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[三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com))より↑]
沖縄タイムスの阿部岳さんのコラム【[大弦小弦]自衛隊を「暴力装置」と呼び…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/90338)。
《▼物騒な響きだが、別に悪口ではない。国家が備える実力を指す。自衛隊そのものだ。なぜ問題なのか、最後まで分からなかった…▼石嶺氏には、人格と暮らしを脅かす電話やメールの攻撃が続いている。見せしめにして、この機に配備反対の言論を根絶やしにする狙いか。議論以前の卑劣な手法というほかない。(阿部岳)》。
『●「防波堤」としての全ての「日本全土がアメリカの「風かたか」」
…米中の「新たな戦争の「防波堤」に」(その1)』
『●「防波堤」としての全ての「日本全土がアメリカの「風かたか」」
…米中の「新たな戦争の「防波堤」に」(その2)』
言いすぎを謝罪・撤回した石嶺香織宮古島市議に対して、もはや《見せしめ》、《卑劣》なイジメ、あざとい「狙い」を秘めていると詮索したくなる仕打ち。
この「仕打ち」の背景として、自衛隊配備やミサイル基地配備による「住民分断」があり、さらにそれは、…。三上智恵監督の『標的の島 風かたか』によると…、
「《さらに切迫した問題》として、南西諸島での自衛隊配備等による
「住民分断」。アメリカが画策し、日本政府が悪乗りする
《「統合エアシーバトル構想」…アメリカと中国の争いに自衛隊と
南西諸島が差し出され、新たな戦争の「防波堤」にされようとしている》。
アメリカの意のままに、アベ様らのやりたい放題ではないか。でも、
第一《防波堤》としての《日本全土がアメリカの「風かたか」》…
《米中の「新たな戦争の「防波堤」に》なっているのは南西諸島を
含むニッポン列島全体」
…だそうです。
もう一点、《卑劣》なイジメだと断言する理由。「ト」な大センセ・百田尚樹氏による一連の差別発言・ヘイト発言が一切修正も撤回もされないこと。石嶺香織宮古島市議を、はるかに超える意識的な、確信犯な発言の連続。宮古島市議会は、差別主義者で「ト」な大センセ・百田尚樹氏を徹底的に批判したのだろうか? センセは、自衛隊配備やミサイル基地配備に大賛成して下さるので批判の対象外? 「本土」マスコミは、センセをどこまで批難しただろうか。《「米兵よりも沖縄人のレイプ犯罪率の方が高い」という中傷》は、石嶺香織宮古島市議と比較にならぬほど酷いデマ、中傷ではないのか? 自衛隊配備やミサイル基地配備に大賛成かどうかで、批判するかどうかを決めているのか?
『●「百田氏や自民党議員からの圧力は全てのメディアの
言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!』
《「(米軍普天間(ふてんま)飛行場は)もともと田んぼの中にあった。
基地の周りに行けば商売になるということで人が住みだした」
との発言について「事実に基づかない言説を流布するのは表現者の
取るべき態度ではない。発言の撤回、訂正を求めたい」と力を込めた》
『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?』
《沖縄県の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、
百田氏は「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない。
あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に
取られれば目を覚ますはずだ」と主張した。
懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の
加藤勝信官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した》
『●翁長知事「がくぜんとしている、日本の将来に禍根を残す」・・・
深層心理に「沖縄だからいいや」の醜さ』
『●芸術家との意見交換を通じて「心を打つ『政策芸術』を立案し、
実行する知恵と力を習得・・・だそうです』
『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」』
「辺野古破壊や高江破壊による「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様や、
スガ殿・百田尚樹氏などのその酷い取巻き連中。
何のためらいも無く、「番犬様」に貢ぐ非道」
『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」』
『●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの
言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!』
『●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による
「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」』
《前述の「文化芸術懇談会」では、作家の百田尚樹氏が
「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」と言い、
「もともと普天間基地は田んぼのなかにあった。周りに何もない。
基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、いまや
街の真ん中に基地がある」などと語った。無論、これは
事実無根の嘘であり、沖縄戦で住民が収容所に入れられている
あいだに米軍が土地を占領し普天間基地を建設、土地を奪われた
住民は米軍に割り当てられた基地周辺の土地に住まざるを
得なかったという歴史を百田氏は踏まえていない》
《その“言動様式”は、当然、ネット右翼にも継承されている。
百田氏のように沖縄にかんするあきらかなデマを彼らは拡散し、
現在も高江で行われている市民の抗議に対しては、
〈フランスのISも、沖縄でダンプを運転すれば良かったのに〉
〈アホちゃうか沖縄土人〉〈嫌なら沖縄出てけばいいのに〉などと、
差別意識を露わにするのだ》
『●「第二の加害者」として「悪質なデマ」
「事実関係を無視した沖縄攻撃」「蔑視・差別」、沖縄イジメに加担』
《安田が本書の取材を始めたきっかけは、昨年6月に自民党の
「文化芸術懇話会」で作家の百田尚樹が発した
「沖縄の2紙はつぶさなあかん」発言だった。本書は、百田と
出席議員の発言内容を詳細に書き起こし、反証するところから
始まる。たとえば、百田のこの発言だ。
「もともと普天間基地は田んぼの中にあった。周りに何もない。
基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、
いまや街の真ん中に基地がある。騒音がうるさいのはわかるが、
そこを選んで住んだのは誰やと言いたくなる」
安田は、地元の古老の証言や郷土史誌の記述から、
この百田発言が全くの事実無根であることを示す。》
《安田はこうして記者たちを訪ね、資料を掘り起こしながら、さまざまな
「嫌沖」の俗説・風説を覆す証言や記録を拾っていく。
「沖縄経済は基地依存」という神話。
「米兵よりも沖縄人のレイプ犯罪率の方が高い」という中傷。
「沖縄の新聞は基地のことばかり書いている」という
全国メディアからの揶揄。
「沖縄の新聞が反基地・政府批判を扇動している」という誤解……。》
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【http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/90338】
[大弦小弦]自衛隊を「暴力装置」と呼び…
2017年3月27日 11:00 阿部岳
自衛隊を「暴力装置」と呼び、民主党政権の仙谷由人官房長官が批判を浴びたことがあった。「侮辱だ」と責められ、謝罪しても受け入れられず、問責決議に至った
▼物騒な響きだが、別に悪口ではない。国家が備える実力を指す。自衛隊そのものだ。なぜ問題なのか、最後まで分からなかった
▼宮古島市議の石嶺香織氏がネットに「陸上自衛隊が来たら、米軍が来なくても絶対に婦女暴行事件が起きる」と投稿した件も、似た経過をたどっている。市議会で辞職勧告決議が可決され、一般質問の機会を奪う市議の一斉退席まで
▼「絶対に起きる」というのは言いすぎだった。石嶺氏も謝罪し撤回している。ただ、投稿全体は素朴な不安の表明だった。配備で隣人となる自衛隊は災害派遣が評価されるが、いざとなれば実力で目的を達成する組織である
▼女性や子どもが真っ先に戦争の犠牲になることも、歴史が示している。戦前の沖縄には日本軍の「慰安所」があり、戦後は米兵による卑劣な事件が相次いだ。思想信条とは関係ない。命と尊厳に関わる事実である。兵士個人というより、構造の問題である
▼石嶺氏には、人格と暮らしを脅かす電話やメールの攻撃が続いている。見せしめにして、この機に配備反対の言論を根絶やしにする狙いか。議論以前の卑劣な手法というほかない。(阿部岳)
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▶【「基本的な取材を欠いた」産経新聞に記事削除と賠償を命令 石嶺香織・元宮古島市議の団地入居巡り【動画】】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/233805?rct=tag_movie)/《産経新聞のインターネット版に事実と異なる記事を掲載され、名誉を傷つけられたとして、沖縄県宮古島市の元市議石嶺香織さん(42)が、産経新聞社に記事の削除と220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は2月28日、記事は誤りとして、同社に記事の削除と慰謝料11万円の支払いを命じる判決を言い渡した》《…不正入居の事実はないと認定した。さらに石嶺さん本人や沖縄県住宅課、宮古島市議会事務局に取材していないとして「(記事は)基本的な取材を欠いた不十分なもの」と指摘。記事の公開から4年以上たった現在もウェブサイトで閲覧でき、石嶺さんの社会的評価の低下や精神的苦痛は大きいと認めた。》《同社によると、記者は現在も東京本社編集局に所属し、安全保障関連の記事などを書いているという。これまでの証人尋問によると、記事を書いた男性記者は当時、那覇支局長として勤務していた。記者は自身一人で忙しく「石嶺さんの電話番号を調べようとしたが、分からなかった。何でもかんでもできない。人間には限界がある」などと釈明。入居資格の基準となる月収の算出に必要な世帯収入や家族構成を確認しなかったことなどを問われ「そんな個人情報分かるんですか」などと答えていた。確認取材のために宮古島を訪ねなかった点は「旅費が往復で二万円くらいかかるので、出張を認められないと分かっており、行かなかった」と説明していた。(望月衣塑子)》