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●百田尚樹氏、沖縄の地で「デマを並べ、沖縄への米軍基地集中を正当化」…態度・人間性・思考のお粗末さ

2017年11月09日 00時00分10秒 | Weblog

[※ 三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]



沖縄タイムスの阿部岳さんによるコラム【[大弦小弦]作家の百田尚樹氏から「悪魔に魂を売った記者」という異名をいただいた…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/166154)。

 《▼逆らう連中は痛い目に遭えばいい。ただし自分は高みの見物、手を汚すのは他者、という態度あえて尊厳を傷つける言葉を探す人間性。そして沖縄を簡単に切り捨てる思考》。

 リテラの記事【百田尚樹が沖縄・高江に出張って謎のヘイトデマ撒き散らす“反対派テント村に漢和辞典が!→中国人いるのかも”】(http://lite-ra.com/2017/11/post-3555.html)によると、《我那覇真子氏。この組み合わせだけで、沖縄米軍基地反対運動を揶揄し県民を貶める意図がプンプンしてくるが、おまけに前沖縄県知事の仲井眞弘多氏と元名護市長の島袋吉和氏が「呼び掛け人」となっているのだからクラクラしてくる》。

 リテラ編集部ならずとも、頭が《クラクラしてくる》。《チャンネル桜沖縄支局の常連メンバー》な我那覇真子氏はまだしも、《前沖縄県知事の仲井眞弘多氏と元名護市長の島袋吉和氏が「呼び掛け人」となっている》…って、正気なのだろうか?
 アベ様の「ト」なオトモダチ、「国難様・アクマ様・アベ様に魂を売った売文センセ」百田尚樹氏の脳内の配線は大丈夫なのか? 無関心な「本土」や一部の正気でないマスコミはまだしも、沖縄の市民の皆さんの中にもセンセのファンがいらっしゃるのかな…? だとすると、大変に哀しい。《沖縄 ダ イ ス キ》という口先サービスに尻尾を振っていていいの、仲井眞元県知事ら?
 取材に訪れた阿部岳さん(勇気あるな~、感心します。悍ましく、聞くに堪えないでしょうに…)を、聴衆を前に、個人攻撃できるセンセのセンス、《最初から最後まで私を名指しして嘲笑を向けてきた》センセのセンス…、センセの態度・人間性・思考に聴衆の皆さんは何も感じないのだろうか? ここで言う、センセの仰る「悪魔」とは一体誰のこと? 新聞社のこと? それとも、聴衆の皆さんを含む「沖縄市民」のこと? 理解に苦しむ、不思議な表現だ。

   『●「百田氏や自民党議員からの圧力は全てのメディアの 
          言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!
   『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、 
          「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?
    《沖縄県の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、
     百田氏は「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない
     あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に
     取られれば目を覚ますはずだ」と主張した。
       懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の
     加藤勝信官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した》

   『●翁長知事「がくぜんとしている、日本の将来に禍根を残す」・・・
                     深層心理に「沖縄だからいいや」の醜さ
   『●芸術家との意見交換を通じて「心を打つ『政策芸術』を立案し、
                     実行する知恵と力を習得・・・だそうです
   『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
     その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」
    「辺野古破壊高江破壊による「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様や、
     スガ殿・百田尚樹氏などのその酷い取巻き連中。
     何のためらいも無く、「番犬様」に貢ぐ非道」

   『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
       「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」
   『●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの 
           言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!
   『●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による
      「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」
    《前述の「文化芸術懇談会」では、作家の百田尚樹氏が
     「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」と言い、
     「もともと普天間基地は田んぼのなかにあった。周りに何もない。
     基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、いまや
     街の真ん中に基地がある」などと語った。無論、これは
     事実無根の嘘であり、沖縄戦で住民が収容所に入れられている
     あいだに米軍が土地を占領し普天間基地を建設、土地を奪われた
     住民は米軍に割り当てられた基地周辺の土地に住まざるを
     得なかったという歴史を百田氏は踏まえていない》
    《その“言動様式”は、当然、ネット右翼にも継承されている
     百田氏のように沖縄にかんするあきらかなデマを彼らは拡散し、
     現在も高江で行われている市民の抗議に対しては、
     〈フランスのISも、沖縄でダンプを運転すれば良かったのに〉
     〈アホちゃうか沖縄土人〉〈嫌なら沖縄出てけばいいのに〉などと、
     差別意識を露わにするのだ》

   『●「第二の加害者」として「悪質なデマ」
      「事実関係を無視した沖縄攻撃」「蔑視・差別」、沖縄イジメに加担
    《安田が本書の取材を始めたきっかけは、昨年6月に自民党の
     「文化芸術懇話会」で作家の百田尚樹が発した
     「沖縄の2紙はつぶさなあかん」発言だった。本書は、百田と
     出席議員の発言内容を詳細に書き起こし、反証するところから
     始まる。たとえば、百田のこの発言だ。
       「もともと普天間基地は田んぼの中にあった。周りに何もない。
        基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、
        いまや街の真ん中に基地がある。騒音がうるさいのはわかるが、
        そこを選んで住んだのは誰やと言いたくなる」
     安田は、地元の古老の証言や郷土史誌の記述から、
     この百田発言が全くの事実無根であることを示す。》
    《安田はこうして記者たちを訪ね、資料を掘り起こしながら、さまざまな
     「嫌沖」の俗説・風説を覆す証言や記録を拾っていく。
     「沖縄経済は基地依存」という神話
     「米兵よりも沖縄人のレイプ犯罪率の方が高い」という中傷
     「沖縄の新聞は基地のことばかり書いている」という
      全国メディアからの揶揄
     「沖縄の新聞が反基地・政府批判を扇動している」という誤解……。》

   『●言いすぎを謝罪・撤回した石嶺香織宮古島市議…
       もはや「見せしめ」、「卑劣」なイジメ、あざとい「狙い」
   『●《推定ウン千万〜1億円弱も払って出した》「ト」な広告…
             出稿側も「ト」なら、掲載側も「報道」の放棄
    《うわ、また出たよ……22日付の読売新聞産経新聞朝刊を見て、
     こんなセリフが思わず口をついて出た。例の報道圧力団体
     「放送法遵守を求める視聴者の会」(以下、視聴者の会)がまたぞろ
     “意見広告”を掲載していたのだ…同会の中心人物たちが
     安倍晋三応援団だらけであることや、賛同人の多数を
     日本最大の右派団体日本会議の関係者が占めていることなどを
     報じてきた…またまた読売と産経に推定ウン千万〜1億円弱も払って
     出した一面カラー広告…「視聴者の会」代表になった百田尚樹
     「テレビの24時間停波」を主張》

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/166154

[大弦小弦]作家の百田尚樹氏から「悪魔に魂を売った記者」という異名をいただいた・・・
2017年11月6日 07:00 阿部岳 百田尚樹

 作家の百田尚樹氏から「悪魔に魂を売った記者」という異名をいただいた。出世のために初心を捨て、偏った記事を書いているからだという。数百人の聴衆がどっと沸き、私も笑ってしまった

▼先月末に名護市で開かれた講演会。事前に申し込んで取材に行くと、最前列中央の席に案内された。壇上でマイクを握った百田氏は、最初から最後まで私を名指しして嘲笑を向けてきた

 

▼特異な状況だからこそ、普通に取材する。そう決めたが、一度メモを取る手が止まった。「中国が琉球を乗っ取ったら、阿部さんの娘さんは中国人の慰み者になります」 

逆らう連中は痛い目に遭えばいい。ただし自分は高みの見物、手を汚すのは他者、という態度あえて尊厳を傷つける言葉を探す人間性。そして沖縄を簡単に切り捨てる思考

▼百田氏は2015年に問題になった自民党本部の講演でも「沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」と話している。県民は実際に沖縄戦で本土を守る時間稼ぎの道具として使われ、4人に1人が犠牲になった歴史に向き合えば本土の側から口にできる言葉ではない

 

差別と卑怯(ひきょう)は続く。百田氏はなおも「反対派の中核は中国の工作員」などとデマを並べ、沖縄への米軍基地集中を正当化する。「沖縄大好き」というリップサービスがむなしい。(阿部岳
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●「本土という安全地帯から」沖縄イジメに加担する愚…誤解というレベルを超えた悪質な沖縄「デマ」に抗う

2017年06月30日 00時00分20秒 | Weblog

[※ 三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]



沖縄タイムスの阿部岳記者によるコラム【[大弦小弦]「あなたが言うのは全部うそだ」と断定され…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/103433)。

 《…驚いた。…というインターネット上のデマを持ち出した。…本土という安全地帯からの発言は単純に卑怯だ。沖縄に基地を押し付け、しかも罪悪感を感じないデマがそれを可能にしている》。

 《本土という安全地帯から》「第二の加害者」として沖縄イジメに加担する、あまりの愚かしさ、卑怯さ…誤解というレベルを超えた、悪質な沖縄「デマ」に便乗してる卑しさ。
 そんなデマの拡散に抗うのは、《本土という安全地帯》に住む者の責務だ。

   『●「百田氏や自民党議員からの圧力は全てのメディアの 
          言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!
    《「(米軍普天間(ふてんま)飛行場は)もともと田んぼの中にあった。
     基地の周りに行けば商売になるということで人が住みだした
     との発言について「事実に基づかない言説を流布するのは表現者
     取るべき態度ではない。発言の撤回、訂正を求めたい」と力を込めた》

   『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、 
          「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?
    《沖縄県の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、
     百田氏は「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない
     あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に
     取られれば目を覚ますはずだ」と主張した。
       懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の
     加藤勝信官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した》

   『●翁長知事「がくぜんとしている、日本の将来に禍根を残す」・・・
                     深層心理に「沖縄だからいいや」の醜さ
   『●芸術家との意見交換を通じて「心を打つ『政策芸術』を立案し、
                     実行する知恵と力を習得・・・だそうです
   『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
     その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」
    「辺野古破壊高江破壊による「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様や、
     スガ殿・百田尚樹氏などのその酷い取巻き連中。
     何のためらいも無く、「番犬様」に貢ぐ非道」

   『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
       「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」
   『●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの 
           言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!
   『●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による
      「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」
    《前述の「文化芸術懇談会」では、作家の百田尚樹氏が
     「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」と言い、
     「もともと普天間基地は田んぼのなかにあった。周りに何もない。
     基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、いまや
     街の真ん中に基地がある」などと語った。無論、これは
     事実無根の嘘であり、沖縄戦で住民が収容所に入れられている
     あいだに米軍が土地を占領し普天間基地を建設、土地を奪われた
     住民は米軍に割り当てられた基地周辺の土地に住まざるを
     得なかったという歴史を百田氏は踏まえていない》
    《その“言動様式”は、当然、ネット右翼にも継承されている
     百田氏のように沖縄にかんするあきらかなデマを彼らは拡散し、
     現在も高江で行われている市民の抗議に対しては、
     〈フランスのISも、沖縄でダンプを運転すれば良かったのに〉
     〈アホちゃうか沖縄土人〉〈嫌なら沖縄出てけばいいのに〉などと、
     差別意識を露わにするのだ》

   『●「第二の加害者」として「悪質なデマ」
      「事実関係を無視した沖縄攻撃」「蔑視・差別」、沖縄イジメに加担
    《安田が本書の取材を始めたきっかけは、昨年6月に自民党の
     「文化芸術懇話会」で作家の百田尚樹が発した
     「沖縄の2紙はつぶさなあかん」発言だった。本書は、百田と
     出席議員の発言内容を詳細に書き起こし、反証するところから
     始まる。たとえば、百田のこの発言だ。
       「もともと普天間基地は田んぼの中にあった。周りに何もない。
        基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、
        いまや街の真ん中に基地がある。騒音がうるさいのはわかるが、
        そこを選んで住んだのは誰やと言いたくなる」
     安田は、地元の古老の証言や郷土史誌の記述から、
     この百田発言が全くの事実無根であることを示す。》
    《安田はこうして記者たちを訪ね、資料を掘り起こしながら、さまざまな
     「嫌沖」の俗説・風説を覆す証言や記録を拾っていく。
     「沖縄経済は基地依存」という神話
     「米兵よりも沖縄人のレイプ犯罪率の方が高い」という中傷
     「沖縄の新聞は基地のことばかり書いている」という
      全国メディアからの揶揄
     「沖縄の新聞が反基地・政府批判を扇動している」という誤解……。》

   『●言いすぎを謝罪・撤回した石嶺香織宮古島市議…
        もはや「見せしめ」、「卑劣」なイジメ、あざとい「狙い」
    《…▼石嶺氏には、人格と暮らしを脅かす電話やメールの攻撃が
     続いている見せしめにして、この機に配備反対の言論を
     根絶やしにする狙い議論以前の卑劣な手法というほかない。
     (阿部岳)》
    「もう一点、《卑劣》なイジメだと断言する理由。「ト」な大センセ・
     百田尚樹氏による一連の差別発言・ヘイト発言が一切修正も
     撤回もされないこと」

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/103433

[大弦小弦]「あなたが言うのは全部うそだ」と断定され・・・
2017年6月19日 07:20 阿部岳 米軍

 「あなたが言うのは全部うそだ」と断定され、驚いた。国連欧州本部で開かれた沖縄シンポジウムで、表現の自由の危機を報告した時のこと。本土の市民団体の男性から質問をもらった

▼男性は「普天間飛行場ができた時には誰も住んでいなかった。基地の金を目当てに人が集まった」というインターネット上のデマを持ち出した。戦前そこに8千人以上が住んでいたこと、戦後米軍が住民を収容し、その間に基地を造ったことを伝えた

▼答えながら「自由の音」論を思い出した。米軍は航空機騒音を自由を守るためだから仕方がないと正当化してきた。同じ理屈が基地の沖縄集中を続けるために使われている

航空機の墜落、水源や土地の汚染、凶悪事件も全て「自由を守るためだから仕方がない」「中国に侵略されるよりはまし」デマも「自由のためのデマ」になるのだろうか

▼相手が米軍でも中国軍でも、命と尊厳が脅かされることは拒否したい自由のために被害を甘受するという考えはかなり特殊だと思うが、沖縄で言うなら同じ危険に身をさらす者同士、話し合う余地がある

▼これに対し、本土という安全地帯からの発言は単純に卑怯(ひきょう)だ。沖縄に基地を押し付け、しかも罪悪感を感じないデマがそれを可能にしている。公平な議論の前提として、一つ一つ反論していく。

阿部岳
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●言いすぎを謝罪・撤回した石嶺香織宮古島市議…もはや「見せしめ」、「卑劣」なイジメ、あざとい「狙い」

2017年04月07日 00時00分07秒 | Weblog

三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com))より↑]



沖縄タイムスの阿部岳さんのコラム【[大弦小弦]自衛隊を「暴力装置」と呼び…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/90338)。

 《▼物騒な響きだが、別に悪口ではない。国家が備える実力を指す。自衛隊そのものだ。なぜ問題なのか、最後まで分からなかった…▼石嶺氏には、人格と暮らしを脅かす電話やメールの攻撃が続いている見せしめにして、この機に配備反対の言論を根絶やしにする狙いか議論以前の卑劣な手法というほかない。(阿部岳)》。


   『●「防波堤」としての全ての「日本全土がアメリカの「風かたか」」
                     …米中の「新たな戦争の「防波堤」に」(その1)

   『●「防波堤」としての全ての「日本全土がアメリカの「風かたか」」
                     …米中の「新たな戦争の「防波堤」に」(その2)


 言いすぎを謝罪・撤回した石嶺香織宮古島市議に対して、もはや《見せしめ》、《卑劣》なイジメ、あざとい「狙い」を秘めていると詮索したくなる仕打ち。

 この「仕打ち」の背景として、自衛隊配備やミサイル基地配備による「住民分断」があり、さらにそれは、…。三上智恵監督の『標的の島 風かたか』によると…、

   「《さらに切迫した問題》として、南西諸島での自衛隊配備等による
    「民分断」。アメリカが画策し、日本政府が悪乗りする
    《「統合エアシーバトル構想」…アメリカと中国の争いに自衛隊と
    南西諸島が差し出され、新たな戦争の「防波堤」にされようとしている》。
    アメリカの意のままに、アベ様らのやりたい放題ではないか。でも、
    第一《防波堤》としての《日本全土がアメリカの「風かたか」》…
    《米中の「新たな戦争の「防波堤」に》なっているのは南西諸島を
    含むニッポン列島全体

…だそうです。

 もう一点、《卑劣》なイジメだと断言する理由。「ト」な大センセ・百田尚樹氏による一連の差別発言・ヘイト発言が一切修正も撤回もされないこと。石嶺香織宮古島市議を、はるかに超える意識的な、確信犯な発言の連続。宮古島市議会は、差別主義者で「ト」な大センセ・百田尚樹氏を徹底的に批判したのだろうか? センセは、自衛隊配備やミサイル基地配備に大賛成して下さるので批判の対象外? 「本土」マスコミは、センセをどこまで批難しただろうか。《「米兵よりも沖縄人のレイプ犯罪率の方が高い」という中傷》は、石嶺香織宮古島市議と比較にならぬほど酷いデマ、中傷ではないのか? 自衛隊配備やミサイル基地配備に大賛成かどうかで、批判するかどうかを決めているのか?


   『●「百田氏や自民党議員からの圧力は全てのメディアの
          言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!
    《「(米軍普天間(ふてんま)飛行場は)もともと田んぼの中にあった。
     基地の周りに行けば商売になるということで人が住みだした
     との発言について「事実に基づかない言説を流布するのは表現者
     取るべき態度ではない。発言の撤回、訂正を求めたい」と力を込めた》

   『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、 
          「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?
    《沖縄県の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、
     百田氏は「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない
     あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に
     取られれば目を覚ますはずだ」と主張した。
       懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の
     加藤勝信官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した》

   『●翁長知事「がくぜんとしている、日本の将来に禍根を残す」・・・
                     深層心理に「沖縄だからいいや」の醜さ
   『●芸術家との意見交換を通じて「心を打つ『政策芸術』を立案し、
                     実行する知恵と力を習得・・・だそうです
   『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
     その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」
    「辺野古破壊高江破壊による「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様や、
     スガ殿・百田尚樹氏などのその酷い取巻き連中。
     何のためらいも無く、「番犬様」に貢ぐ非道」

   『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
       「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」
   『●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの 
           言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!
   『●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による
      「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」
    《前述の「文化芸術懇談会」では、作家の百田尚樹氏が
     「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」と言い、
     「もともと普天間基地は田んぼのなかにあった。周りに何もない。
     基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、いまや
     街の真ん中に基地がある」などと語った。無論、これは
     事実無根の嘘であり、沖縄戦で住民が収容所に入れられている
     あいだに米軍が土地を占領し普天間基地を建設、土地を奪われた
     住民は米軍に割り当てられた基地周辺の土地に住まざるを
     得なかったという歴史を百田氏は踏まえていない》
    《その“言動様式”は、当然、ネット右翼にも継承されている
     百田氏のように沖縄にかんするあきらかなデマを彼らは拡散し、
     現在も高江で行われている市民の抗議に対しては、
     〈フランスのISも、沖縄でダンプを運転すれば良かったのに〉
     〈アホちゃうか沖縄土人〉〈嫌なら沖縄出てけばいいのに〉などと、
     差別意識を露わにするのだ》

   『●「第二の加害者」として「悪質なデマ」
      「事実関係を無視した沖縄攻撃」「蔑視・差別」、沖縄イジメに加担
    《安田が本書の取材を始めたきっかけは、昨年6月に自民党の
     「文化芸術懇話会」で作家の百田尚樹が発した
     「沖縄の2紙はつぶさなあかん」発言だった。本書は、百田と
     出席議員の発言内容を詳細に書き起こし、反証するところから
     始まる。たとえば、百田のこの発言だ。
       「もともと普天間基地は田んぼの中にあった。周りに何もない。
        基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、
        いまや街の真ん中に基地がある。騒音がうるさいのはわかるが、
        そこを選んで住んだのは誰やと言いたくなる」
     安田は、地元の古老の証言や郷土史誌の記述から、
     この百田発言が全くの事実無根であることを示す。》
    《安田はこうして記者たちを訪ね、資料を掘り起こしながら、さまざまな
     「嫌沖」の俗説・風説を覆す証言や記録を拾っていく。
     「沖縄経済は基地依存」という神話
     「米兵よりも沖縄人のレイプ犯罪率の方が高い」という中傷
     「沖縄の新聞は基地のことばかり書いている」という
      全国メディアからの揶揄
     「沖縄の新聞が反基地・政府批判を扇動している」という誤解……。》

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/90338

[大弦小弦]自衛隊を「暴力装置」と呼び…
2017年3月27日 11:00  阿部岳

 自衛隊を「暴力装置」と呼び、民主党政権の仙谷由人官房長官が批判を浴びたことがあった。「侮辱だ」と責められ、謝罪しても受け入れられず、問責決議に至った

▼物騒な響きだが、別に悪口ではない。国家が備える実力を指す。自衛隊そのものだなぜ問題なのか、最後まで分からなかった

宮古島市議の石嶺香織氏がネットに「陸上自衛隊が来たら、米軍が来なくても絶対に婦女暴行事件が起きる」と投稿した件も、似た経過をたどっている。市議会で辞職勧告決議が可決され、一般質問の機会を奪う市議の一斉退席まで

▼「絶対に起きる」というのは言いすぎだった石嶺氏も謝罪し撤回している。ただ、投稿全体は素朴な不安の表明だった。配備で隣人となる自衛隊は災害派遣が評価されるが、いざとなれば実力で目的を達成する組織である

女性や子どもが真っ先に戦争の犠牲なることも、歴史が示している。戦前の沖縄には日本軍の「慰安所」があり、戦後は米兵による卑劣な事件が相次いだ。思想信条とは関係ない。命と尊厳に関わる事実である。兵士個人というより、構造の問題である

▼石嶺氏には、人格と暮らしを脅かす電話やメールの攻撃が続いているせしめにして、この機に配備反対の言論を根絶やしにする狙いか議論以前の卑劣な手法というほかない。(阿部岳
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●「外交音痴、政治音痴、もう政治家とは呼べない領域」な失言王・萩生田光一氏…成果無しなアベ様外交

2016年12月01日 00時00分20秒 | Weblog


日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/政治家とは呼べない失言王】(http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1742888.html)。

 《この内閣は失言王が多数いるが、今一番の失言王は官房副長官・萩生田光一だろう…「首相はおぼっちゃま育ちの割には不良と付き合うのが上手だ。荒っぽい政治家と堂々と話すことができる」…安倍晋三の地球儀を俯瞰する外交…成果はないといっていい。総裁特別補佐、官房副長官と失言王をずっと脇に置いて成功すると思う方がおかしい》。

 アベ様のロクでもない取り巻きの一人。ロクでもなくはない、アベ様の取り巻きって誰かいるのか?

 「外交音痴、政治音痴、もう政治家とは呼べない領域」な失言王・萩生田光一氏…アベ様の「地球儀俯瞰外交」という名のカネばら撒き外交について、コラムは《成果はないといっていい》と言い切っている。《総裁特別補佐、官房副長官と失言王をずっと脇に置いて成功すると思う方がおかしい》、御尤も。アベ様の「政」、酷いものである。

   『●ブレーキは無く、二つの「アクセル」な自公政権
    《議会制民主主義を否定
     安倍首相の周りにいるのは、国家を危うくする連中ばかりのようだ。…。
     安倍首相の盟友とされる衛藤晟一首相補佐官は、首相の靖国参拝に
     「失望」を表明した米国に対し、「むしろ我々の方が失望した」
     と言い放った。安倍首相の側近で自民党総裁特別補佐の
     萩生田光一衆院議員も、「共和党政権の時代にこんな揚げ足を
     取ったことはない」と米政府を批判している。さらに、首相の
     経済ブレーンとされる本田悦朗内閣官房参与まで、
     米紙のインタビューで靖国参拝を擁護。アベノミクスの狙いについて、
     「賃金上昇と生活向上のほかに、より強力な軍隊を持って中国に
     対峙(たいじ)できるようにするためだ、と語った」と報じられた》

   『●アベ様は「報道がそれで抑圧される、
     そんな例があったら私は辞める」と明言・・・ETV番組改編問題は?
    《文書は「選挙時期における報道の公平中立ならびに公正の
     確保についてのお願い」というタイトルで、20日付で在京の
     テレビキー局に送付された。差出人は筆頭副幹事長の
     萩生田光一と報道局長の福井照の連名。
     その中身がむちゃくちゃなのだ》

   『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」:  
                       2014年12月衆院選に是非行こう!
    《その2日後、自民党はNHKや在京テレビ局に要望書を出しました
     萩生田光一・自民党筆頭副幹事長、福井照・報道局長の
     両衆院議員の連名で、出演者の発言回数や時間▽ゲスト出演者の選定
     ▽テーマ選び▽街頭インタビューや資料映像の使い方――の4項目
     ついて「公平中立、公正」を要望する内容になっています》

   『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
          「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?
    《沖縄県の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、
     百田氏は「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない
     あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に
     取られれば目を覚ますはずだ」と主張した。
       懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の
     加藤勝信官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した》

   『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
      「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」
    《とんでもない会合があったものだが、れは幼稚な若手議員の
     暴走ではないこの会は安倍応援団の会合で、官房副長官や
     安倍側近の萩生田光一筆頭副幹事長(東京24区・当選4回)が
     出席していた。実質的に会を仕切ったのは萩生田氏とされている》

   『●大水害被害者は癒えず……そんな時に 
     極右ネットテレビに出演して御自身が「癒される」アベ様の神経とは?
    《それはコンテンツを見れば一目瞭然。シリーズで行っている企画は
     「この憲法でいいのか!?」「中国に立ち向かう覚悟」
     「事実と歴史を歪めた朝日新聞」「原発と日本再生」
     番組ゲストも百田尚樹に竹田恒泰、金美齢、青山繁晴など
     ネトウヨ支持率の高い論客揃いで、政治家も「ヒゲ」こと佐藤正久
     高市早苗稲田朋美萩生田光一など安倍チルドレンが多数出演。
     ちなみに、安倍首相の生出演が終わったあとに始まったのは、
     「WiLL」(ワック)編集長・花田紀凱による
     「WiLL場外論戦 花田編集長の右向け右!」。
     …どうしてこんな極右しか見ないであろう番組に出ることが
     国民に広く説明する」ことになるのか

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http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1742888.html

政界地獄耳
2016年11月25日9時7分
政治家とは呼べない失言王

 ★この内閣は失言王が多数いるが、今一番の失言王は官房副長官・萩生田光一だろう。14年1月には自民党総裁特別補佐として党本部で講演し、米政府が靖国参拝で失望したことについて「共和党政権の時代にこんな揚げ足を取ったことはない。オバマ大統領だから言っている」と外交音痴ぶりを発揮していた。その程度の認識の政治家だと思っていると案の定、23日にはトランプ次期米大統領のTPP離脱明言を受け、トランプが意欲を示す2国間の自由貿易協定(FTA)の締結は否定するも「時間をかけても米国をプレーヤーとして巻き込むことは極めて重要」と再交渉の可能性に言及した。

 ★また、トランプやロシアのプーチン大統領、フィリピンのドゥテルテ、トルコのエルドアン両大統領らを念頭に「首相はおぼっちゃま育ちの割には不良と付き合うのが上手だ。荒っぽい政治家と堂々と話すことができる」と発言している。外交音痴だけでなく、そこに政治音痴も加わった。24日の参院TPP特別委員会で萩生田は野党の国会対応を「(野党による)田舎のプロレス」「茶番」と発言。当初は「野党の皆さんがそのレベルだという風に私が思っている事実はない」と釈明するも自らの発言を撤回し謝罪した。もう政治家とは呼べない領域だ。社民党党首・吉田忠智が指摘するように「官房副長官の職責に値しない萩生田の更迭を求めたい」が政治の常識だろう。

 ★ただ、首相・安倍晋三の地球儀を俯瞰(ふかん)する外交は世界中に税金をばらまいたものの、米オバマとの不仲トランプ会談の失敗TPPの失敗日ロ関係日中韓の改善は見込めずベトナムに売り込んだ原発は白紙に成果はないといっていい。総裁特別補佐、官房副長官と失言王をずっと脇に置いて成功すると思う方がおかしい。(K)※敬称略
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●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」

2016年08月03日 00時00分17秒 | Weblog


LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の水井多賀子氏による記事『酷すぎる安倍政権の沖縄いじめ…米軍属事件対策の防衛省パトロール隊が基地反対派を監視! 小池百合子も沖縄ヘイト』(http://lite-ra.com/2016/07/post-2451.html)。

 《機動隊ともみ合いになり男性が肋骨を折る大けがを負ったほか、機動隊に女性が首をしめあげられたり、引き倒されたりと、市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景が繰り広げられた》。

 《沖縄・地域安全パトロール隊》ならぬ《沖縄・地域住民弾圧隊》による「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」。「本土」マスコミは、きちんと伝えているだろうか。沖縄市民に向けられる暴言、『琉球新報』や『沖縄タイムス』に向けられる数々の「本土」のいわれなき誹謗に対して「本土」メディアは何をやって来ただろうか? 《翻って、「公平中立」に縛られている「本土」メディアはどうだ。それはわたしたちの生活や人権と、向き合ってなどいない。「偏向」だと非難されるべきは、政権の意向に忖度するメディアのほうではないのか》。


   『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
    東京新聞社説「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」
    《「マスコミを懲らしめるには広告収入をなくせばいい」などの暴論が相次いだ…。
     問題の発言を行ったのは大西英男(東京16区)、井上貴博(福岡1区)、
     長尾敬(比例近畿ブロック)の各衆院議員》

   『●「沖縄には明らかにおかしな新聞がある。本当に潰れた方がいい」
                  …自民党には「ロクなヤツがいない」
    《安倍首相の“お友達”はホント、ロクなヤツがいない。…発言の主は、
     小島健一県議(53)だ。…地の外にいる方ということで、
     私は〈基地外の方〉と呼んでいる」と得意げに話し、
     「沖縄には明らかにおかしな新聞がある。本当に潰れた方がいいと思う
     などと持論を展開した》

   『●究極の差別…「県民の安全を守るために 
     派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!
   『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
           「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず
   『●こんな理不尽なことが許されるのか!  
      アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?
   『●辺野古破壊・高江破壊…アベ様は
     「話し合いで問題解決の道を探る心積もりなど、最初からなかった」
   『●辺野古破壊・高江破壊… 
     ニッポンでアベ様のやっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?
   『●「住民分断」「差別」「イジメ」: アベ様や
      「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは「あざとい」
   『●イソップ寓話『卑怯なコウモリ』と「似た類い」: 
      「県民に寄り添う」と言いつつ、辺野古・高江破壊
   『●自衛隊配備で「住民分断」:
     「自衛隊の配備計画…いずれの島でも人々は分断されている」
   『●「明らかな脅し、報復」: アベ様や
     「沖縄負担軽減担当相」=最低の官房長官による辺野古・高江破壊

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http://lite-ra.com/2016/07/post-2451.html

酷すぎる安倍政権の沖縄いじめ…米軍属事件対策の防衛省パトロール隊が基地反対派を監視! 小池百合子も沖縄ヘイト
水井多賀子
 沖縄 2016.07.28

     (小池百合子オフィシャルサイトより)

 沖縄県東村高江にある米軍北部訓練場のヘリパッド建設をめぐって、政府は今月22日、全国から機動隊約500人を投入し、建設工事に反対する市民らを強制的に排除した。しかも、機動隊ともみ合いになり男性が肋骨を折る大けがを負ったほか、機動隊に女性が首をしめあげられたり、引き倒されたりと、市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景が繰り広げられた。

 しかも、沖縄タイムスの報道によると、今年5月に起こった米軍属の男性による暴行殺人事件を受けて防衛省が防犯パトロールのために派遣したはずの約70人の職員が、高江の市民による抗議の警備にだけ従事していることがわかったという。安倍首相は「沖縄のみなさんの気持ちに真に寄り添う」などと語ってきたが、その結果がこれである。沖縄県民が選挙で示した民意に対して暴力報復することそれがこの男の「気持ちに寄り添う」行動なのだ

 「これがお前のやり方か」と言いたくなるが、実際、安倍首相の子飼いである長尾敬衆院議員は、高江の強制排除について自身のTwitterに信じがたい投稿を行っている。

   〈ほぼ内乱状態。警察からは、絶対に車外に出ないでくださいと、
    緊迫感に圧倒される。一触即発の危険性の根源は、市民運動を
    隠れ蓑にした反社会的行為を行う方々の諸行。
    多過ぎてカメラで証拠を押さえられない〉

   〈反対派市民ではなく、活動家達です。彼等の違法行為は
    排除されなければなりません〉

 ヘリパッド建設に抗議する市民のなかには〈活動家達〉がいると言い、彼らの〈違法行為〉によって〈内乱状態〉が生まれている──。まったくネット右翼と見紛うような陰謀論だ。政府は約500人という圧倒的な力によって抑え込もうとしているのに、そうした事実を無視して長尾議員は抗議する市民を〈活動家〉と呼んで暴力による排除の理由にしようというのである

 市民を「活動家」と認定し、弾圧を正当化する。これはさながら、いま安倍首相が憲法改正によって新設を目論んでいる緊急事態条項の予行演習のようだ

 そもそもこの長尾議員は、今月4日にもTwitter上で辺野古への基地移設に反対する人びとを〈反社会的行動〉と呼び、言論弾圧発言が飛び出した例の「文化芸術懇談会」でも、「沖縄の特殊なメディア構造をつくってしまったのは戦後保守の堕落」「(当地のメディアは)左翼勢力に完全に乗っ取られている」などと発言。くわえて、ヘイトスピーチ対策法案が国会で成立する直前には、〈法案では米国軍人に対する排除的発言が対象になります〉というデタラメな言説を垂れ流している。つまり、一貫して沖縄での市民による基地反対運動を貶めようと必死の人物なのだ。

 だが、この長尾議員のように、沖縄を“左翼の牙城”などと見立てて不当にバッシングし、貶めてきた人物はごまんといる。

 前述の「文化芸術懇談会」では、作家の百田尚樹氏が「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」と言い、「もともと普天間基地は田んぼのなかにあった。周りに何もない。基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、いまや街の真ん中に基地がある」などと語った。無論、これは事実無根の嘘であり、沖縄戦で住民が収容所に入れられているあいだに米軍が土地を占領し普天間基地を建設、土地を奪われた住民は米軍に割り当てられた基地周辺の土地に住まざるを得なかったという歴史を百田氏は踏まえていない。

 また、最近では、自民党所属の神奈川県議・小島健一氏は、基地反対の市民を「これを基地の外にいる方ということで『きちがい』と呼んでおります」と、とても政治にかかわる人間とは思えない暴言を集会で述べている。

 そして、いま話題の小池百合子・東京都知事候補も、沖縄バッシングに加担してきた人物だ。沖縄担当相だった2006年には、「沖縄とアラブのマスコミは似ている。超理想主義で明確な反米と反イスラエルだ。それ以外は出てこない」などと、百田氏と同様に沖縄メディアを批判。13年3月に開かれた自民党国防部会でも、「沖縄のメディアが言ってることが県民すべてを代表しているわけではない」と述べている。

 しかも、小池氏については、神経を疑うような発言を行った証言もある。ジャーナリストである安田浩一氏の近著『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』(朝日新聞出版)には、小池氏のこんな“目撃談”が紹介されている。

 12年4月、沖縄のテレビ局では討論番組の生放送が行われ、小池氏はこれに参加。終了後、スタジオ観覧していた大学生は、テレビ局近くのコンビニで小池氏と遭遇する。このとき小池氏は、同じく討論参加者で米国務省日本部長を務めていたケビン・メア氏と一緒だったという。

 メア氏といえば、「沖縄の人々はごまかしと(日本政府に対する)ゆすりの名人」「沖縄県民は怠惰であり、他県以上にゴーヤーを栽培できない」などと差別丸出しの発言を行ったことが問題となった“前科”の持ち主だが、その大学生はメア氏と小池氏に〈直接、基地問題について聞いてみたい〉と考え、話しかけた。が、3人の会話はとくに弾むこともなく終わったという。

 だが、問題はそのあとだ。大学生は、レジに並ぶ小池氏とメア氏の、こんな会話を耳にした。

   〈小池とメアの2人はビールなどをレジに運び、その場でどちらが
    支払いをするかで軽くもめていた。
    「私が払う」「いや、私に払わせてくれ」
    (中略)
    「私が払います」。小池がメアを制して、店員に無理やり1万円札を
    手渡した。続けて、小池はメアにこう告げたのだという。
    「思いやり予算
     コンビニの支払いを、米軍駐留経費に対する日本側の
    財政的支援に例えたのである。
     2人は軽く笑いながら店を出ていった〉

 沖縄が危険と隣り合わせで基地という負担を強いられている現実に目を向ければ、とてもじゃないが「思いやり予算よ」などとジョークにできるものではない。公式の場での発言からも滲んでいるが、小池氏は根から沖縄を軽んじているからこそ、沖縄のコンビニという人目もあるなかでこんな冗談を飛ばすことができるのだろう。

 このほかにも、沖縄バッシングに精を出す議員、文化人は挙げ出すとキリがないが、彼らの言動はすべて同じだ。基地建設に反対する市民を「活動家」「きちがい」と呼び、政府に捨て石にされてきた沖縄の歴史的事実を無視し、沖縄メディアを「偏向報道」「左翼に乗っ取られている」と口撃するのである。

 その“言動様式”は、当然、ネット右翼にも継承されている。百田氏のように沖縄にかんするあきらかなデマを彼らは拡散し、現在も高江で行われている市民の抗議に対しては、〈フランスのISも、沖縄でダンプを運転すれば良かったのに〉〈アホちゃうか沖縄土人〉〈嫌なら沖縄出てけばいいのに〉などと、差別意識を露わにするのだ。

 このような“沖縄攻撃”の流れについて、前述の安田氏はこう綴っている。

   〈国がすることに逆らうな──新基地建設に反対する沖縄県民を
    「売国奴」と罵るような世論が、作家や政治家、一部メディアによって
    煽られているのだ。
     しかもそこに動員されるのは怪しげなネット情報と、行き先を
    求めてさまよう人々の憎悪である〉

   〈(沖縄メディアに対する)偏向報道批判は沖縄攻撃の亜流であり、
    容易に国へ従うことのない沖縄への苛立ちでもある〉

 沖縄はとやかく言うな、黙って犠牲となれ。政府も、安倍首相や小池百合子氏といった極右議員も、ネット右翼も、結局は沖縄を戦中と変わらない「捨て石」だと見ている。それは「国に、権力に楯突くな」という全体主義の空気と密接につながっている問題だ。

 だが、沖縄が抱える問題は、決して見過ごすことなどできない。本土メディアはすぐに沖縄の問題を「安全保障」の一言で片づけようとするが、これは問題の矮小化だ。安田氏の『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』では、つねに槍玉に挙げられてきた琉球新報、沖縄タイムスの2紙にかかわる数多くの現役記者たちが登場するが、記者たちは揃ってこう訴えている。基地にせよ、米軍の犯罪にせよ、沖縄に暮らす人々にとってそれは生活を脅かす問題であり、人権に深くかかわる問題、すなわち「命の問題」なのだ、と。

 記者たちを取材した安田氏も、このように呼応する。

   〈沖縄紙の“特殊性”というものがあるとすれば、まさにそうした切実な
    人権感覚を挙げることができるかもしれない。それが、「本土」からは
    ときに「偏向」だと指摘される。つまり“特殊”なのは新聞ではなく、
    沖縄の置かれた状況なのだ〉

 じつは、前述した小池百合子氏の「思いやり予算よ」という暴言をコンビニで耳にした大学生は、その後、沖縄タイムスの記者となった。小池氏の言葉に怒りで震えた青年は、しかしその復讐のために記者になったわけではない。「あの2人の胸に届くような言葉を、真剣に振り向いてもらえるような言葉を、しっかりと身につけたいと思ったんです」。彼は安田氏の取材に、こう答えている。

 彼だけではない。同書に登場する記者たちのほとんどが、沖縄の不平等な現実、憲法に保障された人権さえ疎かにされている人びとと向かい合い、記者として駆けずり回っている。安田氏は〈私が目にしたのは、普通の新聞記者たちだ〉と言う。

   〈伝えるべきはことは伝え、向き合うべきものに向き合い、
    報ずることの意味を常に考えている、当たり前の記者たちである〉

 翻って、「公平中立」に縛られている「本土」メディアはどうだ。それはわたしたちの生活や人権と、向き合ってなどいない。「偏向」だと非難されるべきは、政権の意向に忖度するメディアのほうではないのか

 そしていま、高江で、辺野古で起こっていることは、沖縄の問題ではなく日本全体の問題だ。人権を無視する行動が行われても平然とするばかりか、さらにそれを煽る長尾議員のような言動は、安倍政権下で、いつ、わたしたちに向けられてもおかしくはない。沖縄に対する民主主義を無下にした政府の蛮行に、いま「本土」からこそ、批判の声を高めなくてはいけないはずだ

水井多賀子
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●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!

2015年07月08日 00時00分27秒 | Weblog


東京新聞の記事【「勉強会発言は自民のおごり」 沖縄2紙の局長が訴え】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015070302000146.html)。

 「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの言論の自由に対する挑戦。問題を矮小(わいしょう)化せず危機感を共有してほしい」。

 琉球新報沖縄タイムスの編集局長の話に耳を傾けてほしい。自公への投票者や支持者、「眠り猫」の皆さん、本当にこんな政権で良いのですか? 死の商人に成り下がり、赤紙が来る時代になろうとしているのに? アベ様ら「戦争狂い」に支配される社会ではいけない。
 全報道機関が抗議の声をあげるべきトキだ!

   『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
         「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?

   『●戦争法案・壊憲法案の愚に気付かぬ「愚」、
      市民の多数の苛立ちに気付かぬ自公議員への「苛立ち」

   『●「カラスはやっぱり「黒い」」と報じることさえ出来なくしろ!、
                  と叫ぶ作家とそれに喝采する自民党議員

   『自民若手批判できないアベ様・・・「「報道がそれで抑圧される、
                   そんな例があったら私は辞める」と明言」

   『●呼ぶべき講師は野中広務氏だった・・・
      「憲法学者達<<百田尚樹氏」な自民党には無理というもの

   『●むき出しの「言論弾圧政党」:
    東京新聞社説「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」

   『●翁長知事「がくぜんとしている、日本の将来に禍根を残す」
                ・・・深層心理に「沖縄だからいいや」の醜さ
   『●「権力を使って圧力・・・自民党はやったことはない」なんて、
                               白々し過ぎるアベ様

   『●芸術家との意見交換を通じて「心を打つ『政策芸術』を立案し、
                    実行する知恵と力を習得・・・だそうです


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015070302000146.html

「勉強会発言は自民のおごり」 沖縄2紙の局長が訴え
2015年7月3日 朝刊

   (自民党勉強会の発言を受け会見する琉球新報
    潮平芳和編集局長(右)と沖縄タイムスの武富和彦編集局長
    =2日、東京都千代田区の日本記者クラブで(坂本亜由理撮影))

 自民党若手議員の勉強会で、講師を務めた作家百田尚樹(ひゃくたなおき)氏と出席議員が沖縄の二つの新聞について威圧的発言をした問題で、琉球新報の潮平芳和編集局長と沖縄タイムスの武富和彦編集局長が二日、日本記者クラブで会見し「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの言論の自由に対する挑戦。問題を矮小(わいしょう)化せず危機感を共有してほしい」と訴えた。

 潮平氏は「発言した百田氏にも表現の自由はあるが、言論の自由を認めないというのなら民主主義の否定。冗談で済む話ではない」と怒りをにじませた。

 また「(米軍普天間(ふてんま)飛行場は)もともと田んぼの中にあった。基地の周りに行けば商売になるということで人が住みだした」との発言について「事実に基づかない言説を流布するのは表現者の取るべき態度ではない。発言の撤回、訂正を求めたい」と力を込めた。

 武富氏は「普天間飛行場の成り立ちについて甚だしい事実誤認がある。もともと九千人を超える人が暮らしていたが、米軍に勝手に接収された。仕方なく近くに住んだだけで、商売目的と言われたらたまったものではない」と批判した。

 さらに「自民党議員には自分たちこそ正論だというおごりがある。沖縄の世論にゆがみがあるのではなく、安倍政権のひずみだ。自分の選挙区で同じことが起きた場合にも、そう言えるのか。想像力や当事者意識に欠け、無神経で情けない」と強く批判した。

 国会で審議中の安全保障関連法案についても、武富氏は「成立すると(沖縄が)また戦場になる。原点に返って戦争体験者の話をよく聞くことが必要」と指摘。潮平氏も「沖縄戦では、軍隊は住民を守らなかった。その教訓を肝に銘じ、戦争反対を貫きたい」と述べた。
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●「カラスはやっぱり「黒い」」と報じることさえ出来なくしろ!、と叫ぶ作家とそれに喝采する自民党議員

2015年07月01日 00時00分59秒 | Weblog


東京電力のコラム 【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015062702000165.html)。

 「ある国で、新しい法律がつくられた。「ペット特別措置法」である。茶色以外の犬や猫は飼ってはならぬ。黒い犬も白い猫も「処分」せねばならぬという法律だ」。

 「黒い」カラスは殺処分。「カラスはやっぱり「黒い」」と報じることさえ出来なくしろ!、と叫ぶ作家センセとそれに喝采を叫ぶ若手自民党議員。異常だ。こんな事態を許容できるニッポンで良いのか? 

   『●カラスはやっぱり「黒い」: 「アベ様のNHK」的
        「政府が白というものを黒とは言えない」で良いのか?

   『●アベ様は「報道がそれで抑圧される、
      そんな例があったら私は辞める」と明言・・・ETV番組改編問題は?

   『●有言不実行: アベ様は「報道がそれで抑圧される、
              そんな例があったら私は辞める」と明言

   『●テレ朝問題: 「これは圧力です」なんて答える訳がない!  
              「私は辞める」なんて考える訳がない!!
   『●「主権在アベ様」=「地域住民ごときが文句を言うのは
             許されないというのが安倍政権の立場」

   『●アベ様と菅官房長官らが辺野古でやっていること・・・
       「人権や言論の自由も軽視され、植民地支配と同じ」

   『●今の辺野古破壊の基本構図:
      「今は米国と日本の政府が向こう岸にいて、沖縄に対峙している」

   『●福島瑞穂氏への「絶対権力」者の横暴と狭量:
     「自らと異なる立場に対する敬意や尊重などかけらもない」


 また、「最初は重大に見えないことが、恐ろしい結果につながり、気付いたときには手遅れになることを知ってほしい」。もうこれだけ「見えている」というのに・・・・・・。


   『●戦争屋による憲法違反の「集団的自衛権」閣議決定・・・ 
                 「やめろと言わないのは“許した”のと同意」
    「「▼「明日戦争がはじまる」という詩を人に教えられた。
     <まいにち満員電車に乗って/人を人とも思わなくなった/
     インターネットの掲示板のカキコミで/心を心とも思わなくなった/
     虐待死や自殺のひんぱつに/命を命と思わなくなった
     じゅんびはばっちりだ/戦争を戦争と思わなくなるために
     いよいよ明日戦争がはじまる>▼宮尾節子さんという詩人が
     書いた」・・・・・・ニーメラーの「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき
     を思い出した。」

   『●戦争屋による憲法違反の「集団的自衛権」閣議決定
      ・・・「やめろと言わないのは“許した”のと同意」

   『●Nuclear:「核」と「原子力」の使い分け
    「講演のなかで、ホロコーストをまぬがれ強制収容所から生還した
     マルチン・ニーメラー牧師の「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき
     という詩を引用をしてます:

      ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、
      共産主義者でなかったから何もしなかった。

      ナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが、
      社会主義者ではなかったから何もしなかった。

      学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。私はずっと不安だったが、
      まだ何もしなかった。

      ナチ党はついに教会を攻撃した。私は牧師だったから行動した
      ― しかし、それは遅すぎた。」


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015062702000165.html

【コラム】

筆洗
2015年6月27日

 ある国で、新しい法律がつくられた。「ペット特別措置法」である。茶色以外の犬や猫は飼ってはならぬ黒い犬も白い猫も「処分」せねばならぬという法律だ▼この法を批判する記事を連日のように載せた新聞は、政府によって廃刊に追い込まれる残ったのは「茶色新報」なる新聞だけ。そんな状況でも、人は考える。「茶色に守られた安心、それも悪くない」▼茶色は、フランスではナチスや全体主義を思わせる色。かの国で十数年前に出版されて、大反響を呼んだF・パヴロフ氏の短編『茶色の朝』(藤本一勇訳)は、人々が異を唱えることをためらううちに、あらゆるものが一色に染め上げられるさまを淡々と描いた寓話(ぐうわ)だ▼首相に近い自民党の若手議員の会合で「マスコミをこらしめるには広告料収入をなくせばいい」との発言があったという。その場で作家の百田尚樹氏は「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」と語ったともいう▼沖縄の二紙とは、安保法制などで反対の論陣を張る琉球新報沖縄タイムスのこと。「茶色新報や「茶色タイムス」を求めるような人が、この国の権力の中心近くにいるのだとするなら、茶色の寓話も妙に生々しく響く▼パヴロフ氏は執筆の動機をこう語っている。「最初は重大に見えないことが、恐ろしい結果につながり、気付いたときには手遅れになることを知ってほしい
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●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?

2015年06月27日 00時00分42秒 | Weblog


東京新聞の記事【安保法案で報道批判続出 自民改憲派の勉強会】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015062501001696.html)。
asahi.comの記事【「経団連に働きかけ、マスコミ懲らしめを」 自民勉強会】(http://www.asahi.com/articles/ASH6T5W6FH6TUTFK00X.html?iref=comtop_pickup_01)。

 「安全保障関連法案に対する国民の理解が広がらない現状を踏まえ、報道機関を批判する意見が噴出した。講師として招いた作家の百田尚樹氏に助言を求める場面も目立った」、「講師役に首相と親しい作家の百田尚樹氏が招かれた」。

 自民若手の脳内では、「多くの憲法学者達<<百田尚樹氏」という構図の様だ!? 脳内回路は大丈夫?
 文化? 芸術?? 頭の中のトウフが腐っている。自公議員の大半の心情は同じでしょう。「若手」の暴発を見て見ぬふり。

   『●戦争法案・違憲立法・壊憲法案:
      中学生の国語力すら無い、ご都合主義な自公議員たち

   『●高村正彦・自民党副総裁
     「我々憲法尊重擁護義務を課せられた政治家」発言』 

   『●アベ様や「憲法尊重擁護義務を課せられた政治家」
                     高村副総裁と、是非、公開討論を!


 「国民に対するアピールが下手」って、誰もそんなこと言っていませんが? 壊憲法案戦争法案中身の問題。百田講師をはじめ若手議員がそういう認識じゃぁ、話にならない。あ~、ニッポンの悍ましき光景。

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015062501001696.html

安保法案で報道批判続出 自民改憲派の勉強会
2015年6月26日 00時03分

 安倍晋三首相に近い自民党の若手議員約40人が25日、憲法改正を推進する勉強会「文化芸術懇話会」の初会合を党本部で開いた。安全保障関連法案に対する国民の理解が広がらない現状を踏まえ、報道機関を批判する意見が噴出した。講師として招いた作家の百田尚樹氏に助言を求める場面も目立った。

 出席者によると、百田氏は集団的自衛権の行使容認に賛成の立場を表明した上で、政府の対応について「国民に対するアピールが下手だ。気持ちにいかに訴えるかが大事だ」と指摘した。

 出席議員からは、安保法案を批判する報道に関し「マスコミをこらしめるには広告料収入をなくせばいい。文化人が経団連に働き掛けてほしい」との声が上がった。

 沖縄県の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、百田氏は「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない。あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」と主張した。

 懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の加藤勝信官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した。

 出席者の一連の発言について、自民党中堅は「自分たちの言動が国民からどのような目で見られるか理解していない。安保法案の審議にマイナスだ」と指摘。公明党幹部は「気に入らない報道を圧力でつぶそうとするのは情けない。言葉を尽くして理解を求めるのが基本だ」と苦言を呈した。

(共同)
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http://www.asahi.com/articles/ASH6T5W6FH6TUTFK00X.html?iref=comtop_pickup_01

「経団連に働きかけ、マスコミ懲らしめを」 自民勉強会
2015年6月25日22時56分

     (自民党の「文化芸術懇話会」で講演する百田尚樹氏(奥中央)
      =25日午後、東京・永田町の党本部、飯塚晋一撮影)

 安倍政権と考え方が近い文化人を通し、発信力の強化を目指そうと、安倍晋三首相に近い若手議員が立ち上げた勉強会「文化芸術懇話会」(代表=木原稔・党青年局長)の初会合が25日、自民党本部であった。出席議員からは、広告を出す企業やテレビ番組のスポンサーに働きかけて、メディア規制をすべきだとの声が上がった。

 出席者によると、議員からは「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番。経団連に働きかけて欲しい」「悪影響を与えている番組を発表し、そのスポンサーを列挙すればいい」など、政権に批判的な報道を規制すべきという意見が出た。

 初会合には37人が参加した。官邸からは加藤勝信官房副長官が出席し、講師役に首相と親しい作家の百田尚樹氏が招かれた。同会は作家の大江健三郎氏が呼びかけ人に名を連ねる「九条の会」などリベラル派に対抗するのが狙い。憲法改正の国民投票まで活動を続けたい考えだという。
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