粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

沖縄洗脳教室

2015-02-18 23:04:24 | 沖縄の虚像と実像

これらは現在、沖縄では「平和教育」の名の下、極めて偏向した教育が進行している。そこに流れるものは「反米、反日、反基地」という典型的なサヨク思想の感化である。保守系ネット放送チャンネル桜の沖縄の声が紹介した内容を知ると背筋が寒くなるばかりである。

いくつか事例を挙げておく。

1、沖縄のある小学校で70年前の沖縄戦の寸劇が行われる。日本兵と沖縄住民に銃を向けてここの土豪は軍が使うからお前たちは壕から出て行け、と脅す場面が登場する。クラスで日本兵と沖縄住民の二手にわかれ、前者を悪役に後者をその被害者のように仕立てる内容だ。

しかし、これは事実とは違う。沖縄住民が日本兵を運命をともにしたいと申し出たが、逆に軍から早く安全な場所に逃げるように促したというのが本当にところだ。まして、集団自決を軍が強制したというのも大間違いだ。戦後「強要した」と糾弾された軍の司令官が、住民が集団自殺に必要な手榴弾を分けてほしいと頼んできたが、米軍の攻撃のために使う分しかないとして断ったと証言している。

この学校では別の劇で反基地をテーマにしてハーフの子供たちにアメリカは出て行けというプラカードを持たせることもしているという。これは反米教育どころかヘイトスピーチの奨励といってよいのではないか。こうしたとても劇とはいえない授業が特定の思想をもった教師のもと行われている。

2、沖縄への修学旅行のプログラムにある平和学習と称して北海道の小学生、辺野古キャンプシュワブゲート前で記念写真を撮らせる。まるで人間の盾のように立たせて子供たちも一緒に反対しているという反基地活動家の宣伝に使う。キャスターのボギー・テデコン氏が「卑怯きわまりない」と怒っているのも同感だ。

3、同じ辺野古で地元の人が撤去を要求している活動家のテントの中に子供たちを入れて活動家の話を聞かせる。別なときにはテントに中学生を入れて一緒になって反米反基地活動を行っている。

4、高校生が沖縄修学旅行で活動家の話を一方的に信じ込んで、辺野古の基地のフェンスに横断幕をくくる手伝いをしている。これは違法行為であり、生徒たちにやらせるだけで引率の先生がその写真をとってほくそ笑んでいたという。番組で子供たちは大人になってこれが犯罪だと知って後悔するだろうと語っていた。

5、琉球新報に子供たちに「反日、反米、反基地」の投稿欄に3名続けて投書されたが、3人の子供は同じ学校の児童だった。ボギーさんは教師が子供たちに作弁を書かせて優秀なものを選んで教師が投書させたものと推測している。

これらの教師の行為を番組は批判する。政治の不介入を主張しながら一方では外部からの進言や意見を受け入れない。自分たちは子供たちに偏向教育を行って、自分たちの思想を刷り込む。やがて活動家の卵を育むような教育現場になっている。優秀な子供ほど教師の話を聞いて、彼らがその後教師になって受けた教育を次世代の子供へ継承させていくということだ。

教師たちは常日頃「子供を戦場に送るな」と盛んにいっているが、もう一人のキャスターである金城テルさんは、こうした教師は戦争を呼び込んでいるようなものだという。実際には国に対する反感を持たせて国家への攻撃をしかける。平和を言っておきながら彼らのやっていることは暴力そのものだ、と。

金城さんは教師に対抗して父兄が立ち上がらないと駄目だと考えているが、新聞に洗脳されてそれができないという。先生におかしいといえば、内申書に響くとして引いてしまう。閉鎖的な教育環境だ。

最後に番組では来週行われる与那国島の住民投票について言及している。島に自衛隊の沿岸監視隊を配備すべきか否かについてだ。既に市長が受け入れを表明して工事も粛々と進められているが、この期に及んで反対派が住民投票を持ち込んだ。投票権にはなんと中学生や永住外国人にも与えられている。

ボギーさんによれば島の中学校では左翼の親たちが生徒に配備反対の署名活動をさせていたという。自分にもそういう子供たちにも投票させることがとても正気の沙汰とは思えない。

番組では子供を政治闘争に引き込むべきではないと戒めていた。子供たちがもっと高いレベルに成長できるように教師が手助けすべきだ。教育すべきはなぜここに基地が必要なのかということだ。外部からの鍵がなくてはならないが、その鍵の役目が自衛隊配備だ。敵がきたら追い返すことが必要だと教えるのが先生、父兄だ。配備反対に子供たちをつかうのは大きな問題だと警告している。

この沖縄の教育現場を見ると、どうしても北朝鮮の教育を思い出してしまう。幼い子供たちは、物事の正否を理解することなく将軍様の意図のまま独裁者を讃える。また文革時代の中国のように若い紅衛兵たちが独裁者に教え込まれた思想を無批判に信じて反対派を糾弾した歴史、あるいは韓国でも反日教育が徹底していて「独島が領土」といった歌を絶唱する事例などが想起される。

これらは極めて閉鎖的な空間で特定の意図をもった為政者たちによって行われる。もはや洗脳と呼んでよいほど徹底した思想教育と考えられる。沖縄では政治家ではなく、これが現場の教師たちによって行われているだけの話で、実態はさほど変わらないといえる。県内のメディアがそれを主導あるいは後押しする。一部親たちもそれに同調し、他の親たちは反発を恐れて口をつぐむ。その環境で行われるのは子供たちへの思想教育であり、洗脳である。

 

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