心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
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求めて~ by 沙於里

きょうの「風」 Vol.2

2008-05-02 | 八木重吉
                      「風」 (半紙1/2)




風薫る五月 
風はいろんな顔を持つ。
世界を旅しながら、太陽や雲と響きあい、自分を表現し続ける。

大空をゆく風と、小さな草間にそよぐ風は、
知り合いなのだろうかとか、言語は同じなのかなぁとか
いやいや、きっと親戚なのかもとか・・・ふと思う。

若い頃は、ジェットコースターは両手離しで乗るのが快感だったけれど、
たぶん今は、躊躇しちゃいそう 

若い頃は、大空をゆく風を、どこまでも追いかけていたけれど
たぶん今は、体に感じる風を確かめているってとこかな。

久々に開いた八木重吉の詩集。
たくさん付箋がついているのに、まっさらなページにあった一篇の詩。


   さがしたってないんだ
   じぶんが
   ぐっと熱がたかまってゆくほかはない
   じぶんのからだをもやして
   あたりをあかるくするほかはない


「きょうの風」は、今の私に響いたこの詩をイメージして。。。
もっと広々とした風を書きたかったけど、今はこんな感じかな 


コメント (2)
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