心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

田舎暮らし

2007-12-02 | 山頭火・放哉・良寛
         山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く   
         春夏秋冬 あしたもよろし ゆふべもよろし   山頭火の句



もうずっと前から、田舎暮らしに憧れている。

大学生の頃、山が好きでユースホステルの仲間と御岳山での子供キャンプや、
森林クラブと合同で、群馬県下仁田にある民家での子供キャンプにも参加していた。
(ネットで調べたらまだ活動してました!→森林クラブ )

下仁田の民家では、確かお風呂は薪だったから薪割りもやったし、地元の方に
教わりながら炭作りや、杉林の下草刈りや枝打ち作業のお手伝い、
おばあちゃんとお焼餅を作ったり、冬は囲炉裏を囲んで語り合った。
夜は真っ暗で、冬の空の星の数は空一面隙間もない程で、何度も流れ星も見えた。

同じ人生なら、そんな時間の中で暮らしたいなぁってずっと思ってる。
不便を楽しみ日々工夫しながら、毎日を少しづつ積み重ねていく生活がしたいなぁ。

自然の中で生きている実感を味わいながら、生かされていることを心から
感謝できたらしあわせだろうなぁ。

山あれば山を仰ぎ、薪を割り、
雨の日は雨を聴き、囲炉裏で語り合い、
春夏秋冬、野菜を作り
あしたは屋根を直し、
あさっては戸棚を作る。

子供の頃、父は休みの日には何かしら工作していたような気がする。
手伝いたくてやらせて~と言っても、父が夢中になってるもんだから、
私はいつも横で仏頂面をしながら見ていた。

子供心に、物を創るってなんだか楽しそうって感じていたのかもしれない。

いつか古い民家に住んで、一生かかって住みやすい家に修復し、
日々何かを創り続け、日々家族や友と語り合う、そんな生活がしたいなぁ。




コメント
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