さてさて、すっかり遅くなりましたが、書TENレポートの続きをば。
今日は私の作品「それぞれの・般若心経」です。
今回は折本を横にした形の紙面に、般若心経を6×4行24枚に分割した作品。
紙の大きさ、文字の構成、色を入れたりと、色々な表情で書いてみました。
全体はこんな感じ。
メンバーの木原氏より作品への質問を頂き。
木:「なぜ今回、般若心経を題材に?」
沙:「こう見えても?私自身、日々生きることに葛藤があったり、
世の中でもやりきれない出来事も多く、何か心の支えになるものを探していて・・」
木:「お~そうでしたか~もしそうだとしたら僕だったらまた違う表現になっていると思いますね 」
沙:「もっと厳粛な感じでしょうか?」
木:「たぶん」
そうなんです。だからタイトルは「それぞれの・般若心経」。
般若心経の感じ方や向き合い方も、人それぞれでいいのでは、と
私は、般若心経はもっと身近にいてくれるものだと思っています。
なので、今回は敢えて額には入れずに、無造作な形で展示したかったのです。
正直言うと、なるべくお金もかけずにというのも私の思いでもありますが
宗教論を言うつもりは全くありませんが、私の心の支えのひとつに禅語があります。
禅の世界は、神様や崇拝する人に願いを託すのではなく、
自分自身の中に解決方法や答えがあると、教えてくれました。
私にとって般若心経を書く行為は、もう心の拠り所や祈りを捧げる受け身のものではなく、
受け取ったものへの歓喜や感謝であるような
「この般若心経、なんでもござれって言ってるようね」とある方が笑顔でお声をかけて下さり。
大好きな木簡からもらったエネルギーは、私の祈りの形にも伝染しているのかな、と
嬉しかったです
今回の2点の作品、「木簡へのオマージュ」と、この「それぞれの・般若心経」は
どちらも、数点の作品の集合体です。
私はこの集合体の作品が、一番自分らしい世界と感じています。
ひとつひとつの作品と、それらが響き合う世界。
これからもまだまだ探していきたいです。
さてさて。
先日、もう1点の作品「木簡へのオマージュ」について
どんな文字をイメージして書いているでしょう~というクイズを。
その締切が31日でしたので、正解を発表いたしま~す
作品はこれ⇒クリックで拡大します
画面左上から 是 下 号
鳥 空 心
馬 見 道 でした~。
でも正直に言うと、文字を意識して書いたのは、下、是、馬、心のみです。
あとは、木簡からのインスピレーションです。むずかしかったですかね
思いがけず37名!もの方がクイズにご参加下さり
その中から、2回までの回答で正解されたのは、なんとお一人。
ブログ友ののぼるさんでした~
のぼるさんには、小品の拙作をもらって頂きたいと思っておりますです。
また、数回とはいえ最後までおつきあい下さいました方々、
ご参加下さいました方にも何かお礼をと考え中です。
気持ちをのんび~りと、お待ちいただければ幸いです。
皆さま、おつきあい下さいまして、本当にありがとうございました。
またの機会にもぜひ
木簡のオマージュに、文字として閉じ込められた意味にとらわれない、みたいなことを書いておられましたが、
文字が並んでお経になると、その開放感がより増幅されているように感じられます。
一文字でなく、集団で踊っているのを見ている感じです。
あ、クイズ、そんなに正解率が低かったのですか!
正解を聞いたら、全問正解!?と思ったのですが、迷った2文字が入れ子になったんですねー、おしい。
「集合体の作品が、一番自分らしい世界」・・・っていう
お言葉、写真にも通ずるものを感じました。
詩を書くように写真を組むことがあります。3枚なら
5・7・5の俳句を、5枚なら5・7・5・7・7の短歌を詠むような
感じで、そして「組む」から「編む」の段階へと・・・。
しかも踊っているように~なんて
音楽が聞こえてくるような作品が書きたいといつも思っています。
クイズ、むずかしかったみたいですね
でも、そぉ~なんですよ~ゴルフィーさんは入れ子で大正解だったんです。
ニアピン賞をお贈りしたいです
おつきあい下さりありがとうございました~
明るいメロディが流れているように感じます
クイズは応募した人が37名もみえたのですか!
その中の一人として参加できてうれしいです。
楽しい企画をありがとうございました
全問正解には、私も思わず、お~って言っちゃいました。
近々、粗品ですが、お送りします(^^)
「詩を書くように写真を組む・・から編む・・」感じ、すごくよくわかります。
目の前にある時の流れをいとおしそうに写し撮り、
そこに詩や生き様やドラマを見せてくれる、のぼるさんワールドの魅力にはまっています
クイズは思いがけずたくさんの方が参加して下さって
集計するのに頭がまわらないくらいでした
私もそれぞれの方にお返事したりするのも楽しかったです♪
またの機会にも、おつきあいくださいませ~(^^*)
ありがとうございます。