心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

美しくなくてもいい

2011-02-09 | 書の話

あったかい線、冷たい線、痛い線、切ない線、溌剌とした線、燃えるような線・・

線にもいろいろあるわけで 

でもって・・
いろんな線が書きたい人
自分の線だけを探求、追求したい人
はたまた知らない線を探し続けたい人・・

人にもいろいろあるわけで 

私は気が多いから、いろんな線を見てみたい。
結局どうにも自分の線しか書けないわけだけど、
いろんな線を書けたらいいなって思う 

見た瞬間に、「きゅん」とか、「ずんっ」とか、「うわぁ・・」とか
惹きつけられる線に出会いたい。

それは美しくなくってもいい。
生き様だったり、その人が滲み出るような、体温のある線が好き。

そんな線、そんな人に出会いたいものであ~る。
そしていつか、そんな自分になりたいものであ~る 

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無駄を楽しむ

2011-02-08 | つれづれ
                             (はがき)

日々を丁寧に暮らせたらと願いつつも、
年を重ねるごとにだんだんと、物事がいい加減になるものでして。
何でかなぁと、我ながら寂しくもあり

昨日久々に本屋さんで、お洒落なインテリアの本を手に取り。
あぁ、なんか忘れてたな、この感覚・・って。

以前の私は、タンスの上のちょっとした場所でも
しょっちゅうレイアウトを変えたり、模様替えをするのが好きだったのに
最近はその「遊び」のゆとりがないなぁ・・と、ふと。

いつだったかTVで、脳科学者の茂木先生が言っておられた。

大人になると、意味のあることしかしなくなる。
実は、子供の頃やっていた「無駄なこと」が、脳を刺激し
人を生き生きとさせるのだ~と。

確かに・・全くそう思う。。

・・というわけで。
無駄・・というと、荒々しく投げやりに書きそう?だけど
ゆったりといとおしむ持ちで書いてみたなり 

日々の中の無駄を楽しめる暮らしを、取り戻したいなり


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心地いいものを

2011-02-07 | 木簡

                          木簡臨書 (2×6 1/2 部分)

書は人なりと言うけれど。

いつも思うのは、下手な字というのはないってこと。
だけど、雑な字、心無い字というのはあるかな、と。

たとえばペンで書かれたものでも、急いで殴り書きされたものは
見る人に同じように、せかせかとした慌ただしさを感じさせるわけで。

でも子供が丁寧に一生懸命書いた文字には、どこか温かみや親しみを感じるものでして

つまりは文字の印象は、形よりもまずは線なのかな、と 

自分の線を探そう  自分が心地いい線を。
線との出会いは、人との出会いにも似ているような 

自分が心地いい相手とは、自分に似ている相手なのか、その逆なのか。
何にしても、心地いいものを探すことを諦めずにいたいものよのぉ 




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布施明ライブ2011

2011-02-06 | つれづれ
今日はブログの更新、すっかり遅くなっちゃいました 
父母とKさんと地元ホールでの布施明のライブへ

いやぁ、楽しかった
一人芝居あり、トークも楽しく、なんてったって歌は抜群にうまいし

特にファンとかではないんだけど、Uさんにチケットを頂いたのでして。
Uさん、ありがとうございました 

インディーズで3曲入りCDを出したから、買ってね的自虐ネタ的トークに
客席からは「おいくら~」なんて質問があったりして、みんな大爆笑。

そのCDの中の「1万回のありがとう」は布施明作詞作曲、いい曲でしたよ~ 
ここで視聴できます! → 布施明公式サイト

アンコールの♪マイウェイは、鳥肌ものでしたとさ。
今後の予定は・・

*2月26日 府中の森芸術劇どりーむホール
*3月17日 鎌倉芸術館大ホール
*3月26日 中野サンプラザホール




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幸運だって

2011-02-05 | つれづれ
                          「娯」 (部分)

誰かが言ってた。
「人生で一番大事なことは、毎日を面白がれるかどうかだ。」

何が起きても前向きな友人がいる。
ついでにどんな時もマイペースで、焦ったり気にしたりもしないで 

去年赤ちゃんが生まれる前に、どんな名前がいいかなって一緒にあれこれと。
ちょっと変わったのが候補になって、
で、「え~それはイジメに合うかもよ~」って言うと、
「いや、そんなのも気にしないって子に育てるんですよ」って。

その子がそんな風に育つかどうかは別にしても、
うん、この人ならできそうって思えるような、おおらかさを感じる人で 

何でも食べてみたい、いろんなところに行ってみたい、経験してみたい、
好奇心と遊び心でできてるような人で 

ところで幸運とは、そんな人のそばに行きたくなる生き物のような気がする。
幸運だって、面白いところへ行きたいのであ~る 


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引き出し

2011-02-04 | つれづれ
                              (半切)

           
「騰世獨遊」 世をこえて獨を遊す  
世俗の境より脱出するをいう    『翰墨自在』 清雅堂より

蘭秀会展の作品の参考に書いたもの。
左は細くて固い長峰で、右は羊毛の太目の筆で対照的に。

ひとつの題材の書体、書風を変えるには
引き出しをたくさん持ってなきゃいかんのだ、とよく師が言っておられた。

うう・・耳が痛い。。その引き出しをもっともっと増やさねば。。

今日は書道教室があり。
皆様の展覧会に向けた作品を1点づつ鑑賞しつつ、あれこれと。

お互い人柄も知っている間柄、それぞれにその人らしさも見えて 
あう・・私もそろそろ始めなきゃ・・
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あっけらかんかんさ

2011-02-03 | 季節もの
                        (倍版はがき)


今日は節分。
鬼は外、福は内・・もとい、福は内、鬼も内。

鬼のかく乱、鬼の目にも涙というではないか・・。
鬼だって笑うこともあるんだと思う。
鬼に生まれたからと言って、その全てが悪鬼ではないんだろうに 

おととい爆笑問題のニッポンの教養って番組で、
「カラスちゃんのマル秘生活」 っていうのがあって。

これがなかなか面白かったのでして。

カラスっていうとあまりいい印象がない人が多いかと思うけど、
カラスからしたら、そんなの関係な~い  って思ってるらしい。

たとえ鬼やカラスに生まれてきても
自分自身が自分を楽しむ「あっけらかんかんさ」を持っていられたら
なんと思われようと、ご機嫌に生きていかれるんだなって 

ぐるぐる悩んだり悔やむ力があるならば、「あっけらかんかんさ」を捕まえることに
エネルギー使った方がええね~ってことだいね 
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人生の答えってのは

2011-02-02 | つれづれ
                           (はがき)

答え(目標)が先にあって、その道筋に沿って歩くタイプの人がいたり
答えを探しながら、つい寄り道をするタイプの人がいたり
寄り道をしているうちに、全然違うものに出会うこともあったり。

どれが得か、どっちが正しいかなんかはどうでもよくて、
どんだけ大胆に、どんだけ自分をぶつけられるかにかかってる気がする 

誰かが言ってた。
「経験」とは何か。答えは挑んだ中にしかない・・って。

人生って奴は、年と共に加速度がついて、あっという間に過ぎていっちゃう。

あぁ・・。
ガムシャラになれることに、もっともっと無我夢中になれないものか。
自分の中にあるものを信じて、自分を感じながら生きていたいなぁ 

でもって、いつか死ぬ時に「随分といろんなことがあったなぁ」って
思い出し笑いができたら、それが人生の答えであるような。

今日の1曲は、Lenny Kravitz が歌う  Many Rivers To Cross
2度目の登場だけど。 やっぱりいい! 



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千巌の雪

2011-02-01 | つれづれ
                              (半紙1/2)

「千巌雪」せんがんのゆき ということばがあり。
山がどこもかしこも、白く雪に覆われている様子の意。

ここ神奈川は、この冬まだ雪が降っていないんだけど、
北陸、新潟あたりは豪雪の模様・・
どちらにも友人・知人がいるので、心配しておるところです。

雪も程よければ、風情もあって五感にしみじみ響くこともありましょうが
ニュースなどで見ると、それどころではないようで。。

霧島の大噴火といい、自然は何か沸々と、悶々としてきたものを
吐き出し始めたかのようで。

私達の気づかないところで、遠い世界のことと聞き流しているところで
人の世も悶々を沸々として来ているようで 

先行き不安な気持ちは、もちろん私もあれこれと 
でも明日の心配ばかりしていたら、進めなくなることもあるような。

そう言い聞かせて、日々悶々沸々を繰り返しながらも、
ただただ歩いて行くばかりなり 

加賀の 藤澤さん とこもまさに千巌雪。
大雪お見舞い申し上げます。
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