67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

初めての洗車

2008-11-30 23:01:29 | Volkswagen

 実を言うとうちのカフェオレ、今日初めてまともに洗いました。高知に来て、1年2ヶ月、持ち前のカフェオレ色が少し濃くなった印象は埃のせいです。幌はビニルトップですから汚れはとれやすいですが、これがジャーマントップだと思うとぞっとしますね。多分、ファブリックの布目に汚れが入りこみ、自分のようなものぐさ野郎にはとても手に負える代物でないことを改めて感じます。当たり前ですが、ボディと異なり、汚れを取ろうとゴシゴシすると凹む感触は異質なものですね。

 もともと雨降りには極力乗らないので汚れ自体は大したことがないですが、月初めの富山遠征で汚れに汚れたボディ、トップを水洗いしグリター処理し、少しリフレッシュできた感じです。肌寒くなってきましたが、まだまだ行けるカブリオレです。とは言っても厚めの上着が欲しい季節になってきましたね。

Thinking Man!

2008-11-30 07:16:25 | jazz & vocal
The Thinking Man's Trombone/Al Grey
(Argo LP677)


 ベニー・カーター、ジミー・ランスフォード、ラッキー・ミリンダー、ディジー・ガレスピー等幾多のジャズバンド、一時的なR&Bバンドへの参加などを経て御大ベーシーバンドのボントロセクションを支える名プレイヤーに成長したアル・グレイは多くのサウンドカラーを経験したことによる豊富な知識から"Thinking Man"トして知られています。個人的には、ベイシー没後にフランク・ウェスが率いて来日したベイシーオールスターバンドでの快演を思い出します。本日はアーゴに録音された"Thinking Man"をタイトルに冠したアルバムをアップいたします。

 演奏はベイシーバンドの経験者で固められ、カラーもベーシーバンドに近いですが本家よりもアンサンブル部分がやや少なめでビッグコンボでのソロを重視した構成になっています。録音は60年。場所はシカゴ(アーゴですからね)。メンバーはAl Grey, Benny Powell(tb), Joe Newman(tp), Billy Mitchell(ts), Charlie Fowlkes(bs), Ed Higgins(p), Freddie Green(g), Ed Jones(b), Sonny Payne(ds)のノネットです。やっぱりミディアムファストのグレイのオリジナル曲、A-1の"Salty Papa", B-1の"King Bee"の2曲が圧倒的ですね。他にもベイシーバンドの音楽監督として活躍したフランク・フォスター、サド・ジョーンズの曲がセレクトされています。グレイのカップミュートを使ったボントロを全編で楽しむことができます。そしてグリーンのザクザクも効いてますし、ヒギンズのスウィンギーなピアノが光っていますね。

 所有盤はパンチホールがありますが、アーゴのグレイラベルのモノラル盤です。ベイシーファンには是非聴いていただきたい一枚ですね。

こんなお買い得・オムニバスはそうないだろう!!!

2008-11-29 22:13:43 | jazz & vocal
The Sound of Jazz/V.A.
(Columbia CL1098)


 オムニバスは短時間でいろんなスタイルのサウンドを楽しめるのがいいことは皆さんご承知の通りです。これはCBSテレビの"The Seven Lively Arts"のためにコロンビアが録音したセッションで57年の録音です。当時の様々なスタイルが非常に良好な録音で収録されているアルバムです。最近、5ドルで入手したのですが、あまりの素晴らしさに絶句しました。オムニバスとなるとなんか価値が下がる印象がありますが演奏は折り紙付きです!

 A面1.2はレッド・アレンのトラディショナルスタイルからです。"Wild Man Blues"!いきなり飛び出すホーキンスのテナーの逞しさ、ディッケンソンのボントロ、ピー・ウィー・ラッセルも文句なしですよね。レックス・スチュワートのラッパも切れ味抜群です。2曲目"Rossetta"ではアレンのボーカルがフィーチャされます。つづいてビリー・ホリデイのボーカル"Fine and Mellow"、好調なビリーじゃなかろうか。粘りのある艶やかさは圧倒的です。ベン・ウェブスター、ホークもソロを挟みます。Aラスはジミー・ジュフリーとピー・ウィー・ラッセルのクラリネットバトルです。特筆すべきはDanny Bakerのギターです。こんなブルースギター、弾いてみたいですね。B面に入るとベイシーを中心としたバンドで唄うJimmy Rushingが登場します。ビッグバンドのバッキングですがプレス&ホークのソロが聴けるし、短いながら簡潔なソロを展開するベイシーはさすがです。次のジュフリーのトリオも凄い。当然ながらギターはジム・ホールだ!コードワークの巧みさは文句なしですね。サックス、ギター、ベースのトリオの絶妙なスウィング感は彼らならではです。続いて、マルのピアノソロ。相変わらずモールス信号。最後は再びベイシーのアールスターズに戻ります。プレス、ジョー・ニューマン、ハリー・カーネイ、ホーキンス、ディキー・ウェルズ、フランク・リハック、ロイ・エルドリッジ、ベイシーと短いながらもほぼ全員のソロが聴けるのがいいですね。

 文章ではこのぐらいしか書けません。メンバーも多彩で「エぇ、こんな人も入ってんの?!!」という感じで嬉しくなります。さらにバックカバーにはソロオーダーまできちんと付いてますから楽しさ百倍ですよ。スウィング~中間派をDIGするには格好の資料です。

 所有盤は5ドルで買ったコロンビア、6eyeのモノラルオリジナルです。録音も抜群で、オリジナル、この値段、この演奏。文句なし!!!

ギル・メレのバリトンとジョー・シンデレラのギター

2008-11-28 05:27:38 | jazz & vocal
Quadrama/Gil Melle Quartet
(Prestige 7097)


 バリトンサックスはジャズでは特異な楽器かも知れませんが、常にポールウィナーであり続けたGerry Mulliganをはじめ、個性的な名プレイヤーが多いですよね。マリガン以外でも、ハリー・カーネイ、サージ・チャロフ、ペッパー・アダムス、ロニー・ロス、サヒブ・シハブ、ボブ・ゴードン、セシル・ペイン、ラーシュ・グリン、レオ・パーカーそして本日アップのギル・メレと思いつくだけでもこんなにもいます。以外と白人優位ということが言えるのかも知れませんね。オケのサックス部門のはじっこに座ってはアノ大きな楽器を吹く白人プレイヤーというのは、とってもクールに見えるのは自分だけでしょうかねぇ?本日はクラシックの作曲家バッハやバルトークにも傾倒していたという白人バリトン、ギル・メレをアップいたします。

 BN盤や同じプレステッジの"Gil's Guest"が有名ですが、カバー的に最も好きなのがこの"Quadrama"です。このロゴを絶妙に配したカバーはブルーノート的な印象ですよね。演奏もいいですよ。メンバーは、pianoless quartetで高音部ではちょっとゲッツのテナーを思わせるGil Melle(bs), 盟友Joe Cinderella(g)の両白人と手堅いバッキングで知られるGeorge Duvivier(b), Shadow Wilson(ds)の黒人という白黒混合コンボです。A面はブルージーな"Rush Hour In Hong Kong"で幕を開けます。続く"Jacqueline"はワイフに捧げたバラードで漂うギルのバリトンとシンデレラのギターとの絡みが絶妙ですね。A面ラストはスウィンギーなエリントンナンバーで"It Don't Mean A Thing"で締めくくられます。B面は、理論派的な正確がやや強い"Full House"を開けます。"In A Sentimental Mood"はギルのバラードへの巧みな対応が聴けますし、シンデレラのギターが美しく個人的ベストトラックと言えますね。 やはりバリトン、ギター構成が成功のポイントのように思えます。

 所有盤は数少ないプレステッジの"446 W. 50th St. N.Y.C."のモノラル盤です。ギルのかすれたサウンド、ブライトなシンデレラのシングルトーン、太いDuvivierのベースと納得のRVG録音、すばらしいですね。

ウエストコースターを配したデフランコの好セッション

2008-11-27 00:00:10 | jazz & vocal
Wholly Cats/Buddy DeFranco
(Verve MGV-8375)


 ややもすればそのギスギスした音色で疲れをも感じてしまうデフランコのクラリネットは、至宝ともいわれるグッドマンなどとは一線を画した感がありますね。しかしながら本日アップの"Wholly  Cats"に於ける彼の演奏は"Soul", "Swing", "Drive"と言った言葉は似つかわしくありません。ライナーノートにも"Beauty"と記載されており、西海岸の名手を従えたこの録音はリラックスして音に身を任せることができる素晴らしい演奏だと思います。Whollyとは「完全に」という意味ですが、Catsは「プレイヤー」のことと考えると参加した西海岸の名手たちのことなのでしょうかねぇ?本日はこの57年のデフランコの録音をアップしたいと思います。

 その"Cats"は2つのセッションにわかれて参加しています。A面の"All The Things You Are", "Smoke Gets In Your Eyes", "I Surrender Dear"とB面の”Night And Day"が同一セッションでBuddy DeFranco(cl), Ray Linn(tp). Jimmy Rowles(p), Joe Mondragon(b), Barney Kessel(g), Alvin Stroller(ds)のセクステットです。各自が原曲の美しさをいかした美しいソロを展開してくれます。残りの"More Than You Know"とタイトル曲"Wholly Cats"はDefranco(cl), George Auld(ts), Don Fagerquist(tp), Victor Feldman(g),Carl Perkins(p), Leroy Vinnegar(b), Barney Kessel(g), Stan Levey(ds)のオクテットでの演奏です。前半のバラードの美しさではデフランコのクラがいつになく柔らかいし、最後に全員がソロをまわすタイトル曲での颯爽としたソロが聴きものです。個人的にはスィープを交えたケッセルのソロが好きですね。

 所有盤はT字VERVEのモノラル盤です。デフランコではめずらしいイラストのカバーも印象的ですよね。

富山のイベント参加賞,カーバッジに思う

2008-11-26 15:47:09 | Volkswagen

 今年の空冷フォルクスワーゲンのイベントももうあといくつかで終わりになりますね。個人的には,富山のイベントが今年最後で,出来レースの感も拭えませんがベストコンバチ賞を頂戴し,思い出深いイベントだったと思います。主催するバグワークスさんとこでは,毎回のように参加賞としてカーバッジを作成しエントリー車のオーナーに配布してくれます。いつもセンスの良いバッジを作っていただき,これをコレクションするのも楽しみです。自分などは,カフェオレ(69convertible)のレストアをお願いしたおり、2006年のこの富山イベントで初見参となったH社長のロータスホワイトの69cabrioletにマウントしてあった2006年のこのイベントのカーバッジを自分のカフェオレにも付けていただきました(下図)。



 さて、今年のバッジのコンバチと後ろに見える、おそらく立山連峰を図柄にしたバッジの出来映えに感心しています(トップ左画像)。立山というと北アルプスですが,一方、本場ヨーロッパのアルプスにGROSSGLOCKNERという山があります。これは,オーストリアの最高峰でとても風光明媚なところのようでビンテージVWはじめ多くのイベントが行われたりしている(た)ようですね。トップ右画像はこのGROSSGLOCKNERを旅した車に搭載されていたという古いカーバッジですが,左の2008イオックスのカーバッジと雰囲気がにていると感じるのは自分だけでしょうか。この辺りから,参加賞のモチーフを持って来るあたり,BUGWORKSさんのセンスの良さには脱帽ですね。

60年代後期を代表するファーマーの佳作

2008-11-26 00:23:59 | jazz & vocal
The Time and The Place/Art Farmer
(Columbia SOPZ18 jp.reissue)


 知的な魅力を漂わせてオープンのトランペットを操るアートファーマーを初めて耳にしたのは、大学時代で何を隠そう超有名盤のソニー・クラークのクールストラッティンでした。劇情型のマクリーンのアルトと柔らかめのサウンドで爽快なフレースを連発するファーマーのトランペットが今でも好きでたまりません。このあとファーマーはジャズテットからジム・ホールとのカルテットと名コンボを作り、常にジャズシーンの中央に居続けます。そして、この時代からメイン楽器がトランペットからフリューゲルホーンに変わって行くのです。当初、自分はクールストラッティンの影響が大き過ぎ、ファーマーのフリューゲルがあまり好きではありませんでした。最近は、あまり苦にしなくなりましたが60年代後半になるとヨーロッパはウィーンに引っ込んでしまいます。この時代のアルバムはどうもいいものが酸くないように思いますが、本日アップの”The Time and The Place”は久々にはなった好アルバムで当時ジャズ喫茶でも相当な人気を得ていたようですね。本日はこれをアップいたします。

 ヨーロッパ在住のファーマーが帰米した際に五重奏団で録音したライブ盤です。パーソネルはArt Farmer(flh), Jimmy Heath(ts), Cedar Walton(p), Walter Booker(b), Mickey Roker(ds)です。どうしてジャズ喫茶で人気があったか?A-1に針を落とせばわかります。当時を反映したジャズロックのタイトル曲のテーマが現れた瞬間にぐっと引き込まれて行く筈です。ヒースの逞しいテナーも作曲者らしくバリバリと吹きまくり、知性的なファーマーのフリューゲルと絶妙なコントラストを表現しています。A-2の「いそしぎ」もヒースのテーマからファーマー、ヒース、ウォルトンと各人が充分に個性を発揮した演奏で、この2曲でこのアルバムの存在価値みたいなものを感じてしまいますね。B面のラテンナンバー”Nino's Scene"も好きですが、やはりA面の2曲ですね。

 所有盤はCBSソニーが出した国内盤ですが、ファーマーのフリューゲルアレルギーをいやすには結構いい薬になるアルバムと思いますよ。

インタープレイと言えば、これだ!

2008-11-25 06:47:10 | jazz & vocal
Undercurrent/Bill Evans & Jim Hall
(United Artists LAX-3112 jp.reissue)

 インタープレイと言うとビル・エバンスのために冠せられた言葉のように思います。やはりエバンス/ラファロについて語られることが多いですが、もう一つはやはりエバンス/ジム・ホールの組み合わせだと思います。ギター好きに取っては、このホールの甘いシングルトーンとコードを交えた多彩なサウンドでエバンスと勝負する組み合わせが却って気になります。本日アップのアンダーカレントとVERVEのインターモデュレーションの2つは、エバンスの音楽史の中でも重要な作品群だと思われますし、ジムの実力を万人に知らしめた重要作品であることには変わりありません。本日は、地味ですが幻想的なカバーで知られるUndercurrentです。

 パーソネルは当然この2人のみです。この頃、ジムとのコラボはよく見られますがやはりこの録音が最高峰であろうと思います。A-1の"My Funny Valentine"は幾多の名演で知られる楽曲ですが、この2人のプレイも名演に数えられるバージョンだと思いますね。冒頭のエバンスの中音域の硬質の音にはしびれます。強いアタックも印象的です。絡むジムのギターはエバンスのサウンドにつられるかの如くでスリリングですよね。エバンスのソロの後ろに回ってコードバッキングをみせるジムが好きでたまりません。続く、"I Hear A Rhapsody"はエバンスの愛奏曲だと思いますが、このバラードにみせるデリケートで柔らかい両者の絡みも捨てがたい魅力がありますね。この2曲のみで絶対購入すべき一枚に仕上がっていると思います。B面のJonn Lewisの"Skating In Central Park"や"Darn That Dream"も好トラックですよね。

 所有盤はお約束の国内盤再発(廉価盤)です。ジャズの聴きはじめの30年前から自分のライブラリーに居座っています。オリジナルはGatefold Coverですかねぇ???

聞き逃せないぞ!ブルーベックVSラッシング

2008-11-23 23:58:35 | jazz & vocal
Brubeck & Rushing
The Dave Brubeck Quartet featuring Jimmy Rushing

(Columbia CL1553)

 テイクファイブなど変拍子ジャズで独特のスィング感を醸し出すデイブ・ブルーベック・カルテットはソフトで甘いサウンドで魅了するポール・デスモンドのアルトの参加もありジャズ史上に輝く名グループであろうと思います。彼らの共演アルバムもいくつかありますがボーカリストとの共演でカーメン・マクレェとならび有名なのが本日アップのブルースシンガー、ジミー・ラッシングとの共演であろうと思います。

 ここではブルーベックはタイムアウトな表現は一切みせず、ラッシングのゆったりとしたスウィンギーかつブルージーなボーカルに見事な調和をみせる演奏に徹しています。デスモンドのオブリガートが全編を通じて非常に効いていますね。ラッシングのシャウトとのデスモンドのスィートなサウンドは好対照ですがすばらしいミスマッチと言えるのでないでしょうか?!ブルーベック自身のパーカッシブなピノも聞き逃せませんよ。勿論、ブルースナンバーを聴かせるラッシングはいいですが、あえて古いスタンダードを唄うラッシングに注目したいものです。特にA-2の"My Melancholy Baby"の出来がすばらしいですね。ひょっとしたらラッシングがピアノをひいているのではなんて雰囲気も感じてしまうのは自分だけでしょうか?A-4の"I Never Knew", A-5の"Ain't Misbehavin'", B-2の"All By Myself", B-4の"You Can Depend On Me", B-5の"Am I Blue"等も同じ傾向の演奏で気に入っています。

 所有盤はコロンビアSix Eyeのモノラルオリジナル盤です。ブルースピアノもビビッドですしデスモンドの甘いサックスもとても艶やかでいい録音ですね。聞き逃せないブルーベックの他流試合の一つと思います。

2008葉山キャンプのニューカマー、車編

2008-11-22 19:30:19 | キャンプ

 今回の葉山のギターキャンプには新しい仲間が参加してくれました。この秋に高知赴任になった九州男児やまけんさん、うちの職場に出入りする業者さんですがワーゲンファンで02から乗り換えたという57ovalで現れました。富山に一緒に行こうかと計画していた彼です。初めて現車は拝見させていただいたのですが、趣味よくローダウンされたブラックボディが25才の彼にはぴったりです。うちのwestyとの2ショットです。こうやってみると車高の違いが歴然ですね。紅葉も少しずつ里にも下りて来た感じです。



 彼のovalのインテリアです。ovalダッシュと「何とか型」だっけ、この時代の白いステアリングがいいですね。ラグトップでバンブーパーセルシェルフも備え、オリジナルスタイルを残しながらのキャルっぽい仕上がりですね。



 そして番外的。同僚のIさんのメルセデスベンツGL・・・というRV。至れり尽くせりの超豪華装備はわれわれ空冷乗りの対極にある欧州車です。値段といい、ここまでくればすばらしいですね。このエンブレム、でかいぞ!!!マンションが動いて来たぐらいの迫力はこのサイズのメルセデスならではですね。