(はがき)
『萬戸盡春逢』
意味は、どこもかしもの戸に春が逢いにやってきた・・って感じかな
まあ、五月というと春というよりもう初夏だけど。
今日は4月の蘭秀会書展後(←ずずいと下まで)最初の書道教室があり。
たぶん皆さま、久々に筆を持ち
臨書のお稽古の他に、それぞれに創作してくる漢詩と山頭火の宿題もあり。
全員の半紙の添削が終わると、広げてみんなで品評会。
創作はむずかしい、っていうか、なかなか「お習字」から抜け出せないわけで。
で、臨書から創作に向かうには、どうしたらいいのかという話になり
今日も岡本太郎の本を読んでいる。この本、一日一回は目を通す。
そこで、今日の「創作」についての、うんうんそうそう!ってことばをみっけ。
「こういうもの」を表現したい、という最初の衝動がある。
描きたいという衝動じゃない。「こういうもの」を、なんだ。
『壁を破る言葉』 岡本太郎 イーストプレス
書だって同じだと思う。
たとえば漢詩を書くにしても、詩の情景や思いを心に描き、
自分なりに感じたものを、「文字を借りて」どう表現するか、なんだと思う。
・・って言いながら、今日のは全然情味もないけれど
書きたい、じゃなくて、こういうものを表現したい・・かぁ。
それが凡人にはなかなかできないんですけどね
あの、あれですよ・・なんか美味しいものが食べたい、じゃなくて、あの味が食べたい!・・ってちょっと違いますかね
このはがき、とても素敵です。
山頭火の歌もとてもいいですよね。
ご自身で生み出されたはがき、私も「ああ、なにかつくりたい!」と思わされました。ありがとうございます。
そんな風に感じていただけてうれしいです。
これからもどうぞよろしくお願いします