辞書によるとその意味は、意外な所から意外な物が出ること。
ふざけて言ったことが実現することのたとえ。
もう15年位前のこと。
某私鉄に乗車中、突然私の隣に立っていた身長2m位もある男性が、ちょうど目の前に
立っている青年に向かって、大きな声で怒鳴り始めた。
「何ガンつけてんだ?何か文句あるのか!次の駅で降りろっ」と。
青年は、小さくなって「勘弁してください、何も文句などありません」と繰り返していて。
だんだん彼らの周りからは人が離れ始め、車内は静まり返って緊張感が漂っていた。
あ~なんか言わなきゃ・・と考えていた私は、なぜかとっさに
「あの~どちらの組の方ですか?」
するとその大きな男性(たぶん多少酔っ払い)が、“おひかえなすってポーズ”をしながら、
「そういう姉さんこそ、どちらさんで?」ときた。 「はぁ?」
その頃私は、髪が長くひっつめにしていて、書のおけいこに行く途中で全身黒尽くめの
服装だったせいか、勘違い?されたらしい。(決してその道の者ではごじゃいません)
組の名前が浮かばなかったので、「いえ、名乗るほどの者じゃありませんが」と。
「またまたそんな・・」「いえいえそんな・・」を繰り返していた時、
白髪の男性が「兄さん、勘弁してやったらどうだ」と割って入り、
そうこうしているうちに、電車は次の駅に到着し、事なきを得たのでした~。
今だったら怖くてできないけれど、これも瓢箪から駒?
(これを読んだ両親は青くなっているかもしれない・・)
今日は寝不足の極限状態の中なので、ごめんあそばせ~。