粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

あの騒ぎは一体なんだったのか

2013-05-08 15:02:06 | ガレキ広域処理問題

震災がれきの広域処理、昨年の今頃はがれき受け入れを表明した自治体に反対派が押し寄せて異常というべき紛糾を見せていた。自分のブログでも書いたが、特に1年前は北九州市で子供を人質に取るかのように「子供の命を守れ」とがれき搬入反対を叫ぶ過激な抗議活動が頂点に達した。一部メディアは、こうした反対派の動きに同調するような姿勢を示したことで問題をこじらせてしまった。

そんな騒ぎも今は昔。しかも当初予想よりも、被災地のがれきが大幅に少ないことがわかり、宮城県と岩手県の場合その最終的処理が目標の来年3月までに達成できそうだ。ともかく本当に喜ばしいし、被災地の復興に拍車がかかることを期待したい。

それにしても、現在この問題が全くメディアどころか、反原発ネットでも話題にならないのは正直言って呆然としている。あの過激な反対は一体何だったのだろうか。ベビーカーを出してまで訴えた「悲痛」はどこへ行ってしまったのか。

山本太郎君も大阪での焼却に激怒して、母親を避難させると表明したが、その後のことは聞かない。所詮口だけの三流タレントのパフォーマンスというべきか。気楽な稼業?「脱原発に60兆票」という彼のツイッター、「まじめにやれよ」と自分を棚に上げて言いたくなる。

しかし、被災地の人ははっきり言って傷ついたと思う。ひどいのは、お願いする東北の自治体に反対派が抗議活動をしたことだ。「こんな汚染がれきはあんたらで始末しろ」といわんばかりの傲慢さ。腹立たしい限りだ。

北九州市や大阪では「健康被害」を訴えて裁判沙汰になっている。本当に健康被害はあるのか。すでに1年半以上広域処理を実施している東京では、反対派の理屈からすれば、病人だらけになってしまう。

山本太郎君に対するツイッターのまとめを見ていたら、こんなつぶやきがあった。

ツイッターでの報告を見る限り、被災材の焼却などよりも身内や友人に反原発カルトの信奉者がいることの方が人々の体調に大きな悪影響を与えている。家族や仲間の健康を大切に思うならば反原発カルトから離れた方がいい。

わざわざ不健康になることほど、つまらないことはない。暗い夜道と反原発カルトには気をつけよう。


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