心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

書展巡り その1

2010-03-11 | 書展・展覧会情報
3月12日まで上野の東京都美術館で開催中の奎星展へ。
今回は母は寒いので用心して欠席、昨秋より通信で書道を始めたMさんと一緒に。
昨年の奎星展の様子は→こちらから

年々、墨象作品の傾向も変化しているなぁ・・と。
以前は↓の写真一番上の作品のような豪放で闊達な作品が
主流(・・っていうのも変だけど)だったような。


 
あれこれ感想は置いておいて、受賞作品などなど・・。


上:桃太郎さん 下中:蘭秀会にもいらしている Kさん の力強い金文

何度かこのブログにもご登場頂いている桃太郎さん 今年はハートですか 
なんかいいことあったのかなぁ。。








同時開催の特別陳列『古鏡・文房清供展』には、中国の古鏡・硯・紙・筆・印材・
文房諸具の墨床・筆架・水滴などが珍しいものがずらりと並んでいて、楽しい


  
検索したら、奎星会のHPがちょこっとだけ進行中のよう→ こちらから 
 

そして今年もお隣のブースで開催中の創玄展をちょこっと。
(写真掲載NGでしたらご連絡ください )

↓は、入口すぐの上から石飛博光氏、中野北溟氏と会場風景。
とにかくその数たるや・・・少々見る気力を失うけれど・・ 
今のちょっとした書道ブームを支えているとも言えるような 




2時間半位見てまわり、お腹すいた~ってことで、
都美術館といえばこのハヤシライス。私は手前のオムライスでしたが。



上野駅といい、このレストランといいオシャレになって
なんだか楽しいような寂しいような。

腹ごしらえが済んだら、上野の森美術館で同じく12日まで開催中の
‘10奎星50人の書 展へ。

その模様はまた明日につづく。。。



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猫のことになると・・

2010-03-10 | 
                         野毛山動物園のカメさん

毎年この時期(だけ)は仕事が混雑していて、今週は追い込み。
日に日に脳細胞が減っていくので、ついていくのがやっとでありんす。。

で、ここんとこ朦朧としとります。
頭もからだも、そう・・なんだか写真のカメさんのようでありんす。

昨日はちょっと早起きしてまたまた・・みーにゃ様を病院へ。
おととい、帰宅したらあちこち嘔吐して、異様なうめき声をあげていて。
見ると口から泡を吹いていて。。 いやぁ・・ちょっとあたふた 



風邪薬の抗生剤にやられたのかも・・と、胃炎の薬を注射。。
みーにゃ様、相当気が強いねと、2人にがっちり抑えられ、更に激昂。
いやぁ・・もう、病院ではそれはそれは・・想像以上の大変な大騒ぎ。。
診察室から出たら、待合室の方々が何とも言えぬ笑顔で迎えて下さり。。

これだけの力があれば大丈夫ですよ、と言われ、うん・・確かに。。
どうも猫のことになると、まったく平常心でいられないわたくしでございます。。

ま、さっきぷくぷくにガンつけてたから、ちょっとは良くなってきたのかな。

そんなこんなで、昨日帰宅後はとても起きていられず、そのまま爆睡・・
なんとか起き上がって、ブログに日記。
今週終われば、ひと息。 がんばるでありんす。。

それにしても昨日は雪、この辺でも結構降りました。
皆さま、お風邪など召しませぬように。。

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文人画の境地には

2010-03-09 | 山頭火・放哉・良寛
                               (はがき)

久々に山頭火。
山のしずけさは白い花

実はこれ、もう二週間位前に書いたのだけど、
先週の書道教室で、Hさんが五月の展覧会の作品にと、
半切半分を横にして縦書きに、ご自分で書いて来られた作品もこの句で  
まだ草稿とおっしゃりつつ、ことばの奥行きが構図にも線にも感じられて。

昨秋頃、そのHさんが教室のお題で書いてこられた作品がこちら(↓)



いらない封筒を裏返して、そこに書かれたり
その辺にある紙切れに、ちょちょいと絵を添えて書いて来られたり。
文人画のようでしょ? 

これは簡単には真似のできない世界でして。。
私も文人画が好きで、本も何冊か持っているけれど、
これは技法はもちろんだけど「境地」ってのがないと書けないような。

いつかこんな境地になれるといいなぁ 


昨日も、心静かに・・と思いつつ、日々の出来事に・・
まだまだ文人画の境地には程遠いわたくしめでありんす 


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そんな時こそ慌てずに

2010-03-08 | つれづれ
                           (はがき)

ここのとこ、いつもより仕事が混んでいたり
でもって、部屋はいつの間にか散らかってたり・・が微妙にストレスになってたり

みーにゃは私のせいで体調を崩して、緊張の時間が加わり・・
なんだかあれこれ次々と・・ってところから肉体疲労=気持ちも揺れたり

でも、そんなときは誰にでもあるわけで。
なので、慌てない・・慌てないっと 

Kちゃんが、何か急いで決断を迫られた時、よく独り言を言ってたっけ 
「落ちつけ・・落ちつけ・・」

そう、意外と効き目あるんさね、これが。

迷った時、不安な時、逃げ出したい時、そんな時は・・
そんな時こそ慌てず、まずは心静かに目を閉じて、大きくゆっくり深呼吸 
それでもって、思考回路のスイッチをシフトするなり。

最近ちょっと始めたこと。
「そんな時」は・・お試しあれ。

あ・・そして、昨日はみーにゃの体調不良でお騒がせ致しました。
お見舞いや励ましのおことば、うれしかったです。ありがとうございました
まだくしゃみは止まりませぬが、昨夜も注射を打ったので
ちょっとづつよくなれば・・と思います。


ということで、今日のお題は「静心」(せいしん)
でもって、今日の1曲は、ゆったりと・・ Jose James.の  The Dreamer
顔がちょっと怖い気もするけど・・沁みます。。


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狂気の沙汰の原因

2010-03-07 | 
2日位前から、みーにゃのくしゃみが気になっていた。
でもまあ、時々くしゃみもしているので様子を見ていたのだけど。

昨夜のご飯のとき、こたつから出てきて缶詰を大さじ1杯分位食べたあと
鼻水にいらいらしているのか、なにやら異様な唸り声をずっとあげていて 

ちょっと普通じゃないな・・と、時計を見ると動物病院が終わって5分が過ぎていて。
翌日の朝一にしようか・・と迷っている間にも、大きな声で唸ってたから
すぐに病院に電話してみた。。

幸い先生がいらして「あと20分で出かけるからダッシュで来れる?」と。
「興奮しているなら、ネットに入れて来てね。」
こういう時、病院は近いと助かる。。病院までは車で3分。

実は思い当たるふしがあって。。。

春の空気を感じた先週、みーにゃが散歩に行きたがるので
いつものように首輪とリードをつけて外へ。
そのとき、外猫と遭遇、鼻と鼻をつけての挨拶を許してしまい
その後みーにゃは、自分の鼻を何度か舐めていた。

そのにゃんこ、昨年末くしゃみをしていて。
猫の風邪ウイルスはかなり強く、元気そうに見えても潜伏しているらしく。
もしや・・あの時、風邪がうつったのかもしれない。。。

病院に着くと、先生が狂気の沙汰状態のみーにゃを見て、
始め心臓の病気を疑ったけれど、その話をしたらとりあえず鼻水を止める注射を。

洗濯ネットに押し込められたままの状態で、ブスっ・・・
当然みーにゃ様、激怒・・ 先生、みーにゃの爪で指を刺され出血・・

病院から帰ったら、注射が効いてきたのか大人しくこたつで寝ている。。
とりあえず様子を見て、今夜また病院へ・・・

はぁ・・外猫は強し・・油断大敵、後悔先に立たず・・悪化しないことを祈るばかり。。

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岡本太郎に会いたくなるとき

2010-03-06 | 岡本太郎

                           (半紙)

禅語の「はくばろかにいる」

蘆花とは、白い小さな花をたくさんつける芦の花のこと。
でもって、その中に白馬が入ると、見分けがつかなくなる様子のこと。

つまり、一見ひとつの白いものに見えたとしても、蘆花と白馬は別々のもの。
ひとつに見えても別のもの、別のものだけどひとつのもの、
その両方をそのまま受け入れようとするのが、禅の教えと。

 参考:「ふっと心がかるくなる 禅の言葉」 永井政之監修 永岡書店


私はどうも「普通は」「みんなが」ってことばに反応してしまうようで 

普通が悪いって言うんじゃなくて、ひとくくりの中に入らないと
普通じゃないと言われて別枠を作られたり、同じ枠に入るよう諭されたり。

普通だからよし、普通じゃないのはだめ、そんなこと全然考えない。
その逆もまた同じく。

だいたい人の「普通」ってのは、情報に支配されることも多いわけで。
人それぞれ、同じように見えても違うのでありんすから 

「普通」であることばかりに気を取られてるのは
蘆花と白馬は同じものだと思い込むに似たり・・?

そんなことより、もっと心は自由におおらかに伸び伸びと
想像力を楽しもうなのだ~ 

なんて思ってたら岡本太郎に会いたくなって、You tubeで探したら面白いのめっけ。
お楽しみあれ~ 


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臨書が教えてくれること

2010-03-05 | 木簡

                              (半紙)

木簡臨書。

木簡は、ほとんどがどこの誰が書いたか分からない一点もの。
臨書は、書き手との時空を超えた出会い、対話。

どんな人が書いたんだろうと想像しながら書くのは楽しい。
体格のいい豪快な人かな、この人は神経質そうかも・・とか、臨書しながら。

木簡の本の最初から順番に臨書をしていく。
これは苦手・・とか思わずに、片っ端から。

そうすると、ある日ちょっと苦手って思う人が目の前に現れた時、
意外とすんなり話ができたりもするような気がする 

実は苦手と思うのは、最初から避けてしまう自分のしわざ。
相手を知ろうとするとこから、コミュニケーションは生まれるのに 

話してみたら意外と気が合うことだってあるかも。

臨書は、そんな生きるヒントも教えてくれるのであ~る 

昨日は書道教室があり。

3月・4月は、5月の展覧会作品作りが中心なのだけど
日頃の勉強と、それぞれの個性がどこまで表現できるのか
回りに惑わされず、迷わず、自分らしさを信じて楽しめたらと思います。

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3月の書展・展覧会情報 その1

2010-03-04 | 書展・展覧会情報
                 

梅も満開、桃の花もちらほらと。春ですね~。
さてさて、3月の書展、展覧会情報をお届けします。

まずは、東京都美術館で開催される奎星展と、
上野の森美術館で同時開催の‘10奎星50人の書。
昨年の50人展 は、見ごたえのある展覧会だったので、大いに期待 


上田桑鳩 が興した書の総合団体と名打つ奎星会。 
古典の臨書、創作、そして様々な材質材料で表現された抽象作品が並ぶなり。

第59回 奎星展 書の前衛

 *3月7日~3月12日 9:00~16:00 最終日14:00入場まで
 *上野 東京都美術館

奎星会特別企画 100人の主張 ‘10奎星の50人の書

 *上野の森美術館 10:00~17:00 最終日15:00入場まで


そして金子鴎亭により発足した創玄書道会の、第46回創玄展。



第46回創玄展

 *3月4日~14日 10:00~18:00 9日休館 国立新美術館(六本木)
 *3月7日~12日  9:00~17:00 上野東京都美術館


それから、第72回謙慎書道会展。



既に一部は明日5日が最終日ですが・・・

 *第一会場:3月5日まで 東京都美術館  入場は2時まで
 *第二会場:3月6日まで 池袋サンシャイン文化会館 入場は3時半まで


没後400年特別展 長谷川等伯 秀吉・利休を魅了した絵師

 *東京展 東京国立博物館 平成館 2月23日(火)~3月22日(月)
 *京都展 京都国立博物館       4月10日(土)~5月 9日(日)
 
 *詳細は→ こちらから




胸中の山水・魂の書─山水画の名品と禅林の墨蹟

 *3月13日(土)~4月18日(日) 月曜休館 (3/22開館3/23休館)
 *根津美術館 


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新しいお雛様とお内裏様と

2010-03-03 | 季節もの
                       

今日は3月3日のひな祭り。
もうこの年(いくつだっけ?)になると、お雛様はどこぞでお眠りになったまま

最近では、自分のためにと、お雛様とお内裏様を買う人も増えたとか。
そういえば、バレンタインのチョコレートもそんな話を聞いたような。
自分で選んだもので、自分を楽しませたいって女性が増えたのかしらん。

何はともあれ、無病息災、元気でありますようにとの願いが込められたお雛様。
いくつになっても、こんな笑顔の二人がいたら和みますよね 

あ、我が家では、今年はこのお二人も一緒に桃の節句を迎えました。

ここ数年、絵手紙教室の保坂さんが作って下さった 折り紙のお雛さま を
飾っていますが、この笑顔に一目惚れして 

実は100円ショップです。二人で210円 
値段じゃないです、フィーリング。 
このちょっといい加減な顔、結構気に入ってます 

楽しいひな祭りでありますように。


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猫さまとの日々

2010-03-02 | 
           
ところで、ぷくぷくは食いしん坊なのであ~る。

夕飯に鮭を焼いていると、魚グリルが見えるところの椅子に正座をして
時々中をじーっと眺めたり、目を閉じて妄想しながら待つ姿は笑える。

あ、もちろん塩鮭は猫にはNGなので、狂気の沙汰の鳴き声にも
心を鬼にして耐えて頂くのだけど。

この日は手巻きのまぐろに釘付け。
名前を呼んでも、缶詰を見せても、まぐろに集中
ま、この時ははい、あげましたけどね。もちろん、さび抜きで。
それにしても、この目・・寄り目でかなり真剣 

みーにゃ様は、カリカリと猫缶以外は一切口にされません。
にぼしも食べ物と思っていないようで、スリスリするだけで。
食べ物も気持ちもデリケートなもので

この日はなんだかご機嫌悪く。
そんな時はいつも、家の中で一番高いところに登って
一人でブツブツ文句を言っておられる。

でもって、高いとこに登って偉いね~と褒めてみたりもしたんだけど、
カメラを向けたのがいけなかったようで、更にご機嫌斜めに 



はいはい、すみません、私が悪うございました・・
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