心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

我が家のベランダガーデン

2011-05-21 | 植物・畑・公園

 

我が家のベランダも、あっという間に緑や花が増えてきまして

 

左上:Sさんに頂いたビエネッタという、四季咲きクレマチス

右上:今年もたくさん咲いてくれたガザニア

左下:Nさんに去年苗を頂いた立浪草(たつなみそう)

右下:どこからか種が飛んできて咲いたパンジー

 

だんだん布団や洗濯物が干しにくくなってきたけど、

日に日に茂る植物には、元気もらってます 

 

他にも、チェリーセージ、ゼラニウム、紫陽花、キャットテール、メドーセージ、

オレガノ、月見草、ホトトギス、羽衣ジャスミン・・・等々。。

 

ところで今日、本当は銀座に展覧会巡りに行く予定だったんだけど

どうにも体調不良・・いえたぶん、GWからの肉体疲労が限界に。

全身だるおも~で、整体に行くも、撃沈 

 

そんなわけで・・今日は植物たちで、お楽しみ頂ければ幸いです。

皆さま、どうぞよい週末を~ 

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隷書や木簡が教えてくれること

2011-05-20 | 木簡

                     「星」 「月」 (はがき) 

 

 

友人Rさんに、確か・・・

 『ぽっかり空に浮かぶ星』『やさしく見守る月』っていう感じで

「星」と「月」って文字を書いてみて~と言われて、

ま、そんなイメージでもって書いてみたんだけど、どないでっしゃろ 

 

 

あなたの書くものは、バランス感覚(は) いいわよね~って時々言われる。

で、バランスってなんだ?って、このはがきを見ながら、ふと。

 

バランスって、全部を頑張りすぎないってことかも・・ね

 

文字で言うなら、ここを強調したいとか、ここが見せ場!ってとこを感じたら、

それを生かすために、他は遠慮したり力を抜いたり。

 

それは隷書や木簡を臨書していると、すごく感じるところでもあり

たとえば曹全碑(↓)を見てみると。

 

 

『全』の下の「王」は中心にちょこんと小さ目にすることで、

傘の部分のゆったりとした世界を強調していたり

『景』『蓋』『翦』『伐』などの、波磔(はたく)=横画の終筆部分の三角状の払い

を見せ場にするために、それ以外の部分は狭く細身にしていたり。

 

『人』『也』『之』だって、右へ流れる線を、より伸びやかに美しく見せるために

立ち位置は思い切り左に寄せて、頭は小さくしていたり。

 

なるほど~と、いつも隷書や木簡には頭が下がる。

心や人間関係のバランスもしかり・・って思ったりするのであ~る

 

 

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ショッパー社主催の写経会へ

2011-05-19 | 禅語・般若心経

                        般若心経

 

 

去年春からお手伝いさせて頂いている、東京新聞ショッパー社主催の写経会に

今日は朝からお出かけ。町田市にある野津田薬師堂で。

 

 

動くと蒸し暑い位のいいお天気に恵まれ、午前・午後で50名近い方々が参加。

今回の掲示板にあったことばは、これ↓

「おとなでもこどもでも 叱られるよりは ほめられた方が がんばれるものです」

うんうん、そうそう 

 

 

 

 

それにしてもお寺の空気は、やっぱり心に心地よく沁みるう・・

そういえば、もうしばらく常福寺の座禅会にも行ってないなぁ・・。

 

この日、薬師堂で写経されたものは、高野山に送られるそう。

そして高野山からは、送った枚数によって記念品を頂けるとか。

 

写経の後は、本堂隣の建物で和菓子とお茶を一服、おもてなし。

結構わたし、お寺でのこういう作業、好きなのでして 

 

 

で、最初の画像の般若心経は、今日書いたものではなくて、

もう10年位前に書いた短めの巻物(34cm×122cm)の一部。

どっかにあったなぁ・・と探したら、くしゃくしゃになって見つかりアイロンをば。

この頃は、般若心経もよく書いてたなぁ・・ 

 

今日は久々に般若心経も唱えて、気持ちもリフレッシュ 

 

皆さまのお越しを待っている合間に、ちょっとお散歩。

新緑の中、蛙や鶯の声が響き、風にそよぐ木々の葉音や香は、気持ちよか~でした。

 

秋にもあるので、お近くの方はお時間ありましたら・・お待ちしております 

 

 

 

 

ショッパーの阿部さん、お疲れ様でした~   また次回も宜しくお願いします♪

 

 

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5月後半の書展情報

2011-05-18 | 書展・展覧会情報

  

まずは、第二回 采真書社展 (↑)から。

 

◆期間:2011531日~65日午前10時~午後430

 

◆場所:東京銀座画廊・美術館 

  

昨年、1回展にお邪魔した鈴木春朝氏主宰の第2回展。 

楽しみ

 

 

そして。

 

  成田山書道美術館で開催中の、松本芳翠墨華展。


東方書道会や書海社などを結成、大正昭和の現代書壇草創期を代表する作家として

活躍した松本芳翠は、母の師、中平南谿先生が師事されていた方。

 

母の書のルーツでもあるわけで。 ちょっと遠いけど、行ってみたいなぁ・・。

 

◆期間:2011430日~612
午前9時~午後4時まで(最終入館は午後330分まで) 

 

◆同時開催「第60回記念書海社展」

詳細はこちらから→成田山書道美術館

 

 

 

 第49回抱一書展 第5回抱一大作書展

 

山崎大抱氏によって結成された抱一会、‘91に大抱氏死去後、

柿下木冠氏理事長を中心に活動されている会。

 

 

49回抱一書展

◆期間:2011512日~52211001830(最終日1600

◆場所:銀座アートホール 中央区銀座8-110 03-3571-5170

 

第5回抱一大作書展

◆期間:2011517日~52210001800(最終日1600

◆場所:東京銀座画廊・美術館E開場(銀座貿易ビル7階)

中央区銀座2-7-18 03-3564-1644

 

 

 第十二回 柳田青蘭と龍心会書品展
 

◆期間:2011518日~524
      AM10
00PM800(最終日は4時閉場)

 

◆場所:松屋銀座七階

 

 

 

学書院を主宰される柳田青蘭氏と、その門下「龍心会」会員の作品約50点を展観。

柳田青蘭氏は、私が書を始めた頃にいいなぁ・・とよく臨書していた

(故)柳田泰雲氏の奥様。

 

 

 上條信山 書の世界展

 

◆期間:2011521日~613
    10時~1930分 525日(水)休館

◆場所:武蔵野市立吉祥寺美術館

 

作品はこちらからご覧になれます→右側にスライドショーあり

 

 

先日もご案内した、もぐら庵さんの個展も→ 開催中 

 

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制約があるからこそ

2011-05-17 | つれづれ

 

 

今日は体が悲鳴をあげたので、仕事はお休みをしまして。

だる~い・・って思いながら、お気に入りのことばを書き留めたノートをパラパラと。

 

いつだったか、ハッピーアート(ブックマークにもあり)の、

のしてんてんさんのブログにこんなことばが。

 

 

制約があるから自分でいられる 

それを認めたら ものごとは自然に流れていく 

 

 

なかなかそんなに強くはなれないけれど

 

すどう美術館の須藤館長のことばも、ふと思い出し。

 

みんな生活の中で、本意ではない時間や労力を費やすこともあるけれど

どんなことにも一生懸命向き合うことが大事。

それらのひとつひとつは、きっと自分の財産になるから。

 

本当に大事にしたいもの。

それを自分の心の中に持つことができたら、

人の評価や、些細な思いの違いなど、ちっぽけなものに感じるというもので 

 

うん。今日は疲れてる割に、なんか・・ど~んと来いって感じ 

 

それぞれに、生活の中での制約の1つや2つや3つ・・あるかと思いまするが

そのガマン?あっての、それでも尚求めるものこそ、

「大事にしたいもの」なのかもしれないですね 

 

 

 

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雲の方へ

2011-05-16 | 山頭火・放哉・良寛

                       (倍版はがき)

 

 

久々に山頭火の句 「もりもりもりあがる雲へ歩む」

 

人間関係なんて危ういもの。

けれど、やっぱりどこまでも信じたいって思う

 

崩れるのが怖いからでもなく、修復がしんどいからでもなく。

 

自分を誤魔化したり、相手に無理に合わせるのでもなく

あっけらかんと、疑う心も、計る心も持たずに、

ただ、そのまんまの自分でいられたら 

 

嫌われたくないとか、自分と違うって余計なエネルギーを使うより、

その方がずっ~と楽だも~ん 

  

キライでもいいよ、私は好きだからさ、ぶひひのひ~ってね 

 

今日の1曲は、久々に聞いて気持ちいい~ってなった

James Ingramの  One Hundred Ways

 

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ぼ~っとしたいなぁ

2011-05-15 | つれづれ

                        「圓」  (部分)

 

自分の中に存在するいくつもの顔。

その中の、どれが本当の自分なのかを知りたいと思う日も。

 

あ、いえ、どれも自分なんだとは思うけれど

自分ではイヤだなって思ってるところが本質だったら、ちょっと でしょ。。  

 

 

そんなことを考えたりするのは、大抵は肉体疲労に因るところが大でして。

なんだかここんとこ、妙に頑張り過ぎてたかも。

 

とことんヘロヘロにならないと、きっかけをつかめない自分に

ちょっと苦笑い・・。

 

はぁ。。何もしないで、ぼ~っとしたいなぁ。

ちょっとお疲れぎみです 

でも明日は月曜日だぁ・・・ がんばるぞっと 

 

今日の1曲はElvis Costelloの♪Smile  癒されるう・・

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風薫る季節だというのに

2011-05-14 | つれづれ

            (はがき)

 

薫風の候。

 

そういえば前にも薫風って書いたっけ・・と、探したら→3年前の薫風

 

200852日にミャンマーで大型サイクロン被害、

512日には、中国・四川省でM7.8の大地震があった年だった・・

 

自然災害だけでなく、世界情勢もあちこちで不穏な状況、

とは言っても、何もできずに・・自分の日々を重ねることしかできないけれど

 

今日は実家の断捨離のお手伝い、と言うより、なんでも溜め込む母に

ダメだしをしながら、勝手に整理整頓に勤しむなり。

 

大学時代、一瞬ワンダーフォーゲル部だったという母のピッケルが見つかったり

私の高校時代の通信簿が見つかったり。

 

母と二人で、忘れていたものをあれこれ発見できたことに

こんな時だからこそ・・なんだかしみじみ有難いことだなぁ・・と、ふと 

 

まだ我が家も整理の途中・・かく言う私も母に似て整理が苦手でして。

GWからの大掃除に、腰がヤバイ感じだけど、この「捨てる」作業を

乗り越えないと、次のことが始められない気がして 

 

風薫る季節だというのに・・だけど。

皆さまはいかがお過ごしでせうか 

 

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猫、Yahooを読む?

2011-05-13 | 

 

我が家の2匹いるうちのぷくぷくは、私がパソコンに向かうと

かけ声とともに膝の上→机の上へとジャンプしてくる。

 

私の真似してるのか、読んでるふり。

で、時々鼻息のため息をついたりしてる 

 

それにしてもこの後姿・・というか、このお尻、まさに中年太り。

今年で11才になるぷくぷく、人間で言うと・・と調べたら、びっくり! 

→ 猫の年令換算法

 

ぷくぷくは人間だと74才、もう1匹の みーにゃ 13才だから、なんと82才。

またさん は、もうすぐ17才だから96才なのね 

 

そう考えると、それぞれにちょっとづつ心配はあっても、

穏やかに一緒にいられることに、つくづくしみじみと感謝感謝ですね 

 

さっきYou tubeで、猫とイルカが、何度も頬ずりする動画を見つけて

ぷくぷくと何度も見ながら、かわいいね~って。

 

ぷくさん、にゃにゃにゃ・・と歯ぎしりしながら見てました 

 

その動画はこれ↓                                                            イルカの目はやさしいね。 怖いもの知らずの猫と癒しの天才イルカ君、どっちもかわいい 

 

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「こういうもの」を表現したい

2011-05-12 | 岡本太郎

            (はがき)

 

 

『萬戸盡春逢』 

意味は、どこもかしもの戸に春が逢いにやってきた・・って感じかな 

 

まあ、五月というと春というよりもう初夏だけど。

 

今日は4月の蘭秀会書展後(←ずずいと下まで)最初の書道教室があり。

たぶん皆さま、久々に筆を持ち 

 

臨書のお稽古の他に、それぞれに創作してくる漢詩と山頭火の宿題もあり。

全員の半紙の添削が終わると、広げてみんなで品評会。

 

創作はむずかしい、っていうか、なかなか「お習字」から抜け出せないわけで。

 で、臨書から創作に向かうには、どうしたらいいのかという話になり 

 

今日も岡本太郎の本を読んでいる。この本、一日一回は目を通す。

そこで、今日の「創作」についての、うんうんそうそう!ってことばをみっけ。

 

「こういうもの」を表現したい、という最初の衝動がある。

描きたいという衝動じゃない。「こういうもの」を、なんだ。

 

                『壁を破る言葉』 岡本太郎 イーストプレス

 

 

書だって同じだと思う。

たとえば漢詩を書くにしても、詩の情景や思いを心に描き、

自分なりに感じたものを、「文字を借りて」どう表現するか、なんだと思う。

・・って言いながら、今日のは全然情味もないけれど 

 

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