故の影響を否定的に捉えている。現場作業員の健康管理に関しても誇張されている。確かの厳しい面はあるが特に深刻といえるものではない。朝日新聞などの左翼新聞が煽り立ていてるだけである。

こんなデマ情報を天皇陛下に直訴することが一番の問題なのではないか。山本議員は、これまでも根拠のないデマを流して福島県民を苦しめてきた。それが世間の糾弾を受けているのになお飽き足らないのかと、端から見て哀れにさえ思えてくる。人間の業の深さを感じるのは自分だけだろうか。


コメントを投稿