
(‘07春 半切)
中国、李紳の詩。禅寺の夕暮れの景観を詠んだ詩とある。
幽鳥静時侵径月 ゆうちょうしずかなるときけいをおかすのつき
野烟銷處満林風 やえんしょうするところまんりんのかぜ
静雅堂「翰墨自在」より
漢文は得意ではないのだけど・・だいたいの意味は多分こんな感じかなと。
「幽」なる(=奥深い)静かできれいな「径」(=みち・場所)に鳥がやってきて、
その静寂に入り、野に烟(煙)が銷する(=広がる)所には林の風が満ちている。
翰墨自在(漢詩歌を集めた本)をめくっていて、ふぁっと情景が浮かんできて
あぁ・・いいなぁ・・
書いてみたい!と思った詩。
書は大抵は縦書きが多いけれど、この詩は広がる静かな野の風景を、
文字でありながら絵のような表現にしたくて、横書きにしてみた。
陳列の際、左下には陶器の壺に枯れ枝(前年の展覧会で飾っていた柳の枝)を添えて。
作品を書くときに聴いていたのは、Chaco Journey(←クリック
視聴もできます)
目を閉じるとどこまでも続く大地、命をイメージし、やさしい永遠を感じる世界に
いつ聴いても何度聴いても癒されます。
毎晩、タイマーにして寝るとよく眠れます
そして音楽だけではなく、苦手だからって諦めないでじっくり向き合うと
漢詩からも、こんな風に癒されることもあるものです
中国、李紳の詩。禅寺の夕暮れの景観を詠んだ詩とある。
幽鳥静時侵径月 ゆうちょうしずかなるときけいをおかすのつき
野烟銷處満林風 やえんしょうするところまんりんのかぜ
静雅堂「翰墨自在」より
漢文は得意ではないのだけど・・だいたいの意味は多分こんな感じかなと。
「幽」なる(=奥深い)静かできれいな「径」(=みち・場所)に鳥がやってきて、
その静寂に入り、野に烟(煙)が銷する(=広がる)所には林の風が満ちている。
翰墨自在(漢詩歌を集めた本)をめくっていて、ふぁっと情景が浮かんできて
あぁ・・いいなぁ・・

書は大抵は縦書きが多いけれど、この詩は広がる静かな野の風景を、
文字でありながら絵のような表現にしたくて、横書きにしてみた。
陳列の際、左下には陶器の壺に枯れ枝(前年の展覧会で飾っていた柳の枝)を添えて。
作品を書くときに聴いていたのは、Chaco Journey(←クリック

目を閉じるとどこまでも続く大地、命をイメージし、やさしい永遠を感じる世界に
いつ聴いても何度聴いても癒されます。
毎晩、タイマーにして寝るとよく眠れます

そして音楽だけではなく、苦手だからって諦めないでじっくり向き合うと
漢詩からも、こんな風に癒されることもあるものです

私こそ書道的な見方というのは分からないですが
この作品、とても好きです
この画面に至る記事興味深く読ませて頂いてました。やっぱり、ピンと来た時って、最後には画面にグっとおりてくる、みたいな感じなんでしょうね....とか、思いながら素敵だなと思いつつ作品見てます。
今日の記事、ふぁいとが・・・ゆるゆるに。風邪とは辛いですね・・・
まつこさんのブログ、日々変化、進化していて、お~なんだか楽しそう
私なぞは日々をこなすのがやっとの状態で、欲求不満と焦燥感に襲われとります
絵も書も同じ「表現」だから・・と思ってきましたが、最近う~ん・・やっぱり書をアートまで持って行くのは難しいんだなあって思います。
でも時々こんな風に、自分なりにふぁっと何かが降りてくることもあって、そんな時はドキドキしながら無心に書いてるって感じです。
まだまだ迷うことの多い私です。
まつこさんのあちら、そちらでのコメントを読むと、なるほど~と、感性の豊かさに益々惚れちゃいます。
たくさんの人にまつこさんの作品、見てもらいたいです。応援しています