「星」 「月」 (はがき)
友人Rさんに、確か・・・
『ぽっかり空に浮かぶ星』『やさしく見守る月』っていう感じで
「星」と「月」って文字を書いてみて~と言われて、
ま、そんなイメージでもって書いてみたんだけど、どないでっしゃろ
あなたの書くものは、バランス感覚(は) いいわよね~って時々言われる。
で、バランスってなんだ?って、このはがきを見ながら、ふと。
バランスって、全部を頑張りすぎないってことかも・・ね
文字で言うなら、ここを強調したいとか、ここが見せ場!ってとこを感じたら、
それを生かすために、他は遠慮したり力を抜いたり。
それは隷書や木簡を臨書していると、すごく感じるところでもあり
たとえば曹全碑(↓)を見てみると。
『全』の下の「王」は中心にちょこんと小さ目にすることで、
傘の部分のゆったりとした世界を強調していたり
『景』『蓋』『翦』『伐』などの、波磔(はたく)=横画の終筆部分の三角状の払い
を見せ場にするために、それ以外の部分は狭く細身にしていたり。
『人』『也』『之』だって、右へ流れる線を、より伸びやかに美しく見せるために
立ち位置は思い切り左に寄せて、頭は小さくしていたり。
なるほど~と、いつも隷書や木簡には頭が下がる。
心や人間関係のバランスもしかり・・って思ったりするのであ~る
どこからこんな発想が!!
汲んでもつきることなく、汲めば汲むほどわいてくるのね・・・もう本当にうなってしまいます。
多分沙織さんの中に古典から得た栄養で、書道においてのバリバリの健康体質なんでしょうねー、ホント。
御見それしました、敬服。
頭で考えるのでなく、感覚的にとらえていらしゃる感じがいたします。
お母様譲りの天性と、幼い時からよい作品を身近に見てこられたからなのでしょうね。
これからも、たくさん見せてくださいね。
文字といえは、私は明朝体が好きです。
もうなくなったけど「写真植字機」や
パソコンなどの明朝体は級数が違っても
ただ縮小拡大だけになっていますが
鉛の「活字」は級数によって縦横の線の太さなどが
違っていました。
昔、明朝体が書けるペンもあったんですがね・・。
なんか自分のことばかり書いてすみません。
最近全然勉強不足で、発想が枯れてきてます
やっぱり、日々臨書は大事だなぁ・・と痛感しております。
感覚ってのも、日々鍛えてないとしぼんじゃうので、毎日何かに感激していたいです
nisibundoさんちのお庭のお花も、すくすくですね マロウ湯ってどんな感じなのかなぁ・・と興味しんしん
明朝体がお好きですか
鉛の活字?明朝体が書けるペン?
へ~~ってちょっと興味深いお話ですね。
ちょっと検索してみます。
今後ともどうぞよろしくお願いします♪
モダンなリビングにも寝室にも子供部屋にも似合いそうな、どこか夢と希望を抱いているようにも見えます。
どういう訳か、書面が小さい(節約?それともPCのせい?)
そこに太い指で書き込むと、すこぶるバランスがとりにくい…。はみ出すのだ。
字画の多い漢字を書くと、場所を取って、そこだけ大きい。
でも、それでいいのだ。
木簡の昔からそうだったのだと、教えていただきました。(あれもビジネス文書でしょ?)
バランスを恐れず書くことにします。
子供部屋にも、こんな書だったら飾ってもらえるかなぁ
でもたぶんバランスっていうのは、均一にってことではないわけで
書のバランスっていうのは、瞬発力だなって思います
木簡の書を見ていると、何にも囚われない自然体のバランスを感じて、それに不思議と癒されているような気がします