eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
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バカにつけるお薬は無いゾ

2015年07月22日 | eつれづれ
<西伊豆感電死>電気柵、設置者が自作 安全対策考慮せず
静岡県西伊豆町の川岸で19日に7人が感電して2人が死亡した事故で付近に電気柵を設置した男性(79)が柵を自作していたことが捜査関係者への取材で分かった。
市販品は通常、感電事故を防ぐため漏電時に自動的に電流を止める「漏電遮断装置」や、連続して電気が流れないようにする「パルス発生装置」がセットになっている。男性は県警に「部品を買い、自分で作った」と話しているといい、県警は安全対策を考慮していなかったとみている。
県警は22日、死亡した尾崎匡友さん(42)=川崎市=と岩村知広さん(47)=神奈川県逗子市=の死因は司法解剖の結果、感電死だったと発表した。
捜査関係者によると電気柵の電源は川岸から約25メートル離れた男性宅の納屋の家庭用電源(100ボルト)から取っておりコンセント近くにあった変圧器から直接、コードで柵につなげられていた。変圧器は電流を最大400ボルト程度にすることが可能だった。
男性は県警に「夜間だけ電流を流し昼間は切っていた」と話しているが事故があった19日午後4時半ごろは電源が入っていたとみられる。
県警が21日の現場検証で実際に電気を流すと柵に通電し続け、漏電しても電流は止まらなかった。
業界団体「日本電気さく協議会」によると、電気柵と家庭用コンセントを直結することは電気事業法で禁止され、コンセントと柵の間に「パルス発生装置」の設置が義務付けられている。この装置によって電流が3000分の1秒流れた後、1秒以上止まる状態が繰り返され、触れても一瞬刺激を受けるだけで済むという。
また、30ボルト以上の電源を使用する場合は「漏電遮断装置」の設置も義務付けられている。設置していれば、電線が水の中に入っても電気が流れ続けることはなかったという。
電気柵メーカーによると、2009年に兵庫県南あわじ市で農家の男性が、家庭用100ボルト電源に直結されていた電気柵に触れて死亡した事故以降、同協議会加盟社は「漏電遮断装置」を標準装備にした。同協議会は「直結すると電気が流れ続け、感電した人間は筋肉が硬直し、柵から離れなくなってしまい、死に至る可能性がある」と指摘する。

案の定、ホームセンター??から部品買ってきて自作か。100V入力してMAX400Vの電圧なのか。
もうバカにつけるお薬は無い様だ。




2倍.2倍となる介護負担

2015年07月22日 | eつれづれ

例えば公務員退職して駐車場、アパート経営している...お金毎月入るジィさんバァさんが該当するだろう。盗れるところからドンドン盗ってお上、弱者を助けて下さい。


ブログも行き当たりバッタリでポリシーも何も無いものになって来た。

オートトランス??で昇圧していたのか

2015年07月22日 | eつれづれ
静岡・感電事故 電気柵に電圧上げる昇圧器設置
静岡・西伊豆町で2人が死亡した感電事故で、電気柵に、電圧を上げるための昇圧器が設置されていたことがわかった。警察は、柵を設置した男性が、あえて電流を強めていた可能性もあるとみて調べている。西伊豆町で起きた感電事故では、男性2人が死亡、小学生を含む5人が重軽傷を負い、電気柵の電気は、家庭用の100ボルトのコンセントから取られていたことがわかっている。さらに、捜査関係者によると、この電気柵の回路には、昇圧器と呼ばれる、電圧を上げるための機器が設置されていたことがわかった。
警察は、柵を設置した男性が、イノシシなどからアジサイを守るため、あえて電流を強めていた可能性もあるといている。また、これまでの調べに対し、男性は、「当日、電源を切り忘れていた」と話していることがわかっていて、県警は、22日も検証を行い、くわしく調べている。

だんだん情報が出てきたが先のブログにもUPしたが昇圧器は多分、スライダックで任意に電圧を上げ.下げ可変するものだろう。ホームセンターにもあり誰でも簡単に購入出来るが逆に100V以下でも要注意の代物で手軽に電圧を可変出来るので便利だが。
これはオートトランスと言って一次.二次コイルが分離されておらず接地側は共通なので最悪の使い方だ。そんなもの、どうでも良いアジサイ保護のため素人、小細工したジジイの様だ。

物置の肥やし...今では利用価値も無いスライダックで入力200Vを入れて0~MAX240Vまで昇圧出来、容量は300VA(0.3A)とある。

これはデカク入力100Vで0~MAX130Vまで昇圧可能、容量2kVA.20Aとある。

先輩の電気管理技術者から廃業時、頂いたものだが昔は水抵抗器と、これを使い現地で配線して過電流継電器(OCR)試験等やったが今は手軽なOCRテスターがあり無用の長物となった。
特徴は入力100Vで電圧0位置でも触れば100Vショックが来る危険なもの。
警察も小出しに情報記事でブログUPも大変だが基本的に当検証は間違っていないハズだ。

漏電遮断器「設置せず」落ちない電気

2015年07月22日 | eつれづれ
静岡県西伊豆町の川岸に設置されていた獣害対策の電気柵付近で7人が感電し2人が死亡した事故で、電気柵を設置した近くに住む男性(79)が「普段は夜間だけ電流を流し、昼間は切っていた」と話していることが、捜査関係者への取材で分かった。
電源は手動で切り替える方式で、事故当時は電源が入っていたとみられる。ただ、今回事故が起きたのは19日午後4時半ごろと昼の時間帯。県警は22日も男性を立ち会わせて現場検証を行い、なぜこの時間帯に電源が入っていたか、管理状況を調べている。
捜査関係者によると、現場付近にはシカなど野生動物の食害があることから、電気柵を設置する家が多いが、夜間にだけ通電させている人がほとんどだという。
県警によると、電気柵は高さ約1メートルの支柱に2本の電線が巻かれており、幅は約10メートル。対岸にある男性宅の納屋の家庭用コンセント(100ボルト)を電源としており、川にかかる橋の下を通して電気コードを引っ張っていた。


死亡した直接の原因は漏電ブレーカを設置していなかったのだが電気技術基準では100Vコンセントから裸線で通電させては法令違反(チト古い本だが第239条)。電気など怖く無く中途半端な物知り79歳のトンデモない爺さんだったか。
...先の漏電改修でも漏電ブレーカの電源側より配線していた事業所にパソコンデータが大事か、それとも事業所火災で全部焼失が良いのかと893如く、脅してやったら納得して全部、漏電ブレーカ負荷側より配線変更した経緯がある。
今はパソコンバックアップ用UPSも有り、また24時間絶縁監視装置も設置しているので直ぐ対応すれば特に漏電も怖く無くなった感じだが、如何せん素人工事は何をしているのか知る術も無し、学習するしか無い現実の様だ。