67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

貴重なビリー・ストレイホーンのリーダー盤

2009-11-29 17:52:55 | jazz & vocal
The Peaceful Side/Billy Strayhorn
(United Artists UAJ14010)


 エリントンと言えば恐らく最もポピュラーな楽曲は”Take The A Train"でしょう。この曲はエリントン楽団の演奏で広く知られている訳ですが、もはやテイクファイブなどとならんでジャズを代表する楽曲として有名です。この曲を書いたのはエリントン自身ではなくて、彼の片腕とも言うべき作編曲で手腕を発揮した本日の主役ビリー・ストレイホーンですよね。このブログにお越しのジャズファンの皆様からは「あたり前田のクラッカー」とお叱りを受けそうですね。ただ、ストレイホーンのリーダー盤となると、自分の手許には本日アップのUA盤ぐらいしかないのです。本日はそれをアップしてみます。

 この盤は基本的にStrayhorn(p), Michel Goudret(b)のプレイにParis Blue Notes(vocals)のコーラスとParis String Quartet(strings)をかぶせた変則編成の一枚ですが、ストレイホーンのピアノとその素晴らしい作品群を一度に楽しめるアルバムでもあるのです。A-1の幻想的な"Lush Life"はこのコーラスの効果がいいですし、A-2の"Just A-Settin' and A-Rockin'"もエリントン馴染みの曲でピアニスティックな魅力に溢れています。A-4の"Take The A Train"はスローな展開で意表をつかれますが、ストレイホーン自身のアルバムで聴けるところが貴重ですよね。B面にもB-1"Dayream", B-2のベン・ウェブスターで有名な"Chelsea's Bridge"など聴き所が随所に見られる好アルバムに仕上がっています。エリントン好きならぜひ聴いてみたい一枚ではないでしょうか?

 所有盤はUnited Artistsのモノラルです。グレイラベルですがこれがオリジナルでしょうか?スモーキングカバーの代表的一枚に挙げてもいいモノクロカバーがいいですね。

今年の紅葉は・・・五台山で

2009-11-28 21:04:01 | Volkswagen
 毎年のことですが、秋の紅葉シーズンは11月中旬頃になる高知地方ですが、イベントに休みを使った関係で紅葉をゆっくり観に行く時間を作れないでしました。何処もそうでしょうが高知でも紅葉の名所は寒暖の激しい山間の渓谷なのです。こういった渓谷はさすが高知といえどもすべて落葉マークとなっていました。カメラも充実したし、紅葉見物に行きたいなと思う気持ちと裏腹です。そこで、近くですが高知市の五台山に行ってみようと言うことになりDR.Kと66bugで行って来ました。いやいや、ここの紅葉、なかなか馬鹿にできません。五台山は高知市内東部にそびえる小山で高知市を一望できますし、竹林寺、牧野植物園など見所が多く幼稚園、小中高の遠足の定番スポットで、何度も足を運んでいます。でも紅葉シーズンに訪れたことはなかったのかも・・・?ということでデジイチのキヤノン50Dで撮りまくって来ました。







 トップの入り口付近もさることながら、展望台付近の真っ赤な紅葉もとてもきれいでした。来てよかったなぁ・・・。Dr.Kも伯父さんからもらったデジカメで撮影していました。さて、今回は紅葉見物にフィルムカメラも持参したのですが、まだ現像が上がらずまた出来が良ければアップしてみたいと思います。

ベイシーのオルガンとジョーのボーカル

2009-11-27 20:40:57 | jazz & vocal
Memories Of Ad-Lib/Joe Wiiliams
(Roulette YW-7517-RO, jp.reissue)


 黒人男性のボーカルも個性あるシンガーが目白押しでジョニー・ハートマン、デイヴ・ランバートなどと並んで自分のレコード棚に結構枚数があるのがジョー・ウィリアムスです。ご存知のとおりベイシーバンドのお抱え歌手だったので、ベイシーとのコラボが多い訳ですが、ジョーのブルースフィーリングとベイシーバンドあるいはそのセレクトメンバーとのスウィンギーなパフォーマンスは気持ちがいいですよね。今までにもクレフ~ヴァーブの作品、Regent盤をアップしています。本日はブルースフィーリングにはもってこいのオルガンをプレイするベイシーとの共演盤をアップいたします。

 バッキングは意表をついたリズムセクションのみのメンバーです。Count Basie(org), Freddie Greene(g), George Duvivier(b), Jimmy Crawford(ds)が基本でA面の2曲にHarry "Sweets" Edison(tp)が客演しています。A-1の"Ain't Misbehavin'"とB-5の"Honeysuckle Rose"はオルガンの名手ファッツ・ウォーラーの名曲ですよね。オルガンを意識した選曲だし、語りかけるように唄うジョーとベイシーのオルガンのブレンド感がたまりませんね。A面ではA-4の"If I Could Be With You", A-5の"Dinah"やA-6の"Sometimes I'm Happy"、B面ではB-4の”Memories Of You", B-6の”All Of Me"のスタンダードも聴かれます。個人的にはB-1のブルースナンバーの”Baby Won't You Please Come Home"のブルースフィーリング溢れる歌唱が好きですね。

 所有盤は国内盤再発の廉価盤です。イラストを使った黒いカバーが印象的な一枚でもありますよね。

安いフィルムが必要だ!

2009-11-27 00:08:15 | フォトライフ
 このデジカメ全盛の時代に銀塩フィルムカメラに嵌ってしまった管理人、ローソンの750円現像を使ってもランニングコストがほぼフリーのデジカメにはかないません。さらに銀塩カメラではフィルムが必要な訳でこれを購入するにも品質・値段の吟味がかかでません。

 そこで管理人が愛用しているのが、ISO200のCENTURIAというフィルムです。安かろう悪かろうが普通ですが、当フィルムはコニカミノルタ社が生産を中止した売れ残りフィルムでカメラのキタムラでは128円/本で購入できます。素人の管理人のレベルでも充分に楽しめる画像で満足しています。ローソンのDPE利用で35mmなら24枚、ハーフなら48枚を878円で楽しめます。1000円以内でこんなに楽しませてくれるなら何とかつでけて行けそうです。とはいえ生産中止品ですので、将来的には価格を抑えたフィルムが欠かせません。読者の方で、このフィルムが安いよ!なんて情報がございましたらご教示いただければ幸いす。

VWにもクリスマス装飾を!

2009-11-24 23:21:38 | Volkswagen
 自宅内にクリスマスツリーを引っ張りだしたのは、昨日書いた通りです。クリスマスツリーの飾り付けを買いにショッピングセンターに行った時、うちのVWのフラワーベースを飾るのにちょうど良い造花を見つけたので購入して来ました。定番は赤いポインセチアなどの造花でしょうが、ちょっとおとなしめのコールドの葉っぱの造花です。ちょっとシックな感じでいい雰囲気です。昔はルームミラーの柄部分にクリスマスのベルなど飾ったりしていましたが、今はフラワーベースだけです。ここに入れる造花を変えるだけで季節を醸し出すことができる・・・、こんな車は恐らく空冷VWだけでしょうね!

これから1ヶ月楽しめそう!

2009-11-23 19:22:57 | Weblog
 11月も終盤、そろそろ後1ヶ月で2009年も終わりです。  
 ということで、クリスマスの準備の話です。去年は長男の受験やらで忙しく、クリスマスツリーを引っ張りだして来たのが何とクリスマス1週間まえの12/17でした。今年は、そういう制約もないですし、この連休にちょっと時間ができたこともあり、家にある3本のツリーをすべて引っ張りだして見ました。



 拙宅は、屋外のイルミネーションはここ数年付けておりません。まあ屋内だけは派手にやってやれという感じです。ツリーは階段の脇のいつものスペースに設置です。一番大きいツリー(240cm)は毎年、赤/GOLD系で飾り付けしていましたが、今年は気分を変えてシルバー/ブルー系のツリーにしてみました。結構いけてると思うのですがどうでしょう。

PENTAX SVを再生するために・・・

2009-11-22 11:18:05 | フォトライフ
 最近は、フィルムカメラに嵌っていて毎日その美しいフォルムにやられっぱなしである。ハーフサイズの一眼レフで「女王」の異名のあるオリンパスペンFTとオヤジから貰ったペンタックスSVの2機種でガシャガシャやっています。ランニングコストは高いですが、デジのくっきりハッキリの画像と異なり、フィルム一眼レフのやわらかいボケ味を生かした写真は特別で楽しめますね。

 さてオリンパスペンFTは内蔵露出計が搭載されていますが、ペンタックスSVには本体内蔵のものがありません。オヤジにもらったSVにもこの何やら怪しげなメーターが付いていた(下図)のですが、残念ながら壊れており修復しておりません。もちろんメーターなしでもフィルムの箱の露出指標で撮影できるので支障はないのですが、あればそれにこしたことがない訳です。この露出計は、丁度ペンタプリズムの上に搭載しシャータースピードダイヤルの切り欠きにはめて使うクリップオンタイプのものです。正確さについては異論はありましょうが(デジイチの適正露出値と大きなズレはありませんでした。)、明度に応じて針が動き適正絞り値を教えてくれるさまは微笑ましくもあります。



 この露出計にはオヤジから貰ったSVに付いていた丸型のモノ(上図)と今回入手できたスクエアなタイプ(トップ画像)の2種類があります。露出計に頼ることはほとんどないですが、やっとオヤジが使っていた状態のコンディションのSVになりました。機械式カメラは本当に面白いですね。

1958年ニューポートジャズフェスのダイナ

2009-11-21 04:56:20 | jazz & vocal

Newport'58/Dinah Washington
(Mercury MG36141)


 ファションフォトグラファー、バート・スターンが撮影したドキュメンタリー映画”真夏の夜のジャズ”は恐らく最も有名なジャズ映画でしょう。プレイヤーのスタイル、演奏もさることながら、ニューポートの空気やアテンダントのファッションなど隆盛を極めていたアメリカの華やかさを感じないではいられません。このフェスのもっとも有名なパーツは、恐らくアニタ・オデイのステージでありましょうがボーカルファンはダイナ・ワシントンの"All Of Me"も忘れられない筈ですね。(後にswanさんからコメントをいただいたのですが、自分自身も映画でのダイナの映像は思い出せません。多分、映像はなかったのではと思います。あれば動くケリーがいた筈でこの記憶すらないことを考えるとやっぱりなかったのでは・・・。手許にDVD、VHSがないので確認できません。紛らわしい記載で申し訳ありませんでした。)(またまた訂正です。妙に印象に残っていないと思って前述のカッコ内を追記したのですが、ダイナフリークのebiさんから指摘をいただきました。正解はダイナのスゴい映像がちゃんとあるといます。なんとマレットをもってテリー・ギブスのところに割り込んでオブリガートを付けると言うくだりがあると言います。もう一回見てみたいですが、メディアがないのです!!!涙)

 この映画が撮られているときに、マーキュリーレコードは自社契約のダイナ・ワシントン、マックス・ローチ、テリー・ギブスが出演するため録音をしたのです。それが、あの有名な映画と同時期に撮影したジャズアルバムとして後世に残ることになったのです。本日はこのフェスのジャム・セッションを捉えた"Newport '58"をアップいたします。

 A面にダイナのボーカルがフィチャーされますが、この4曲がすばらしい臨場感が感じられる演奏で楽しめます。メンバーはDinah Washington(vo), Blue Mitchell(tp), Melba Liston(tb), Harold Ousley(ts), Sahib Shihab(bs), Wynton Kelly(p), Paul West(b), Max Roach(ds)という名手揃いで、得意の"Lover, Come Back To Me", "Back Water Blues", Crazy Love"の3曲を披露してくれます。大好きなケリーのピアノソロが聴けるラバカンがいいですよね。ダイナの伴奏で知名度を挙げたケリーの歌伴は貴重ですよね。A面最後が前述の"All Of Me"ですよね。この曲からバックが交代しフロントがTerry Gibbs(vib), Don Elliott(vib), Urbie Green(tb)に入れ替わります。B面はこのメンバーでのインストものとなります。何と言ってもダイナのA面が目玉でしょうね。

 所有盤はMercury再発のモノラル、両溝盤です。恐らく、原盤はEmarcyですよね。ジャズフェスの華やかさを意匠化したジャケットが気に入ってます。

ムーズビルのシャーリーも捨て難い!

2009-11-20 03:56:51 | jazz & vocal
Like Cozy/Shirlet Scott
(Moodsville MV19)


 夫君スタンレイ・タレンタインとの共演で知られるオルガン奏者シャーリー・スコットは一般的には影が薄いジャズ界の女流プレイヤーの中でもトップクラスの認知度をもったプレイヤーだと思います。ジミー・スミスが確立したオルガン/ギター/ドラムのトリオと異なりピアノトリオのフォーマット(ピアノ/ベース/ドラム)でオルガンをプレイする独自のスタイルが光ります。スタンレイ名義での共演ではBN、スコットの名義ではプレステッジに多くの作品がありますね。本日は、プレステッジ傍系のムーズビルに一枚だけ録音されたシャーリーの一枚をアップいたします。

 前述のようにピアノトリオフォーマットのオルガンプレイの他にピアノをプレイするシャーリーを楽しめるのがこのアルバムのいいところです。1960年録音、メンバーはShirley Scott(p, org), George Duvivier(b), Arthur Edgehill(ds)のトリオです。演奏曲も"Little Girl Blue", "Laura", "Once In A While", "Deed I Do", "More Than You Know", "My Heart Stood Still"等moodsvilleらしくスタンダードが多く選曲されていてしっかりアルバムカラーも反映されていますね。ソウルフルな味を抑えムーズビルらしい端正でリリカルなプレイが主体になっている点が最大のポイントでしょう。ピアノを約半数の曲でプレイしていますが、個人的には"Laura"に聴かれるようなオルガンでの荘厳なプレイが好きですね。特にピアノトリオの曲では訥弁のスコットに対してデュビビェのメロディックでタイトなプレイがいかにも名手と言う感じで素晴らしいです。さらに個人的には、スコットを笑顔を捉えたカバーが大好きです。モノクロで黒人女性の美しさがとてもよく表現されていていいショットですよね。

 所有盤はMoodsvilleのグリーンラベル、シルバーロゴのステレオオリジナルです。タイトなサウンドに録られたDuvivierのベースが素晴らしい一枚でもありますよ!さすがRVGです。

やまけんさん、誕生日おめでとう!

2009-11-19 20:17:58 | Weblog
 うちの職場に出入りする業者さんの一人が、やまけんさんです。いつも職場のキャンプやVWイベントに一緒に行ってる仲間です。67camperとは親子ぐらい歳が離れているのですが、礼儀をわきまえたナイスガイです。うちの子供達とも仲が良くって、先日の三木のイベントでも次男坊DR.Kの兄貴的存在で面倒を見てくれました。いつもありがとうございます。

 でもって11月18日は彼の誕生日でした。67camperが家族ぐるみでつき合わせていただいているので何か誕生日にプレゼントをと考えていたところでした。丁度、先日の三木のイベントの後でDR.Kが「やまけんさん、フラワーベースを探してたけど売ってなかったよね。」と言ってたのを思い出しました。「ならば」と使っていない箱付きのRoyalのベースがあったので、これを女房に包装してもらいました。18日に手渡そうと思っていたのですが、会議で来れないということで本日職場に寄っていただきました。愛車は57年式の黒いオーバルですが塗装の痛みが悩みの種のようです。きれいに治してグリルをフラワーベースで飾っていただきたいものです。
おめでとう!!!