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【辛淑玉[人材育成コンサルタント]・野中広務[元・衆議院議員]著、『差別と日本人』】
国旗国歌法案。「野中 ・・・僕は答弁でも、「国旗国歌は強要するものでも何でもない」と言った。・・・それだけですよ。だから強要も何もしないと。それまでは、根拠法がないということで争いが起きてきたわけだからね」(pp.119-122)。でも、つけ込まれ、悪用され、心ある教員はさんざんな目に会うことに。特に東京のファシスト知事の狂気の沙汰。「辛 でも国旗国歌法が通った現在も、教育現場はまだ揉めてますよね。/野中 あれは東京だけだ。学校現場が、教育委員会を含めて、紛争がなくなった。争うにもタネがなくなった」。う~ん、この点、大いなる疑問。
石原の卑劣さ。「辛 ・・・私は新井将敬を精神的に殺したのは石原慎太郎だと思ってるんですよね・・・。/野中 ああ、ビラを張ってということか?/辛 そうそう、新井将敬のポスター・・・と書かれたものを貼った。・・・すさまじいまでの差別事件でした。・・・石原さんは、日本人の血ではないものが国政に関わっていいのか、と執拗に言い続けていた」(p.130)。
「・・・石原慎太郎陣営から新井の出自を誹謗する黒シールを選挙ポスターに貼られるという事件が起こり、・・・。/・・・「・・・パーソナルヒストリーを知る権利がある」として恥じることがなかった」(p.133)。
「辛 ・・・石原慎太郎さんだけでなく、政治家からとてもたくさんの差別発言が出ますよね」(p.160)。
元沖縄県知事大田昌秀さん。「辛 私、大田さんとお話しした時に、「歴代の政治家で一番巧みで意地悪で嫌な人は誰?」って聞いたんですよ。そしたら「中曾根」って言ったんですね。「あれが一番悪、悪巧みがうまい」って。/「じゃあ、一番かわいそうだったのは誰?」と聞いた。そしたら彼ね、「村山富市さん」って言ったんですよ」(p.144)。
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