[三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]
東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017082702000141.html)
《「そうだ、やられる前にやってしまった方がいい」「やっちまえ」-。ト書きはこう続く。(集団の暴徒になっている)…「帰ってきたウルトラマン」…「怪獣使いと少年」…ただ自分の星へ帰ることだけを願う宇宙人と、それを手助けする少年にデマに扇動された一般市民が襲いかかる▼脚本は上原正三さん。一つの事件を題材にしている…▼その追悼文は日本人にとっての「お守り」だったかもしれぬ。それが失われ、かつての過ちを忘れたとき、「やっちまえ」のあの怪物がこの世に再び現れまいか。それを恐れる》。
『●沖縄出身脚本家上原正三さん、「民意を顧みず、
基地を押し付け…沖縄を植民地としてしか見ていない証拠」』
《■「怪獣使いと少年」で問うた人間の心の闇》
《登場人物の少年は北海道江差出身のアイヌで、メイツ星人が化けた
地球人は在日コリアンに多い姓『金山』を名乗らせた。1923年の
関東大震災で、『朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ』『暴動を起こした』
などのデマが瞬く間に広がった。市井の善人がうのみにし、軍や警察と
一緒になって多くの朝鮮人を虐殺したんだ。『発音がおかしい』
『言葉遣いが変』との理由で殺された人もいる。
琉球人の俺も、いたらやられていた。人ごとではない》
《あの回の監督は東條昭平が務めたんだけど、彼が僕の意をくんで、
演出をどんどん強めていくんだ。例えば、『日本人は美しい花を作る手を
持ちながら、いったんその手に刃を握ると、どんな残虐極まりない行為を
することか…』という隊長のセリフは僕の脚本にはなく、東條が付け加えた。
そういう意味では、30歳前後の若者が血気盛んに作ったんだね》
《でも当初、メイツ星人は群衆に竹槍で突き殺されていた。これも僕の
シナリオではなく、東條が演出で変えた部分。さすがにこのシーンは
生々しすぎて子ども番組の範疇を超えると…。それでこの場面は撮り直して
拳銃に変わり、オンエアされた》
瞬く間にデマを善人が鵜呑みにし、警察や軍人らと共に狂気の暴走…「怪獣使いと少年」の脚本を書いた上原正三さんは「琉球人の俺も、いたらやられていた。人ごとではない」と。「関東大震災朝鮮人虐殺事件」は、とんでもない史実であり、反省の意味を込めて、長く記憶され、語り継がれなければならない。歴史を抹消し、修正することは許されない。「数」の議論に落とし込んでよいような事件ではない。「震災死」と同一視して良いものではなく、「人災」と呼ぶ人も居る。悍ましい虐殺だ。
《「やっちまえ」のあの怪物》をニッポンの社会に解き放ちたいらしい…トファ小池百合子都知事のヘイト体質が奇しくも露見してしまった。そして、トファの小池氏は、《琉球》に対するバッシングを行い、また、《全ては次の犠牲を強要し再生産する仕組み》な「尊い犠牲」論者でもある。
『●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による
「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」』
《リテラ…『酷すぎる安倍政権の沖縄いじめ…米軍属事件対策の
防衛省パトロール隊が基地反対派を監視!
小池百合子も沖縄ヘイト』…小池百合子・東京都知事候補も、
沖縄バッシングに加担してきた人物だ。沖縄担当相だった
2006年には、「沖縄とアラブのマスコミは似ている。超理想主義で
明確な反米と反イスラエルだ。それ以外は出てこない」などと、
百田氏と同様に沖縄メディアを批判。13年3月に開かれた自民党
国防部会でも、「沖縄のメディアが言ってることが県民すべてを
代表しているわけではない」と述べている。…沖縄はとやかく言うな、
黙って犠牲となれ。政府も、安倍首相や小池百合子氏といった
極右議員も、ネット右翼も、結局は沖縄を戦中と変わらない「捨て石」だ
と見ている。それは「国に、権力に楯突くな」という全体主義の空気と
密接につながっている問題だ…小池百合子氏の「思いやり予算よ」
という暴言》
『●「選挙上手・戦略家」氏は羽衣の下には剣と鎧を纏い、
スネにもお金にまつわる多数の傷が…』
『●宇都宮健児さん、「小池さんが東京でカジノをやろうとしたら、
猛烈な反対運動をやらなければいけないな」』
『●2017年都議会議員選挙: 「「安倍政治」を許さない」
→自民党亜種・トファや公明に投票? 理解不能』
「「ト」な日本会議関連議員らしいし、沖縄ヘイト体質だし、アベ様の
オトモダチ百田尚樹センセと同じ体質。壊憲志向、権力志向…
ため息ばかりだ。小池氏は、選挙が終わるや否や直ぐさま、
トファ代表を辞任し、新代表にその座を譲ったそう。巷間、
「クラス担任があっさり交代」「学級崩壊」が…。新代表野田数氏って、
大丈夫ですかね? 《地域政党「東京維新の会」》ねぇ…、
《アントニオ猪木参議院議員の政策担当秘書》ねぇ…、
《東京維新の会時代の2012年10月には日本国憲法無効論に
基づく大日本帝国憲法復活請願を東京都議会に提出》ねぇ…(←ココ)。
大丈夫か?」
『●室井佑月さん「小池都知事…考え方は安倍首相に近い」
「自民党っていう看板を付け替えただけじゃん」』
『●「文書が不存在」…トファ小池都知事の脳内AIという
超単純回路な「ブラックボックス」で「政策判断」』
『●権力内での席替え: 無言「……」で「のり弁」での
チョッピリ情報開示…自民党亜種トファ的な情報非公開』
「「のり弁」のブーメラン。無言「……」で「のり弁」でのチョッピリ
情報開示…まさに、自民党亜種トファ的な情報非公開な予想通りの
展開。報道機関からのトファ議員へのアンケートなどにも拘束を
かけているとのことで、この党の体質があらわになっています。
また、小池都知事は、依頼を受けていた
関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式への追悼文送付を断ったそうです。
小池都知事のヘイト体質も露わになりつつあります」
『●自民党亜種トファの小池都知事が「震災時に
朝鮮人が虐殺された史実の否定にもつながりかねない判断」を…』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017082702000141.html】
【コラム】
筆洗
2017年8月27日
「みんな、こいつを生かしておくとなにをしでかすかわかンねエぞ、なんしろ、宇宙人だ」「そうだ、やられる前にやってしまった方がいい」「やっちまえ」-。ト書きはこう続く。(集団の暴徒になっている)▼一九七一年放映の「帰ってきたウルトラマン」の「キミがめざす遠い星」。テレビ放映時のタイトルである「怪獣使いと少年」の方がなじみが深いか。ただ自分の星へ帰ることだけを願う宇宙人と、それを手助けする少年にデマに扇動された一般市民が襲いかかる▼脚本は上原正三さん。一つの事件を題材にしている。一九二三(大正十二)年の関東大震災の朝鮮人虐殺である。「朝鮮人が暴動を起こした」などのデマにあおられた人々によって朝鮮人らが殺された。差別、人間の集団心理の恐ろしさを沖縄出身者として、この作品で描きたかった▼その朝鮮人犠牲者の追悼式。小池百合子東京都知事は歴代知事が応じてきた追悼文の送付を今年は断った。突然の方針転換である▼都慰霊協会主催の大法要ですべての犠牲者に哀悼の意を表しているためとは説明になっていない。「虐殺の事実を否定するもの」と批判されても仕方があるまい▼その追悼文は日本人にとっての「お守り」だったかもしれぬ。それが失われ、かつての過ちを忘れたとき、「やっちまえ」のあの怪物がこの世に再び現れまいか。それを恐れる。
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東京新聞の辻渕智之・榊原智康記者による記事【関東大震災の朝鮮人虐殺 小池都知事が追悼文断る】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201708/CK2017082402000130.html)。
リテラの記事【ついに本性が…小池百合子が関東大震災朝鮮人犠牲者の追悼を拒否! 背後に朝鮮人虐殺を否定する在特会系ヘイト団体】(http://lite-ra.com/2017/08/post-3412.html)
《例年、市民団体で構成する主催者の実行委員会が要請し、歴代知事は応じてきた。小池氏も昨年は送付していたが方針転換した。団体側は「震災時に朝鮮人が虐殺された史実の否定にもつながりかねない判断」と、近く抗議する》。
《都側は理由として、同じ9月1日に同公園内の慰霊堂で行う都慰霊協会主催の大法要に知事が出席することを挙げ、「犠牲者すべてに哀悼の意を表すので、これからは個別の団体や個人のことで追悼を差し上げることはやらない」と説明したという。論外だろう。そもそも、被災者一般の追悼と朝鮮人犠牲者の追悼は全く意味がちがう。朝鮮人虐殺は混乱に乗じた人災であり、軍や警察という行政側も朝鮮人の殺害に加担したのだ。これに対し、多様の民族、国籍の人々が生活し、2020年にはオリンピックも行われる東京都のトップが、民族差別を背景にしたヘイトクライムの過去に対する追悼メッセージを拒否するというのは、国際的にもありえない判断としか言いようがない」
《民族差別を背景にしたヘイトクライムの過去に対する追悼メッセージを拒否》…自民党亜種トファの小池都知事が《震災時に朝鮮人が虐殺された史実の否定にもつながりかねない判断》をした訳です。自民党亜種トファ、その党首のヘイト体質が露わに。
関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式への追悼文送付を断った理由がどうやら、古賀俊昭議員(自民)による「ト」な都議会一般質問に共鳴したためのようです。虐殺者数へのイチャモンに貶め、限りなくその数を減らし、終いには「虐殺は無かった」と歴史を抹殺、歴史的事実を消去するつもり。なにせ古賀都議は(自ら歴史をゆがめておきながら)《知事が歴史をゆがめる行為に加担》、(自らヘイト行為を扇動しておきながら)《事実に反する一方的な政治的主張と文言を刻むことは、むしろ日本及び日本人に対する主権及び人権侵害が生じる可能性があり、今日的に表現すれば、ヘイトスピーチ》とまで言うトンデモなヘイト体質。
しかも、ヘイト虐殺人災と震災死を恣意的に混同する詐欺的理由…救いようがない都知事。
『●「選挙上手・戦略家」氏は羽衣の下には剣と鎧を纏い、
スネにもお金にまつわる多数の傷が…』
『●宇都宮健児さん、「小池さんが東京でカジノをやろうとしたら、
猛烈な反対運動をやらなければいけないな」』
『●2017年都議会議員選挙: 「「安倍政治」を許さない」
→自民党亜種・トファや公明に投票? 理解不能』
「「ト」な日本会議関連議員らしいし、沖縄ヘイト体質だし、アベ様の
オトモダチ百田尚樹センセと同じ体質。壊憲志向、権力志向…
ため息ばかりだ。小池氏は、選挙が終わるや否や直ぐさま、
トファ代表を辞任し、新代表にその座を譲ったそう。巷間、
「クラス担任があっさり交代」「学級崩壊」が…。新代表野田数氏って、
大丈夫ですかね? 《地域政党「東京維新の会」》ねぇ…、
《アントニオ猪木参議院議員の政策担当秘書》ねぇ…、
《東京維新の会時代の2012年10月には日本国憲法無効論に
基づく大日本帝国憲法復活請願を東京都議会に提出》ねぇ…(←ココ)。
大丈夫か?」
『●室井佑月さん「小池都知事…考え方は安倍首相に近い」
「自民党っていう看板を付け替えただけじゃん」』
『●「文書が不存在」…トファ小池都知事の脳内AIという
超単純回路な「ブラックボックス」で「政策判断」』
『●権力内での席替え: 無言「……」で「のり弁」での
チョッピリ情報開示…自民党亜種トファ的な情報非公開』
「「のり弁」のブーメラン。無言「……」で「のり弁」でのチョッピリ
情報開示…まさに、自民党亜種トファ的な情報非公開な予想通りの
展開。報道機関からのトファ議員へのアンケートなどにも拘束を
かけているとのことで、この党の体質があらわになっています。
また、小池都知事は、依頼を受けていた
関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式への追悼文送付を断ったそうです。
小池都知事のヘイト体質も露わになりつつあります」
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201708/CK2017082402000130.html】
関東大震災の朝鮮人虐殺 小池都知事が追悼文断る
2017年8月24日 朝刊
東京都の小池百合子知事が、都立横網町(よこあみちょう)公園(墨田区)で九月一日に営まれる関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式への追悼文送付を断ったことが分かった。例年、市民団体で構成する主催者の実行委員会が要請し、歴代知事は応じてきた。小池氏も昨年は送付していたが方針転換した。団体側は「震災時に朝鮮人が虐殺された史実の否定にもつながりかねない判断」と、近く抗議する。 (辻渕智之、榊原智康)
追悼文を断った理由について、都建設局公園緑地部は本紙の取材に、都慰霊協会主催の大法要が関東大震災の九月一日と東京大空襲の三月十日に開催されることを挙げ、「知事はそこに出席し、亡くなった人すべてに哀悼の意を表しているため」と説明。「今後、他の団体から要請があっても出さない」としている。
追悼文は一九七〇年代から出しているとみられ、主催者によると確かなのは二〇〇六年以降、石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一、小池各知事が送付してきた。
追悼式が行われる横網町公園内には、七三年に民間団体が建立した朝鮮人犠牲者追悼碑があり、現在は都が所有している。そこには「あやまった策動と流言蜚語(ひご)のため六千余名にのぼる朝鮮人が尊い生命を奪われた」と刻まれている。
追悼碑を巡っては、今年三月の都議会一般質問で、古賀俊昭議員(自民)が、碑文にある六千余名という数を「根拠が希薄」とした上で、追悼式の案内状にも「六千余名、虐殺の文言がある」と指摘。「知事が歴史をゆがめる行為に加担することになりかねず、追悼の辞の発信を再考すべきだ」と求めた。
これに対し、小池知事は「追悼文は毎年、慣例的に送付してきた。今後については私自身がよく目を通した上で適切に判断する」と答弁しており、都側はこの質疑が「方針を見直すきっかけの一つになった」と認めた。また、都側は虐殺者数について「六千人が正しいのか、正しくないのか特定できないというのが都の立場」としている。
式を主催する団体の赤石英夫・日朝協会都連合会事務局長(76)は「犠牲者数は碑文の人数を踏襲してきた。天災による犠牲と、人の手で虐殺された死は性格が異なり、大法要で一緒に追悼するからという説明は納得できない」と話した。
<関東大震災の朝鮮人虐殺> 1923(大正12)年9月1日に関東大震災が発生すると、「朝鮮人が暴動を起こした」などのデマが広がった。あおられた民衆がつくった「自警団」などの手により、多数の朝鮮人や中国人らが虐殺された。通行人の検問が各地で行われ、殺害には刃物や竹やりなどが用いられた。
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【http://lite-ra.com/2017/08/post-3412.html】
ついに本性が…小池百合子が関東大震災朝鮮人犠牲者の追悼を拒否! 背後に朝鮮人虐殺を否定する在特会系ヘイト団体
2017.08.25
(都民ファーストの会公式サイトより)
小池百合子都知事が、9月1日に東京都墨田区の都立横網町公園で行われる関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者への追悼メッセージを拒否したことが波紋を広げている。本サイトでは昨年の知事選の際から、小池氏とその側近の極右思想やヘイト団体との関係を指摘・批判してきたが、ここにきてその本性をモロにあらわしたということだろう。
1923年の関東大震災では、発生直後の混乱のなかで、「朝鮮人が暴動を起こした」「井戸に毒をいれた」「放火している」などのデマが広がり、警察や自警団など、日本人らによる大規模な朝鮮人の虐殺が行われた。震災戦災のメモリアルパークである横網町公園には、その悲劇を二度と繰りかえさぬよう願う朝鮮人犠牲者追悼碑が建てられており、日朝協会東京都連合会などでつくる実行委員会が主催する9月1日の式典でも、朝鮮人犠牲者の追悼が行われている。例年、この式典には都知事が追悼のメッセージを寄せ、出席した都側の担当者が代読してきた。
しかし、主催者側関係者によれば、8月初旬、公園を管轄する都の担当部署から、今年は小池都知事による追悼文を出さない旨を伝達。都側は理由として、同じ9月1日に同公園内の慰霊堂で行う都慰霊協会主催の大法要に知事が出席することを挙げ、「犠牲者すべてに哀悼の意を表すので、これからは個別の団体や個人のことで追悼を差し上げることはやらない」と説明したという。
論外だろう。そもそも、被災者一般の追悼と朝鮮人犠牲者の追悼は全く意味がちがう。朝鮮人虐殺は混乱に乗じた人災であり、軍や警察という行政側も朝鮮人の殺害に加担したのだ。これに対し、多様の民族、国籍の人々が生活し、2020年にはオリンピックも行われる東京都のトップが、民族差別を背景にしたヘイトクライムの過去に対する追悼メッセージを拒否するというのは、国際的にもありえない判断としか言いようがない。
ところが、本日の定例記者会見で、この問題について朝日新聞記者から質問された小池都知事は、「民族差別という観点というよりは、私は災害の様々な被害によって亡くなられた方々についての慰霊をすべきであると思っています」とごまかした。また、昨年は追悼メッセージを送っていたことを指摘されると、追悼文の文言は都知事自らが考えていないので事務方が慣例的に行うことが多いと開き直って、昨年は追悼文の送付について「後からたまたま知った」と、自らの関与を否定すらしたのである。
こうした対応を見ても、小池都知事の言う「犠牲者すべてに哀悼の意を表すので、個別の団体や個人に追悼しない」というのは、誰の目にも方便であることは明らかだ。事実、会見のなかでも英字新聞ジャパン・タイムズの記者から朝鮮人虐殺の歴史認識について追及された小池都知事は「様々な歴史的な認識があろうかと思う」と相対化して、「関東大震災という非常に大きな災害、それに続く様々な事情によって亡くなられた方々」と、あからさまに朝鮮人虐殺という言葉を使うのを避けていた。
「朝鮮人虐殺はなかった」のヘイトデマを叫ぶ極右都議
ようするに小池都知事は、朝鮮人虐殺の歴史事実を否定したいがために、朝鮮人犠牲者追悼式典での追悼メッセージを取りやめにした。そうとしか思えない。実際、一部新聞などでも指摘されているように、今回の追悼メッセージ取りやめの背景には、都議会で自民党・古賀俊昭都議が朝鮮人虐殺について小池都知事に行った質疑が関係しており、都側もそのことを認めている。
古賀都議は8月2日の都議会で、横網町公園の追悼碑に〈あやまった策動と流言蜚語のため六千余名にのぼる朝鮮人が尊い生命を奪われました〉と記述があるのを問題視。本サイトで以前その内容がデタラメの宝庫だと指摘した朝鮮人虐殺否定本『関東大震災 朝鮮人虐殺の真実』(工藤美代子/産経新聞出版)を論拠に、「事実に反する一方的な政治的主張と文言を刻むことは、むしろ日本及び日本人に対する主権及び人権侵害が生じる可能性があり、今日的に表現すれば、ヘイトスピーチであって、到底容認できるものではありません」「(朝鮮人犠牲者追悼碑の)撤去を含む改善策を講ずるべき」「今後は追悼の辞の発信を再考すべき」と主張し、対応を迫った。これに対し小池都知事は「私自身がよく目を通した上で、適切に判断をいたします」と答弁している。
たしかに朝鮮人虐殺における犠牲者数については諸説あるが、デマや流言によって多数の朝鮮人や中国人が、日本の警察や軍、自警団に虐殺されたのは歴然たる事実である。それは、当時、治安出動を指揮した警視庁官房主事の正力松太郎自身も証言していることだ。その犠牲者数の多寡を標的にして、「日本人に対するヘイトスピーチ」などと喚くのは悪質な言いがかりでしかない。
しかも、古賀都議は横網町公園にある朝鮮人犠牲者追悼碑について、「(建立当時は)何せ共産党を中核とする革新都政でありましたから、相手の言うがままであったと思われます」などと、さも勝手に建てられたかのように吹いているが、実際には、この碑は民間、学界、法曹界、実業界、宗教界などから多くの人々の協力を経て、震災50周年の1973年に建立されたもの。『九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』(ころから)の著書がある加藤直樹氏によれば、追悼碑建立の協力者は個人で約600人、団体で240団体にものぼり、実際、その中には美濃部亮吉都知事を筆頭とする政治家はもちろん、共産党や社会党だけでなく、自民党や公明党の各区議団の名前も連ねられている。それを「相手の言うがままであった」とは妄想も大概にしてほしい。
そもそも、この古賀都議は「極端と言っていいほどの右翼議員として有名」(都庁関係者)な人物。事実、古賀氏はホームページでは、〈東京都平和祈念館の反日偏向展示計画阻止、教育・教科書採択正常化、過激派性教育・ジェンダーフリー是正、石原知事の靖国神社参拝実現〉などの文言がこれでもかと並ぶ、典型的な極右政治家である。
朝鮮人虐殺を否定するヘイト団体「そよ風」と小池百合子の関係
「そよ風」は、関東大震災の朝鮮人虐殺を否定する歴史修正運動とロビー活動に熱を上げており、各地の朝鮮人慰霊碑の撤去を求める街宣や東京都に対する公開質問状の送付などを行なっているのだが、実は、この在特会系団体と、都議会で朝鮮人慰霊碑撤去の質疑をぶった古賀氏は昵懇の仲。それどころか、小池都知事ともただならぬ関係にあるのだ。
事実、「そよ風」のブログによれば、昨年6月には「関東大震災の真実を伝える会」の名称で古賀都議と面会し、横網町公園内の朝鮮人慰霊碑について〈「関東大震災における6000人の朝鮮人虐殺」の嘘〉などをレクチャーしている。同年8月には、古賀議員が「そよ風」主催の会合で講演。今年3月2日の都議会質問も傍聴したことがブログで報告されている。古賀氏の質疑が「そよ風」の運動の“成果”であったことはほぼ間違いない。
さらに前述のとおり、小池都知事自身が「そよ風」と浅からぬ縁がある。小池氏は2010年に「日本と地球の護り方」と題した講演会を行なっているのだが、この会を主催したのが他ならぬ「そよ風」で、協賛には在特会女性部も名を連ねていた。
こうした関係を踏まえれば、今回、小池都知事が朝鮮人犠牲者の追悼文を拒否したのには、この在特会系極右団体のロビイングによる古賀都議の質疑だけでなく、「そよ風」が直接的に小池都知事に働きかけた可能性もあるだろう。
しかも、「そよ風」は朝鮮人犠牲者の追悼式典が行われる9月1日に、同じ横網町公園での集会を予定している。今回の都知事による追悼メッセージの取りやめは、こうした歴史修正運動にお墨付きを与えることとなり、今後一層、都内での極右団体の活動を活発化させるだろう。
いずれにしても、今回の一件で、小池都知事はその本質である極右思想だけでなく、ヘイトクライムを擁護するような差別主義を、世界に向け発信したことになる。
もともと、昨年12月の所信表明でも「韓国人学校への都有地貸与の撤回」を功績として語り、今年3月16日の都議会予算特別委員会では「グローバル人材の育成の観点からも、国旗や国歌を大切にする心を育むということこそ重要」と言い、都立看護専門学校や首都大学東京での入学式・卒業式において、国旗の掲揚のみならず「国歌斉唱についても行うよう望んでいきたい」と述べるなど、知事就任後もその極右思想は隠しきれてなかったが、歴史認識についても「それぞれの立場がある」などと相対化して朝鮮人虐殺の事実まで無効化しようとしている。これでは、国際都市である東京が、グロテスクな民族差別とヘイトクライムを容認しているようなものだ。
何度でも繰り返すが、これで本当に五輪を迎えようというのだからクラクラしてくる。わたしたちは、「東京大改革」などという頭の悪さ丸出しなコピーに騙されることなく、極右ヘイト団体と歩調を合わせて歴史修整と差別思想を拡散させている小池都知事に、明確なノーを突きつけていく必要がある。
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日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/都知事が情報公開に逆行とは】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1875351.html)。
《あまりに古い体質の自民党都連の弱点を指摘し、改革に乗り出した知事が今度は都政の情報公開に逆行するとは。権力を倒した方が新たな権力になるということか》。
『●「廃棄」どころか、議事録さへ作成しないことを
「謀議」して決めた?…「謀議の犯罪性」?』
「共謀罪など以ての外ですが、皮肉を込めて…、自らは
「謀議の犯罪性」は問われず、一方で、アベ様らが恣意的に
「犯罪」かどうかを判断するのでしょうか? 恐ろしい世の中です」
『●情報公開法と公文書管理法: 「「何が秘密かすら秘密」
という特定秘密保護法が施行」、そして共謀罪へ』
『●政府側の解釈で保管すべき文書を廃棄してもよいことにし、
本当は存在する文書を存在しないことにする手法』
《アフリカの南スーダン国連平和維持活動(PKO)に参加した
陸上自衛隊の部隊が、首都ジュバで昨年七月に大規模な武力衝突が
発生した際の状況を記録した日報が廃棄されていた問題で、
防衛省は六日、これまでの説明を覆し、文書の電子データが
省内に保管されていたと明らかにした…◆都合次第で「不存在」に》
『●裸の王様「記念」小学校・女王様「名誉」校長…
証拠隠滅=「文書を存在しないことにする手法」炸裂か?』
《昨年六月の売買契約を巡る売り主の近畿財務局と学園側の
交渉や面会の記録が、既に廃棄されていることが分かった》
「デンデン王国「裸の王様」アベ様「記念」小学校、女王様が
「名誉」校長を務めていた小学校…国有地無料譲渡詐欺事件
について、書類を《既に廃棄》って、滅茶苦茶でしょ? 証拠の
隠蔽。あまりに酷い。誰の命令で、いつ廃棄?
でも、後からデジタルのデータが出てきたりするんじゃないの?
…南スーダンの日報みたいに」
『●「恣意的な廃棄は無い」!、って一体どの口が…
「特定秘密」「公文書が、秘密指定期間中でも廃棄」可能』
あとの祭り…だから、自民党亜種トファなんだってば。《権力を倒した方が新たな権力になる》というよりも、トファは大括りで自民党なのですから、権力内での席替えにすぎません。権力が自民党から自民党亜種に移ったに過ぎず、やってることは以前と変わりません。これが、国政レベルで起こるようでは、困ります。全国の皆さんに、トファのやっていることをよく見ておいて頂きたいもの。お維的な「ト」な方向へ進んでいるようです。
「のり弁」のブーメラン。無言「……」で「のり弁」でのチョッピリ情報開示…まさに、自民党亜種トファ的な情報非公開な予想通りの展開。報道機関からのトファ議員へのアンケートなどにも拘束をかけているとのことで、この党の体質があらわになっています。また、小池都知事は、依頼を受けていた関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式への追悼文送付を断ったそうです。小池都知事のヘイト体質も露わになりつつあります。
『●「選挙上手・戦略家」氏は羽衣の下には剣と鎧を纏い、
スネにもお金にまつわる多数の傷が…』
『●宇都宮健児さん、「小池さんが東京でカジノをやろうとしたら、
猛烈な反対運動をやらなければいけないな」』
『●2017年都議会議員選挙: 「「安倍政治」を許さない」
→自民党亜種・トファや公明に投票? 理解不能』
「「ト」な日本会議関連議員らしいし、沖縄ヘイト体質だし、アベ様の
オトモダチ百田尚樹センセと同じ体質。壊憲志向、権力志向…
ため息ばかりだ。小池氏は、選挙が終わるや否や直ぐさま、
トファ代表を辞任し、新代表にその座を譲ったそう。巷間、
「クラス担任があっさり交代」「学級崩壊」が…。新代表野田数氏って、
大丈夫ですかね? 《地域政党「東京維新の会」》ねぇ…、
《アントニオ猪木参議院議員の政策担当秘書》ねぇ…、
《東京維新の会時代の2012年10月には日本国憲法無効論に
基づく大日本帝国憲法復活請願を東京都議会に提出》ねぇ…(←ココ)。
大丈夫か?」
『●室井佑月さん「小池都知事…考え方は安倍首相に近い」
「自民党っていう看板を付け替えただけじゃん」』
『●「文書が不存在」…トファ小池都知事の脳内AIという
超単純回路な「ブラックボックス」で「政策判断」』
「さらに、『スギナミジャーナル』(http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/)の
三宅勝久さんが提訴した件。これまた、デタラメな対応。
NHKの記事【都知事特別秘書の給与公開求め提訴】(…)によると、
《東京都の小池知事が任命した2人の特別秘書の給与について、
都が情報を開示しないのは不当…東京都の小池知事は、
都の条例に基づいて、政策への助言などを行う「特別秘書」に、
「都民ファーストの会」の代表を務める野田数氏と元読売新聞記者の
宮地美陽子氏の2人を任命…原告のフリージャーナリスト
三宅勝久さんは、「小池知事が重視している情報公開とは逆の方向で、
都政の情報公開に関する本気度が試されている」》。
訴状は、『スギナミジャーナル』のこの記事
【「小池都知事”特別秘書”給与墨塗りに異議あり」本日提訴】
(http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/archives/2635)中に」
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1875351.html】
政界地獄耳
2017年8月21日8時47分
都知事が情報公開に逆行とは
★おっさん政治打破や都政のブラックボックス化を批判し支持を集めた都知事・小池百合子が任命した2人の特別秘書の給与について都が情報を開示しないという。特別秘書は「都民ファーストの会」の代表を務める野田数と元読売新聞記者・宮地美陽子だが、ジャーナリストの情報開示請求に対して名前以外は黒塗りで開示されたという。小池流にいえば「のり弁」状態ということだ。
★宮地に至っては氏名も黒塗りで都側は「宮地美陽子は結婚前の氏名で本名が異なるため」としている。しかし非開示の判断を都民は納得しがたい。特別秘書は特別職扱いなので、地方公務員法の制約を受けずに知事をサポートできる。つまり政務に深くかかわれるため知事側近があてられるとともに政策に深く関与する。知事は就任直後に自らの給与を下げ透明性を高めようとした。議会も追随して2割の給与削減を実現させたが、手当などが加算されるため都議会議長の方が給与は高い。そこで都から給与が支給される2人の特別秘書の給与に関心がいくのは当然のことだ。
★加えて野田は地域政党・都民ファーストの会代表。いわば政党人が税金から給与をもらっている形になる。極めて不自然といえ、説明すべきだろう。それでなくとも同党の都議たちはメディアのアンケートにも答えず、小池の考えに同調しようとする。これでは二元代表制にならず、議会の最大会派が知事と連動してはチェック機能が失われる。あまりに古い体質の自民党都連の弱点を指摘し、改革に乗り出した知事が今度は都政の情報公開に逆行するとは。権力を倒した方が新たな権力になるということか。(K)※敬称略
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琉球新報のコラム【<金口木舌>ひとごとではない戸籍の公表】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-542575.html)。
《▼米統治時代、沖縄の人々は戸籍によって日本政府の保護から外れた。そんな差別的待遇は、日本復帰運動を盛んにした要素の一つだろう。沖縄の苦い経験である…蓮舫代表…出自に関する私的情報を公にしたことへの懸念が広がっている…一方で「純粋な日本人」を求める風潮を追認したとの批判もある。二つのルーツを持つ人々への差別やヘイトスピーチを促さないか》。
「私で最後にしてほしい」なんて言わせるような、今回の蓮舫氏の件、それが「民」と共に「進」む気のある人の少ない党の内部からも出てきたことで、この党のダメさ加減がより一層曝け出されてしまった。稲田氏の防衛相辞任やアベ様の「2017年1月20日までオトモダチの関与を知らなかった」問題など、この大事な時に何をやっているのでしょうか。党首選が告示され、お二人が立候補されたようですが、自公お維トファ的右派の方が党首になるようであれば、この党も御仕舞いでしょう。
《米統治時代に戸籍で差別的に扱われた沖縄の人々にとっても、決してひとごとではない》風潮が、いま現出、あるいは、いまも続く…、歪んだ「本土」社会。
『●「百田氏や自民党議員からの圧力は全てのメディアの
言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!』
『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?』
『●翁長知事「がくぜんとしている、日本の将来に禍根を残す」・・・
深層心理に「沖縄だからいいや」の醜さ』
『●芸術家との意見交換を通じて「心を打つ『政策芸術』を立案し、
実行する知恵と力を習得・・・だそうです』
『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」』
『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」』
『●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの
言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!』
『●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による
「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」』
『●「第二の加害者」として「悪質なデマ」
「事実関係を無視した沖縄攻撃」「蔑視・差別」、沖縄イジメに加担』
『●言いすぎを謝罪・撤回した石嶺香織宮古島市議…
もはや「見せしめ」、「卑劣」なイジメ、あざとい「狙い」』
『●「本土という安全地帯から」沖縄イジメに加担する愚…
誤解というレベルを超えた悪質な沖縄「デマ」に抗う』
『●無償化棚上げ』
『●大阪〝ト〟のプーチンか? 小泉純一郎か?』
『●〝とある暴力集団〟の警察お墨付きの「自由」は許されるのか?』
『●「言論の自由」と、「言論の暴力」をも超える行為』
『●ヘイトスピーチ、自らの言論の自由を狭めている』
『●「戦争の端緒」と
「表現の自由は他人の自由を侵害したら自由でなくなる」』
『●呆れて言葉も出ない・・・血も涙もない人達:
東日本大震災後の福島で、そして、いま福島で・・・』
『●日本社会は歪んでる: ネオナチやヘイトスピーチ集団に
「信奉」される議員が取り巻くアベ様』
『●「とある暴力集団」による「暴力犯罪」、そして「歪んだ社会」ニッポン』
『●「容疑者の“弱者を排除すべし”という主張は
現在の日本社会において決して特殊なものではない」』
『●『差別と日本人』読了(1/4)』
『●『差別と日本人』読了(2/4)』
『●『差別と日本人』読了(3/4)』
『●『差別と日本人』読了(4/4)』
『●『野中広務 差別と権力』読了(1/3)』
『●『野中広務 差別と権力』読了(2/3)』
『●『野中広務 差別と権力』読了(3/3)』
『●炭坑王一族の末裔による凄まじいまでの暴言・差別意識』
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【https://ryukyushimpo.jp/column/entry-542575.html】
<金口木舌>ひとごとではない戸籍の公表
2017年7月27日 06:00
1954年2月17日の衆院外務委員会。南方連絡事務局長はこう答弁した。「琉球に戸籍を持つ琉球住民への弾圧や不当な取り扱いは、陳情があっても米民政府と交渉できない」
▼一方、南西諸島に住む、日本本土に籍を持つ人は、不当に逮捕されたり拘留されたりした場合は米国機関と協議できると述べた。那覇日本政府南方連絡事務所は「日本国籍者」と「琉球住民」を戸籍で区別して業務に当たっていた
▼米統治時代、沖縄の人々は戸籍によって日本政府の保護から外れた。そんな差別的待遇は、日本復帰運動を盛んにした要素の一つだろう。沖縄の苦い経験である
▼「私で最後にしてほしい」。民進党の蓮舫代表は先週、会見の冒頭でそう語り、台湾籍からの離脱を証明する戸籍情報を公表した。二転三転した説明にけじめをつけるつもりだっただろうが、出自に関する私的情報を公にしたことへの懸念が広がっている
▼被差別の出身者が戸籍で差別された経緯があるからだ。一方で「純粋な日本人」を求める風潮を追認したとの批判もある。二つのルーツを持つ人々への差別やヘイトスピーチを促さないか
▼「純粋な日本人」と「そうではない人」を線引きし、後者を排外する行為は共生社会の実現に逆行する。その風潮は、米統治時代に戸籍で差別的に扱われた沖縄の人々にとっても、決してひとごとではない。
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[三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]
沖縄タイムスの【社説[県民葬と基地問題]「深い溝」埋める努力を】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/119052)。
《安倍晋三首相が遺影に向かって追悼の辞を読み上げ、席に戻ろうとした時、会場から訴えるような女性の声が響いた。「基地を造ったら沖縄が戦場になる」 大田さんが生前、いつも気にしていたことだった》。
残念ながら、「戦争屋のアベ様」のココロには女性の訴え…「基地を造ったら沖縄が戦場になる」…は響かなかったようだ。ノコノコと大田昌秀元県知事の県民葬に出かけられる神経が凄い。
『●大田昌秀さん「軍隊は人を守らない」と、
従軍記者ボールドウィン氏「沖縄戦は、戦争の醜さの極致だ」』
『●目を逸らす本土…「米国側からみた心温まる
ヒューマン・ストーリーだけではなく、そこに暮らす人々」に…』
「「慰霊の日」に際して、「沖縄全戦没者追悼式」でのアベ様の挨拶の
前に、「平和の礎はあらゆる戦争を正当化させない思いでつくった
県民の礎でしょ。そこへ戦争屋の安倍がのうのうと挨拶すること自体が
県民として許せません」(『報道特集』2017年6月24日)。
県民の怒りの声は届かないロバ耳東風な「戦争屋のアベ様」」
『●「戦争の愚かさを身に染みて知っているはず…
9条の「戦争放棄」「戦力不保持」の理念はその教訓の結晶」』
沖縄タイムスの記事【[大弦小弦]せみの鳴き声が響く中、大田昌秀さんの県民葬が…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/119053)によると、《▼大田さんは代理署名訴訟の最高裁で「行政の責任者として、さらに基地の強化・固定化を受け入れることは困難」と拒否の正当性を訴え…▼安倍晋三首相は追悼の辞で「沖縄の基地負担軽減」を強調した。「現実の政治は言葉通りではない」(翁長知事)中で、首相の言葉を大田さんはどんな思いで聞いたのだろうか》。
そして、呆れた沖縄タイムスの記事【安倍首相への怒号「明らかに動員されていた」 沖縄追悼式で自民木原稔氏】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/15939)。《追悼式で安倍首相に怒号を浴びせた参列者は「動員されていた」…自民党青年局長を更迭された木原衆院議員が動画サイトで発言した…主催した一人、沖縄県議会の喜納昌春議長は「あり得ない」と絶句》。
『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?』
《懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の加藤勝信
官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した》
《安倍政権と考え方が近い文化人を通し、発信力の強化を
目指そうと、安倍晋三首相に近い若手議員が立ち上げた勉強会
「文化芸術懇話会」(代表=木原稔・党青年局長)の初会合が25日、
自民党本部であった。出席議員からは、広告を出す企業や
テレビ番組のスポンサーに働きかけて、メディア規制をすべきだとの声が
上がった》
『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」』
《佐藤勉国対委員長は会を主宰した党青年局長の木原稔衆院議員
(熊本1区、当選3回)を呼び、「大変なことをしてくれたな」
と怒鳴りつけた。自民党は木原青年局長の更迭し、
1年間の職務停止の処分に。問題の発言を行ったのは大西英男
(東京16区)、井上貴博(福岡1区)、長尾敬(比例近畿ブロック)の
各衆院議員(いずれも当選2回)だとして、3人を厳重注意とするなど
火消し躍起》
『●表現の自由、報道の自由を屁とも思わず:
謹慎期間を75%削減…家来に優し~いアベ様』
《一年の役職停止とした木原稔前青年局長の処分期間を三カ月に軽減》
《自分勝手にも程がある。自民党は……若手議員が勉強会で
報道機関に圧力をかけていた問題…》
『●素晴らしき道徳観:ドリルだろうが、パンツ&ストーカー
だろうが、「言論弾圧」だろうが、何でも許す!?』
《木原稔…氏は六月、報道機関に圧力をかける発言が相次いだ
勉強会代表を務め、一年の役職停止処分を受けた。その後、
谷垣禎一幹事長が処分期間を三カ月に軽減》
『●教員について密告させ、労組を監視する=
自公支持者の皆さんの大好きな「超・監視管理社会」』
《なんと今月1日に自民党の木原稔・党文部科学部会長
(5日、内閣改造で財務副大臣に起用が決定)は、
“密告フォーム”に寄せられた情報について「公選法違反は
警察が扱う問題」などと述べ、情報の一部を警察当局に
提供する考えを示したのだ》
何方かと思えば、アノ木原稔氏でしたか。お懐かしい。それにしても。正気でしょうかね? コンナ「戦争屋のアベ様」に感化され過ぎでしょ。狂気。
『●沖縄平和運動センターの山城博治さん…
イジメ・見せしめな「反対運動つぶし」「国策捜査」「狙い撃ち」』
『●「国際人権法」違反: 山城博治さん長期「拉致」という
「独裁的な国家が反対派を黙らせる常とう手段」』
『●「アベ様広報」…安田浩一さん「現地の人に話を聞く、
裏取りするという取材の基本ができていない…デマ」』
『●東京MXテレビ「沖縄デマ」宣伝…
「目的がデマの拡散による沖縄の反基地運動への不信あおりにあった」』
『●山城博治さん長期「拉致」…「通常なら身柄拘束の
の必要がない事案。恣意的、差別的な対応だ」』
『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている変質者集団」
…「人権の砦」のはずが最「低」裁…』
『●確信犯…「ジャーナリストが極右的言動で
活躍しはじめたことのほうが、より事態の深刻さを物語っている」』
『●「本土という安全地帯から」沖縄イジメに加担する愚…
誤解というレベルを超えた悪質な沖縄「デマ」に抗う』
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【http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/119052】
社説[県民葬と基地問題]「深い溝」埋める努力を
2017年7月27日 07:25 大田昌秀 安倍晋三
安倍晋三首相が遺影に向かって追悼の辞を読み上げ、席に戻ろうとした時、会場から訴えるような女性の声が響いた。
「基地を造ったら沖縄が戦場になる」
大田さんが生前、いつも気にしていたことだった。
6月12日に亡くなった大田昌秀元県知事の県民葬が26日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで営まれた。
県民葬には政府を代表し安倍首相と鶴保庸介沖縄担当相も参列した。県や県議会などでつくる実行委員会が、屋良朝苗初代県知事や西銘順治元知事の県民葬に倣って案内状を出したという。
実行委員長を務める翁長雄志知事は式辞で、大田さんが貫いた「平和を愛する共生の心」を受け継ぐと誓った。
先月の「慰霊の日」の平和宣言では、辺野古新基地に反対する姿勢を明確に示したが、今回は故人を追悼する式ということであえて辺野古には触れなかったのだろう。
一方、安倍首相は沖縄戦体験に根ざした大田さんの功績を評価しつつ、「沖縄の基地負担軽減に全力を尽くす」と追悼の辞を読み上げた。
冒頭の女性の訴えがあったのはその時だ。
沖縄戦を体験した大田さんと、戦後生まれの安倍首相は平和観も安全保障観も全く異なる。
翁長知事は先日、辺野古新基地建設を巡って岩礁破砕を伴う工事の差し止め訴訟を起こしたばかりである。
県民葬を通して浮かび上がったのは県と政府の溝の深さだった。
■ ■
大田さんが生前発した忘れられない言葉がある。
拒否し続けた代理署名を当時の村山富市首相が代行すると表明した後の会見で語気を強めて訴えた。
「安保は大事と言いながら、どの知事さんも自分たちのところに
基地を持ってきては困ると言う。沖縄も困ると言っているのに。
沖縄は日本ですか」
「日本にとって沖縄は何なのか」という問いは沖縄にとって切実だ。「沖縄の基地負担軽減に全力を尽くす」という首相の約束にもかかわらず、基地の重荷は増す一方だからだ。
数日前にも宜野座村城原の集落近くで、米軍のオスプレイがつり下げ訓練をしているのが確認された。
嘉手納基地では外来機の飛来によって騒音苦情が相次ぎ、三市町連絡協議会が緊急調査を始めたばかりだ。
■ ■
内閣支持率の急落を受け、「反省」を口にするなど低姿勢に転じた安倍首相だが、こと沖縄の基地問題に関しては言葉と行動が一致しない。
首相は慰霊の日と同じく、この日も翁長知事と話し合う機会をつくることなく沖縄を後にした。
国地方係争処理委員会は昨年6月、「双方が納得できる結果を導き出す努力をすること」を求めたが、安倍政権には話し合いによって県との溝を埋めていこうとする努力が決定的に欠けている。
官邸のかたくなな態度が問題解決の道をふさいでいることに気付くべきだ。
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[※ 日刊ゲンダイ(2017年3月4日)↑]
東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017070102000114.html)。
《それなら父親に説教された子どもたちがこう言い始めたら、どうなるか。「お父さんの説教は重く受け止めます」 …▼不思議なのは、「法的には問題がない」と開き直る元文科相らが、道徳教育には熱心なことだ。宿題をサボって叱られた子どもが「指摘は重く受け止めますが、法的には問題がありません」と言いだしたら、この人たちはどんな顔をするだろう》。
『●永六輔さん『職人』…「〈出世したか〉〈しないか〉では
ありません。〈いやしいか〉〈いやしくないか〉」』
何度目だろうか? 《指摘は重く受け止めますが、法的には問題がありません》ごっこを繰り返す下村博文元文部科学相。
〈いやしい〉反面教師として文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』に記載されるべき悪例がもう一つ増えました。
『●「道徳」を説く文科相がソレってOKなの?
「道徳心とか愛国心とかがコドモたちにとって安全」??』
『●「不正文科相が子どもに「道徳心」を説き得る」
「大臣を辞めながら反省どころか、威張る」・・・「珍芸」』
『●文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』・・・
コドモタチの道徳教育のための好例として記載を可能か?』
『●「詐欺や脱税」に総務相や法相がお墨付き…
自民党では白紙領収書に「(法的に)問題はない…」!?』
『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?』
『●甘~い利を得た人が「私の件は決着した」!?:
「冗談」や「馬鹿」も「休み休み」言われたのではね…』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017070102000114.html】
【コラム】
筆洗
2017年7月1日
「重く受け止めごっこ」が流行したら、どうなるだろうか。思想家の故・鶴見俊輔さんが十年ほど前、そんなことを話していた▼この国では不祥事の類いが起きると、大臣から官僚、経営者から教育者まで判で押したように「このことを重く受け止めます」。それなら父親に説教された子どもたちがこう言い始めたら、どうなるか。「お父さんの説教は重く受け止めます」▼今、流行が心配なのは、さらに強力な「法的に問題なしごっこ」だろう。何しろ、「法的には問題がない」というひと言がいかに便利か、この国の大臣たちが繰り返し教えてくれているのだ▼閣僚らが政治資金集めで白紙の領収書を大量にやりとりしていたことも、総務相は「法的には問題はない」。学部の新設を申請していた学校法人側が取りまとめたパーティー券の購入代金を受け取っていた元文部科学相も「法的には問題はない」▼しかし、どう見ても道義的にはおかしい。そもそもザル法と言われて久しい政治資金規正法の改正を怠けておいて、「法的には問題がない」と言うのは二重に道義に反している▼不思議なのは、「法的には問題がない」と開き直る元文科相らが、道徳教育には熱心なことだ。宿題をサボって叱られた子どもが「指摘は重く受け止めますが、法的には問題がありません」と言いだしたら、この人たちはどんな顔をするだろう。
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東京新聞社説【大敗の自民 「安倍政治」への怒りだ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017070302000124.html)。
《安倍晋三首相には逆風が吹きすさぶ選挙だった。自民党は四年前の前回都議選から大幅に議席を減らす歴史的大敗だ。「安倍政治」を許さないという都民の怒りを、深刻に受け止めるべきである》。
2017年7月都議会議員選挙での自民党の《歴史的大敗》は確かに喜ばしいが…反自公政権派にとっては、大変に複雑な心境。だって、《「安倍政治」を許さないという都民の怒り》 → 自民党亜種・トファや「アベ様の「積極的平和主義」を愛し、「子育ての党」を詐称する」公明に投票? 理解不能…。辞めたのかどうかは知らないけれども、小池百合子都知事は自民党議員でしょ、あるいは、元自民。反自民に投票したつもりが、自民党亜種であり、自公お維をアシスト。最悪の結果を回避したとはいえ、最良の結果だったのか? 自民党亜種や公明以外の選択肢があり得たのでは?
『●「選挙上手・戦略家」氏は羽衣の下には剣と鎧を纏い、
スネにもお金にまつわる多数の傷が…』
『●宇都宮健児さん、「小池さんが東京でカジノをやろうとしたら、
猛烈な反対運動をやらなければいけないな」』
「ト」な日本会議関連議員らしいし、沖縄ヘイト体質だし、アベ様のオトモダチ百田尚樹センセと同じ体質。壊憲志向、権力志向…ため息ばかりだ。小池氏は、選挙が終わるや否や直ぐさま、トファ代表を辞任し、新代表にその座を譲ったそう。巷間、「クラス担任があっさり交代」「学級崩壊」が…。新代表野田数氏って、大丈夫ですかね? 《地域政党「東京維新の会」》ねぇ…、《アントニオ猪木参議院議員の政策担当秘書》ねぇ…、《東京維新の会時代の2012年10月には日本国憲法無効論に基づく大日本帝国憲法復活請願を東京都議会に提出》ねぇ…(←ココ)。大丈夫か?
日刊ゲンダイからも懸念の声。【醜聞抱える小池チルドレンも 都民ファに早くも内紛の懸念】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208707)によると、《しょせんは“当選目当て”の有象無象が小池知事人気にぶら下がっただけのシロウト集団。とてもじゃないが、まともに機能しそうにない…結局、議会運営は公明党にお任せになるのではないか…。“みんなの党”出身の音喜多駿氏と、都民ファーストの野田数幹事長が、すでにギクシャクしています。ヤバイのは、当選した49人の中にスキャンダルを抱えている“小池チルドレン”が何人もいる…都民の支持を失い、ただでさえ烏合の衆である都民ファーストは内部崩壊する恐れ》…だそうです。アベ様の「積極的平和主義」を愛し、「子育ての党」を詐称する公明頼りとはね…世も末、「ト」も末。そして、「内部崩壊」ならぬ「学級崩壊」!
リテラからも同様に、強烈な記事【都民ファーストはスキャンダルだらけ! 音喜多議員にはレイプ疑惑、野田新代表には横領告発とハレンチ豪遊】(http://lite-ra.com/2017/07/post-3291.html)に、《数はともかく、当選した都民ファの議員たち“小池チルドレン”のひとりひとりは本当に大丈夫なのか》…。滅茶苦茶だ。アベ様反省の弁「人づくり」という唖然に続いて、小池都知事も「クラス担任」として一体全体どんな「人づくり」?
ネット上(DAPPI@take_off_dress様)のつぶやきによると、青木理さんが、以下の様に仰ったとのこと。《都議選で大勝し都民ファーストの会は公的な存在になったのに、小池都知事と秘書の野田数の2人で役員会をやり方針を決める運営は政党として改めないといけない》。政党の体をなしていない。両氏がトファの体質を体現。トンデモの「ト」なのではないですか…。石原慎太郎小皇帝氏の「ト」政と変わりないようなことが起きなければいいのですがね。
『●『続トヨタの正体』読了(2/2)』
《「ハイブリッド」であれば、何でも環境に優しいという誤解…
小池百合子…は環境大臣時代に「ハイブリッド戦闘機」と発言して
顰蹙…単純でお粗末な発想が根底に…》
『●3.5期の空白都政と都知事選候補達』
《その自民党。では誰を推すのかというと、さっそく女性国会議員の
名前が浮上している。小池百合子元防衛相(60)である。
「有権者1000万人の都知事選は、行政経験者や、ただの政治家ではダメ。
人気投票に準じる知名度が必要です。その点、小池さんなら申し分ない。
都議会で共闘している公明党・創価学会も乗れる。あとは本人が国政や
総理総裁への未練を断ち切れるかです」(自民党関係者)》
『●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による
「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」』
《リテラ…『酷すぎる安倍政権の沖縄いじめ…米軍属事件対策の
防衛省パトロール隊が基地反対派を監視!
小池百合子も沖縄ヘイト』…小池百合子・東京都知事候補も、
沖縄バッシングに加担してきた人物だ。沖縄担当相だった
2006年には、「沖縄とアラブのマスコミは似ている。超理想主義で
明確な反米と反イスラエルだ。それ以外は出てこない」などと、
百田氏と同様に沖縄メディアを批判。13年3月に開かれた自民党
国防部会でも、「沖縄のメディアが言ってることが県民すべてを
代表しているわけではない」と述べている。…沖縄はとやかく言うな、
黙って犠牲となれ。政府も、安倍首相や小池百合子氏といった
極右議員も、ネット右翼も、結局は沖縄を戦中と変わらない「捨て石」だ
と見ている。それは「国に、権力に楯突くな」という全体主義の空気と
密接につながっている問題だ…小池百合子氏の「思いやり予算よ」
という暴言》
『●「都女性活躍推進大賞…当の本人は不思議な気持ちになった。
いったい「活躍」とは何なのか」?』
2017年7月都議会議員選挙の結果は以下の通り。
今回 ← 告示前
都民 55 6
公明 23 22
ネット 1 3
無(都) 0 9
共産 19 17
民進 5 7
維新 1 1
社民 0 0
諸派 0 0
無 0 4
自民 23 57
それにしても公明…。「アベ様の「積極的平和主義」を愛し、「子育ての党」を詐称する」公明党の立ち居振る舞いの何という〈いやしさ〉。
『●「本当の権力の恣意的運用というルビコン川を渡った」
自公お維…「平成の治安維持法」参議院突破』
『●永六輔さん『職人』…「〈出世したか〉〈しないか〉では
ありません。〈いやしいか〉〈いやしくないか〉」』
『●内田樹さん「泥靴でふみにじられた戦後立憲政治の常識」…
国権の最高機関という素朴な願望も打ち砕かれる』
東京新聞の記事【「都民」と連携の公明は全勝 自公連立にしこり】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201707/CK2017070302000116.html)によると、《自民党が都議選で過去最低議席の大敗を喫したのに対し、公明党は候補者全員が当選し、国政の連立与党が明暗を分けた。公明党が都議会自民党との協力を解消し、都民ファーストの会と連携したことに自民党内で不満が広がっており、自公関係にしこり…山口那津男代表は…自公連立について「いささかの揺るぎもない。結束して国民の期待に応える」と強調》…だそうです。
「行革110番」後藤雄一さんは、残念ながら、落選。定数8人の世田谷区には、社民党唯一の候補桜井純子氏も立候補し、共倒れ。桜井氏は10位(13,243票、3.53%)、後藤さんは11位(13,141票、3.50%)。8位の自民党議員が「18,048票 4.80%」。そんなに都合よくはいかないのでしょうけれども、勿体ないな。
ちなみに、世田谷区は、1位トファ、2位トファ、3位公明、4位共産、5位自民、6位民進、7位自民、8位自民。自民が3人ねぇ…野党はもう少しやりようがあったのではないかな。
『●「裸の王様」および「最低の官房長官」の
「下足番」新聞=読売新聞…落ちぶれたものだ』
『●望月衣塑子東京新聞社会部記者
「会見場は勝負しなければいけない場所、非常に重要な場所」』
さて、デンデン王国「裸の王様」アベ様の敗戦の弁……んっ、どこ?? 記者会見をキャンセル? 追い掛け回して、なぜ記者会見させないのかね?
リテラの記事【安倍政権が都議選大敗ごまかすため都民ファーストと改憲加速、一方、複数メディアが安倍首相の新疑惑を取材中】(http://lite-ra.com/2017/07/post-3289.html)によると、《千代田区の中村候補は落選後「…時点ですごく恥ずかしいし情けない」と安倍首相を名指しし、国会議員を痛烈に批判…。ところが、当の安倍首相はこんな結果になっても、まったく反省の色がなかった。なんと大敗が報じられると会見をキャンセルし、敗戦の弁も語らず、トンズラしてしまったのだ。…しかも、安倍首相がその前に何をしていたかというと、麻生太郎財相、菅義偉官房長官、甘利明元経済再生担当相というお友だちと高級フレンチ。会食では「首相の責任問題にはならない」「国政に影響を与えない」「みんなで首相を支える」「経済最優先」などと都合のいいことを菅ら“お友だち”と話し合ったという》。アホ丸出し。自公やトファに投票した都民の皆さん、御愁傷様。
また、リテラの同記事には…《加計学園問題の闇献金疑惑がさらに? 国際医療福祉大学疑惑も》ともある。火を噴くか!? 第三の森友問題「国際医療福祉大学」…国家戦略特区という全く同じ構図な事件。火刑=加計事件でも懲りないのならば、第三の森友問題「国際医療福祉大学」事件に点火を。
『●「有権者はすぐに忘れてしまうとたかをくくって」いるアベ様ら…
第三の森友問題を前に御優しい有権者』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017070302000124.html】
【社説】大敗の自民 「安倍政治」への怒りだ
2017年7月3日
安倍晋三首相には逆風が吹きすさぶ選挙だった。自民党は四年前の前回都議選から大幅に議席を減らす歴史的大敗だ。「安倍政治」を許さないという都民の怒りを、深刻に受け止めるべきである。
首相が今回、街頭で応援に立ったのは、選挙戦最終日の一カ所だけ。告示前を含めて三十カ所近くで街頭に立った前回と比べ、首相の置かれた厳しい状況を物語る。
「準国政選挙」と位置付けた前回から一転、今回は「都民が直面する地域の課題、東京独自のテーマが争点になると思う」(首相)と国政との分離を図った。国政の混乱が都議選に影響するのを避けたかったのだろう。
国政と自治体選挙とは本来、別だが、完全に切り離すことは難しい。むしろ都議選結果は、それに続く国政選挙の行方を占う先行指標になってきた。
自民党が今回の都議選で逆風に立たされたのは、丁寧な政権運営とは程遠い、安倍政権の振る舞いが影響したことは否めない。
まずは「共謀罪」の趣旨を含む改正組織犯罪処罰法の審議に代表される強引な国会運営だ。
罪を犯した後に処罰する日本の刑事法の原則を根本から覆し、国民の懸念が強いにもかかわらず、参院では委員会での議論を打ち切り、採決を省略する「中間報告」という奇策で成立を強行した。
首相自身や金田勝年法相の不誠実な答弁も反発を買った。
さらに森友、加計両学校法人をめぐり、公平・公正であるべき行政判断が「首相の意向」や忖度(そんたく)によって歪(ゆが)められた、との疑いは結局、払拭(ふっしょく)されなかった。野党が憲法に基づいて臨時国会を開くよう求めても、政権側は無視するなど説明責任を果たそうとしない。
そして豊田真由子衆院議員(自民党を離党)の秘書に対する暴言や、稲田朋美防衛相による防衛省・自衛隊の政治利用発言である。
首相は近く内閣改造を行い、問題閣僚を交代させ、人心を一新したい意向なのだという。「人材育成」など、新たな目玉政策も打ち出すことで、都議選の痛手を癒やし、支持率を再び回復基調に乗せたいのだろう。
しかし、問われているのは、民主主義の基本理念や手続きを軽んじる安倍政権の体質そのものだ。それを改めない限り、国民の支持を取り戻すことは難しいのではないか。弥縫(びほう)策では限界がある。
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[※ 三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]
沖縄タイムスの阿部岳記者によるコラム【[大弦小弦]「あなたが言うのは全部うそだ」と断定され…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/103433)。
《…驚いた。…というインターネット上のデマを持ち出した。…本土という安全地帯からの発言は単純に卑怯だ。沖縄に基地を押し付け、しかも罪悪感を感じない。デマがそれを可能にしている》。
《本土という安全地帯から》「第二の加害者」として沖縄イジメに加担する、あまりの愚かしさ、卑怯さ…誤解というレベルを超えた、悪質な沖縄「デマ」に便乗してる卑しさ。
そんなデマの拡散に抗うのは、《本土という安全地帯》に住む者の責務だ。
『●「百田氏や自民党議員からの圧力は全てのメディアの
言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!』
《「(米軍普天間(ふてんま)飛行場は)もともと田んぼの中にあった。
基地の周りに行けば商売になるということで人が住みだした」
との発言について「事実に基づかない言説を流布するのは表現者の
取るべき態度ではない。発言の撤回、訂正を求めたい」と力を込めた》
『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?』
《沖縄県の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、
百田氏は「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない。
あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に
取られれば目を覚ますはずだ」と主張した。
懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の
加藤勝信官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した》
『●翁長知事「がくぜんとしている、日本の将来に禍根を残す」・・・
深層心理に「沖縄だからいいや」の醜さ』
『●芸術家との意見交換を通じて「心を打つ『政策芸術』を立案し、
実行する知恵と力を習得・・・だそうです』
『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」』
「辺野古破壊や高江破壊による「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様や、
スガ殿・百田尚樹氏などのその酷い取巻き連中。
何のためらいも無く、「番犬様」に貢ぐ非道」
『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」』
『●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの
言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!』
『●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による
「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」』
《前述の「文化芸術懇談会」では、作家の百田尚樹氏が
「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」と言い、
「もともと普天間基地は田んぼのなかにあった。周りに何もない。
基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、いまや
街の真ん中に基地がある」などと語った。無論、これは
事実無根の嘘であり、沖縄戦で住民が収容所に入れられている
あいだに米軍が土地を占領し普天間基地を建設、土地を奪われた
住民は米軍に割り当てられた基地周辺の土地に住まざるを
得なかったという歴史を百田氏は踏まえていない》
《その“言動様式”は、当然、ネット右翼にも継承されている。
百田氏のように沖縄にかんするあきらかなデマを彼らは拡散し、
現在も高江で行われている市民の抗議に対しては、
〈フランスのISも、沖縄でダンプを運転すれば良かったのに〉
〈アホちゃうか沖縄土人〉〈嫌なら沖縄出てけばいいのに〉などと、
差別意識を露わにするのだ》
『●「第二の加害者」として「悪質なデマ」
「事実関係を無視した沖縄攻撃」「蔑視・差別」、沖縄イジメに加担』
《安田が本書の取材を始めたきっかけは、昨年6月に自民党の
「文化芸術懇話会」で作家の百田尚樹が発した
「沖縄の2紙はつぶさなあかん」発言だった。本書は、百田と
出席議員の発言内容を詳細に書き起こし、反証するところから
始まる。たとえば、百田のこの発言だ。
「もともと普天間基地は田んぼの中にあった。周りに何もない。
基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、
いまや街の真ん中に基地がある。騒音がうるさいのはわかるが、
そこを選んで住んだのは誰やと言いたくなる」
安田は、地元の古老の証言や郷土史誌の記述から、
この百田発言が全くの事実無根であることを示す。》
《安田はこうして記者たちを訪ね、資料を掘り起こしながら、さまざまな
「嫌沖」の俗説・風説を覆す証言や記録を拾っていく。
「沖縄経済は基地依存」という神話。
「米兵よりも沖縄人のレイプ犯罪率の方が高い」という中傷。
「沖縄の新聞は基地のことばかり書いている」という
全国メディアからの揶揄。
「沖縄の新聞が反基地・政府批判を扇動している」という誤解……。》
『●言いすぎを謝罪・撤回した石嶺香織宮古島市議…
もはや「見せしめ」、「卑劣」なイジメ、あざとい「狙い」』
《…▼石嶺氏には、人格と暮らしを脅かす電話やメールの攻撃が
続いている。見せしめにして、この機に配備反対の言論を
根絶やしにする狙いか。議論以前の卑劣な手法というほかない。
(阿部岳)》
「もう一点、《卑劣》なイジメだと断言する理由。「ト」な大センセ・
百田尚樹氏による一連の差別発言・ヘイト発言が一切修正も
撤回もされないこと」
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【http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/103433】
[大弦小弦]「あなたが言うのは全部うそだ」と断定され・・・
2017年6月19日 07:20 阿部岳 米軍
「あなたが言うのは全部うそだ」と断定され、驚いた。国連欧州本部で開かれた沖縄シンポジウムで、表現の自由の危機を報告した時のこと。本土の市民団体の男性から質問をもらった
▼男性は「普天間飛行場ができた時には誰も住んでいなかった。基地の金を目当てに人が集まった」というインターネット上のデマを持ち出した。戦前そこに8千人以上が住んでいたこと、戦後米軍が住民を収容し、その間に基地を造ったことを伝えた
▼答えながら「自由の音」論を思い出した。米軍は航空機騒音を「自由を守るためだから仕方がない」と正当化してきた。同じ理屈が基地の沖縄集中を続けるために使われている
▼航空機の墜落、水源や土地の汚染、凶悪事件も全て「自由を守るためだから仕方がない」「中国に侵略されるよりはまし」。デマも「自由のためのデマ」になるのだろうか
▼相手が米軍でも中国軍でも、命と尊厳が脅かされることは拒否したい。自由のために被害を甘受するという考えはかなり特殊だと思うが、沖縄で言うなら同じ危険に身をさらす者同士、話し合う余地がある
▼これに対し、本土という安全地帯からの発言は単純に卑怯(ひきょう)だ。沖縄に基地を押し付け、しかも罪悪感を感じない。デマがそれを可能にしている。公平な議論の前提として、一つ一つ反論していく。
(阿部岳)
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[※ 日刊ゲンダイ(2017年3月4日)↑]
沖縄タイムスの稲嶺幸弘記者のコラム【[大弦小弦]「職業に貴賎はないと思うけど、生き方には…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/104597)。
《▼歪(ゆが)んだ行政をただそうと、勇気を持って告発した名も知らぬあなたへ。もし、自身の正義感を悔やんでいるなら、永さんの著書から次の言葉を贈る。「人間、〈出世したか〉〈しないか〉ではありません。〈いやしいか〉〈いやしくないか〉ですね」》。
『●アベ様の秋と『官僚たちの夏』: 「「総理のご意向」を
理由に行政が歪められたことは紛れもない事実」』
『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…諸悪の根源である
“主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻』
「官僚たちの夏」とアベ様の秋。
愚かにも、アベ様の壊憲草案には「20日以内の開催」と明記してあるそうですが、憲法53条に反して、国会の開催を拒否する「裸の王様」と酷い取巻き連中。デンデン王国「裸の王様」を守ることに必死な義家弘介・文科副大臣や山本幸三・地方創生担当相は、《守るべき部下をスパイ扱いし、保身のためなら平気で切り捨てる。陰で言うならまだしも、国会という公の場で恥じらいもなく口にするその神経にはあきれるばかり》、御尤も。
ようやく今ごろになって、官邸がざわついているそうです。アベ様と「最低の官房長官」「沖縄基地負担軽減相」の間に隙間風が。その「最低の官房長官」の後釜候補の笑えるリスト。ブログ主は、「裸の王様」の酷いトリマキの中でも最悪な部類・萩生田光一氏を推薦します。
日刊ゲンダイの記事【安倍首相も激怒 加計火消し失敗の菅官房長官に「更迭」説】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/207862)によると、《いよいよ「官邸崩壊」か――。菅義偉官房長官の更迭説が流れている。安倍1強の象徴だった首相官邸が一気にガタつきはじめている…後任として下村博文、加藤勝信、さらに甘利明氏らの名前まで》…って、酷いな。
〈いやしいか〉、〈いやしくないか〉で言うと、どう見ても前者。
『●「S」で「D」なアベ様と麻生副首相は「政治資金」で
夜な夜な一体何をしているのか? それでも支持??』
『●政治献金という名の「賄賂」:
アベ様達は原発産業と「ズブズブ」の関係』
『●「闇社会」との関係まで疑われるとは!? アベ様、ダークすぎます』
『●闇勢力問題だけでなく、アベ様はオカネ(マネー)にもダークだっという話』
『●「統一協会、暴力団、日本会議に
神道議員連盟・・・どうするの」?、とアベ様をヤジり返してみては?』
『●「道徳」を説く文科相がソレってOKなの?
「道徳心とか愛国心とかがコドモたちにとって安全」??』
『●「不正文科相が子どもに「道徳心」を説き得る」
「大臣を辞めながら反省どころか、威張る」・・・「珍芸」』
『●文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』・・・
コドモタチの道徳教育のための好例として記載を可能か?』
『●「詐欺や脱税」に総務相や法相がお墨付き…
自民党では白紙領収書に「(法的に)問題はない…」!?』
『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?』
『●甘~い利を得た人が「私の件は決着した」!?:
「冗談」や「馬鹿」も「休み休み」言われたのではね…』
『●「外交音痴、政治音痴、もう政治家とは呼べない領域」な
失言王・萩生田光一氏…成果無しなアベ様外交』
『●「菅官房長官と麻生財務相以外のほぼ全員を代える大幅改造」って、
ご冗談を…アベ様オトモダチの総退陣を』
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【http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/104597】
[大弦小弦]「職業に貴賎はないと思うけど、生き方には…
2017年6月22日 08:37 稲嶺幸弘 加計学園 安倍政権 名言・金言
「職業に貴賎はないと思うけど、生き方には貴賎がありますねぇ」。作家の永六輔さんの『職人』(岩波新書)に出てくる言葉である
▼同書は永さんが出会った職人たちが口にした珠玉の言葉のコレクションである。職人とは職業ではなく「生き方」だと永さんは言い、収められた言葉は人生訓そのものである
▼冒頭の言葉をかみしめたのは、通常国会の終了で疑惑が残ったまま幕引きされた加計(かけ)学園問題で、獣医学部新設計画に関する文書をめぐる安倍政権の閣僚らの見苦しい言動を見たからである
▼国会審議で文書の信憑(しんぴょう)性を追及された地方創生担当相は「(文書を作成したのは)文科省からの出向者で、陰に隠れて本省にご注進したものだ」と発言。また文科副大臣も、文書流出は国家公務員法違反との可能性を指摘し、真相究明とは真逆の恫喝(どうかつ)の言葉を放った
▼守るべき部下をスパイ扱いし、保身のためなら平気で切り捨てる。陰で言うならまだしも、国会という公の場で恥じらいもなく口にするその神経にはあきれるばかりである
▼歪(ゆが)んだ行政をただそうと、勇気を持って告発した名も知らぬあなたへ。もし、自身の正義感を悔やんでいるなら、永さんの著書から次の言葉を贈る。「人間、〈出世したか〉〈しないか〉ではありません。〈いやしいか〉〈いやしくないか〉ですね」(稲嶺幸弘)
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[※ 三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]
目取真俊さんのブログ【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/米軍基地内に長時間拘束した法的根拠は?】(http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/3b3a6d9c48b914cd49d81ffc6adcf46d)。
《私が原告になって国を訴えている裁判…。昨年の4月1日に米軍基地内で長時間拘束された件で、国に損害賠償を求めているのだが、今日の法廷であっけにとられるやり取りがあった…今に至って私を米軍基地内に拘束した法的根拠がはっきりしないことが明らかになり、怒りが湧いた。お前ら法的根拠もあいまいなまま、人を長時間米軍基地内に拘束したのか》。
『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」』
「辺野古破壊や高江破壊による「住民分断」「沖縄差別」を
恥じぬアベ様や、スガ殿・百田尚樹氏などのその酷い取巻き連中。
何のためらいも無く、「番犬様」に貢ぐ非道」
《リテラ…芥川賞作家が辺野古での不当逮捕を告発
辺野古で米軍に拘束された芥川賞作家・目取真俊が「不当逮捕」の
実態を告白! 百田尚樹の沖縄ヘイトデマ批判も》
目取真俊さんの「不当逮捕」も《見せしめのための不当逮捕》だった訳です。山城博治さん同様、これもある種、米軍様による《予防拘禁、プレ共謀罪》、プレ「平成の治安維持法」適用のようなもの。
《お前ら法的根拠もあいまいなまま、人を長時間米軍基地内に拘束したのか》…という叫びを聞け。
『●「沖縄の大衆運動そのものを取り締まっていく
国策捜査だと思う」…山城博治さん「予防拘禁、プレ共謀罪」』
『●沖縄でのプレ「平成の治安維持法」実験…
《実験の結果、今の国民の無関心は国に自信を与えてしまった》』
『●「誰が見ても安倍政権による政治的弾圧」…
山城博治さん「沖縄の大衆運動を潰す政府の方策」』
『●「基地の偏在を沖縄が訴えても「裁判所はほとんど答えない」」…
「政治判断」しかできない司法の悲劇』
国連の特別報告者について、「independent」を「国連とは別の個人の資格」と国内外に嘯き、それを「恥」と思わないアベ様や「最低の官房長官」ら…。彼らに、そして、三権分立・権力分立無きデンデン王国に何を期待しても、国連の特別報告者がいくらアピールしてくれても、期待薄。この腐った政権を自らの手で潰す以外に道は無し。
琉球新報の【<社説>国連対日報告 国連で基地問題論議に期待】(http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-506353.html)によると、《新基地建設に反対する市民への日本政府対応は、表現の自由に関する国際的基準から逸脱していることが明らかになった。国連人権高等弁務官事務所は、昨年日本を調査した言論と表現の自由に関する特別報告者デービッド・ケイ氏がまとめた対日調査報告書を公開した》。
『●「国連とは別の個人の資格」な訳のない
国連特別報告者のアピールを無視?…沖縄でのプレ「治安維持法」』
『●既に「「一般の方々」のプライバシーに踏み込み、
権利を侵害する捜査が、現に各地で行われている」のに…』
『●「本当の権力の恣意的運用というルビコン川を渡った」自公お維
…「平成の治安維持法」参議院突破』
『●「有権者はすぐに忘れてしまうとたかをくくって」いるアベ様ら…
第三の森友問題を前に御優しい有権者』
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【http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/3b3a6d9c48b914cd49d81ffc6adcf46d】
海鳴りの島から
沖縄・ヤンバルより…目取真俊
米軍基地内に長時間拘束した法的根拠は?
2017-06-01 23:54:44 | 米軍・自衛隊・基地問題
6月に入った。1日は私が原告になって国を訴えている裁判があり、海上行動は休んで那覇に行った。昨年の4月1日に米軍基地内で長時間拘束された件で、国に損害賠償を求めているのだが、今日の法廷であっけにとられるやり取りがあった。
私が米軍基地内で拘束された法的根拠を裁判長が求めたところ、国の弁護人はそれを明らかにするために3カ月必要だと述べた。裁判長はこれまで何度も進行を早めるよう求めており、3カ月と聞いてさすがに呆れたようだった。そのやり取りを見ていて、今に至って私を米軍基地内に拘束した法的根拠がはっきりしないことが明らかになり、怒りが湧いた。
お前ら法的根拠もあいまいなまま、人を長時間米軍基地内に拘束したのか。そう怒鳴りつけてやりたかったが、法廷で大声を出すことはできないので、ぐっとこらえた。
本来はすみやかに日本の司法警察に引き渡すか、解放すべきなのに、私の場合は8時間近く米軍基地内に拘束され、銃を腰に下げた米兵と向かい合って監禁状態に置かれた。その間弁護士と連絡も取れなければ、外部から私の所在を確認することもできなかった。その法的根拠が現時点では明確に示せないという。
米軍基地が日本の中で治外法権状態にあることがいっそう明らかになった。たとて米軍基地内であっても、拘束された市民の人権が守られ、弁護士と接見できるようにしなければならない。日米地位協定が日本国憲法の上位にあるような米軍の特権は許されない。海上行動に対する弾圧を抑止するためにも、この裁判を勝利したい。
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[※ 三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]
沖縄タイムスの【社説[新聞週間に]権力忖度せぬ姿勢貫く】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/92153)。
『●言いすぎを謝罪・撤回した石嶺香織宮古島市議…
もはや「見せしめ」、「卑劣」なイジメ、あざとい「狙い」』
「言いすぎを謝罪・撤回した石嶺香織宮古島市議に対して、
もはや《見せしめ》、《卑劣》なイジメ、あざとい「狙い」を
秘めていると詮索したくなる仕打ち。
この「仕打ち」の背景として、自衛隊配備やミサイル基地配備による
「住民分断」があり、さらにそれは、…。三上智恵監督の
『標的の島 風かたか』によると…」
「もう一点、《卑劣》なイジメだと断言する理由。「ト」な大センセ・
百田尚樹氏による一連の差別発言・ヘイト発言が一切修正も
撤回もされないこと。石嶺香織宮古島市議を、はるかに超える
意識的な、確信犯な発言の連続。…センセは、自衛隊配備や
ミサイル基地配備に大賛成して下さるので批判の対象外?
「本土」マスコミは、センセをどこまで批難しただろうか。
《「米兵よりも沖縄人のレイプ犯罪率の方が高い」という中傷》は、
石嶺香織宮古島市議と比較にならぬほど酷いデマ、中傷では
ないのか? 自衛隊配備やミサイル基地配備に大賛成かどうかで、
批判するかどうかを決めているのか?」
《忖度…相手への思いやりを示す行為の一つだが、相手が権力者となると事情は異なる。忖度はおもねる姿勢につながり、権力暴走の歯止めを失わせる…問題がどこにあるかを分析し、公平で公正な視点で伝えること。国内外を問わず、社会を分断させるような動きが強まっている今こそ、新聞の役割の大きさを自覚したい》。
壊憲、沖縄破壊、教育破壊、「平成の治安維持法」…。「沖縄の「戦没 新聞人の碑」…いま、新聞人が立ち上がらずに、座していていいのか?」
『●「戦没 新聞人の碑」と「対馬丸犠牲者の慰霊碑 小桜の塔」』
『●カラスはやっぱり「黒い」: 「アベ様のNHK」的
「政府が白というものを黒とは言えない」で良いのか?』
『●アベ様の政権の「暴走」許す、批判精神無き、「牙」無きメディア』
『●「薄っぺらで反知性的なタカ派が増殖している」
・・・・・・アベ様達からして?』
『●失われる「メディアの作法、矜持」…
「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」』
「青木理さん、「権力と距離を置かなくちゃいけないなんていうのは、
かつてはごく当たり前の作法としてメディア内で共有されていた」」
権力に忖度する新聞で良いのか? 「権力を監視」しない報道者、ジャーナリストで良いのか? 「報道機関・ジャーナリストは「闘って」いるだろうか?」
訴え続けないと…。
『■城山三郎さん「戦争待望論を唱える若い文士がいると聞いて、鳥肌の立つ思いがする。平和の有難さは失ってみないとわからない」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/46cffbbda63235587e36a8f40865b28b)、「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/07980877a3742cbd8a23034f725a7386)』
『■福島菊次郎さん《安保関連法の成立を心配し『戦争なんて始まらないと頭のどこかで考えているだろうね。でも、もう始まるよ』と最後まで危ぐしていた》…代表作に「ピカドン ある原爆被災者の記録」「戦争がはじまる」「証言と遺言」など(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/5254d4afac7034e06e96deca02372701)』
『■反骨の報道写真家・福島菊次郎さん…『証言と遺言』の最後に赤々と押印、「闘え」「菊」と…「問題自体が法を犯したものであれば、報道カメラマンは法を犯しても構わない」……すごく重い、福島さんの言葉。いま、報道機関・ジャーナリストは「闘って」いるだろうか?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/5254d4afac7034e06e96deca02372701)』
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【http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/92153】
社説[新聞週間に]権力忖度せぬ姿勢貫く
2017年4月7日 08:53 忖度 森友学園 新聞と権力 フェイク・ニュース ポスト真実
「忖度(そんたく)」とは他人の心をおしはかること。相手への思いやりを示す行為の一つだが、相手が権力者となると事情は異なる。忖度はおもねる姿勢につながり、権力暴走の歯止めを失わせる。
近ごろ政治の場で忖度が注目を浴びている。森友学園を巡る国有地の大幅値下げ問題は、安倍晋三首相夫人への忖度が働いたと言われる。異論が多いなか断行された道徳の教科化は、愛国心を強調する安倍政権への文科省の忖度が疑われている。
南スーダンに派遣されている陸自部隊の日報について、稲田朋美防衛相が「戦闘」を「衝突」と言い換えた問題で、防衛省が日報を「破棄した」と嘘(うそ)をついたことは記憶に新しい。防衛相は関与を否定しており、それが事実ならば同省の嘘も忖度の結果であろう。政治の忖度は、国民への背信に直結している。
忖度はかつて新聞にも蔓延(まんえん)していた。
太平洋戦争時に新聞記者として国威発揚に加担した反省から、戦後は反戦を訴え続けたジャーナリストの故むのたけじさんは、戦前戦時の新聞社は自己規制に陥っていたと明かした。
負け戦を「勝った」と報じ続けた嘘は、時の政府に直接強要されたものではなかったという。「憲兵らが新聞社に来て取り締まったことはない。自分たちで縛っていた。(権力と)戦わずして負けていた」との言葉が重く響く。
春の新聞週間が6日から始まった。権力への忖度があふれる今だからこそ、権力をチェックする報道や論説の重要性が増している。
■ ■
新聞報道を取り巻く社会の情勢は、前途洋々とは言えない。報道への信頼性はいまだ高いものの、新聞離れが言われて久しい。国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」が発表する報道自由度ランキングで、日本は2010年11位だったのが、16年には72位に大きく下がった。
社会にはインターネットやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)経由の真偽が定かでない情報があふれ、新聞をはじめとする既存メディアの報道を脅かす勢いだ。
一方、報道の役割を再認識させる出来事が県内でもあった。軍隊と性暴力の関係について宮古島市議が自身のフェイスブック(FB)で投稿したことを巡り、市議会の与党会派が同市議の一般質問をボイコットし、議会が2日間空転した問題だ。FB投稿がネット上で激しい批判を浴びたことに乗じ、野党の立場をとる同市議の発言権を封じようとする行為だった。
■ ■
これに対し本紙は、地方自治に詳しい専門家が与党会派のふるまいを疑問視する記事を掲載。新聞読者が意見を投稿するオピニオンコーナーにも、冷静な対応を求める意見が相次いで寄せられた。その後、市議会は急速に正常化した。
問題がどこにあるかを分析し、公平で公正な視点で伝えること。国内外を問わず、社会を分断させるような動きが強まっている今こそ、新聞の役割の大きさを自覚したい。==================================================================================
[三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com))より↑]
沖縄タイムスの阿部岳さんのコラム【[大弦小弦]自衛隊を「暴力装置」と呼び…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/90338)。
《▼物騒な響きだが、別に悪口ではない。国家が備える実力を指す。自衛隊そのものだ。なぜ問題なのか、最後まで分からなかった…▼石嶺氏には、人格と暮らしを脅かす電話やメールの攻撃が続いている。見せしめにして、この機に配備反対の言論を根絶やしにする狙いか。議論以前の卑劣な手法というほかない。(阿部岳)》。
『●「防波堤」としての全ての「日本全土がアメリカの「風かたか」」
…米中の「新たな戦争の「防波堤」に」(その1)』
『●「防波堤」としての全ての「日本全土がアメリカの「風かたか」」
…米中の「新たな戦争の「防波堤」に」(その2)』
言いすぎを謝罪・撤回した石嶺香織宮古島市議に対して、もはや《見せしめ》、《卑劣》なイジメ、あざとい「狙い」を秘めていると詮索したくなる仕打ち。
この「仕打ち」の背景として、自衛隊配備やミサイル基地配備による「住民分断」があり、さらにそれは、…。三上智恵監督の『標的の島 風かたか』によると…、
「《さらに切迫した問題》として、南西諸島での自衛隊配備等による
「住民分断」。アメリカが画策し、日本政府が悪乗りする
《「統合エアシーバトル構想」…アメリカと中国の争いに自衛隊と
南西諸島が差し出され、新たな戦争の「防波堤」にされようとしている》。
アメリカの意のままに、アベ様らのやりたい放題ではないか。でも、
第一《防波堤》としての《日本全土がアメリカの「風かたか」》…
《米中の「新たな戦争の「防波堤」に》なっているのは南西諸島を
含むニッポン列島全体」
…だそうです。
もう一点、《卑劣》なイジメだと断言する理由。「ト」な大センセ・百田尚樹氏による一連の差別発言・ヘイト発言が一切修正も撤回もされないこと。石嶺香織宮古島市議を、はるかに超える意識的な、確信犯な発言の連続。宮古島市議会は、差別主義者で「ト」な大センセ・百田尚樹氏を徹底的に批判したのだろうか? センセは、自衛隊配備やミサイル基地配備に大賛成して下さるので批判の対象外? 「本土」マスコミは、センセをどこまで批難しただろうか。《「米兵よりも沖縄人のレイプ犯罪率の方が高い」という中傷》は、石嶺香織宮古島市議と比較にならぬほど酷いデマ、中傷ではないのか? 自衛隊配備やミサイル基地配備に大賛成かどうかで、批判するかどうかを決めているのか?
『●「百田氏や自民党議員からの圧力は全てのメディアの
言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!』
《「(米軍普天間(ふてんま)飛行場は)もともと田んぼの中にあった。
基地の周りに行けば商売になるということで人が住みだした」
との発言について「事実に基づかない言説を流布するのは表現者の
取るべき態度ではない。発言の撤回、訂正を求めたい」と力を込めた》
『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?』
《沖縄県の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、
百田氏は「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない。
あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に
取られれば目を覚ますはずだ」と主張した。
懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の
加藤勝信官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した》
『●翁長知事「がくぜんとしている、日本の将来に禍根を残す」・・・
深層心理に「沖縄だからいいや」の醜さ』
『●芸術家との意見交換を通じて「心を打つ『政策芸術』を立案し、
実行する知恵と力を習得・・・だそうです』
『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」』
「辺野古破壊や高江破壊による「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様や、
スガ殿・百田尚樹氏などのその酷い取巻き連中。
何のためらいも無く、「番犬様」に貢ぐ非道」
『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」』
『●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの
言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!』
『●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による
「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」』
《前述の「文化芸術懇談会」では、作家の百田尚樹氏が
「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」と言い、
「もともと普天間基地は田んぼのなかにあった。周りに何もない。
基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、いまや
街の真ん中に基地がある」などと語った。無論、これは
事実無根の嘘であり、沖縄戦で住民が収容所に入れられている
あいだに米軍が土地を占領し普天間基地を建設、土地を奪われた
住民は米軍に割り当てられた基地周辺の土地に住まざるを
得なかったという歴史を百田氏は踏まえていない》
《その“言動様式”は、当然、ネット右翼にも継承されている。
百田氏のように沖縄にかんするあきらかなデマを彼らは拡散し、
現在も高江で行われている市民の抗議に対しては、
〈フランスのISも、沖縄でダンプを運転すれば良かったのに〉
〈アホちゃうか沖縄土人〉〈嫌なら沖縄出てけばいいのに〉などと、
差別意識を露わにするのだ》
『●「第二の加害者」として「悪質なデマ」
「事実関係を無視した沖縄攻撃」「蔑視・差別」、沖縄イジメに加担』
《安田が本書の取材を始めたきっかけは、昨年6月に自民党の
「文化芸術懇話会」で作家の百田尚樹が発した
「沖縄の2紙はつぶさなあかん」発言だった。本書は、百田と
出席議員の発言内容を詳細に書き起こし、反証するところから
始まる。たとえば、百田のこの発言だ。
「もともと普天間基地は田んぼの中にあった。周りに何もない。
基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、
いまや街の真ん中に基地がある。騒音がうるさいのはわかるが、
そこを選んで住んだのは誰やと言いたくなる」
安田は、地元の古老の証言や郷土史誌の記述から、
この百田発言が全くの事実無根であることを示す。》
《安田はこうして記者たちを訪ね、資料を掘り起こしながら、さまざまな
「嫌沖」の俗説・風説を覆す証言や記録を拾っていく。
「沖縄経済は基地依存」という神話。
「米兵よりも沖縄人のレイプ犯罪率の方が高い」という中傷。
「沖縄の新聞は基地のことばかり書いている」という
全国メディアからの揶揄。
「沖縄の新聞が反基地・政府批判を扇動している」という誤解……。》
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【http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/90338】
[大弦小弦]自衛隊を「暴力装置」と呼び…
2017年3月27日 11:00 阿部岳
自衛隊を「暴力装置」と呼び、民主党政権の仙谷由人官房長官が批判を浴びたことがあった。「侮辱だ」と責められ、謝罪しても受け入れられず、問責決議に至った
▼物騒な響きだが、別に悪口ではない。国家が備える実力を指す。自衛隊そのものだ。なぜ問題なのか、最後まで分からなかった
▼宮古島市議の石嶺香織氏がネットに「陸上自衛隊が来たら、米軍が来なくても絶対に婦女暴行事件が起きる」と投稿した件も、似た経過をたどっている。市議会で辞職勧告決議が可決され、一般質問の機会を奪う市議の一斉退席まで
▼「絶対に起きる」というのは言いすぎだった。石嶺氏も謝罪し撤回している。ただ、投稿全体は素朴な不安の表明だった。配備で隣人となる自衛隊は災害派遣が評価されるが、いざとなれば実力で目的を達成する組織である
▼女性や子どもが真っ先に戦争の犠牲になることも、歴史が示している。戦前の沖縄には日本軍の「慰安所」があり、戦後は米兵による卑劣な事件が相次いだ。思想信条とは関係ない。命と尊厳に関わる事実である。兵士個人というより、構造の問題である
▼石嶺氏には、人格と暮らしを脅かす電話やメールの攻撃が続いている。見せしめにして、この機に配備反対の言論を根絶やしにする狙いか。議論以前の卑劣な手法というほかない。(阿部岳)
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日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/政治家とは呼べない失言王】(http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1742888.html)。
《この内閣は失言王が多数いるが、今一番の失言王は官房副長官・萩生田光一だろう…「首相はおぼっちゃま育ちの割には不良と付き合うのが上手だ。荒っぽい政治家と堂々と話すことができる」…安倍晋三の地球儀を俯瞰する外交…成果はないといっていい。総裁特別補佐、官房副長官と失言王をずっと脇に置いて成功すると思う方がおかしい》。
アベ様のロクでもない取り巻きの一人。ロクでもなくはない、アベ様の取り巻きって誰かいるのか?
「外交音痴、政治音痴、もう政治家とは呼べない領域」な失言王・萩生田光一氏…アベ様の「地球儀俯瞰外交」という名のカネばら撒き外交について、コラムは《成果はないといっていい》と言い切っている。《総裁特別補佐、官房副長官と失言王をずっと脇に置いて成功すると思う方がおかしい》、御尤も。アベ様の「政」、酷いものである。
『●ブレーキは無く、二つの「アクセル」な自公政権』
《議会制民主主義を否定
安倍首相の周りにいるのは、国家を危うくする連中ばかりのようだ。…。
安倍首相の盟友とされる衛藤晟一首相補佐官は、首相の靖国参拝に
「失望」を表明した米国に対し、「むしろ我々の方が失望した」
と言い放った。安倍首相の側近で自民党総裁特別補佐の
萩生田光一衆院議員も、「共和党政権の時代にこんな揚げ足を
取ったことはない」と米政府を批判している。さらに、首相の
経済ブレーンとされる本田悦朗内閣官房参与まで、
米紙のインタビューで靖国参拝を擁護。アベノミクスの狙いについて、
「賃金上昇と生活向上のほかに、より強力な軍隊を持って中国に
対峙(たいじ)できるようにするためだ、と語った」と報じられた》
『●アベ様は「報道がそれで抑圧される、
そんな例があったら私は辞める」と明言・・・ETV番組改編問題は?』
《文書は「選挙時期における報道の公平中立ならびに公正の
確保についてのお願い」というタイトルで、20日付で在京の
テレビキー局に送付された。差出人は筆頭副幹事長の
萩生田光一と報道局長の福井照の連名。
その中身がむちゃくちゃなのだ》
『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」:
2014年12月衆院選に是非行こう!』
《その2日後、自民党はNHKや在京テレビ局に要望書を出しました。
萩生田光一・自民党筆頭副幹事長、福井照・報道局長の
両衆院議員の連名で、出演者の発言回数や時間▽ゲスト出演者の選定
▽テーマ選び▽街頭インタビューや資料映像の使い方――の4項目に
ついて「公平中立、公正」を要望する内容になっています》
『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?』
《沖縄県の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、
百田氏は「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない。
あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に
取られれば目を覚ますはずだ」と主張した。
懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の
加藤勝信官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した》
『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」』
《とんでもない会合があったものだが、これは幼稚な若手議員の
暴走ではない。この会は安倍応援団の会合で、官房副長官や
安倍側近の萩生田光一筆頭副幹事長(東京24区・当選4回)が
出席していた。実質的に会を仕切ったのは萩生田氏とされている》
『●大水害被害者は癒えず……そんな時に
極右ネットテレビに出演して御自身が「癒される」アベ様の神経とは?』
《それはコンテンツを見れば一目瞭然。シリーズで行っている企画は
「この憲法でいいのか!?」「中国に立ち向かう覚悟」
「事実と歴史を歪めた朝日新聞」「原発と日本再生」、
番組ゲストも百田尚樹に竹田恒泰、金美齢、青山繁晴など
ネトウヨ支持率の高い論客揃いで、政治家も「ヒゲ」こと佐藤正久、
高市早苗、稲田朋美、萩生田光一など安倍チルドレンが多数出演。
ちなみに、安倍首相の生出演が終わったあとに始まったのは、
「WiLL」(ワック)編集長・花田紀凱による
「WiLL場外論戦 花田編集長の右向け右!」。
…どうしてこんな極右しか見ないであろう番組に出ることが、
「国民に広く説明する」ことになるのか》
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【http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1742888.html】
政界地獄耳
2016年11月25日9時7分
政治家とは呼べない失言王
★この内閣は失言王が多数いるが、今一番の失言王は官房副長官・萩生田光一だろう。14年1月には自民党総裁特別補佐として党本部で講演し、米政府が靖国参拝で失望したことについて「共和党政権の時代にこんな揚げ足を取ったことはない。オバマ大統領だから言っている」と外交音痴ぶりを発揮していた。その程度の認識の政治家だと思っていると案の定、23日にはトランプ次期米大統領のTPP離脱明言を受け、トランプが意欲を示す2国間の自由貿易協定(FTA)の締結は否定するも「時間をかけても米国をプレーヤーとして巻き込むことは極めて重要」と再交渉の可能性に言及した。
★また、トランプやロシアのプーチン大統領、フィリピンのドゥテルテ、トルコのエルドアン両大統領らを念頭に「首相はおぼっちゃま育ちの割には不良と付き合うのが上手だ。荒っぽい政治家と堂々と話すことができる」と発言している。外交音痴だけでなく、そこに政治音痴も加わった。24日の参院TPP特別委員会で萩生田は野党の国会対応を「(野党による)田舎のプロレス」「茶番」と発言。当初は「野党の皆さんがそのレベルだという風に私が思っている事実はない」と釈明するも自らの発言を撤回し謝罪した。もう政治家とは呼べない領域だ。社民党党首・吉田忠智が指摘するように「官房副長官の職責に値しない萩生田の更迭を求めたい」が政治の常識だろう。
★ただ、首相・安倍晋三の地球儀を俯瞰(ふかん)する外交は世界中に税金をばらまいたものの、米オバマとの不仲、トランプ会談の失敗、TPPの失敗、日ロ関係、日中韓の改善は見込めず、ベトナムに売り込んだ原発は白紙に。成果はないといっていい。総裁特別補佐、官房副長官と失言王をずっと脇に置いて成功すると思う方がおかしい。(K)※敬称略
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『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の宮島みつや氏の記事【逝去した三笠宮が語っていた歴史修正主義批判! 日本軍の南京での行為を「虐殺以外の何物でもない」と】(http://lite-ra.com/2016/10/post-2651.html)。
《右派の“南京大虐殺はなかった”という歴史修正主義に対する強い批判…こうした“数字”の論に対して“むごたらしく殺せば人数は関係ありません”と、はっきりと批判…満州にいた日本の舞台の実写映画…ほんとうに目を覆いたくなる場面でした。これこそ虐殺以外の何ものでもないでしょう》。
ウヨクが《「左翼」と批判》し、「揶揄」した《赤い宮様》の死、鮮血で「赤」く汚れた歴史修正主義者は、いま、何を思う?
『サンデーモーニング』(2016年10月30日)の「風をよむ」のコーナー、《偽りを述べる者が/愛国者とたたえられ/真実を語る者が/売国奴とののしられた世の中を/私は経験してきた (中略)/それは過去のことだと/安心してはおれない/つまりそのような先例は/将来も同様な事象が/起こり得ることを示唆している/「日本のあけぼの」より》。さて、《赤い宮様》は、現在進行形のキナ臭いアベ様の「政」を、どう思っておられたのだろう?
『●『本田靖春/「戦後」を追い続けたジャーナリスト』読了』
「斎藤貴男さんの、少し悲壮感漂うエッセイ「囚われだらけの時代に」。
『カルト資本主義』。『誘拐』や『不当逮捕』、『疵』。立松和博。
斎藤さんや本田さんがなぜ文春にという疑問?が・・・、《文春の論調も
体質も、しかし明確な保守であり、どうしても相容れない一線があるのを、
本田さんは知っていた。鈴木明氏の「『南京大虐殺』のまぼろし」が
一九七三年の大宅壮一ノンフィクション賞さえ受賞するに及んで、
彼は文春を離れていく》」
『●「こりゃ違憲!」『週刊金曜日』
(2012年11月23日、921号)についてのつぶやき』
『●原発推進: 国民が見えているとは思えない政権』
《また、行政改革相に就いた稲田朋美氏は「南京大虐殺」を否定し、
東京裁判を「不法無効な裁判」と批判してきた。河野談話や
村山談話の見直しは「戦後レジームからの脱却」を
唱える安倍氏の持論だ》
『●「日本の恥と呼ぶべき存在」』
『●「平和なアジアという井戸を掘る意思があるのかどうか、疑わしい」』
《河村たかし市長は、友好都市である南京市の共産党幹部が
訪問した際に「南京大虐殺は無かったのではないか」と発言した。
その問題意識について、市長は記者会見で「子孫のため(歴史認識を)
真実へと正すのは六十三歳のじいさま(市長)の社会的、政治的使命だ
と思っとります」と述べた。…
二〇〇六年の安倍晋三・胡錦濤首脳会談の合意を受けて
スタートした日中歴史共同研究委員会は二年前、南京事件について
「虐殺行為に及んだ日本側に責任があるとの認識では一致した」
との報告を公表した。一方、犠牲者数は、中国側の「三十余万人」、
日本側の「二十万人を上限に四万人、二万人などさまざまな推計がある」
と両論を併記し》
『●『自然と人間』(2013年12月号、Vol.210)についてのつぶやき』
『●ジャーナリズムの矜持無きこんな「公共」放送なんて要らない!』
《…と語ったのは、作家の百田尚樹氏だ。南京大虐殺については
「そんなことはなかった」と否定もした。しかも、東京都知事選の
立候補者の応援演説の場だった》
『●一国の首相が歴史修正主義者なんて恥ずかしいし、
羞恥心の無さと自覚の無さという救いの無さ』
「《1937年の日本軍による南京大虐殺がなかったといまだに主張》
という記事に対して反論したそうです。ここの部分については
歴史修正主義者ではないのかもしれません。世界に向けて
発せられたその点のみは良かった」
『●首相からして歴史修正主義者な国の文科大臣の「食言」』
『●日本社会は歪んでる: ネオナチやヘイトスピーチ集団に
「信奉」される議員が取り巻くアベ様』
《第2次安倍内閣の命取りになりかねないのが女性大臣や党幹部と
極右活動家とのつながりだ。高市早苗総務相と稲田朋美政調会長が
「国家社会主義日本労働者党」の代表者・山田一成氏と撮った
ツーショット写真が海外メディアに報じられてしまった。
山田氏はヒトラーを崇拝する活動家。「民族浄化を推進しなければ
ならない」「在日朝鮮人殲滅」など、ナチそっくりのスローガンを掲げ、
HPにカギ十字によく似たマークを掲げている。ユダヤ人への
ホロコーストを「日本の南京大虐殺とまったく同じで、戦勝国がつくったデマ」
と否定している。まさに日本版「ネオナチ」だ。一体、どんな人物なのか》
『●『朝日』の「誤報」よりも、
誰が国際社会の印象を落としているでしょうか?』
『●「吉田調書と原発」 『週刊金曜日』
(2014年10月10日、1011号)についてのつぶやき』
『●「「慰安婦」問題と言論弾圧」 『週刊金曜日』
(2014年11月14日、1016号)について』
『●「業界の失いつつある信頼」の回復への第一歩:
NNNドキュメント’15『南京事件 兵士たちの遺言』』
『●『超・反知性主義入門』の小田嶋隆さんインタビュー、
「そういう政権を選んだ国民にも危険な兆候」』
《ユネスコの記憶遺産に南京大虐殺が登録された時、菅官房長官は
分担金を減らすことを示唆しました。驚天動地の発言で、昔だったら
クビが飛んでいると思う。虐殺した数についての議論はあってしかるべき
だが、虐殺の事実そのものを否定したり、分担金を減らしてユネスコに
圧力をかけるのは別次元の話でしょう。しかし、菅官房長官がああ言うのは、
国民の方に『ユネスコはケシカラン』という応援の声があるのを感じたから
だと思う。ああいう発言ができちゃう空気が、すでに存在しているんですよ》
『●アレらの「ウヨク雑誌」「ウヨク広報機関」と比較にならぬほど、
この真っ当な「左翼雑誌」=『通販生活』』
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【http://lite-ra.com/2016/10/post-2651.html】
逝去した三笠宮が語っていた歴史修正主義批判! 日本軍の南京での行為を「虐殺以外の何物でもない」と
宮島みつや 2016.10.28
昭和天皇の末弟で、今上天皇の叔父にあたる三笠宮崇仁親王が、昨日27日、心不全により逝去した。享年100歳だった。一部メディアは、崇仁親王の先の戦争に対する反省の念や、戦争反対への思いなどを伝えているが、その発言は、マスコミが報じている以上に踏み込んだものだった。崇仁親王は、いまこの時代を支配している右傾化に対して、早くから警鐘を鳴らしてきたとさえ言える。
それを象徴するのが、右派の“南京大虐殺はなかった”という歴史修正主義に対する強い批判だろう。
1915年生まれの崇仁親王は、陸軍士官学校に進み、軍人となり、日中戦争時の1934年1月から1年間、「若杉参謀」の名で参謀として中国・南京に派遣された。このとき崇仁親王は「支那派遣軍総司令部」で「支那事変に対する日本人としての内省」という文書を書き、日本の侵略主義を批判したのだが、その文書が発見された1994年には、月刊誌のインタビューで“南京大虐殺はなかった”という論についてどう思うか聞かれ、このように述べている。
「最近の新聞などで議論されているのを見ますと、なんだか人数のことが
問題になっているような気がします。辞典には、虐殺とはむごたらしく殺すこと
と書いてあります。つまり、人数は関係ありません。私が戦地で強いショックを
受けたのは、ある青年将校から『新兵教育には、生きている捕虜を目標にして
銃剣術の練習をするのがいちばんよい。それで根性ができる』という話を
聞いた時でした。それ以来、陸軍士官学校で受けた教育とは一体なんだった
のかという疑義に駆られました」(読売新聞社「This is 読売」94年8月号)
このインタビューが収録された当時は、羽田内閣の永野茂門法相が毎日新聞のインタビューで「南京大虐殺はでっち上げだと思う」「太平洋戦争を侵略戦争というのは間違っている」などと発言するなど、戦中日本の戦争犯罪を公然と否定する流れが、すでに一部の右派だけでなくかなりの勢いを持ち始めていた時期である。
とくに、日中戦争初期の1937年12月の首都・南京陥落以降に日本軍が行った捕虜や民間人の殺害行為については、論者・研究者によってその人数に20万人から数百人、そして「そもそも虐殺は存在しなかった」といういわゆる“マボロシ論”まで論じられていた。その“数字”をとりたてる流れは現在も続き、現日本政府もまた「被害者の具体的な人数については諸説あり、政府としてどれが正しい数かを認定することは困難である」としている。
だが、崇仁親王はこうした“数字”の論に対して“むごたらしく殺せば人数は関係ありません”と、はっきりと批判したのだ。さらに同インタビューでは、自身の南京での従軍経験としてこうも述べている。
「また、南京の総司令部では、満州にいた日本の舞台の実写映画を
見ました。それには、広い野原に中国人の捕虜が、
たぶん杭にくくりつけられており、そこに毒ガスが放射されたり、
毒ガス弾が発射されたりしていました。ほんとうに目を覆いたくなる
場面でした。これこそ虐殺以外の何ものでもないでしょう」
言うまでもなく、崇仁親王が戦争犯罪を正視し、歴史修正主義をけん制したのは、再びこの国が戦争をすることがないようにという強い思いがあったからだ。1956年の著書『帝王と墓と民衆』(光文社)に付した「わが思い出の記」のなかでも、南京に配属された当時を振り返り、こう記している。
〈わたしの信念が根底から揺りうごかされたのは、じつにこの一年間であった。
いわば「聖戦」というものの実態に驚きはてたのである。罪もない中国の
人民にたいして犯したいまわしい暴虐の数かずは、いまさらここに
あげるまでもない。かかる事変当初の一部の将兵の残虐行為は、
中国人の対日敵愾心をいやがうえにもあおりたて、およそ聖戦とは
おもいつかない結果を招いてしまった〉
〈わたしがここで言いたいのは、聖戦という大義名分が、事実とはおよそ
かけはなれたものであったこと、そして内実が正義の戦いでなかったからこそ、
いっそう表面的には聖戦を強調せざるを得なかったのではないか
ということである〉
昨年、ユネスコの世界記憶遺産に「南京大虐殺」が登録されたことに対して、ユネスコへの分担金を留保するという“報復”に出た安倍首相にこそ聞かせたい言葉だ。だが、そうした誠実な態度を貫き通した崇仁親王に対し、これまで右派は「赤い宮様」などと揶揄し、「左翼」と批判してきた。前述した著書の一部が新聞で紹介されたときには、“これは日本軍を傷つけるものだ”という趣旨の脅迫まがいの手紙が当時品川区にあった三笠宮邸に届いたこともあったという。
しかし、崇仁親王はイデオロギーから発言したわけではない。崇仁親王がオリエント史などの歴史研究を愛し、大学の教壇にも立ったことはよく知られているが、その根本には、たとえそれがどれほど自分にとって正視し難い事実であったとしても、歴史には真摯に向き合わなければならないという覚悟があった。そしてなにより、崇仁親王自身が皇族という極めて特殊な立場にありながら、“権威”が大衆を惑わすこと、そして、自由な言論が封鎖されることこそ、民主主義にとって一番の障壁であると、60年以上前から指摘してきた。
マスコミはあまり取り上げないが、崇仁親王の思いが、皇室と国民の垣根を越える“民主主義”にあったことは明らかだ。たとえば1952年の「婦人公論」(中央公論社、当時)2月号に掲載された「皇族と自由」と題した聞き書きのなかで、崇仁親王は、昭和天皇の地方巡幸の際に警官が万歳しない人に対して叱りつけたという話を受けて、「これでは少しも人間と人間との感情が流れてきません。こんなとき号令をかけられた人がなぜ抗議しないのでしょう」「同じ人間同しなのですからハダカとハダカでぶつかり合ってほしい」としたうえで、「これが民主主義の基礎であることはいうまでもありません」と語っている。
あるいは1966年の「女性自身」(光文社)のインタビューでは、皇室の民主化の停滞を嘆きながら、侵略戦争の認識についてこう述べている。
「太平洋戦争が終わったときには、もうこれで地球上から悲惨な戦争は
いっさいなくなったのだと思いましたが、現状をみると、まことにあさはかな考え
だったことがわかります。
どんな大義名分をつけても、しょせん戦争は殺人です。人を殺すことは
最大の罪悪です。戦争放棄を明記した新憲法の精神は、いつまでも大切に
しなければなりません」
しかし、2016年の日本はどうか。安倍政権はメディアに圧力を加え、言論弾圧まがいの行為を繰り返し、さらに憲法を変えてこの国を戦争へと導こうとしている。そして、天皇の「生前退位」についても一代限りの特別法でお茶を濁し、抜本的な天皇や皇族の人権問題には決して触れようとしない。さらには、国民の多くはそんな安倍政権を支持し続け、歴史修正やその強権政治への国内外の批判に対しては、束になって「反日」だと襲いかかる。まるで、みずから民主主義を手放そうとしているかのようだ。
非民主的な存在である皇族のほうが国民や政治家よりよっぽど自由や人権、民主主義について考えを巡らし、また、負の歴史を正面から見据えていた。その歪な現実を、わたしたちはよく受け止めなくてはならない。
(宮島みつや)
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琉球新報の記事【機動隊員「土人」発言 激しい罵倒 その精神構造から見えるものは】(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-377737.html)と、
沖縄タイムスの阿部岳記者の記事【【記者の視点】「土人」発言 歴史に刻まれる暴言 警察は県民に謝罪を】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/67183)。
《…と発言したことに対し、市民や識者からは「沖縄への差別だ」「公務中の侮辱発言はおかしい」などと指摘する声が上がった…発言を動画で撮影していた作家の目取真俊さんは「見下しており、沖縄に対する侮蔑だ。(このような発言をしても)何とも思わないことが時代の風潮になると怖い。このような機動隊に県民の税金を使わせていいのか」と強く批判》。
《警察官による「土人」発言は歴史的暴言である。警察は発言者を特定、処分し、その結果を発表しなければならない。ビデオがインターネットで公開されている。すぐにできるだろう。市民らは発言者が大阪府警の機動隊員だとしている。市民らは発言者が大阪府警の機動隊員だとしている。事実なら府警本部長が沖縄に来て、受け入れた沖縄県警本部長と並んで県民に謝罪する必要がある。…琉球処分以来、本土の人間に脈々と受け継がれる沖縄差別が露呈した》。
政界を「引退」したらしい元大阪「ト」知事以来のどうしようもなさを感じます。松井一郎現「ト」知事の放言も物議を醸し、フィクサー気取りの親分の忠実なシモベであることを露呈。元大阪「ト」知事の体質を機動隊員も反映している。
アベ様のシモベらの度の過ぎた差別意識の酷さのどうしようもなさ具合。「沖縄差別」の無数の氷山の一角が露見。それにしても、あまりに酷い。
『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」』
《「沖縄の人は別に、反基地運動のために、反戦運動のために
生まれてきたわけじゃない」「沖縄戦から71年間、県民が自ら望んで
米軍基地を誘致したわけでもなければ、建設したわけでもない」》
「辺野古破壊や高江破壊による「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬ
アベ様や、スガ殿・百田尚樹氏などのその酷い取巻き連中。
何のためらいも無く、「番犬様」に貢ぐ非道」
目取真俊さんが怒るのも当然だ…。
沖縄タイムスの記事【「どこつかんどんじゃボケ。土人が」 機動隊員が沖縄で暴言 ヘリパッド反対の芥川賞作家に】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/67175)によると、《目取真俊さんに対し、機動隊員が「触るな。土人(どじん)」と発言したことが分かった。目取真さんは「あまりにもひどい。市民をばかにしている」と憤った…目取真俊さん(左端)を4人がかりで押さえ込む警察官…https://youtu.be/xQdqGYsd8i8》…怒るのも当然。
『●沖縄差別、その究極の姿:「報道の自由」「知る権利」の
破壊に立ち向かわない「本土」マスコミの差別意識』
『●安田浩一さん「沖縄の新聞は本当に『偏向』」?
…沖縄への「思い込みによる差別で、それを許す日本社会」』
『●「第二の加害者」として「悪質なデマ」「事実関係を
無視した沖縄攻撃」「蔑視・差別」、沖縄イジメに加担』
『●沖縄出身脚本家上原正三さん、「民意を顧みず、
基地を押し付け…沖縄を植民地としてしか見ていない証拠」』
「《「ある日、現場で『復帰おめでとう』と言われた。何がめでたいんだ。
沖縄があれだけ求めた基地の撤去要求は無視されてさ。
『復帰』は、米国の一元支配から日米のダブル支配になるだけだ
と考えていた」 「このままだと、沖縄は翻弄(ほんろう)され続ける…》
と言う。その予感は的中したようだ。《薩摩侵攻で、琉球王国を
占拠した400年前の強引さが今も続く。民意を顧みず、基地を
押し付ける政府の態度は沖縄を植民地としてしか見ていない証拠だ。
これが差別なんだ》。「本土」はあまりにも無自覚だ」
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【http://ryukyushimpo.jp/news/entry-377737.html】
機動隊員「土人」発言 激しい罵倒 その精神構造から見えるものは
2016年10月19日 06:30
米軍北部訓練場 高江 高江の機動隊 差別 ヘイトスピーチ ヘリパッドへの抗議
沖縄県の東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に抗議する市民に対し、現場で警備に当たる機動隊員が18日、「土人」と発言したことに対し、市民や識者からは「沖縄への差別だ」「公務中の侮辱発言はおかしい」などと指摘する声が上がった。
「土人」という発言は18日午後、金網越しに抗議行動をする市民らが「基地やめろ」と金網を揺らすなどしたのに対し、機動隊員が「おい、早く、立ち去りなさい」「立ち去れ」などと激しい命令口調で繰り返した。さらに「触るなくそ」「どこつかんどんじゃ、ぼけ」などと罵倒した後、「土人が」と吐き捨てるように発言した。
これを受け、市民は「おい、ヤクザ」などと反発した。暴言を吐いた同じ機動隊員に蹴られたとの証言も複数市民から上がっている。
発言を動画で撮影していた作家の目取真俊さんは「見下しており、沖縄に対する侮蔑だ。(このような発言をしても)何とも思わないことが時代の風潮になると怖い。このような機動隊に県民の税金を使わせていいのか」と強く批判した。
現場近くのフェンス沿いで抗議に参加した名護市の30代女性は「大阪府警の機動隊だと思うが、巻き舌気味で全て脅しに聞こえた。まるで暴力団のようだった」と語った。
横田達弁護士は「発言が侮辱罪に当たるかどうかは公然性があるかないかによる」と説明した上で「罪になるかどうか以前に、発言をした精神構造に問題がある。抗議市民を個人として見ていない。そもそも公務中の公務員が侮辱的な発言をすること自体がおかしい」と指摘した。
精神科医の香山リカ立教大教授は「市民を同じ人間として見ていないのだろう。発言した機動隊員だけの問題ではない。植民地のように扱ってきた沖縄への構造的差別が問題の根源にある」と分析した。
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【http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/67183】
【記者の視点】「土人」発言 歴史に刻まれる暴言 警察は県民に謝罪を
2016年10月19日 07:10 高江 ヘリパッド 土人発言問題 阿部岳
警察官による「土人」発言は歴史的暴言である。警察は発言者を特定、処分し、その結果を発表しなければならない。ビデオがインターネットで公開されている。すぐにできるだろう。
市民らは発言者が大阪府警の機動隊員だとしている。事実なら府警本部長が沖縄に来て、受け入れた沖縄県警本部長と並んで県民に謝罪する必要がある。
逆に警察がきちんと対処しない場合、それはこの暴言を組織として容認することを示す。若い機動隊員を現場に投入する前に、「相手は土人だ。何を言っても、やっても構わない」と指導しているのだろうか。
この暴言が歴史的だと言う時には二つの意味がある。まず琉球処分以来、本土の人間に脈々と受け継がれる沖縄差別が露呈した。
そしてもう一つ、この暴言は歴史の節目として長く記憶に刻まれるだろう。琉球処分時の軍隊、警察とほぼ同じ全国500人の機動隊を投入した事実を象徴するものとして。
ヘリパッドを完成させ、米軍に差し出すことはできるかもしれない。政府は引き換えに、県民の深い絶望に直面するだろう。取り返しはつくのだろうか。(北部報道部・阿部岳)
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