67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

ウエストコーストジャズの首領(ドン)

2007-05-02 04:33:44 | jazz & vocal
Music For Lighthousekeeping/Howard Rumsey's Lighthouse All-Stars
(
Contemporary S7008)

 今日は超手抜きでお許しを! 実はこのログ,4/30にアップしたのですが何のコメントもなかったのでおかしいな?って考えていると,このログの後に長々とキャンプのログを書いたモノで皆さんに見てもらえなかったのかななんて考え,今日のログに移動して来ちゃいました。さて,その移動したログです。

 LAXことロスアンジェルス国際空港から海岸線を南に行くとマンハッタンビーチ,ハーモサビーチ,レドンドビーチ,パロスヴェルデスと美しい海岸線が続きます。 50年代中期、このハーモサビーチにある「ライトハウス」はハワード・ラムゼイが幾多のウエストコーストジャズメンを集めて録音を繰り返し,「これぞウエストコーストジャズ!」というようなすばらしいアルバムが制作されています。本日はこの首領ハワードがコンテンポラリーに録音したアルバムをアップしたいと思います。

 メンバーはHoward Rumsay(b)をリーダーに,Bob Cooper(ts), Frank Rosolino(tb), Conte Candoli(tp), Sonny Clark(p), Stan Levey(ds)の3管編成のセクステットです。もう、何れ劣らぬ名手の集まりでありますが,当時新人、ピッツバーグから出て来たクラークのピアノが聴けるだけでも価値がありますよねぇ。既にクラリネットのバディ・デフランコのグループで活躍を始めていたようですが、ハワード自身が書いたライナーノートにも、"Sonny is very talented, shows promise as a composer-arranger, besides a great approach to his instrument. We feel he is a new-comer who bears watching."と絶賛しています。演奏曲はほとんどがBill Holman, Bob Cooperのオリジナルですが、B面2曲目クラークのオリジナルブルース"I Deal"でのクラークのピアノにぞっこんです。既にBN盤に見られるようなちょっと翳のある艶やかなトーンをいかしたブルージーなピアノが捉えられています。B面最後の"topsy"も好きな演奏ですね。また、サイドメンではロソリーノのテクニカルなプレイも聴きモノです。いつもそうですが、ハワード自身のベースは”いたのかい?”って感じですけどね・・・(笑)。

 コンテンポラリーのブラックレーベル、シルバーロゴのステレオ盤です。相変わらずの素晴らしい録音はご存知のとおおりですよね!