心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

猫に教わること

2010-03-21 | 

昨日は深夜に帰宅、その後、このあたりの暴風はものすごく。。
朝・・じゃない、お昼過ぎに起きたら、ベランダは枝やら葉っぱやらが散乱。

まだ風は残っているけど、日差しや感じる空気は春ですね。
目の前の桜の蕾も、明日あたり咲きそうです 

猫たちもそんな陽気を感じているようで。
ぷくぷくはベランダに干している布団の上で、鳥さんたちをお出迎え 

猫特有のにゃにゃにゃ~語を発しております。
ぷくぷくは、誰か?に似て、後先考えないタイプなので
鳥さんを追いかけてそのまま落下しないか心配でなりませぬ 



一方、みーにゃ様はすっかりお元気になられ、お散歩再開です。
こんな日常がありがたいなぁと、しみじみ 



猫に教わること、色々ありんす。
さてと、今日は今日のやることを、ひとつづつ 
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叶わなかった夢でも

2010-03-20 | 山頭火・放哉・良寛
                           (大判はがき)

山頭火の句  寒空とほく夢がちぎれてとぶやうに

もうすっかり春だというのに・・ですが。
前に書いて、タイミングを逸していたのでして。

夢がちぎれてとんでいった・・
そのことにどう折り合いをつけたらいいものやら・・と。

でもね。
夢さえない人生だってたくさんある。
ちっぽけな自分なんかここにいなくったって、世の中はどんどんまわる。

それはマイナス思考でも、悲観しているのでもなくて、
それが生きとし生けるものの営みであり、宿命なのだと 

ここんとこ疲労で頭が朦朧としていて、うまく言えないけど、
だからこそ、それぞれが自分の夢を持って、それを信じて
こつこつと自分探しをしていけたらなぁ・・ってね 

夢は誰のものでもない、自分のものなのだから 
それでええんでない?ってね 

寒空に、叶わなかった夢がちぎれてとんでいく姿も
頑張ったねと、安らかな気持ちで見送ることができたら・・なんて、ふと。

今日は朝出発で、父母も一緒に大阪まで。
2つ年下の従兄弟を、天国へお見送りに行って来ます。

今日の1曲は、ウルフルズ トータス松本の 涙をとどけて




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書展に向けて錬成会

2010-03-19 | つれづれ
                             (半切)

昨日は午前中から書道教室。
五月の展覧会に向けて、作品つくりに集中。
午後からは数名の方々との錬成会で、それぞれ作品と向き合うなり。

家で一人で書いていると、同じことの繰り返しになってしまって
だんだん、いいんだか悪いんだかわからなくなったり 

同じ題材でも、筆を変えたり書体、書風を変えたりしてみると
発見があったりもするんだけど。

錬成会は、誰かがいる中で書くことで、集中力が必要となり。
それは家に帰って一人で作品に向き合う時に、きっと役に立つのでして 



今回は、昨秋頃から通信で書を始めたAさんも初出品。
もともと絵を描かれるAさん、寅年なので、「寅」を書きたいと。
ご自分でも文字をデッサンされてきていたので、それを参考に書いてみたなり。

最初の写真、左は甲骨文字の「寅」、右は行書の「寅」。
左は剛毛筆、右は毛の硬い刷毛を使って。

半切に一字は、空間の捉え方が難しいけれど、楽しみにしとります。

たった数時間でしたが、それぞれに刺激やヒントを見つけられたら・・と
充実した一日でした。皆さまお疲れさまでした。
いえいえ、まだまだ・・最後まで持てる力を出し切りませう 

昨日はぽかぽか陽気で、Aさんとお弁当を隣接する公園のベンチで。
幼稚園かな・・たくさんの子供とお母さん達もお弁当を広げてました。
のどかやのぉ。。こんな時間、久々。。しあわせ。



ソメイヨシノじゃないけど桜も7分咲き。コブシはほぼ満開。



ゆっくりのんびりと、春を楽しみたいものですねぇ 
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春は殻を破るとき

2010-03-18 | つれづれ
                            (はがき)

春眠不覚暁  ~春眠暁を覚えず

背景を、草萌える~って感じに演出してみましたが 

ここのとこ、春だからかなんだか毎日が眠くて眠くて。。
その中で今やるべきことをひとつづつ・・って感じの毎日でありんす。

毎年4月の展覧会が、今年は5月になったとはいえ、
既にあれこれ準備は始まっていたり、なんだかこの時期は落ちつかず。。

でもって、ただ今、ちょっと大きな作品に挑戦中。
普段大きい作品を書いてないと、なかなかその空間を掴めないものでして 
半紙でできることが、大きくなるとできないものでして。

いかに自分が小さい処にいるのかを痛感。
この殻を破るのは、自分自身でしかないわけで。
苦しみの先には春が待っていると信じて、頑張るでありんす。

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春よ来い恋

2010-03-17 | つれづれ
                           (半紙)

春興 しゅんきょう 春のおもしろみ の意。

先日の絵手紙教室のときに書いたもの。
春を喜び、らんらんらんと元気よく踊ってるようにと思って書いてみたなり 

昨日はすっかり春だったのに、今日はまた寒さが戻るとか。
愈々、三寒四温の本番ですね。

ベランダの植物たちも、知らぬ間に新しい芽を吹き、花を咲かせていて。
毎年3月下旬に咲き始めるこの黄色い花、今年は既に咲き始めました。

数年前の蘭秀会展の時に活けられていて、最終日捨てられるところを
枝ごと頂いて挿し木をしたら、大きくなり。

でも名前がわかりません。。 どなたかご存じでしたら教えて下さいまし。。
甘くていい香りがします。





そして大好きな花かんざしも、元気いっぱいに満開。
花いっぱいの春が待ち遠しいでありんす 

そろそろ父の畑仕事も再開かしらん・・と、期待しとりますが
腰痛がひどいようで、毎日リハビリに励んでるようです。

春は、さりげなく人を元気にしてくれますね 

 
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しあわせは探すものじゃなくて

2010-03-16 | 禅語・般若心経
                           (半紙)

なんとなく疲れた時は、何も考えずに半紙に漢詩を書くのであ~る。
坦々と、いい悪いも振り返りもせずに、坦々と。

今日のは、載益の禅語「春を探るの詩」

終日尋春不見春  終日春を尋ねて春を見ず
杖藜踏破幾重雲  藜(あかざ)の杖をつき踏破す幾重の雲
帰来試把梅梢看  帰り来足りて試みに梅梢を把りて看れば
春在枝頭已十分  春は枝頭に在って已に十分

春はどこぞと尋ね歩いたがどこにもなかった。
幾重の雲を追うように、藜の茎で作った杖をついて捜し歩き
疲れて家に帰り、ふと庭の梅の小枝を見ていたら
探していた春は自宅の庭にあったのだ。


その意味は・・
人は、しあわせをどこか外へと求めてしまいがちだけど
春の来ない冬はないように、そして春が来たら咲く梅の花のように
意外とそばにありますよって感じかな 

しあわせは、探すものじゃなくて気づくものなのかもね 

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生きる力をつけるには

2010-03-15 | つれづれ
                             (半切1/2)

幽境 ゆうきょう ~世俗を離れた静かなところの意。


誰かが言っていた。
成長とは、生きる力をつけること。

人は、人の中にいて成長する部分もたくさんあり。

たとえば幽境を求めたとして。
そこはまさに自分と向き合う場でもあり。

人は世俗と幽境、どこにいても、成長できるってことかいね 


ま、たまには、環境を変えることも大事。
けれど一番大事なのは、自分自身とどう向き合うか・・ってことかもね。

逃げも隠れも、言い訳もしない心の自立は、生きる力になりにけり 

かく言う私は、まだまだ言い訳ばかりなり。。。。

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作品力を失わないためには

2010-03-14 | 木簡

                             (半紙)

昨日は一日、墨磨り機にも残業をお願いしながら
久々に大きい作品と向き合っていた。

まだウォーミングアップ・・にしては、どうも気迫が足りないなぁ・・と
はやる気持ちを抑えつつ、半紙に木簡臨書。
こうして見ると、師にご教示頂いていた頃の、線の鋭さとか、強さが失せたなぁと

それがいいのか悪いのか、
それは半紙の臨書の時よりも、作品と向き合った時に感じるもの。

自分らしさを探しつつ、作品力を失わないようにするには
やっぱり臨書に臨書を重ねることも大事なり・・かな。

一つ一つを勉強と思って、大切に。
道は遠くて果てないけれど 


おまけ。



猫たち。書いている間は邪魔をしないけれど
失敗作の山は、遊んでもいいと心得ているらしく
自分で紙の小屋を作って立てこもり中のみーにゃ。

風邪はたいしたことなかったようで回復。
元気がなかったのは病院が恐怖と屈辱→そのストレス、傷心によるものだったみたい
Kちゃんがお見舞いに来てくれて、みーにゃの下僕を演じてくれたら
いつものプライドが戻ってきたようでありんす 


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黒田征太郎氏の山頭火

2010-03-13 | 山頭火・放哉・良寛
以前、大福うさぎさんのブログ 書らんだむ (左のブックマークにもあり)で
ご紹介されていた『黒田征太郎 山頭火を描く』

うさぎさん、ステキな本をご紹介下さりありがとうございま~す。

う~ん見てみたい!と早速注文した本が、来ました来ました♪
黒田征太郎さん のイラストは以前から大好きだったんだけど、山頭火ですかぁ!と。

期待以上の楽しい内容に、何度も何度も頁をめくっておりますです。
遠慮がちに画像は小さく。。








でもって、ネットで検索したら、この本に収められている作品の展示会を紹介した
ブログを発見。
『それぞれの山頭火』黒田征太郎×四宮佑次 と題して、ギャラリートークもあったよう。

なかなか面白いので、是非覗いてみて下さいまし。→ ここをクリック

四宮佑次という方は、舞踏家のようでして
山頭火になりきって?のパフォーマンス、迫力満点。
私が思う山頭火とはまたちょっと違って、興味深いです 

はてさて、皆さまの中の山頭火はどんなイメージでせうか 
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’10 奎星50人の書 展へ

2010-03-12 | 書展・展覧会情報

昨日のつづき。

3月12日まで上野の森美術館で開催中の '10奎星50人の書 展へ。

会場の照明が暗かったのと、カメラを使いこなせないもので 
画像は、う~ん・・じれったいって感じになっちゃってますが。。

昨年と比べてさらに大作が多くて、まずはどうやって、どこで書いてるのかなぁ・・と

今年の前衛は、なんとなく「回転」する構図が多かった気がする。
これも、一つの「流れ」であるのかな 

そんな中で、↓こちらの北谷翠峰氏の作品「NAGAR」(流)は、でで~んと存在感。
雅印の大きさも半端じゃなかった。

出品作全てではありませぬが、今日はそれぞれの作品をごゆっくりご鑑賞下さいまし。
それにしても画像が悪すぎ~でごめんなさいまし 



































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