67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

BUG IN MIKI戦利品

2007-05-31 23:49:32 | Volkswagen

 VWイベント参加の目的は、クルマを見ること,たまにしかお会いできないVWオーナーの皆さんと交流できることがメインでしょうが,スワップミートでのジャンクアイテムやパーツを見て歩いたり探したりもVWフリークの皆様には応えられないところだと思います。

 今回も、そんな中からゲットしたスグレモノを紹介しますね。上は,バスのキーホルダーです。ボトム側にスウィッチがありこれを押すと光ります。購入した時は,気がつかなかったのですが丸く光った中にVWマークが映し出されるところがミソですね。(笑)。夜間にキーホールが見えないワーゲンではライトが点灯するのが役に立つのは皆さん経験済みですよね。

 下はソフトプラスチックでできたコインケースです。ZVM VINTAGE PARTSの名でおなじみのZさんから購入したもので軟らかいのでジーンズの前ポケットに入れても変形しますしなかなかの使い勝ってです。100円ディスカウントしていただきありがとうございました。

暫く楽しめそうですね!!!

「The Perfected Performer」

2007-05-29 06:59:35 | jazz & vocal
My Heart Sings/Tony Bennett
(Columbia CS8458)


 「The Perfected Performer」はMelody Maker誌がトニーに冠した褒め言葉です。コロンビア時代のトニーの素晴らしさは,この時代のアルバムどれをとっても納得のいくモノです。10年ほど前に,高知で彼のステージを見る機会がありましたが声量も落ち、このときには自分がレコードで聞いてたトニーの溌剌とした歌唱は影をひそめ、やたら手を大きく広げるパフォーマンスだけが脳裏に焼き付いており少し落胆した想い出があります。これにくらべ50年代終わりから60年代初頭のレコードで聞けるトニーの素晴らしさは,ピアノとのデュオ(当然。ラルフ・シャロンです。エバンスでは×)でもカウント・ベイシーのバッキングでも対等に渡り合えるだけの歌唱力があり聞き逃せません。本日アップのアルバムも62年の録音の彼の人気盤です。

 トニーは影響を受けたアーチストとして、Al Jolson, Fred Astaire, Ray Charles, Jimmy Rushing, Miles Davis, Kurt Weill, Ella Fitzgerald, Billie Holiday, Mildred Bailey, Peggy Lee, Sarah Vaughanを挙げています。収録曲は彼らのレパートリーを中心に選曲されており,それぞれの曲に独自の解釈がなされています。以下、括弧内がtributeされたgreatestです。A面は"Don't Worry 'Bout Me"(Ella), Dancing In The Dark"(Astaire, Artie Shaw), "I'm Comin' Virginia"(Ray Charles, Jimmy Rushing), "My Heart Sings", "It Never Was You"(Kurt Weill), "You Took Advantage Of Me"(Billie), B面が"Close your Eyes"(Peggy Lee), "Stella By Starlight"(Sinatra), "More Than You Know"(Mildred Bailey), "My Ship"(Miles, Gil Evans), "Lover Man"(Sarah), "Toot, Toot, Toosie!"(Al Jolson)の10曲です。全曲聴きモノ,全曲4番バッター的で素晴らしいですよ。 演奏はラルフ・バーンズ指揮のビッグバンドで、これがまたいいです。随所で聞かれるズート・シムズのソロは最高です。他にもエディ・コスタ(vib)やチャック・ウェイン、バリー・ガルブレイス,マンデル・ロウ(g)、アービー・グリーン、フランク・リハック(tb)、ミルト・ヒントン(b)など名手のサポートが聞けるのもうれしいですね。

 所有盤はコロンビア6eyeのステレオ/オリジナルです。demonstration盤でアメリカの元オーナーのステッカーがベタベタと貼られてますが,音は完璧でトニーの歌,バックの演奏もステレオならではの広がりで録られており気持ちが良いですね。

明石海峡大橋

2007-05-28 06:22:24 | Volkswagen

 今回,「BUG IN MIKI」を3時に切り上げ,帰路に初めて落ち着いて淡路島を走りました。というのも前回3年前の富山IOXアローザの「VW MEETING」の帰り,台風と競争しながら高知への帰路に通過したのですが,深夜,更に激しい風雨に煽られながらのドライブでしたので何も景色を楽しむ余裕がありませんでした。今回も黄砂の影響で霞がかかった感じですが美しい明石海峡大橋を楽しみました。



 凄いのは,この観覧車!橋と同じ高さまで上がると言うスゴイ観覧車でした。こんなにひいてとらないと画面に入らない大きさです。スゲエ!!!

重鎮イン三木、そしてホクホクAさん夫妻

2007-05-28 06:03:45 | Volkswagen

 VWのイベントの楽しみは、各地の知り合いに別に約束もなくお会いできることです。高知などではほとんど空冷のオーナーがおらず、滅多に情報交換できないですし、BUG IN MIKIのような巨大イベントでは全国からエンスーが集結するためうれしいですね。まずは、現在カフェオーレ・プロジェクトをお願いしている富山バグワークスH社長。いつも趣味の良いVWライフスタイルを提言、展開する皆さんご存知のショップですよね。今回は69年式ウェスティで来られてました。NOSパーツの豊富さはエンスーにはよだれものですね。 6月はヨーロッパ遠征のようですね。 



 東京からはVWイベントではおなじみZVM VINTAGE PARTSの名でおなじみのZさんのブースです。程度の良いビンテージコールマンやアメリカ買い付けのVW関係グッズが豊富でたのしませてくれますね。自分と同じ"Slow Moving Vehicle"の67westy、これもタフなクルマです。顔は本人希望で・・・です。  



 そしていつもイベントでお会いする岡山のA夫妻。旦那さまは64のノッチバックを長く運転されてます。今回、シートをオリジナルに張り替えてのイベント参加,うれしいですね。 (右側は滋賀のNさんのオーバルです,切れててすみません。) 



 そして旦那様を上回るようなVWフリークの奥さん。よかったね!今回のイベントに合わせて納車と言うガルフブルー(?)の63BUGです。さすが富山バグワークスの個体はひと味違いますね。イベントで見た60年代BUGではピカイチでした。これからイベントは2台で参加ですね。羨ましいです。  

 他にもキャンプモービルクラブ会長のK西さん,大阪のtanukiさん、滋賀のNさん、愛媛のオカイチさん、広島のIさん、岡山のNさんなどたくさんのVW界の重鎮の方とお話でき楽しかったですね。また来年イベントであいましょう!

BUG IN MIKI 2007

2007-05-27 23:21:34 | Volkswagen

 兵庫県三木市の道の駅で行われた西日本最大級のVWイベント"BUG IN MIKI 2007"に参加して来ました。朝5:00出発で須崎東インターから高速へ。眠い子供たちはキャンパーの後部座席をフルフラットのBEDにして出発。瀬戸大橋経由で三木市まで約4時間でした。キャンパーは絶好調で走ってくれました。

 3年前に参加した調整池駐車場でのイベントからメイン会場は上の大駐車場に移動,エントリー数だけでも363台と言うすごさでした。3年前に初参加したときには,ベタベタのBUG, BUSが多いイベントだなあという印象でしたが、今年のイベントではかなりオリジナルのクルマが増えた感じがしました。それにしても良くこんなにフォルクスワーゲンが居るモノです。



 でもって,自分のキャンパーです。家族でのイベント参加には欠かせませんね。フロントにはキャンパーの顔にぶつかった虫の残骸が一杯です。さすが片道300KMです。



 5月末とはいえ、28度の暑さ!ひどく日焼けしてみんな真っ赤っかです。イベントではもう有名になった3人組です。パパとママの眼鏡を拝借です。どうだ!

趣味の良いプレヴィントリオの好演!

2007-05-27 02:35:40 | jazz & vocal
The Light Fantastic-A Tribute to Fred Astaire/Andre Previn
(Columbia CS8688)


 アメリカの俗語では「ダンスの上手い洗練された男性」をアステアというらしいですね。ダンサー,俳優、歌手として知られるフレッド・アステアはドイツ系の移民の出身ですが、アメリカを代表するエンターテイナーです。バンドワゴンでのこのカットは良く目にされている方も多かろうと思います。


『バンドワゴン』(1921)

 歌手としても素晴らしく、彼に楽曲を提供したコンポーザーはガーシュイン、コール・ポーター、アービング・バーリン、ジェローム・カーン等がそうですが,後にそれらの楽曲がすべてスタンダードなっていったと言われています。そのアステアにささげたアンドレ・プレビン・トリオの演奏を今日は取り上げます。

 メンバーはレッド・ミッチェルのベース,フランキー・キャップのドラムからなるトリオです。プレヴィンについては説明不要でしょうが,ジャズ畑以外でも映画音楽やクラシック界でもその名は良く知られておりアレンジャー,コンポーザー,コンサートピアニストとマルチな才能を発揮しています。彼のコンテンポラリーの諸作も有名でシェリー・マンのマイフェアレディや自身のキングサイズなどテクニカルで鋭いアタックのピアノを聞くことができます。ここではタイトル通り,軽めの演奏でアステアゆかりのスタンダードを聞かせてくれます。ガーシュウィンの" Nice Work If You Can Get It", "A Foggy Day", "Fascinatin' Rhythm"、バーリンの"Isn't This A Lovely Day", "I Used To Be Color Blind"、カーンの"A Fine Romance"などすべてアステアゆかりの曲かと改めて彼の偉大さを感じます。 当然ですがレッド・ミッチェルのベースの好演も光ります。

 コロンビアの2Eyeラベルのステレオ盤でなかなかの好録音です。結構,この美女ジャケが気に入っていたりしますよね!

JOE NEWMANの名人芸

2007-05-26 02:30:48 | jazz & vocal
Soft Swingin' Jazz/Joe Newman
(Coral CRL57208)


 ハードバップエラ以前のトランペッターと言うのは、勿論彼らの演奏も素晴らしいですが粋なボーカルを聞かせるプレーヤが多いですよね。サッチモことルイ・アームストロングに代表されるトランぺッター/ボーカルの両刀使いは、サッチモ自身のボーカルがあまりにすばらしいため彼の登場=スタイル確立といった感じです。その後あまたのトランペッターがその演奏の中で粋なボーカルを聞かせる場面に良く出くわしますよね。ディジーやドーハムのボーカルも知られていますし,有名なチェット・ベイカーのボーカルなども元々はこんなサッチモスタイルが根底にあるのかもしれませんね。本日は、コーラルに録音されたベイシーアイツのトランぺッター、ジョー・ニューマンのトランペット&ボーカルです。

 メンバーはニューマンのトランペット,シャーリー・スコットのオルガン、エディー・ジョーンズのベース,チャーリー・パーシップのドラムのカルテットです。ニューマンのトランペットは時代を変えるような革新的なスタイルではないですしビッグトーンやハイノートが凄いわけでもありません。彼の場合はその”味”です。ミュート,オープンともスウィンギーでバウンシーであり、ベイシーが気に入り楽団のトップトランペット奏者として珍重したのも頷けますよね。サイドAのオープニング、"Makin Whoopie"ではそのミュート,ボーカルが集約して聞かれ彼のいぶし銀的名人芸が堪能できます。A-2の"Three Little Words"やA-5の"I Let A Song Out Of My Heart"も好トラックですね。A-3の"Scotty"やB-1の"Organ Grinder Swing"でのスコットのアーシーなソロやコンピングも捨て難いですね。ジョーンズのウォーキングベース,趣味の良いパーシップのバッキングも手堅くてこのセットにピッタリですね。

 所有盤は,コーラルのバーガンディラベル,シルバーロゴのオリジナル/モノラル盤です。blog仲間のkuirenさんがおっしゃる”瓦せんべい”的な盤の堅さも健在です。落ち葉の中にたたずむニューマンが描かれたカバーもいいですね。名手,ニューマンの小粋な一枚と言えると思います。

パイオニア・シスコンと相性抜群のケニー・バレル

2007-05-25 06:50:48 | jazz & vocal
A Night At The Village Vanguard/Kenny Burrell
(Cadet LP655 jp.reissue)

 今回も超有名盤になってしまいました。ギターのライブではウェスのフルハウス,ケッセルのオンファイア等と並ぶ傑作の一つに挙げられ、何度となく自分のターンテーブルに載せて来た一枚である。もう何度も再発されており,学生時代に廉価盤で発売されたときには,SJで発売日を確認して速攻レコードショップにいったものでした。それまでジャズフラッシュのマスターが頻繁に店で聞かせてくれていたので内容についてはチェック済みだったのですけどね・・・。バレルでは何と言ってもブルージーでかつソウルフルなミッドナイトブルーが好きなのですが,このビレッジバンガードのライブも渋み溢れる傑作だと思います。

 59年録音。メンバーはバレル,リチャード・デイビスのベース,ロイ・ヘインズのドラムのトリオです。サイドAは"All Night Long"で幕をあけます。ブルージーなコードプレイでうんうんと既に納得してしまいます。"Will You Still Be Mine"を挟んで,入魂のバラード"I"m A Fool Want You"のemotionalなプレイが素晴らしくアルバムの白眉です。A面ラストの"Trio"もロイ・ヘインズのブラッシュワークとバレルのコーダルなプレイが気持ちいいですね。B面の"Broadway"はアップテンポですが、バレルの甘いシングルトーンが美しく響きます。決してうるさくないロイのバッキングが申し分なしです。"Soft Winds", "Just a Sittin' And a Rockin'"と続き,締めくくりがモンクの"Well, You Needn't"と言う選曲の妙も楽しめます。全般通じてバレルのコードワークが素晴らしくトリオのインタープレイを楽しめますよ!。

 未だに,最初に買った1500円の廉価盤で聞いてます。学生時代、小ちゃなアパートで夜聞いても大丈夫なような録音レベルの低さなのですが,却ってそれが幸いしターンテーブルに頻回に乗ることになった懐かしのアルバムなのです。当時のパイオニアのシスコンと相性抜群でした(笑)。

Dickersonといえばこれだ!

2007-05-24 06:46:43 | jazz & vocal
To My Queen/Walt Dickerson
(New Jazz 8283, jp.reissue)


 この硬質サウンドがたまりませんね。60年代前半に登場したヴァイブラフォニスト、Walt Dickersonを代表する一枚です。国内盤再発とはいえ、もう購入してから4半世紀以上前になります。このアルバムがビクターから再発されたときには驚きましたね。勿論,この時点でDickersonの演奏は聴いたことがなかったのですが、カバーに大きく映し出されたDickersonの奥方,エリザベスの美しい笑顔につられてレジに持っていった記憶があります。今はなき、古町の石山レコードでしたね。

 説明の必要はないでしょうが”メタリックコルトレーン”の異名をとる硬質サウンドとややフリーブローイングな革新的奏法が彼の真骨頂ですよね。加わるサイドメンがまた素晴らしく,新進のピアニスト,アンドリュー・ヒル、強靭なサウンドで引っ張るベン・タッカーのベース,そしてもう一人のアンドリュー,盟友アンドリュー・シリルのドラムのカルテットです。演奏曲はA面全体を占める長尺のタイトル曲が白眉です。Queenとは多分このカバーに登場するワイフ"エリザベス”のことですよね。演奏はタッカーのベースに始まり、このベースに絡んでくるDickersonのバイブが適度の緊張感と瞑想を思わせる雰囲気で進んでいきます。ついでドラム,ピアノが加わっていき、倍テンポになってくる構成は,こちらの方が先ですがちょっと名盤クリフォード・ジョーダン"In The World"の「ヴィエンナ」を連想させますね。一方,B面では"How deep Is The Ocean"や"God Bless The Child"の2曲のスタンダードがとりあげられ、ディカーソンの卓越したスタンダードの解釈が聞かれます。

 このブログでは"RELATIVITY"に続く,2枚目のアルバムですがカバーの美しさ,演奏どれをとっても名盤にふさわしい一枚と思います。

バードランドのマンデイナイトは最高だ!

2007-05-23 02:51:19 | jazz & vocal
Monday Night At Birdland/Hank Mobley
(Roulette R52015)

 "Symphony Syd"の名前はここに集う皆さんはご存知ですよね。そう,ブロードウェイ52丁目にあった(今はないよね?)、有名ジャズクラブ「バードランド」の超有名MCです。あのブラウニーを含むブレイキーのバードランドのBN盤でのカッコイイMCを思い出されることと思います。本日アップのこのモブレイ/モーガン名義のルーレット盤も彼の粋なMCから始まるライブ録音です。このアルバムのライナーノートは"Symphony Syd"自身によりかかれています。彼によるとジャズクラブの演奏こそジャズの本質だとみたいな感じで,ライブの素晴らしさに触れています。また、バードランドのマンデイナイトと言うのはレギュラーグループの演奏ではなく若くイキの良いジャズメンを集めたジャムセッションが盛んに行われ"Jazz Corner Of The World"の名前で好評を博したスペシャルナイトであったようです。この一枚(いや2枚ですね。)もそう言った背景から生まれて来たアルバムであろうと思います。

 メンバーはHank Mobley(ts), Lee Morgan(tp), Curtis Fuller(tb), Billy Root(ts), Ray Bryant(p), Tommy Bryant(b), "Specs" Wright(ds)のセプテットです。演奏曲もジャムセッションならではの曲がチョイスされており、サイドAが"Walkin', "All The Things You Are"、サイドBが"Bags Groove", "There Will Never Be Another You"の4曲構成です。この頃のモブレイ,モーガン,フラーは本当に熱い演奏を聴かせてくれます。また,Dizzy Atmosphereで好演を聞かせるBilly Rootのプレイが聴けるのもうれしいですね。


Another Monday Night At Birdland/Hank Mobley
(Roulette SR52022)

 このアルバムには,姉妹盤とも言えるアルバムがあり,こちらも聴き応えのあるアルバムです。先日訪れた仙台カウントのドアをくぐるといきなりかかっていたのがA-2の "Jamph"でした。モブレイのグルービーなソロに聞き入ってしまいました。全く素晴らしいジャズ喫茶ですね。確か新潟ジャズフラッシュのマスターもこのAnother~を絶賛していたような記憶があります。メンバーも同じでサイドAが"It's You Or No One", そして前述の"Jamph"、サイドBが"Nutville", "Wee"の4曲構成です。有名曲の多い"Monday~”もいいですが、オリジナルの多い"Another~"も捨て難いですよ!

 所有盤はルーレットの白地にカラードバーがクロスするレーベルでおそらくオリジと思います。"Monday~”がモノラル、DJコピー,"Another~"がステレオ盤という組み合わせです。可能なら2枚続けて聞いてもらいたいアルバムですね。